気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

トナリはなにを食う人ぞ ほろよい3

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「悪い所は…」

(中略)

「誘惑が多いところだな」

 

買い出しに出かけて、土屋君の彼女、花ちゃんと遭遇。

土屋君、あの性格なので度々花ちゃんと揉めてる模様……憎めない良い奴ではあるけど、瀬戸君が絡まれてるみたいに、鬱陶しい部分もまぁあるからな……

そんなこんなで翌日、二人の部屋に招待して一緒に呑むことに。お酒飲むの好きね、みんな。友人と飲むと楽しいですが。

 

最初は教わっていた稲葉さんが、色々と新しいレシピにチャレンジもしてるのが凄い。自炊してても、中々拘れないからなー、素直に尊敬。

花ちゃんもなんだかんだで楽しそうでいい感じですねー。

その後土屋君との出会いのエピソードも挿入されてましたが……土屋君、本当に行動力凄いな。びっくり。

 

今回掲載のレシピだとオクフェスごっこの、ジャーマンポテトが結構好き。

呑み比べの為にしっかり準備してるんだもんなー。一家に一人瀬戸君が欲しい。……体育会系でビシビシ言う部分はちょい苦手なので、土屋君みたいにたまにご相伴にあずかるくらいの立ち位置が良いな……

あけすけな女子会も楽しかったです。付き合い広がってくのもいいですねー。


トナリはなにを食う人ぞ ほろよい2

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「で 今夜はなにしてくれるの?」

「ごめんなさい 本っ当に冗談です勘弁して……」                  

 

同棲を始めてからも、稲葉さんの実家から支援物資は届いてて。

くだものBOXと、そのまま呼んでる彼女が可愛い。

独り暮らしだと中々果物に手でませんよねぇ、と瀬戸君が共感してましたが。君は調理器具やら何やら取り揃えてる「趣味:料理」マンじゃないか。騙されんぞ……

朗らかに笑う瀬戸君と赤面してる稲葉さんの組み合わせは可愛い。

いちゃつきやがって。眺めてる分には楽しいので、もっとやれ。

 

9話を掲載した後、『ほろよい』時空に入る前の番外編も収録されてました。

無印版『トナリ~』完結後に書かれてたヤツ。1話だけ電子配信とかあったので、それも買っていたんですが、再録してくれたのは嬉しいですねー。

後書きによれば、これの評判が良かったらしくて続刊出せた部分もあるみたいですし。

りっちゃんや土屋たち、友人たちが登場しててワイワイやってて楽しい。

 

その後の10話で、土屋君の彼女が登場。

瀬戸君じゃないけど「実在したんだ……」って正直思った。お酒強い花ちゃん凄い。

土屋君の家で瀬戸君の誕生祝いをしてる所でばったり遭遇して、一瞬気まずそうでしたけど。稲葉さん、ちゃんと相手の事見てるんだよなぁ、と感心してしまった。

男心は、中々読めないようですけど。ヤキモチ焼くよ瀬戸君は……

 

まぁ瀬戸君の方もこの後、唐突に盆に帰省するとき一緒に来る? とか言って実家連れてきますからね……

日々楽しくいちゃつきながら、少しずつ進展していってるのが微笑ましい。
今回掲載のレシピだと、なめろうが好きです。たまに自分でも作ってます。
まー魚捌けないので、適当にアレンジして、あじの刺身とか買ってきて作ってますが。



エリスの聖杯2

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「手札はきちんと揃えてから勝負に挑みなさい。それが、長生きの秘訣だ」


その内書きます、とか言いながら本編が面白くて勢いで読んでしまった。
更に、続きが気になったのでWEBの方にも手を出してます。面白い。

王国では、今、確かに何かが起きている。
いいや。正確には、スカーレットが処刑された10年前から、起き続けていた。
「毒を盛った」という、犯してない罪によって処刑された令嬢スカーレット。
その真実を探るコニーに近づく怪しい勢力が居て、さらには彼女の友人を誘拐するなんて強硬手段まで取るわけですから。

1巻からでしたが、事件を探るコニーの視点だけではなく、暗躍している勢力の視点なんかも描写してくれるので、読者としては満足。
敵の特徴なんかが描写された後、ソイツが偽名を使って動いてる場面とか「うわぁ、ヤバいのが動いてる!」とか、そこが接近するのかとハラハラしましたし。

