気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?6 天魔の夢

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「……俺のいた正史は間違ってないと?」

『間違ってはいない。だが理想といえるかはわからない』

 

機鋼種マザー・Dを撃破したカイ達。

戦いにつかれた少女たちが眠りについた中で、カイはシドの残した伝言を聞いて。

彼が語る後悔。大始祖、機鋼種、ヒトの墓所……どんどんと新しい情報が出てくる中でカイは迷い続けていて。

 

けれど、状況は待ってくれず。

三種族の英雄達の戦いと、当代のシドたちの思惑。状況を窺っているジャンヌやバルムンク達。

正史のシドが英雄たちに残した3つの言葉と、真意。

ここにきて情報がどんどんと明らかになって。大始祖までも表舞台に名乗りを上げて。

おおよその狙いに気が付いた時には、全て終わりにされてしまった。

勝手に風呂敷を畳まれれば、反攻もしたくなるでしょうし……

 

カイがここまで歩んできた軌跡を、否定されて面白い筈がない。

預言者シドの築いた正史に戻ろうと戦い続けて。

大始祖の横やりがなくても、カイは困惑を続けたでしょうけど。だって、彼はこの世界でレーレーンやハインマリル達と交流してきたから。

 

エルフの巫女が、カイの前で口にした持論。有りえたかもしれない未来の話。

そんな理想を聞いてしまったからには。

違うエンディングを目指したくなるってものでしょう。

道のりは遠く、人の寿命の短さ故に不透明さも指摘されていましたが。

……それでも、よりよい未来の為に歩むことは、尊いのだと証明してほしい。

ずっと続いていた争いが止まった中で、下手すればそれを再開させることになる困難な道ですが。カイの選択を、祝福したい。



神域のカンピオーネス4 英雄界ヒューペルボレア

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「大切なのは勝つか負けるかで、上手い下手はどうでもいい気がするな」

「言いましたね。ならば、あなたが往く道の正しさを――勝利を証し立てなさい!」

 

日本での騒動を何とか乗り越えた蓮たち。

アポロンにさらわれた王女カサンドラを助けるべく、新たな神域に踏み込んで。

まぁまた新しい文明圏の中で、強かに情報を集めてましたが……

今回の一番のポイントは、なぜかひょっこり紛れ込んでいた姐さんの方なのでは。

 

いやまぁ、侯爵が死なずに好き放題していたから、どこかで他のカンピオーネも出てくるんだろうなぁ、と思ってはいましたが

予想以上に早かったし、想像通り酷いことになったからな……どこにいっても徒弟を迎える定めなのか。いや、今回は門下に加えたわけではないので、徒弟というのも憚られますけど。

 

しかしオーディオドラマの方で、護堂が登場していたとなると惜しい事をしたな……いや、ちょっと金欠で通常版買ったんですよねぇ……

四巻の後日譚、追補編として描かれているようで。5巻の冒頭ででも軽く触れて欲しい……というか、護堂まで出てくるのなら、今の彼の力量を示してほしいような気も。

アポロンを追う傍ら、順調に攻略を進めている感。護堂よりもあけすけで、いつか後ろから刺されそうな……刺されても死にませんけどね……



よすがシナリオパレェド2

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「作家と作家が互いのエゴをぶつけ合って互いの世界をすり合わせるのには……」

「博打以上の価値があるんだ ないほうがおかしいんだよ」

「そう信じたから私達は シェヘラザードを作ったんだろう?」

 

よすがが由字の家まで押しかけてきて。

そこで、由字の父から伝言を預かってきた弟子と遭遇。

家を手放す、という伝言すら人伝にするって、どんな関係なんだこの父子……

由字の父の蔵書。カードキーでロックされた、その部屋には数万を超える本が詰め込まれていて。

 

あぁ、いいなぁ。この上ない贅沢だ。幼少期にコレを詰め込みまくったという由字が羨ましくて仕方がない。

書店員としてやはり紙の本は好きですが、スペースとの兼ね合いとかもあっていくらかは蔵書電子にしてますので。

小さい頃は、こういう書斎がある家を持ちたいと思ったものです。

 

膨大なインプットをした由字が物語を書くとき。それは一体どんな形になるのか。

彼の近くにいるクリエイター達は、興味津々のようで。

創作話になると生き生きすんな、シェヘラザードの人々。いやまぁ、坂口みたいに魂振り絞って書いてる人もいるけど。

創作に手をだすことにした由字。坂口との合作で、短編を書くことになって。苦しみながらも、それでも創りあげた辺り、彼もクリエイターなんだなぁ、と。

やっぱり彼らの活動は、眩しくて仕方がない。自分でも何か書いてみたくなりますなー。

 


よすがシナリオパレェド1

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「じゃあ正しい作品ってどんなものなんですか?」

 

「引き」が強くて物語アレルギーを持つ高校生桜橋由字。

そんな彼が、バイトの面接を受けに行ったのは只の喫茶店ではなくて。

シナリオライターの共同事務所として使っている店舗で。

創作者たちと交流する中で、由字にも変化が生じていってますが。

 

