気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

むすぶと本。『外科室』の一途

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『忘れません。ずっと』

 

『文学少女』などのシリーズを書かれた、野村美月先生の新作。

本の声を聴くことのできる少年、むすぶ。

彼は「本の味方」を自称し、悩みのある本達の声に耳を傾け、解決の為に行動する。

なんというかまっすぐで青くて、眩しいなぁ。

 

かなり行動力はありますけど、入れ込み具合も中々で、危うい雰囲気も感じる。

本と話せること隠す気もそんななさそうと言うか。必要であれば口にしてますし。

迫害とか、そうでなくてもいじめの標的になりそうですけど……大丈夫だったのだろうか。

頼りになって、能力への理解もある先輩が居るようですし、そこまで心配はしてませんけど。

 

駅の貸本コーナーにあった、かつてある少女が持っていた『長くつ下のピッピ』。

図書館で声を発し続けていた『十五少年漂流記』や『外科室』。

そうした本の声に触れて、人を探したり、時には冒険をしたり。はたまた、想いを告げる手助けをしたり。

『外科室』の結末に関しては、妻科さんの意見に近いんですが。

そうなるんだ、と思ったのはありますが。選んだならば貫き通してほしいものです。


ヴァニタスの手記8

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「なんなんだこれは!!」

 

ついに終幕を迎えた「ジェヴォーダンの獣」編。

単純に逆演算して解決できるものではなく、本人の意思が絡む中で、ヴァニタスが危うい手を使いながらも奮闘してくれたのは良かった。

蒼月の印、案の定爆弾を持っていたというか。使う度蝕まれていくとか、厄介事にも程がある。怖いわー。

ノエがアストルフォ相手に引かずに踏み込んでいった部分とか、泥臭くて好き。

 

なんかいい雰囲気で終わってましたけど、闇の深さが改めて突き付けられてる感じで怖くもあった……

ジャンヌを派遣したのは、以前事件への対処を任じられたとき、期限を切られなかったからだと宣うルスヴン卿の強かな部分嫌いじゃないです。

今回の一件でジャンヌを大公殿下の新しい弱みとするため、一旦は棚上げされたみたいですが。他にも色々思惑蠢いてるんだろうなぁ。

 

事件解決後に、ヴァニタスとジャンヌに変化がありましたが……

どっちも初心というか、周囲の人たちが衝撃受けてて、正直笑った。

しかし、穏やかな移管は長続きせずに、新しい事件が起きるんだからもう……

「ヴァニタスの血を暴け」。厄介事の気配しかしない。


好きラノ2020上期 オススメラノベ10選

もう7月に入ってるとか信じたくないですね……
恒例の『好きラノ』投票企画用の記事です。

1、『Unnamed MemoryⅤ 祈りへと至る沈黙』
【20上ラノベ投票/9784049128048】
もうこれに投票するのは、ポリシーみたいなもので、譲れませんね……
コミカライズも決定して、ますます楽しみなシリーズ。Act.2、次の6巻で完結ですがね!
このシリーズは、呪いを受けた王子オスカーが、ティナーシャに解呪を願い出ることで動きだします。
ティナーシャは見事解呪を成し遂げるわけですが……そもそも。
どうして、王子が魔女の呪いを受ける事になったのか。それについては明かされぬままでした。
真実が明かされる5巻、お楽しみいただきたい。



2、『BabelⅠ 少女は言葉の旅に出る』
【20上ラノベ投票/9784049131338】
以前電撃文庫より刊行され、打ち切られたシリーズのリブート。
文庫に納める為に削られたエピソードも復活し、完全版となっています。
異世界に迷い込んだ少女が、帰還する術を探す話です。
『Babel』というタイトルの通り、言葉に纏わるエピソードが多いです。
なので、この1巻サブタイトルが芸術的だと思ってるんですよね……



3、『異修羅Ⅱ 殺界微塵嵐』
【20上ラノベ投票/9784049128956】
殺界微塵嵐って何……相変わらずの加筆パレードで、WEBに無かったエピソードも増えてます。
新キャラも居るわけですが、それを上手く織り込んで話を進行している技量が凄い。
今回登場の修羅だと、「地平砲、メレ」と「戒心のクウロ」が好きです。
設定盛り盛りの猛者たちがバトルして、誰が勝つか予想できないバランスが好き。



