気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

更新一時停止のお知らせ

タイトル通りちょっと更新止めます。
今月そもそもそんなに記事投稿できてませんでしたが。
私生活が更に立て込んできてるので、一時更新停止とします。
とは言え4月には戻ってきたいんですが……ちょっと予定読めないので。

異修羅Ⅱ 殺界微塵嵐

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「キュネー。俺には願いがあったんだ。……馬鹿みたいな願いだ」

(略)

「馬鹿みたいでも、ずっとそうしたかった」

 

1巻同様大量の加筆が入り、WEBとは別物になった第2巻。

WEBに殺界微塵嵐なんて出てきませんからね……どうしてこうなった。

新キャラ新展開を入れて、これ以上ないと思っていた熱量を更に高めていってるので、ご無理のない範囲で続けて欲しいと思っております。

 

本当の魔王による爪痕は未だ濃く、平穏な時代は遠い。

今は黄都が力を持っていますが、それに抵抗する旧王国主義者も居るし、魔王自称者だって残っている。

黄都が進めている、勇者を決めるための戦い。それに参加させる修羅達の選考も順調に進んでいます。

 

今回登場の修羅だと、地平砲メレが好きですねー。巨人の射手。ある村を見守り続けた、偉大な戦士。それでいて普段は冗談を口にして笑う、彼の在り方はとても輝いて見える。

新キャラではやっぱり戒心のクウロが一番好き。優れた五感を持った修羅だったが、その感覚を失いつつあるキャラ。

……正直、2巻の犠牲者枠筆頭だと思っていました。予想以上に格好良かったし、まさかキュネーともども生き残るとは思っていなかった。裏切られた……いや、悲劇的予想は裏切られていいんだよ!

 

新エピソード「殺界微塵嵐」。ある地方で信仰されている、全てを微塵にする砂嵐。

今回の敵は災害という事で、どう描くのかと思っていたら……いや、丘をすり潰すとかどんだけだ……

登場キャラ達が、それぞれの事情でこの嵐に立ち向かう事となったわけですが……。修羅が易々と一丸となって戦えるはずもなく、おぞましきトロアと窮地の箱のメステルエクシルとのバトルがあったり、今回も混戦著しかったですね。

 

そして、ロスクレイとルクノカ、思った以上に関わらなかったな! 

表紙をよく視るとこの二人、中心にある微塵嵐とは別方向見てるので、伏線だった感じもしますが。え、そうだったら凄いなクレタ先生。

ロスクレイの戦法が、本人は思うところありそうですけど、手を抜いてなくて気に入ってます。「絶対なる」という二つ目の名が重い。

今回は後書き1ページという事で、かなりあっさりしてましたが。
オチまで完璧なコントのようで笑った。ネタの引き出しが多いな珪素先生。
次巻予告がなかったのがちょっと残念ではありましたけど。
もしあったら嘘予告世界でかい野菜大会とかになってたんだろうか。いやまぁ、既存修羅だったら

異修羅II 殺界微塵嵐
珪素
KADOKAWA
2020-03-17

魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?4

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「だからお前にも同じ言葉を返す」

「いつでもかかってこい」
「負けるたびお前が働く時間は長くなっていくがな」


コミカライズ4巻! 

力を求めて魔王を襲った魔術師ウォルフォレ。ザガンから魔王襲撃の罰として、ネフィの仕事補助を振り分けられて。交流を通して二人を知って行くことに。

ザガンとネフィがまだまだ初々しくて、そこにフォルが加わることで良い変化が起きていて、楽しいですねー。

 

幼女な養女となったフォルがもうかわいいのなんの。

イチオシは78Pの「ちゃんと報告した」から「ザガンにほめられた」してる2コマ。

その後の「ここにいる」なんかも良いですね。

 

子どもの扱いに慣れてないザガンですが、要所で的確な言葉をかけてて、かなり真っ直ぐ主人公してるので好感が持てますし。

まぁ魔術師として、魔王として、容赦しない時はトコトンやるのでオンオフがハッキリしてますよね。

 