彼女が嘘を吐けない性格であったことや、コニー以外にスカーレットを見られる少女とも出会って。
コニーも少しずつ味方を増やしていって。
これで真実に迫れるのだろうか、と良い方に動きだしたと感じても、敵の手が伸びて情報源を始末されてしまったりするし。
そこから追及する手が伸びて来たりする。

敵について知るたびに、その根深さに驚かされましたし、それでも抗う人々が居た事には感服する。
社交場での狩りみたいに、この国の貴族には、どうもおっかない印象がありましたが。
ランドルフはまぁ堅物すぎるきらいはありますけど、腐っていない貴族もまだ多いのだ。
リリィ=オーラミュンデは鍵を残していった、じゃないか。
コニーじゃないですけど、怒涛の展開で正直ちょっとすっぽ抜けてましたね。

エリスの聖杯について。リリィは、過去に何を為したのか。
スカーレットは何故処刑されたのか。蠢いている組織の目的とは。
それらが少しずつ明らかになって行く様は、ただただ見事でした。
章間の人物紹介は相変わらずコミカルで良い息抜きになりますね……

「生かされたものの責任だ」。
賭けは、私の勝ちだ。
「思い知らせてやる」。

この辺りは、特に印象に残ってる台詞ですね……
あぁ、全く。カスティエル公も王も、どれだけの物を背負ってきたんだ。
回想シーンの美しい光景が、あまりにも遠すぎる。
平和惚けしていた、と言われてしまえばそれまでですが。
だからと言って、幸福を失っていいわけじゃないですからね……暁の鶏、許すまじ。

マギカテクニカ 現代最強剣士が征くVRMMO戦刀録1

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『承認を確認。では、貴方の旅路に幸多からんことを――良き旅を』


小説家になろう作品の書籍化。WEB既読。
作者のAllenさんは、超越者シリーズから読んでたので、初の書籍化が嬉しくて購入。
本作は前述の「超越者シリーズ」とはつながってないので、単品で楽しめますよー。

内容としては、近未来のVRMMOモノですね。
サブタイトルからも予想できるかとは思いますが、リアルチートな剣士が、技を奮う場所を求めてゲーム世界で無双する話です。
リアルの性能が盛り盛りで、清々しいので好きです。

目標であった祖父を打倒してしまい、燃え尽きていた主人公が、弟子の誘いでゲームを始めることに。
それこそが、「マギカテクニカ」。
剣と魔法のファンタジー世界を舞台とする、没入型の先駆けとなるゲーム。
VRMMOモノのお約束のようになってるシステム。実現にはどれだけかかりますかねぇ。
そこまでゲーマーってわけでもないですけど、この手の作品読むと、ちょっとやってみたくなりますね。

弟子の口車に乗せられたとは思いつつ、たまには散財するのもいいか、と準備を整えてプレイスタートするわけですが。
目的が修行なので、攻撃用の魔法は取らず補助魔法のみ。
スキルも、大体自力で何とかなるからと、パッシブ重点。
ゲームのキャラとしてはかなりピーキーな構成ですが、リアルスキルがカンストしてるような人なので、決闘すれば前線プレイヤーに勝つし、フィールドボスに挑むときには弟子に指導する余裕まである。

1巻だとキャラ紹介、ゲーム内設定紹介と、割と淡泊な感じですね。
西の村に行って妖精をテイムするところまでは入ってましたけど、ボス戦とかでも危な気ないので、さっぱりした味わい。……いやまぁ、この後も基本的に危な気はないんですが。
此処で切るのかーとは、ちょっと思いましたが。2ボス以降、立て続けにイベント発生させていく彼が楽しいので、今後に期待。
師匠を誘ってきた弟子も、最初の案内こそしますが、1巻では予定が会わず別行動な時の方が多いですしね。

掲示板回が割と好きですねー。電子書籍で購入したんですが、かなりスペースあけててページ数が多いなーとは思いました(書籍化に際してもうちょい詰めるかと思ってた)。
ひたきゆう先生のイラストも可愛かった。緋真ちゃんの出番もっと下さい(もうしばらく後)。


トナリはなにを食う人ぞ ほろよい1

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「ちゃんと信用してもらわないとだめじゃん」

「大事な娘さんおあずかりするんだから」

 