4、『楽園ノイズ』
【20上ラノベ投票/9784049131574】
女装して動画をアップしたら人気が出てしまった、ある男子の話。
進学した先の音楽教師にバレて、弱みを握られた彼は色々と頼みごとをされることに。
そして、その過程で音楽に魅入られた女子たちと仲良くなっていくわけですが。
作家・杉井光の音楽モノってだけで、その熱量と面白さは保証されている。
いやぁ新しくも懐かしくて、楽しかったです。



5、『七つの魔剣が支配するⅤ』
【20上ラノベ投票/9784049130720】
復讐第二幕、開演。
オリバー達は進級して、着実に成長している。
彼らの交流風景は、キンバリーと言う魔窟にあって、清涼剤のように感じられます。
けれど、この学院には切り離せない闇がこびり付いていて……最早、止まる事など出来ないのだ。
同士たちの手を借り、策を練り、二人目の教師に狙いをつけたオリバーの戦いぶりが、どうしようもなく、悲しい。



6、『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件2』
【20上ラノベ投票/9784815603274】
なろう発の、甘々ラブストーリー。
周側の両親公認になったし、もう早く付き合ってしまえばいいのに……
と思わざるを得ない、もどかしい作品です。
着実に関係は進展しているというか、3巻からは新学期に入りますし、これからの変化が楽しみ。


7、『竜と祭礼―魔法杖職人の見地から―』
【20上ラノベ投票/9784815603960】
師匠の遺言によって、有る杖を修理する事になった職人見習い。
依頼人の少女が持ち込んだ杖には、千年前に絶滅した竜の心臓と思しき素材が使われていて。
杖を調べ、文献にあたり、疑わしい場所を見つけて調査に行く。
かなり地道なストーリーですが……一つ一つが丁寧に描かれていて、安心できる作品。



8、『さよなら異世界、また来て明日 旅する絵筆とバックパック30』
【20上ラノベ投票/9784040735412】
滅びかけた異世界に迷い込んだ少年ケースケと、旅の最中に出会った少女ニトの物語。
2人はそれぞれの事情で、探し物をしていて……ひょんなことから、旅路を共にすることに。
その過程で、いろんな人に出会って分かれてを繰り返していくのですが。
滅びゆく世界を旅する人々の抱えた事情が切なくて……けれど、どこか優しい。
派手さはないけれど、胸に染み入る余韻が心地よい。



9、『むすぶと本。『さいごの本やさん』の長い長い終わり』
【20上ラノベ投票/9784047361829】
まだ感想書けてませんが近日中には。
古のラノベ読み歓喜の、野村美月先生の新作です。好きラノに投票するからには、ファミ通文庫から出てる『外科室』の方がふさわしくもありそうですが。
元・書店員としては此方の方が好みだったので……
店主の急死によって閉店が決まった地方の書店。最後に、閉店フェアをすることになって。
最後に店を訪れた人々の語る想い出の多くが温かくて、涙が出そうだった。



10、『今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。2 先輩、ふたりで楽しい思い出つくりましょう!』
【20上ラノベ投票/9784040645957】
涼暮皐先生のおくる、少し不思議系ラブコメ。
願いを叶えてくれる「星の涙」と言う都市伝説がある街。
それは真実だったけれど……無償の奇跡なんてない。
1番大切なものを取り戻してくれるけれど、2番目に大切なものを失う。
そんな「星の涙」に願ってしまった少年少女の物語です。
不器用で失敗もするけれど、必死なのは間違いなくて、愛おしい。
どうか彼ら・彼女らに幸いな未来があってほしいものです。


ファミ通2020年7月16日号

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メギドの為だけに購入。折に触れ見直したかったので、電子版をゲット。

50P割いて、これまでのストーリー解説や、イラスト集、Q&Aなどが載っていて満足感の高い特集でした。

 

メインストーリー解説、246章にだけネタバレ注意ってありますが……これはあれか。見開き単位だからか。いや、3章のバラムがネタバレ過ぎるなーと思ったので。

エリダヌスのラスイチ、土のラナって言うんだーと思って調べたら、メギドの塔に出てくるんですね。地のラナ表記らしいですけど。

 

アート展も収録されていて、カウントダウンイラストとか見られたのは楽しい。1周年カウントダウン2日前のウェパルが可愛くて好き。

キャラクター投票の1位~5位の描き下ろしイラストがあって、格好良かったですね!