同じようにまっすぐでオンオフ切り替えてるのがシャスティルですが……

彼女、敵対している魔王を擁護して聖剣没収されたり、ザガン達とフォルの関係を誤解したり、絶妙にポンコツだからなぁ……

巻末オマケ、バルバロスは見た! ……じゃなくて「◆見張り」も1Pでかなり笑えたので、凄い。



数字で救う!弱小国家5 勝利する者を描け。ただし敵は自軍より精鋭と大軍であるものとする。

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「奴は僕らを襲わずしてすでに攻撃してる。未来のファヴェールをね」


北の小国ファヴェールが属する『同盟』と、帝国やピエルフシュが属する『誓連会』。
2者間での大戦争が開幕しようとする段階にあっても、各国の思惑は蠢いていて。
同盟の連合軍が帝国を攻める一方、ファヴェールはピエルフシュを相手取る2正面作戦が結構されることになったのが4巻。
ファヴェールが戦果を挙げたのに対し、同盟は敗北して。戦争の長期化が避けられない情勢に。

そんな状況だって言うのに序章ではまたナオキとトゥーナがおっぱい論議していて、相変わらずだなこの二人……とちょっと笑ってしまった。
けれど、結局はそんな平穏な時間こそが一番尊いんですよね……
戦争をする以上、犠牲は避けられない。
単純な事実を容赦なく突き付けてくるエピソードでもありました。

同盟内の関係もあって、ファヴェールは帝国側の戦線にも戦力を割かないわけにもいかず。
初戦で帝国を勝利させた立役者、ナオキの戦法を流用した指揮官が登場したり。
共和国側も、次代の英雄を投入して状況を動かしに来たり。
中々油断できない状況ではありましたけれど。
相手の思惑を読んで上手くあしらったりしていて、ナオキ達の成長著しいなと感じました。

ソアラは北方の雌獅子と称され、ナオキは魔術師の名を確かなものとした。
……ソアラは今回も要所で哀れまれて「かわいそがらないでください」って言ってましたけど。
味方からも悪だくみしてると言われるような、ナオキの在り方が見ていて楽しいです。
ファヴェールの若い世代も育ってきて、ますます今後が楽しみになる下地が整ってきている。
だからこそ、喪失が痛いんですよね。的確に心を刺しに来ている。
手紙を読む場面も中々きましたけど、やっぱり一枚だけ遺していった彼の事を想わずには居られない。
あぁ、格好良かった。心の底から震えるくらいに。


本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第五部 女神の化身Ⅰ

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「いきなりわたくしのせいだと決めつけないでくださいませ!」

 

表紙ははじまりの庭イメージで、扉絵はピカピカ奉納舞だそうで。あぁ、なるほど。これは目を奪われるのも無理はない。

フェルディナンドがアーレンスバッハに向かい、エーレンフェストでは粛清の準備が進む。

そんな状態で迎えた、ローゼマインの貴族院3年生。

 

警戒する事項が多いため、寮での食事時間を分けたり、ギクシャクした感じに。それを打破したのが、フェルディナンドからの伝言なんだから、やっぱり欠くことの出来ない人材なんだよな、という気持ちが強くなりましたね……

あそこで、ローゼマインの気持ちが少し前向きになったのは本当に良かった。

そこで活動的になったらなったで、色々騒動巻き起こすんだから凄い。いやまぁ、共同研究とかは、逃げにくい状況だったのもありますし、加護の多さに寄る制御不能状態もローゼマインのせいだけではありませんけど。

 

全体的には、掌で掬った砂が、さらさらとこぼれ落ちていくような雰囲気ですね。多くのものが喪われていくのが感じられる。

保護者や側近たちに気遣われているローゼマイン視点ですら、それが見て取れるのだからよっぽどですよ。

旧ヴェローニカ派の子ども達から情報を得られた事もあって、

 

プロローグはWEBにもあった、ヒルデブランド視点。描き下ろし短編は、上級司書として貴族院の図書館へ派遣されたオルタンシア視点。

王族も一枚岩ではないというか、大分ギスギスしてると言うのが伺えます。政争の結果、グルトリスハイトを持たぬ王として即位した事で、大変だったのは間違いないでしょう。

オルタンシア視点で「どれだけ王族とその周囲にすれ違いが起こっているのでしょうか」と言う一文がありましたが。

貴女の想像以上にすれ違いがあり、喪失が積み重ねられてきたんですよ、と言ってやりたい。

 

それに比べるとソランジュが語った、知識の番人の在り様には好感が持てますね。誇りを持って仕事していたんだ、と言うのが分かる。立派な人達だったんでしょう。あぁ、本当に惜しくてならない。