『トナリはなにを食う人ぞ』シリーズの、続編。

学生時代、隣人だった瀬戸くんと稲葉さん。二人は交際し、卒業後に一緒に暮らすようになって。

付き合うまでにはなんやかんや(具体的にはコミック3冊分くらいのエピソードが)ありましたが、恋人同士という事もあって、割とイチャイチャしてますね。

 

元々料理要素取り入れた恋愛漫画でしたが、社会人になった事もあってか、レシピはつまみになるものが増えてます。

タイトルにも「ほろよい」ってついてますし、名は体を表している……割と手軽なレシピが多いので、つまみの参考にしてます。塩キャベツ好き。

 

二人とも食べるのも飲むのも好きですしね。食事風景が幸せそうで、和むわー。

土屋くんが入り浸ろうとするのも分からないではない。とはいえちょっとは遠慮しようね。

「俺もイチャイチャしたい」とか、「好みの顔がいない」とか、カップルを前に堂々と言えるメンタルはちょっと尊敬しそうになる。

弁当ちゃんと作ってる瀬戸くんは偉い。そして隙あらばいちゃついている肉食系男子……糖度もマシマシですなー。

後書きによれば、休みモードに入って「トナリの続編以外描きたいものない」と言い続けていたら、担当さんが折れたらしくて、そんなこともあるんだなぁとびっくり。
好きなシリーズなので続いてくれて嬉しいです。……の割に感想書くのめっちゃ遅くなっちゃったんですけどね……


エリスの聖杯

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「それで、どうするの?」

スカーレットがいつもと変わらぬ軽い調子でコニーに問う。

答えは、すでに決まっていた。

 

BOOKWALKERにて購入。WEBは未読。

514日に2巻が発売にされたため、合わせてキャンペーンが行われているんですね。

読むのが遅くなってしまいましたが、2巻出る前に買ってたんです……400円だったし、お試しで~くらいの気分だったのですが、ぶん殴られた。

 

誠実を家訓とする、グレイル家の令嬢コニー。

彼女は、婚約者がいたが浮気され、さらにはある夜会でその浮気相手に窃盗の疑いをかけられて糾弾される事に。

うまく言い逃れられる性格でもなく、絶体絶命だったコニーを救ったのは、10年前に処刑された悪女スカーレット・カスティエルの幽霊だった。

 

なろうでよくある、婚約破棄・悪役令嬢ものをアレンジした感じではありますが。

「悪役令嬢」が既に死んでいて霊となってる、というのが新鮮でしたね。

スカーレットが処刑されるに至ったのは、今の王太子妃に毒を盛ったからとされていましたが……彼女自身は、それをやっていないと言い、コニーの手を借りて、復讐を成し遂げようとします。

コニーは一瞬、じゃあ悪名は全て陥れるために創られた話なのかと、善性を信じかけていましたが……毒こそ持ってないけど、それ以外は色々やったって言うんだから、もう……

 

誠実を旨とすること、手口はどうあれ助けられたこともあって、コニーはスカーレットに協力していきますが……

今までの自分では、決してやらなかった事をして、友人にも打ち明けられず。

ともすれば暗く落ち込んでいきそうな話ですが、読後感は不思議と悪くないですね。章間にあるキャラ紹介が、結構ネタに振っていて、クスッとしてしまうのは大きい。

 

それに、スカーレットもこれぞ悪役令嬢と言う感じで、あそこまで行くと清々しさすらありますしね。

コニーも振り回されてこそいますが、ある程度事情を知ったところで、覚悟を決めてましたし。デコボコではありますが、いいコンビだなぁと思います。

 

少しずつ情報は集まってきたものの、断片でしかなく、真相は遠い。

けれど、スカーレットを陥れた「誰か」が居たように、この国には暗い何かが潜んでいて、それの動きは止まらないわけですよね……。

暗躍しているヤバそうな連中を除いても、高位の貴族のお歴々のおっかなさたるや。中々に恐ろしい魔窟ですよ、この国。

良い所で終わってたので思わず2巻買っちゃいましたよ。その内感想上げます。


転生王女と天才令嬢の魔法革命2

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「それは……凄く残念だけど。それでも私は今の自分がそんなに嫌いじゃない。私だから見えるものもあると思ってるし、私だから生み出せたものもある。それは誰かに譲れることじゃないから」