順位の問題なんですが、「彼」が真ん中に居るのが最高でしたね。

 

あとはQ&Aも情報満載で楽しかったです。

まず最初に言いたいのは、ハックの胸囲聞いたの誰!?!? 測ってみましたじゃないんだよなぁ。めっちゃ笑った。アフロの外周を聞かれて答えた後、アフロソング実装した実績があるので、胸囲(男)ソング実装してこないかとひやひやしてる。

 

オーブ図鑑執筆者についての質問と回答が、気になって仕方がない。この運営が「~こともあるでしょう」って言ってる時点で、確定じゃん……

独特なモブネーミングの質問とか、パジャマ衣装に絡めた、ソロモンからの贈り物についての質問。バラム料理についての切実な回答。

あとは、バラムの鎖真実。なんであれが動いているのか。えぇ、不死者の発想凄いな。

他の質問も満足度高かったのでメギドプレイヤーなら買って損はないのでは。

インタビューでも気になる情報がおおかったです。コンティニュー機能についてとか、霊宝レベル2の件とか。楽曲が順調に増えてるので、CD2弾は期待したいなー。


ラストエンブリオ8 追想の問題児

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「……それは科学者としての意地か?」

「いいえ。人として、そして俺自身の誇りの為の行動です」

 

第二次太陽主権戦争、その第一回戦が終了。

次のゲームが開始するまでには、いくらか時間があるため、問題児三人が久しぶりに顔を合わせ穏やかな時間を過ごす。

いやぁ、やっぱりこの三人が揃ってるのはいいですね。飛鳥は別のコミュニティを創るために動いているわけで、いずれ道が分かれるわけですが。連盟って手もあるわけですしね。

実際、飛鳥の抱えていた案件が確定したというか、立場を得る事に成るようですし、成長著しいな……

 

カクヨムで連載していた問題児シリーズの短編を間に挟みつつ、次のゲームに向けた準備を描写していく感じですね。

1回戦の裏で発生していた「蛟魔王VS風天 兄妹の章」。

以前刊行されたムック『ザ・スニーカーLEGEND』に収録されていた、十六夜が外界で経験した事件「秩序を守る神様の日常」。

 

耀が一時期行方不明になった一件、「崖の上の非行少女」。十六夜に振り回されたある人物を描く「人は、生まれついて悪を知らない」。

などが既出のエピソードですかね。とは言え、カクヨムでも前半部分が収録されているものばかりですが。収録に当たっては、ちゃんと結末まで描かれています。

短編タイトルはなしで、短編参加キャラの扉絵が掲載されてる形式。飛鳥が北側でかかわった遊郭の事件は初出かな?

 

十六夜が関係しているエピソードがどちらも好きだったし、番長は頑張ってください。

飛鳥の遊郭での戦いぶり、未熟なりに頑張ってましたね。ちょっとポカをしてる辺りも彼女らしさがあって、うん楽しかった。

十二天の新顔なんかも居ましたし、情報量が多い。問題児シリーズ、やっぱり好きだなぁ。

 

と、新刊を楽しんでいたんですが。あとがき。

倒れて病院のお世話になった先生の決断という事で、正直に言ってとても悲しい。

でも、それで懸念されている通り、また倒れても元も子もないので、お身体第一にしてほしいですね。

先生がおっしゃった「何時か」を、いつまでも待っています。

すべての愛が許される島

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「だって、存在証明の失敗は不在証明にならないんでしょ」

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「そうだよ。ほんの一ミリグラムの望みは、絶望の千倍つらい」

 

BOOKWALKERでわりと前にやってたセールに合わせて購入。

昔図書館で借りて読んだんですが、手元に確保しそびれていたので。

……まぁ、セールとっくに終わってるんですけどね! どうせなら期間中に感想書きなさいよ(自戒)。

 

大西洋赤道直下に浮かぶ、名前もない小さな島。

そこには教会があり、神父とわずかばかりの住人が暮らしていた。

その教会では、あらゆる愛がゆるされ、近親だろうと不倫だろうと結婚式を挙げる事ができる。

ただし本当に愛し合い、教会の扉を開くことができるのならば。

 

愛を証明するために、島を訪れた人の話です。

メインとなるのは4人で、胸中の思いはそれぞれに異なるようですけど。

「すべての愛が許される」島にわざわざ来るという事は、「許されない愛」を育んでいるという事で、どうしたってドロドロしているというか。

重たく暗い情念のようなものが織り交ぜられている感じ。

 

