気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

多神の加護

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「『誇り高き騎士』様は、正々堂々戦って死ぬだけでいいんだろうけど、
 俺は卑怯でも生き残らなきゃいけない理由があるからな」


小説家になろうに掲載されている小説。
連載中で、記事書いている時点で153部。
第1話~第148話まで。途中で断章といいますか、横道にそれている話が挿入されているので、少し話数と総部数はずれてます。
章立てとか、サブタイトルとかが無いので、目次がみにくいのがちょっと難点か。

立ちくらみに襲われ、気が付いたら異世界に召喚されていた、神野響。
特に何かしろと支持されることもなく、街に放り出されていた。
魔物とか、獣人とか、わかりやすくファンタジーな世界ですね。
魔王がいて、勇者が現れることが期待されているあたりも、テンプレではあります。

召喚された際に『加護』と呼ばれる力を得て、ステータスが強化されていたため、冒険者として生きていくことに。
加護の強化はチートレベル。
しかし、堅実というかなんというか、地道に進んでいく感じですかね。

絶望することもなく、しれっと世界に溶け込んでたり、奴隷を買ってしまったりとか。
いや、人助けな面もあるから悪いとは言わないけど。
異世界召喚モノで、奴隷というと、そういうことをいたすシーンがあったりするので、そこも好みが分かれるところでしょうか。
特に情報を与えられてない状態で異世界に放り出されて、適応できるのはすごいと思いますね。
一週間でだいぶ世界に詳しくなっているのとか、意見分かれそうな気もしますが。
主人公の、創意工夫を怠らないところは結構好きですね。

堅実に異世界生きてるあたりは嫌いじゃないです。
ただまぁ、結構のんびりしている部分もあるよなぁ、という感じで。
結局どういうところに落ち着くのかもまだよく判りませんなー。
決着がつくまでにはしばらくかかりそうです。ま、それだけ長く楽しめるってことでもあるんですが。
 
最後に、自分の覚書的にちょっと、簡単にまとめて感想をば。
最初にも書きましたが、作品のページは、特に章立てとかないんでご注意を。

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盟約のリヴァイアサンⅢ

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「屠竜の弓と共に生き、『王への道』を突き進む覚悟が定まったのか?」
「いいや。その大層な名前の無理ゲーに参加するふりをしながら、ひたすら裏技を追及したり、システムの不具合につけこんで要領よくやる覚悟だよ」 


羽純がかわいかった。うん、予想以上にいい助手になってましたね。
あとア●●ャさんは哀れ。さすが残念系女子というか、女子力低いというか。
付き合いが一番短いはずの羽純の方がよっぽどヒロインしてませんでしたか?
M部長に前回、色々足りないといわれていたのも納得と言いますか。
女子力低いから、学校周辺のおいしい料理屋開拓するばかりでヒロインレースから脱落しかかかってるとか・・・ある意味で新しい。
いやまぁ、残念系ヒロインの道を突っ走って、属性つけていけばいいんじゃないでしょうか。

雪風さんも結構おいしいキャラですよね。
結構好き勝手生きているようですが、それこそが竜王だっていうのがひしひしと感じられる感じで。
迦具土が老練で自称「悪魔」で、裏でこそこそする感じでしたけど、雪風は罠があろうと蹴散らす類の人なんじゃなかろうか。
春臣を、遊び相手として認識したようで、これからまた騒ぎを起こしてくれるんじゃないでしょうか。

今回春臣が、本領発揮というか、結構真面目だったんじゃないでしょうか。
隠居を目標としているからこそ、今目の前の課題には真摯に取り組みますよね。
秘文字を持ったことで、隠居計画を少し先送りするようですが、捨てない辺り、相当だなぁ。
トレジャーハンターじみた経歴を持つだけあって、今回こそこそやっていたことは結構びっくりした。
そういうことの専門家とはいえ、問題突きつけられている中で、自分にできることとして調査をやり続けるんですから。
最低限の責任を果たした、と本人は言っていましたが。
雪風にも評されていた通り、結構賢者というか、まぁ、策を練るタイプなんでしょうねー。
『王への道』についても、色々と考えているようですし。