彼も重要人物であるのは間違いないですけど。

登場するクリエイターたちの存在が、本当にまぶしいんですよ。

創作をしている人。あるいは、かつてしていた人。そういう人達に、手に取ってほしい。

締切破って冷や汗書いてたり、修羅場を協力プレーで乗り切ったり。

天才に届かないとしても、創作をする情熱であったり。痛くて苦しくて、それでも書く人々の姿に圧倒される。

 

「書くぞ俺はっ!!」

「てめぇが勝手に「坂口考一郎」の価値をさげるんじゃねぇっ!!」

一番苦しみながら、書いているように見える坂口が好きですねー。

彼の叫びは、本当に胸に痛い。けど、彼は自分で言った通り、書き続けてるんですよ。尊敬できる。



ヴァニタスの手記6

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「彼女の本当の望みがなんなのか」

「何が彼女達にとっての救いなのかも」

「それを知ろうとしないまま 離れたくないです」

 

冒頭からジャンヌが可愛い。

ヴァニタスに思いっきり振り回されていますな。

情報屋とも合流して、ノエとヴァニタスの書を求めて白銀の魔女の下へ向かおうとして。

 

一方、魔女に連行されたノエは吸血されたり、ビンタされたり忙しいな……

呪い持ちの吸血鬼を作る、ネーニアまでいて。ネーニアは強い力を持った吸血鬼相手だと、無理やり名前を奪うことが出来ない。

だから、「願いを叶えたら真名をくれる?」と交渉を持ち掛けるらしい、という情報が出てきました。

 

更には、クロエの過去からオーガストやジャンヌと交流した過去の話。

オーガストの歪みまでも描かれて、うわぁ。元は穏健派で、けれど裏切られて。

そうして彼は権力を掴み、上にいた者を蹴り落としていったようですが。いやぁ、予想以上に重いというか。

オーガストの吸血と呪い、それを弾けるくらい強かったクロエ。そんな彼女も、自ら真名を手放したんだよなぁ……

 

マキナ侯の熊だけが過去編の救いだった感が。

シリアスな場面でアレは卑怯だ……笑った。

ヴァニタスと合流したノエ、獣と処刑人と教会と吸血鬼。

色々と思惑が絡んだ中で、どんな結末に辿り着くのかが、怖くもあり楽しみでもあります。

 

ヴァニタスの手記(6) (ガンガンコミックスJOKER)
望月 淳
スクウェア・エニックス
2019-02-22


放課後は、異世界喫茶でコーヒーを5

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「そうかもしれませんね、本当に――そっか、これが夢なのか」

(略)

「夢って、苦しいんですね。楽しくて、まぶしくて、あまりに遠い」目を閉じて息をつく。

「わたしには、自分の夢さえ物語の中のことのようです」

 

歌姫が去り、日常を取り戻した街。

冒険者が活動を再開したり、歌姫効果で在庫品薄になったりしてすべてが元通りになるにはもう少しかかりそうですけど。

ユウの喫茶店は、営業時間を通常に戻して、穏やかな時間を取り戻していました。

季節に合わせ暖炉を稼働させたり、リナリアは試験の準備で忙しく来る頻度が下がったりと、こちらはこちらで変化もありましたけど。

 

暖炉前で丸くなってるノルトリが可愛いです。

ティセから来た手紙へ返事を書くためにアイナに字を教わり始めてましたし、こういう場面があったんだろうなぁ、と思うとちょっとほっこりする。

喫茶店の看板を書いた画家のエピソードが入って、いい感じのオチがついたりもしてましたが。

 

アイナに持ち上がった結婚話。

そして、同時期に街に広がったあるチェスセット。高名な職人の手によるもので、なぜか駒がバラバラに売り出されて。

それを求める人々が賭けチェスをする、なんて動きが街で置き、ユウも順調に巻き込まれてました。

この世界の貴族が面倒くさいのか、アイナの家族が面倒くさいのか知らないですが、回りくどい手を打つなぁ、とは思いましたね。

 

熱を出したユウが見た、地球に残した家族の描写が少し入って。

「帰っておいで」と言われて。「あなたの居場所はそこなの?」と言われて。応えられなかったユウ

おきた後、夢は夢でしかないという彼の姿がちょっと寂しいですね。

 

マスターとして生活しているユウの事も好きなので、すぐさま帰ってほしいってわけではないのですが。やはり残したものを考えると、どうしたって寂しさが募るでしょう。

歌姫たちと出会い、いなくなった、この世界に来た「誰か」の存在に触れられた後みた夢って言うのが、ちょっと気になりますねー。



魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだがどう愛でればいい?2

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「だからネフィ」

「そんな顔をするなよ」

「お前が必要だと 言っただろう?」

 