「いいですか、小説家はほんとうに大事なことは書かない」

「書かないのは、それがなにより大事だと、知っているからですね」

迷いの中で自分自答して、無駄に彩った言葉を使うキャラが多いです。作中でも、「言葉遊びの巧い神父だった」なんて評を下してる場面ありましたし。

個人的にはその言葉遊びが気に入ってるんですけどねー。いい機会だからと購入して、再読するくらいには。

狼領主のお嬢様2

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「私も、願っています。カイドに生きていてほしいと、ずっと願っています」

 

シャーリーと同じく、何の因果か前世の記憶を持って生まれた彼。

その策謀によって、狼領主には熊殺しの毒が投与され死んだという情報が流された。

……えぇまぁあらすじで明かされていたので、言ってしまうとカイド死んでなかったんですね。そもそも表紙にも口絵にも居ますからね。

で、上手い事追いつけるように色々と手を回していたようです。

 

まぁ流石に毒が効かなかったわけではなく、死にかけたところをなんとか蘇生された状態のようでしたけど。

それでも、シャーリーを取り戻すために即座に行動できる辺りは凄い。まだまだ若いなー。

シャーリーだからこそ、狼領主のそうした反応を引き出せるというのは、有るんでしょうけど。

 

過去に因縁があったのは確かだけれど、未来を向いて生きる事を決めて。

ちゃんと言葉にして想いを告げてるのは良かったです。お嬢様、かなり鈍い部分があるようで、伝わらない可能性もいくらかありましたからね……

終盤のイザドルの話にも全く気付いてないみたいでしたし、うん、今世でも割と箱入りだと思います。

色々とトラブルはありましたが、カロンたちのようにシャーリーを受け入れてくれる人が居る終わり方は良かったですねー。

領地の後継のこととか、課題は多そうですけど。仕事を割り振ることを覚えた領主様と彼女なら、大丈夫でしょう。


 

狼領主のお嬢様

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「私、何か……そんなに特徴的なこと、ありますか」

(略)

「……瞳が、あなたを映していますから」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

悪政を敷き、民を虐げた領主一族。

彼らは内部に侵入したスパイによって悪事を暴かれ、裁かれた。

蝶よ花よと育てられた、箱入り娘すら処刑された。

彼女自身は、真実、領主一族の悪徳に与してはいなかったのに。

……まぁ、家族の放蕩を知っていながら止めなかったというのは、確かなんですけれど。

そうする発想が出てこないくらい箱入りだった。

 

前領主一族を絶やし、革命の旗手となった男が新しい領主となって、その地は少しずつ快復しつつあった。

悪者は去り、めでたしめでたし……で終わったら、この作品始まらないんですけど。

処刑された筈の領主一族のお嬢様、その記憶を持って今の世に生を受けた少女シャーリー。

親も無く養護院にいた彼女は、ある時、院長から縁が巡り巡って、領主の屋敷で新人メイドになることとなって。

 

前世の記憶を持つ故に、上手く馴染めずにいた部分もあるようですが。

しっかりと仕事はするし、同僚からの受けも悪くはない。ただ、食事をあまり取らずにやせ過ぎな部分は心配されているようですけど。

ひょんなことから屋敷で働くことになった彼女は、更に予期せぬ遭遇によって領主付きのメイドとして勤める事となって。

 

お互いに相手を見て、秘している事情に察しを付けながらも触れずにいる、初期の微妙な距離感のやり取りが好きなんですよね。

領主の友人であるイザドルが踏み込んできた後の、しどろもどろになる部分とか。

そこに二人が触れた後、「仕事を終わらせるぞ」で空気を切り替えられる辺りとか。

 

それぞれの間に漂う空気が、気に入っています。長い台詞が連続したり、好みから外れる部分も無くはないですが。

1巻の引きがかなり良い所で終わっていて、続けて2巻を読み始めた身では何も言えません。

異世界、襲来 01 プロジェクト・リバース

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『なんとかする。大丈夫、こういうの慣れてるから』

 

丈月城先生としらび先生のタッグ! どちらも好きなので買わない筈がない。

現代社会に、異世界に繋がるポータルが開き、異世界文明の侵略を受けている世界が舞台。

魔法を扱う相手に近代兵器は効果が薄く、苦戦を強いられているようです。

ただ、以前こちら側に向こう側の住人である、エルフの賢人達が移住してきたことがあったそうで。

 