日常パートやら、新キャラとかも、結構いい味出してましたね。
それだけに後半の戦闘がこう怒涛過ぎた感じも。
3連戦ぐらいあったので、そこは盛りすぎだったんじゃなかろうか、とか思いますが。
RPGをキャラにさせるというコンセプトがあったそうで。
これから装備を整えていく上級者編に入っていくそうなので、今後も楽しめそうです。

盟約のリヴァイアサンIII (MF文庫J)
丈月城
メディアファクトリー
2013-07-24

盟約のリヴァイアサンⅡ

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「いろいろ難儀なことになってんのねえ、アンタたち……」


前回、挿絵なかった、白坂羽純が大活躍と言うか。
挿絵にバンバン出てきて、いい活躍してましたね。
丈月さんの作品で、妹系のヒロインって珍しいかなーと思います。
カンピオーネのヒロインズは強いからなぁ……

ただ、守られるだけじゃないヒロイン、っていうのはいいと思います。
個人的には結構好きですよ。天使と謳われるのもよく判る。
アーシャの空回りっぷりも楽しんでますが。

しかし、M部長がキャラとして結構愉快だよなぁ、と言いますか。
どう見てもネタキャラにしか見えないのに、割としっかりアドバイスしてくれてるんですよね。
アーシャを評した、
「アンタに欠けているのはね。自分の潜在能力を活かすためのセンスと運と決断力、バイタリティ、演技力、ヴィジョン、セルフプロモーション……」

ってくだりが結構笑えた。アーシャさん、さすが残念。女子力低いヒロイン。
竜とリヴァイアサンとの戦いも面白いんですが、こういう日常の演出もいい味だしてるから、読んでいて飽きないですねー。メリハリがあるというべきか。

前回はただ振り回されるだけだった、「ルルク・ソウンの秘文字」。
それを振りかざす銀竜と、少しずつ把握してきた春臣の戦いは熱かった。
最初あっさり負けたときはどうなる事かと思いましたけど。
文字の力を効率よく扱うための「魔導の杖」も見出し、どんどん隠居計画が遠ざかっていきますねー。

銀竜を撃退し、秘文字も明らかになり、取扱い注意な物件になってきてますが。
竜王にも、悪魔とアーシャに言われた魔女にも目をつけられているようですし、どういう行動に出るのかが楽しみですねー。

盟約のリヴァイアサンII (MF文庫J)
丈月城
メディアファクトリー
2013-03-22
 

THE NEW GATE

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――――全てを救うなんて俺には無理だ。どこまでやれるかなんてわかるかよ。


小説家になろう連載の作品。
連載中で現在33部。
著者ページみると、今月の20日あたりにアルファポリスから書籍化されるそうで。
保管は今のうちに、とも言っているので、書籍化すると下げられるのではないでしょうか。

デスゲームと貸したVRMMO、「THE NEW GATE」。
主人公のシンはゲーム時代に、様々な伝説を残した「六天」と呼ばれる1人だった。
その実力をもって、ラスボスを倒し、デスゲームに終止符を打つ。
ラスボスを倒し、安心したのもつかの間。
ダンジョンの最奥にあった扉が開き、シンは、本物の「THE NEW GATE」の世界にいた。

デスゲームから脱出したと思ったら、異世界トリップしてました、というお話。
異世界トリップした先は、同じ世界、しかし時代は変化していた。
500年もの時がたち、デスゲーム自体の高レベルプレイヤーは伝説となり、いくつかの種族は滅びたともされた。
サポートキャラとして作成していたNPCが自我をもって行動しているっていうのも、良い演出にはなっている。

デスゲームクリア! がプロローグで、今度は異世界かよ・・・ってところが本編ですな。
しかし、六天の連中は、阿呆というか、本気の廃人ですよね・・・
生産職をきわめてトンデモ実験を楽しみつつ、普通に戦闘もこなせるメンバーだっていうんだから。
武器を作り、高レベル素材を求めてダンジョンに行き、新しい武器を作り次のダンジョンに、っていうけど、それが簡単にできれば、戦闘系とか生産系とかの区分って生まれないんじゃなかろうか。
まぁ、ほとんどその手のゲームやったことないので、よーわかりませんが。