やがて君になる 佐伯沙弥香について3

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「他の選択肢なんて誰も覗けないから。全部運命だし全部必然。わたしはそう思う」

「そうかもね」

 

沙弥香先輩主人公のエピソード、完結巻。

大学2年生になった彼女に懐いてくる後輩の少女・枝元陽との交流の話。

元気溢れる、沙弥香の周りにあまりいなかったタイプの可愛い子。

少しずつ距離を縮めて、実家を出て一人暮らししているという彼女の家に遊びに行く事も増えて。告白されて。

 

大学生活の中でなにを見つけるのか迷いながらも、沙弥香は沙弥香だった、と言いましょうか。

大人びていて冷静な彼女を見ると、沙弥香先輩とセットで呼びたくなる。

それは、まぁ。今も交流が続いていて、しれっと登場した小糸さんや、陽ちゃんがそう呼んでいるからと言うのもありますけど。

大学に進んで世界が広がっても、過去のつながりが絶えるわけではないんですよね。

他のキャラとの交流が合間合間に描写されていて楽しかった。

 

『やがて君になる』本編は、卒業した彼女達が文化祭に顔をだすエピソードで締められましたが。

本作は、その後の話も入っていましたね。文化祭後に改めて燈子と沙弥香が会話しているシーンが好きです。沙弥香先輩の方が、小糸さんとよく会って話を聞いてると振れば、「よく」の部分は聞いてないとか言いますし。冗談半分で浮気疑うし。

気心知れた二人の関係がいいですよね。「素敵な子なんだね、きっと」と言う台詞が出てくるのが良い……

原作好きなのもありますけど、入間人間先生の文体もやっぱり好きだなー。最近あまり読めてませんけど。積読にいくつか眠ってたはずなので発掘するか……


ダーウィンズゲーム20

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「私が 一番最初におかえりって言いたいの」

ダーウィンズゲームのGMから、助けを求めるメールが来たカナメ。
その誘いに乗ることにした彼は、こちら側の世界のGMと接触する。
護衛官に任じられるのを利用する事に。

幸いにして、こちら側のGMである皇ククリとの縁が出来ていたのも大きいですね。
……対面するまで伏せられていたことではありますが。
話が通じるって言うのは本当素晴らしいことですよね。
ククリが抱えていた情報を聞いたり、カナメたちの嘆願を聞いてもらったり。
異能を鍛える手助けまでしてもらってましたし、こちら側に来たのも悪い事ばかりじゃなかったなーと言う印象が強い。

カナメたちを帰すのは、不可能ではないが条件を整える必要があって。
三か月かかると言われてたので、もうしばらく修行パートするのかと思ったら意外とさっくり時間飛びましたね。
こちら側の世界も一枚岩じゃなくて、王を崇める国家を蛮族とみなすような外国勢力も工作を働いたりしていたようですけど。
看板だけが立派だったな、と言う感じですかね……もうちょっと頑張れよ。
「いくらなんでも過剰戦力だろコレェ!」という内心の叫びが、もう笑えて仕方がない。
実際過剰戦力ですけどね。元の世界トップクランの戦闘メンバーとかですし。

さっくりカナメは帰還に成功しましたが。
他のメンバーが取り残され、一人渋谷に放り出されるというのは予想外。
レーベンズのゲーム不参加組とか無事ですかねぇ。あの像たちに、大分手酷くやられたみたいですけど。



薬屋のひとりごと9

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「はは。遠まわし過ぎる言い方だったね。僕は、意固地になって、優秀な人が合わない道を選んでほしくないだけだよ。それはとても非効率で美しくない。二人とも優秀だから、表に出て仕事をするにしても、陰になって支えるとしても上手くやれるだろう。極めるかは別として。ただ、本当にやりたいことを目指すなら、効率も何もなく、その心情が美しいとだけ言っておく」


壬氏の衝撃的な行動によって、道連れにされた猫猫。
秘密を共有してしまったために、彼の治療を行う事となって。
最低限の知識と技術はあるものの、猫猫の本領はあくまで薬屋。
医官として求められるものがあまりにも不足している。