転生王女のアニス。
魔法大国の王女でありながら、適性が全くなく、魔学という新しい分野を開拓している才人。
まぁ、常識外れの言動もままあるのでキテレツ王女呼ばわりされているわけですが。
王位継承権は放棄しようとも、王族としての立場も捨てたわけではなく。
時には矜持を示してくれる彼女は、中々に眩しい。
ただまぁ、強烈なのも確かで、例えるなら太陽ですね。
輝かしく眩い、熱量の塊のような少女なので。

そんな彼女だからこそ、切り開けた領域があるし、彼女が救った人だって少なからずいます。
1巻で保護したユフィリア以外にも、あちこちに影響を与えているようですし。
けれど、光があれば影がある。
彼女の輝きを疎ましく思う勢力も当然いますし、彼女によって傷付いた人だって、また居るのだ。
1巻ではアニスフィアの良い影響を中心に描いたものの、今回は、『良い』ものばかりで世界は回らないと、暗部を突き付けてくるような感じ。

まぁ、興味ある事柄に関しては暴走しがちだし、目標が決まると即行動と言う気持ちの良い部分は変わりはないです。
アニスと共同研究経験のある新キャラも出てきましたが、犬猿の仲ながら理解しあっている、なかなか面白い令嬢だったので、また登場してくれると嬉しいですねー。
きさらぎゆり先生のイラストも可愛いので、いい感じの書籍化だと思います。コミカライズも決定したようですし、頑張ってほしい所。


虚構推理2

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「違う むしろ逆か」

 

鋼人七瀬を追っていた岩永は、九郎の別れた恋人である紗季さんと遭遇。

一度は煙にまこうとしたものの、紗季さんは警察官で見過ごすわけにも行かず、さらには九郎君関係者とあって、紗季さんの住居にて二人で情報交換をすることに。

「今の彼女」宣言されて思わず叩いてしまったとはいえ、鋼人七瀬と戦った時の怪我をちゃんと手当てしてくれる当たりは面倒見がいいですねー。

 

岩永の九郎コレクション、見事に仏頂面というか顔が死んでいて、ちょっと笑ってしまった。

良くめげないな岩永……メンタルが強い。

紗季さんも五年も付き合った相手だけに、振り切れていないものの、異質な者への畏れはぬぐい切れなかったんだなぁというのが良く伝わってくる。

 

岩永と九郎以上に、この女子二人相性最悪っぽいですけど、傍から見ている分にはちょっと楽しいな。真面目に考察するときはちゃんとしてますしね。

……九郎君絡みでは、どっちも譲らない部分ありますが。距離を置いて眺めたい感じだ……

 

スキャンダルに追われ市内で死んだアイドル、七瀬かりん。

暴れまわる鋼人七瀬は彼女の亡霊と思われていますが……かなり作り物っぽいと、紗季さんの知り合いは疑っていて。常識的に考えれば、彼の方が正しいからなぁ……

普通は幽霊が事件を起こしているなんて、考えないでしょう。

 

岩永、紗季さんに頼み事するのは癪でも、個人的な確執抜きにできるところは偉い。……あずかり知らぬところで九郎とばったり会われたくないって考えも、含んでましたけどねー。

 

実際、情報共有しようとしたらまたしても鋼人が現れて、なぜか市内に入っていた九郎と鉢合わせてましたし。

そして、ついに九郎が食べたという「妖怪変化」について明らかになりますが……

いやはや狂気の産物と言うほかない。それを長年追求し、片鱗だけでも掴み取っている辺りは凄まじい。



86―エイティシックス― Ep.8 ガンスモーク・オン・ザ・ウォーター

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『そうだな。言うとおり、戦わなくてもいいんだと思う。誇りしかないとはもう言わないし、戦場以外に居場所がないとも、もう思わない。……けど、戦わないと行きたいところに行きつけないし、……それ以上に自分に恥じるようには生きたくない』

 

秘された皇女、フレデリカの存在があれば、戦争を終える事が出来る。

勿論そのためには、秘匿司令部の発見が求められるのですが……

シンが1人で抱え込まずに、エルンスト達に情報共有してくれてたのは良かった。

可能な範囲で情報漏洩しないようにしてはいるようですが、コレが破たんの切っ掛けにならない事を願います。

参謀長とアネットの会話が不穏で気になるんだよなぁ……

 