しかし書籍化するにしても、33部しかないと、これから先が大変なんじゃないかとか思うんですけど。
もう少し連載進んでからでもよかったのでは、と思わないではない。

俺TUEEEものではあるんですけど、こう、チートだったキャラが異世界来たらさらに強化されて超チートになっているので、こう、苦戦? なにそれおいしいの?って感じで。いや、それでこそ俺TUEEEなんですけど。
なんていうか、それにしたって、戦闘があっさり風味というか。
ジラートとの戦い辺りは、結構面白かったので、あのレベルの戦いをこれからも描いていってほしいものですが。
さてはて。書籍化でどうなるか、ですかねー。
 

クロックワーク・プラネットⅡ

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「(前略)このボロボロの世界に価値なんてないかもしれないけど、それでもちゃんと意味はあるんだった」
なぜなら価値を認められるのは他人でも、意味を認めるのは自分だからだ。
だから人は誰しも自分の生まれてきた意味を探すために生きていく。


寿命を迎えた地球を、歯車によって再生させた、「時計仕掛けの惑星」の物語。
1巻が4月に出ているので、実に8か月も間が空いたんですねー。
次回に続く展開になっているので、もう少し早く出てほしいようにも思います。
しかし、この作品。「榎宮祐」という爆弾を抱えているわけで。
・・・えーっと、本気で倒れちゃわないんでしょうか、大丈夫? と心配になる事間違いなし。
著者コメント欄でも合同の後書きでも、結構すさまじいことになっているようにも思うんですが。
まぁ、とりあえず、仲良いですね、とは言いますが。お大事に、とも言いたいところ。

さておき、本編の感想です。
表紙にも帯にも登場しているので丸わかりですが、1巻で出会えなかったリューズの妹「アンクル」が登場します。
この調子で一巻ごとに「Y」の遺産を継いでいくんでしょうか。
次回は流石にそこまでの余裕ないように思いますけど。
兵器として作られたというアンクル。その性能は、前回圧倒的な力を持っているように見えたリューズに勝ち目がないといわせるほど。
いや、前回確かに「最弱」とは言っていたけど、現行の兵器ものともせずあっさり破壊したリューズに勝ち目ないとか、ちょっと製作者はっちゃけすぎじゃね?
地球を時計仕掛けで再生するって発想自体がとちくるってますけどね。

プロローグの前、序章も序章というか、最初に軽く触れられてますが。
永遠は存在し得ないのが真理だというのなら。
その真理さえもが永遠ではありえないのだと。

『彼』はそう考え、だったら直せばいいじゃないと思ったのだろう、とそんな感じに書かれてます。
まぁ、今回のアンクルの機能が『永遠』を体現する「永久機関」だっていうんだから、そっちの話でもあるんでしょうけど。
こういう前提からひっくり返そうとする発想は結構好きですよ?

1巻の最初に、ナオトたちが秋葉原でテロをしていた理由とかに迫る内容でした。
しかしまぁ、京都をパージしようとした前回も思いましたが、人類終わってね?
いつの世も悪い事考える人は尽きないというか、エゴによって回っている部分あるよなぁ、とか痛感させられました。
地球が終わった時に、ある意味で終わってしまった部分もあるんじゃないかと。
歯車で再現され、異常が出た場所をパージすることで延命してきた世界。
時計仕掛けだというのなら、本来僅かでもかけたら動かないはず。
しかし、パージされてなお、他の場所が補い、周囲にいくらかの影響を及ぼしながらも、世界は存続している。
そのことに対する甘えというか、理解できずに思考放棄した人が多すぎるんでは。
いやまぁ、『虚数時間』とか『永久機関』創っちゃう人間の制作物を理解できる人間なんてそうそういてもらっても困るんでしょうけど。