今後の事を考えると、より知見を深めなくてはならないだろう、と彼女は考え……
羅門に教えを乞おうとしたものの、彼から不思議な課題を出されることに。
彼がかつて住んでいた部屋に隠された、とある医術書を受け入れよ、と。
世界的にも医術の知識は発展途上にある状態で。
猫猫が死体に触れないよう育てられた、というのは語られてきましたが。
医官付き宮女三人は、医術の業を見せつけられることに。
まぁ、2人ほど予想していて、ある程度のみ込んでたのは流石でしたね……

さらには、様々な思惑から西都に壬氏が派遣されることとなって。
猫猫が限られた時間の中で、出来る事をしているのがいいですね。
巻き込まれて、逃げられない以上はベストを尽くす気概が感じられる。
一方で、壬氏は今回は大人しかったと言いますか。前回ラストみたいな勢いは、感じられず。
猫猫に軽く叱咤される場面すらありましたからね。
ま、彼の戦いは西都に着いてからが本番、とも言えますが。もうちょっと頑張ってもらいたい。
西に派遣された中には変人軍師ややぶ医者なんかも居て、道中も中々に賑やかで楽しい巻でした。

薬屋のひとりごと9 (ヒーロー文庫)
日向 夏
主婦の友社
2020-02-28

リバース×リバース1

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「だからあの 一緒に頑張りたいなって」
「――そうだね」
「いいね それ」


男の人が苦手で女子高に入った七瀬雛。
かつて自分の書いた原稿をビリビリに捨てられたせいで、わりとトラウマ。
でもそこで、男性への苦手意識に転嫁したのはまだよかったと思います。
彼女はそれでも、創作を続けていたんだから。
これで筆を折ってたりしたら、そりゃあもうもう片方へのプレッシャーは酷いことへなっていたことでしょう。

雛にトラウマを植え付けた男の子、楓。
女優だった母を亡くし、名家の祖父に引き取られた彼は彼で問題を抱えていて。
そんなときに、夢を語る少女を見て辛く当たってしまった事を悔いていた。
それからは意識を切り替えて、祖父に認めてもらうべく奮闘していたものの……
我慢の限界が来て出奔。伝手を頼って女子高に潜入していた。

そんな二人が同室になり、学校生活を送る学園ラブコメ。
楓に雛が懐いていて、中々に楽しい状況となっていますが。
実は男だという嘘。さらにトラウマとなった原因だという事。
隠している二つの札が、どう作用するのか。続きが楽しみですね。
事情を知って傍観している、楓の従姉妹の優里さんが一番楽しんでると思う。

巻末に、『ラストゲーム』の特別篇が収録されてて、あそこから作者さん追ってる身としては嬉しい限り。
LaLa購読してるので、まぁ掲載当時に読みはしたんですが。奥付見たら2016年でしたからね……
彼氏彼女になった後のエピソード。相変わらず翻弄されている柳君よ……九条強い。そのままの君で居て。


 

赤髪の白雪姫22

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「黙っては帰れません」

 

扉絵の1コマ童話、ついに、と言うべきか「例えば白雪姫」。

鏡に王国で最も美しいのは誰かと聞く陛下の図が面白すぎて卑怯。

迷わず白雪と鏡が応えてからの返答も完璧で、ツボった。

 

今回から新章スタート。オビと白雪、リュウは灯りの植物フォスティリアスを普及するための旅を開始。

ただまぁ、新しいことを始める以上根回しをしなくてはならなくて。

植物を植える許可を得る為に、いろんな人へ面通し。

 

ベルガット家の騒動もあり北はまだ定まっていない、という事もありますが。そんな中で有力な家の当主に会いに行く方法を模索する辺りが白雪だよなぁ。

この程度は障害じゃなく、乗り越える方法を考える場面なのだ。

しかし「赤髪の少女」も中々有名になったと言いますか。それだけの事を積み重ねてきたんだよなぁと感慨深い。

 

あれよあれよと夜会に参加する羽目になって、ヒサメと木々に遭遇していたのにはちょっと笑った。着飾ってる木々綺麗ですよねー。

そして仕事に誇りを持っている白雪が格好いい。

北の貴族にもなにやら悩みがあるようですが、さてどんな話が飛び出してくるのやら。

 

赤髪の白雪姫 22 (花とゆめCOMICS)
あきづき 空太
白泉社
2020-03-05

プロフィール

ちゃか

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