さて。前回シンの告白に、レーネは口づけを返したものの、明確な返答はなく。

オマケに、折悪しく講習等のスケジュールの問題で1か月ほど別れ別れに。「おれはそろそろ、少しくらい拗ねてもいいんじゃなかろうか」という地の文が可愛い。

いやぁ、シンが本当に人間らしくなってきた、というか。過去に囚われていた彼が、未来を見られるようになったのは本当にめでたい。

 

告白直後にレーネに逃げられ、混乱していた状態を目撃されたせいで、周囲にもバレバレと言うのがまた、緩い空気を生み出しています。

作戦開始前の時点で、ついにシンがレーナの〈ツィカーダ〉を知った場面とか、いつも以上にコミカルな雰囲気があったように思う。

 

時間が流れ、戦争が終わるかもしれない可能性も見つかり、戦いの中で他者に諭され……

エイティシックス達の中には、シン以外にも良い方向へ変化していく子たちが居て。

一方で、そんな彼らに置いて行かれたように感じてしまう、未だ変われていない子たちも居て。

 

そんな彼らの前が派遣されたのは、救難要請を飛ばして来た征海船団国家群。

海に行っちゃうんですよねぇ。一般にイメージされる青い海とかではなく、海底の岩や砂が黒いせいで、黒く冷たい荒れた海ではあるんですが。

遠い場所の象徴であった海に来てしまって、迷いがより鮮明になったと言いますか。

誇りだけを胸に戦い続けて来たエイティシックス達の前に、喪失を重ねて来た征海船団を持ってくるあたりが容赦ない。

 

中盤までどこか緩んだ空気を感じてはいましたが。

戦場においてそれは命取りだという事を、改めて突き付けてくるようで、震えましたね。

シンが不覚を取ったのも意外ではありましたが、彼の存在を把握している以上、レギオンも手を打ってくるんですよね。学習し続ける敵ほど厄介な物はない。

 

敵兵器の新調に、戦術を更新して対処している辺りとかは、やられるばっかりじゃないぞ、と気概を感じられて良かったですけど。

最後、完全破砕には至らなかったブツは結局どうなったんでしょうとか。

ちょいちょい気になる部分があるので、早く次の巻出て欲しい(8巻は今月の新刊だよ!)。

 

あらすじの「過去最悪の犠牲」の文言に震えて読んでいたので、思った以上にネームド生き延びたように思う。

いやまぁ、次の巻で被害状況総括とかされたら「いや、思った以上に死んでるわ」になるかもしれませんが。……海にフェルドレス引っ張り出して、慣れない場所での戦いの割にはマシだったようにも思うけど、そこに行くまでが、なぁ……

 

ここでコレってことは、ほかにも救難要請出してる国とかどんな状況なんだよ……

実際、ヴィーカが気づいたように犠牲は積み上がってるわけですから、作品として面白いけど彼らの先行きがとても不安になる。

最後に。原生海獣ってなんぞ??? めっちゃびっくりした。
設定はあるものの本筋には絡まないのでもう出てこないそうですけど。


幼女戦記18

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「戦争芸術の完成だ」

「戦史の教科書に我々のページが追加されるな」

 

ターニャ達が、見事司令部を叩いた時。

ライン戦線のフランソワ共和国軍は、全く事態に気が付いていなかった。

帝国軍は大規模な後退をして、定期便すらサボっている有様。前線の兵士の気も緩みまくっていて……そこを、的確について掃討戦へと移行するんだから、帝国参謀本部の戦争芸術とは全く見事なものです。

やられた方はたまったものじゃないですけどね……

 

そして戦果を挙げたターニャ達が、撃滅戦に参加しようとしたところ、近づいてきていた別勢力とエンゲージ。

敵は二個大隊の航空魔導師。対するこちらは、歴戦とはいえ選抜中隊でしかなく数で劣り、更には装備も最低限という事もあって、中々に苦戦していました。

それでも相手に痛手を負わせて撤退に追い込むあたりが、『ラインの悪魔』たる所以だよなぁと言いますか。

 

とはいえ、ラインの悪魔とその大隊メンバーの実力を見られ、更にはターニャが可能な範囲で秘匿してきた四核同調の九五式の力を見られた上で、逃げられたのは後々に響きそうだなーとは思います。



プロフィール

ちゃか

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