政府も、軍も、五大企業も。
だれもがあちこちで歪になってしまっているんじゃないか、と思います。
第3章で、マリーが尋問した相手の叫び。
勝手なことを言うものだ、と感じましたが、あの人にとっては確かにそれが事実だったんでしょう。
主人公たちにとって優しくない展開になりながら、それでも折れない彼らがいいですね。
前回の事件は赦せないだろうし、それに報復があったのも自業自得。
それを許容できずに、あちこちで歪みが表面化してきた感じでしょうか。

作中で「数百年かけて足がかりを得るような作業」を2人は「3日」で仕上げます。
ただ、この惑星が時計仕掛けにされてから、1000年。
2人がやったテロ行為につながるようなものは別として、この機構を理解しようと、足がかりを作ろうとした人はいないんでしょうか。
『技師団』も維持と保全が仕事のようですし、彼らにもわかっていないこと多いんじゃないかなーと。
前回みたいに、変な思惑もって動かれることもありますし。
まぁ、そんな背景の事とか考えながら読んでいましたが。

とにもかくにも、前回描かれていた、キャラ同士の愉快な掛け合いだったり、2人の異能と才能の合わせ技だったり、独特の世界観にあふれる魅力とかは少しも衰えることはなくここにありました。
気に入ったシーンもいくつか。
リューズとナオトがマンガ喫茶のカップルシートでイチャイチャしまくってたりとか。
マリーとハルターのアクセルとブレーキじみた掛け合いとか。
アンクル修理するシーンは、アレをやった「Y」ってやっぱり頭おかしいわ、っていうか。
凡人なんでナオトが何を言っているかさっぱりわかりませんでした。アレわかるのナオトくらいだろうけど!

しかし、いい作品読むと心が潤いますね。
満喫しました。


 

クロックワーク・プラネットⅠ

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「理想を追求するのに最も都合のいい立場って何だかわかる?」
(略)
「それはね――テロリストよ」


ラノベには珍しい共著という形式を取っています。
MF文庫Jで『ノーゲーム・ノーライフ』を刊行している榎宮祐と長年の友人であるらしい暇奈椿。
この二人の発想がいい塩梅で混ざって、読んでいて楽しい。
2巻を読んでから1巻の感想を書いてるんですが、マリーが一度叩きのめされて、それでも折れなかったところには好感が持てます。
しかし、ただ1巻だけを読んだ時点では痛快だと思ったことが、跳ね返ってくるんだから、容赦ないですよね。
まぁ、2巻がからむ感想はおいておいて。

寿命を迎えた地球を、歯車の力で時計仕掛けのように作り変え、延命している世界。
作り変えられてから1000年後、地球をつくりかえた異才の制作物をもってしても、機構には歪みが生じ始めていた。
まぁ、現在でもある機械式時計も、部品の摩擦を防ぐための油が揮発するから、数年に一回はメンテしないといけないんですよね、確か。
それを地球規模でやったら、メンテナンスもそりゃあ大変でしょう。
ましてや、地球の機能を歯車で再現するなんて、トンデモな代物を扱いきれず、あちこちに異常が生じ始めるのも、まぁ致し方ないことなんじゃないかと。
しかし、作り変えられてから1000年が経過しているというのに、危機感とか無いんですかねぇ。
歯車を用いたさまざまな道具だったり、自動人形だったり、果ては兵器だったり。
まぁ、諸々新しい技術っていうのは生まれているようですけれど。
延命処置に甘えて、抜本的な対策っていうのを取れているんだろうか。
地球が死にゆく100年は対策を練るのに短かったでしょうけど。
作り変えられた世界が永遠だと約束されたはずがないのに。

まぁ、そんな状況に対してはいくらか不満はありますが。
その程度の事を置いていくくらいには、この作品に入れ込んでますな。
一読して、面白かった! と思えるのは当然ながら、何度も読み返したくなる魅力があります。