ネフィが表情豊かになっていってるように、ザガンも雰囲気明るくなってるんですよね。

自分の特技である魔術に関しては饒舌になるザガンも、不器用で良い。

そうやってゆっくりと関係を変化させていく中……教会が、ザガンの拠点に攻め込んできて。

 

下っ端騎士なら軽く蹴散らせる辺り、ザガンも魔王候補と呼ばれているだけのことはある。

戦いながら保身とか、後処理の事とか考えられる程度には余裕ありましたしね。

そこを突かれて怪我する事になって。ネフィが切れてましたが。制御できてない魔法は中々の迫力。

ある聖騎士にはトラウマ残したみたいですし(WEB最新話)。

 

「俺は悪だと言われた」のあとの「ええっ」って言ってるネフィが直前までとの温度差酷くて笑ってしまった。

あと巻末の「もしもバルバロスの訪問があと少し遅かったら」とかも笑えた。

ザガンが聖騎士相手に「恐怖がどう伝わるか」語っている時はまさしく悪人、って感じでしたし、シリアスもギャグもちゃんと楽しめるように描かれているのが流石。


ラストラウンド・アーサーズ2 聖女アーサーと赤の幼女騎士

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「そうだよな……お前はずっと頑張ってた……そろそろ肩の荷を下ろしてもいい頃だ」

(略)

「安心しろ。俺がお前を救ってやる」

 

継承戦に備えてしっかりお金も準備していた辺り、凛太朗は優秀ですね。

……問題はそれの運用を、瑠奈に一任してしまったところですね!

拠点が必要だという話になり、それなりの物件を賃貸するのかと思いきや、まさか屋敷を買ってくるとは流石に予想外ではありますが。

 

そして休む暇もなく次なるアーサー王候補が襲来。

凛太朗が諸国放浪している時に知り合い戦い方を教えた弟子で、彼のことを慕う娘。

師匠として慕う相手が、ロクでなしと評判の瑠奈の下に居る事が我慢できず、彼の所属をかけて王として競う事に。

それとは別に盤外戦術を仕掛けてくるあたり強かというか。

 

ラモラック卿もスペックが高く、難敵ではありましたが。

凛太朗が策を練り、見事に逆転。いやまぁ、トラウマを刺激するゲスな手ではありましたが。協力した相手からも最低最悪とか言われてるし、それでいいのか……

瑠奈が倒れず諦めず戦い続けたのも中々見ごたえはありました。




うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。8

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「ずっと一緒にいたいっていう……私の我儘に応えてくれて、ありがとうデイル」

 

完結巻。

そしてアニメ化決定とのことで目出度い。

後書きによればエピローグまで8巻に収録したものの……大人の事情で、アニメ化合わせの短編か何かが出るかも、とのことで期待したいところです。

 

後日譚。

王でありながら割と自由に動き回っているフリソス。

しかし使節団がクロイツの街に到着する段になって、合流する事に。

……ちゃっかり手を回して、ラティナを引っ張り出すあたり一筋縄ではいきませんけど。

王妹という立場ながら、根が庶民派なラティナはパーティーとかに連れ回されてかなり疲弊してましたね……

 

勇者としての名声を得て注目の的となったデイルは付き合い上ダンスに参加せざるを得ない場面もあって。

その婚約者としては面白くなくて、ちょっとすねてるラティナが可愛かったです。

そしてフリソスが帰って行って。……時間をみつけては顔を出してるみたいですけど。それでいいのか魔王……

 

ラティナの友人、クロエが結婚することになり。

次はラティナの番だね、と話が進み――そこから勇者と妖精姫の周囲で馬鹿騒ぎが起こるわけで。

確かにラティナを可愛がっていたクロイツの人々が、彼女の晴れ姿を見られないのを我慢できるはずもなく。

悪ふざけをここまで派手にできる懐の深さが、クロイツだよなぁ、というか。

最後まで楽しそうで、何よりラティナが幸せそうで何よりでした。


 



蒼き鋼のアルペジオ17

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「しかし仕方無いだろう」
「会いたいものは会いたいのだ」

 

思惑が重なり行われる学園祭。

学園で祭り一つ行うのすら国家事業。

停滞よりはずっとマシ、と長崎の代表は語っていましたが。

確かに、霧に海を封鎖された閉塞した状況の中で、祭りを行えるというのは大きな変化ですよね。

                                                                                            

霧側にも、釣りを趣味にする者がいたり……アカギは発電業にはまりそうになってるし。

どんどんメンタルモデルの個性が強くなっていってる感じ。

総旗艦は一体何を考えて、この状況を創り出しているのやら。

ついに第四施設の中が明らかになってましたが……むしろこれ謎が深まったというべきなんじゃ。

 

ゾルダンたちが潜り込んでるし。

一枚岩ではない霧の動きは読めそうになく。

……白鯨、401側も決して安泰ではない。

戦力的に万全じゃない状況で霧の戦艦に捕捉された401はこの後どうなるのやら。

相手側の動き次第な部分も大きいとは、思いますけどね。



プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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