彼らの持ち込んだ知識等を活用し、新しい技術が生まれ活用されてもいるようです。

その集大成が、国防の要である人型戦闘機械『アスラフレーム三号』。とは言え、それも人類が扱い切れているとは言えず、劣勢にも程がある状況ですけどね……

 

主人公の一之瀬ユウは、中学生だったがある適性の高さから軍所轄の研究所に徴用されます。

プロローグから怒涛なんですよね。研究の為に転校まですることになって、新しい出会いがあって。

そんな最中に、敵の大規模呪詛によって東京が壊滅。さらに各地でも同じな事態が続いて……

 

人々の心は、どんどんと荒んでいった。生き延びた軍人からの、弱い者への嫌がらせが目立つようになったし、ユウ達が標的になる事も多かった。

この世界には、希望がない。

敵の干渉によって通信も叶わない状況で、じりじりと沈んでいってる感じ。

 

絶望的にすぎる現状を伝えるのが1巻の中心だったので、ちょっともどかしい部分もないではないですが。

そんな世界だからこそ、アスラフレームの活躍が光るんだろうなぁ。本来ならまだ中学生という事もあって、拙いところもままありますが。今後の成長に期待したい。

状況説明に文面割いたのもあって、続きが気になる終わり方してますねー。2巻は連続刊行で来月発売予定とのこと。楽しみです。


カンピオーネ! ロード・オブ・レルムズ

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「だといいけどな……。でも、俺たちカンピオーネにはいつだって予想外の何かが起きるもんだ。おまえもいずれ、この世界にもどってくるかもしれないぞ」

 

シリーズの新章開幕となる1冊です。

『カンピオーネ!』と『神域のカンピオーネス』のキャラが、神話が再現された世界に集って好き放題暴れる、その序章というかダイジェスト版な感じ。

描写的には、カンピオーネスの主人公である蓮陣営の物が多いですねー。新ヒロインの子も蓮たちと今後行動をともにしそうな雰囲気。

 

最も新ヒロインの子、救世の神刀を振るう秩序側の存在で、カンピオーネ諸氏との相性悪そうですけどね……

だからこそ、カンピオーネらしからなぬチャラさも備えた蓮たち陣営なのかな? 護堂さんハーレムをこれ以上拡大するのもなんでしょうし。いや、彼は彼でなんか新キャラ侍らせてるっぽかったけど。

 

章ごとに、時間とメインキャラが変わる構成。

1章は、蓮と護堂の初対面エピソード。もともとはカンピオーネス4巻のドラマCD収録だったものを、再構築したものだとか。

護堂が、キス無しの自前の知識で剣を披露していて、凄い成長を感じた……護堂ヒロインズ達の活躍も今後あるといいんですが、どうなるやら。

 

2章は、鳥羽妹と厩戸皇子の珍道中。舞台となる、ヒューペルポレア世界を旅する二人が、現地住人と交流する話。皇子は始終楽しそうですけど、振り回されてる芙実花は大変そうです。

いやまぁ、彼女は彼女で中々強かになってきているというか、神に近しい現地住人たちにアイデアを齎し、急速に文明を発展させて満喫したり、地味にパワーアップしたりしてましたけど。

何と言いますかこう、混乱の一端を担っているのは間違いなく彼女達ですが、信じられるかこのコンビ、カンピオーネ居ないで都市発展させたんだぜ……? 

まぁ流石に武力面では劣ったようですけど、なんか剣の王様拾ってて嫌な予感しかしない。

 

3章は、新ヒロインの少女・雪希乃の物語。イラストが結構好みですねー。

護堂や蓮とはまた違う平行世界に住まう子のようですが、どうも神の末裔が治安を維持し、神殺しが生まれない世界だったようです。

その代わり、救世の神刀を抜けるようなジョーカーが生まれたりもしていたみたいですが。

彼女の世界が滅亡の危機に瀕しているため、その原因となっているヒューペルポレアに向かって対処しよう、という感じ。

 

4章が、ヒューペルポレアでの最新時間軸になるんですかね。

この章の前の幕間で、護堂が最初にこの世界に来てからは1年半くらいたっているようで、その間のエピソードが断片的に描かれたりもしてました。中々に気になるんですが、2巻が待ち遠しい。

ヒューペルポレアに到着した雪希乃が、蓮たちと遭遇して、情報を貰ってましたが……もうすでにヤバそうな気配しかない。本当に何してるの、神殺しの皆様方は……



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ちゃか

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