共著である二人が、それぞれに考える天才観を描き、その2人が最後にやり遂げたことは素晴らしい、の一言。
ナオトの持っている異才、異常な聴覚とそれによって得た情報を把握する能力。
マリーが努力と天性の才を持って獲得した、一級の時計技師としての技術。
それぞれのキャラが自分の主張を持っていて、それに従っている様がいいです。
ナオトは勉強できなくて、機構フェチの変態ではありますけど、それだけに自分の「耳」と欲求には素直で分かりやすいキャラなんじゃないでしょうか。
その異能と、リューズを修理できた発想についてはまったくもってわかりませんが。
まぁ、それはどちらかというと制作者の「Y」が一番頭おかしいと思っているので。

ただまぁ、その割に敵役はいつの時代においても進歩がないというか。
今回は、分かりやすい悪役も出てきていましたが、組織として腐敗している部分もあるんじゃないかと。
マリーが打った報復の一手が容赦なくていっそ笑えましたね。
2人が協力するときの熱とか、痛快さとか、日常でのドタバタとか。
その全てが、うまくかみ合って、回っているんだなぁ、と思いました。


 

異世界迷宮で奴隷ハーレムを

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警告!
あなたはこの世界を捨て異世界で生きることを選択しました
二度とこの世界に帰ってくることはできません。
続けますか?
はい いいえ


小説家になろう掲載。
『異世界迷宮でハーレムを』ってタイトルでヒーロー文庫から書籍化されていますね。 
現在も連載中で、全168部。「プロローグ」~「竜皮」まで。 

自殺サイトをふらふら見てたら、「この世界で生きづらいなら異世界で生きればいいじゃない」という広告っぽいリンクを見つける。
そのサイトで、キャラクター設定じみたことをやった末に、冒頭の警告に「はい」と答え、異世界へと招かれた男子が主人公。

分かりやすく剣と魔法のファンタジー世界、ってところでしょうか。
成長するダンジョンがあり、それを探索する、探索者や冒険者がいて、奴隷もいる。
そんな世界にチート能力持って転生したなら、やることは一つだろ!
とタイトル通り、ハーレム作ったり、チート能力生かしながらダンジョン攻略をしたりするお話。
まぁ、タイトルから想像できる通りの話ですね。

主人公が、冷静に過ぎるというか、冷淡というか。
最初山賊に襲われ、ゲームイベントだと思っているから殺しちゃうわけですが。
実はここ異世界じゃね? じゃああれ、モンスターじゃなくて普通の人か・・・って発想に至ってから割り切るまでが早かったりする。
そのあたりの感性がずれているから、いじめ受けたり、自殺サイト見るようなことになっているんじゃないかと。
身体鍛えて、見下し返すっていう考えに至っているあたりも、好みわかれるかもなぁ。

後は、スキル再設定を持っているから、色々工夫して進んでいくんですが・・・
仲間が増えたり、レベルアップで新スキル、新ジョブを会得したりで、いつまでたっても試行錯誤と言いますか。
トライアンドエラー? というか。ずーっと実験してるんですな。

じりじり進んでいく構成なんですよね。
丁寧というよりはカメの歩みと言いますか。
こう異世界転生で俺TUEEEモノではありがちですが、緊張感がない。
ヤマもオチも物足りない感じで、何と言いますかこう、常にフラットな感じ。

淡泊さになれれば、それなりには読める作品だとは思いますけど、際立って面白いとは言えないですかね。
最初何話か読んで、主人公の口調とかが受け入れられれば、いい作品なんだとは思いますが。
まぁ、普通。外れとまでは言いませんが、書籍版は買わないかなぁ、っていうレベル。
嫌いじゃあ、ないんですけどね・・・ 

変態王子と笑わない猫。7

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だから、ぼくはなにもしない。
だれかのために自分で解決しようとするのではなく。
もちろん自分のために手を貸そうとするのでもなく。
『なにもしない』ということをするのだ。
それはきっと、だれかのためになにかをすることよりも、だれかを庇って自分が罪を背負うことよりも、ずっと難しくて尊いことだ。
人を信じる、ということだから。

 
主人公が相変わらず要所要所で通報レベルの変態になるのにも慣れてきましたね・・・
というか、あのノリをある程度受け入れられなければ、7巻まで読んでいないか。
横寺はどうしようもなく、間違いなく、変態なんですけど、信念というか自分の哲学があるように思います。
変態だけど。恥を忘れて、傲慢でもあるけれど。
自分の中に湧き出る言葉があって、それを信じられるというのならば。
例えどんなに冷たい目で見られようとも、本人にとってはそれなりに良い生活を送っていることになるんじゃないか、とか。
変態モードの横寺はどうしようもないと思うけれど、こういう真面目に考えて、言葉を使っているシーンが結構好きで、なんだかんだで読み続けているような気もしますね。

前回起こした騒ぎの代償として、奉仕活動に従事する毎日。
マイマイこと副部長が監視をするが、「彼女」は一度も顔を見せなかった。
それに憤る副部長と、受け入れてしまう横寺。
この二人は言葉が鋭くなりがちというか、微妙にすれ違っているようでいて、結構いい友人になれているんじゃないでしょうか。
冒頭のゴミ拾いのシーン然り。
廊下で部活の事について話し合うシーン然り。
ああやって、ふざけを交えながらも「真面目な話」ができる友人っていうのは貴重だと思います。
変態のくせに、友人には恵まれてるんだよなぁ。少数精鋭というか、なんというか。

ポン太? 彼の犠牲は忘れない・・・いや違うか。
毎度ちらっと触れられる彼の行動も地味に楽しみなんですが。
今回はピースなボートで世界一周ボランティア旅行に行った上に自主的に冬期休業を延長しているようで。
彼はいったいどこへ行こうというのだろうか・・・

登場人物たちの多くが、色々なことを、考え過ぎているんじゃないか。
友だちって、なんなのか。
ほんわか様の「どーしてきちんとさせなきゃいけないのー?」が結局今回の要旨でもあったように思います。
全く別の作品になるんですが、「折り合いがつかないことに折り合いがついた」とか、そういう表現がされていたことがあります。
重ならない部分もあるんだと、割り切りもある程度必要なんじゃないか、とか考えたりして。

クリスマスだったり、初もうでだったりといろいろイベントこなしていましたけれど。
ぽんこつさんこと鋼鉄さんは、進退どうなっていくんですかね。
そして、わんにゃん戦争により、とりあえずの着地点に到達した二人はこれからどうするのか。
そろそろ終わりに入っているのかもしれませんが、のんびりと待ちたいと思いますねー。

変態王子と笑わない猫。7 (MF文庫J)
さがら総
メディアファクトリー
2013-10-24

ランス・アンド・マスクス① [騎士少年の仮面劇]

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「僕は――騎士になりたい」


ポニーキャニオンから刊行された、ラノベの新レーベル「ぽにきゃんBOOKS」。
全部買うだけの余裕はなかったので、とりあえず、茨乃さんイラストだったことにつられて購入。
帯が微妙に長いのはどうにかならなかったのだろうか。
あと、巻数表示は、算用数字なのか、ローマ数字なのか、丸囲み数字なのか、はっきりしない。
統一されていないっていうのはちょっと気になりますね。

後は、全部のページの上に「ランス・アンド・マスクス」って入っていてちょっと鬱陶しい。
他のラノベとかだと、左側のページだけ、とかですよね。
後書きのページの上部には「あとがき」ってあって欲しかったような。
いや、細かいことかもしれないですけど、これまでのラノベでできたイメージと微妙にずれている感じが、こう、頭の端に引っかかって、地味に引っ掛かりを覚える。

さておき本編ですが・・・
400P近くある割には、結構薄かったかなぁ、という感じで。
印象で言えば「なんちゃって騎士物語」。
主人公の葉太郎は、弱き者―特に女性―を助ける、物語的な騎士ですね。
ただ、葉太郎は、甘いというか青いというか。
騎士団を抜けたことから騎士としての生活から去ろうとする。
しかし、女性がピンチになっていると、うっかり助けてしまう。
真緒という7歳の名門の出の少女を助け、その屋敷で世話になることに。
こんな7歳がいてたまるかっていう性格していますけどね。

まず葉太朗が、騎士をやめようとしている割に結局やっていたことは、1週間ほど金がない状態で旅をするっていうもので。
もう少し計画性ってもんを養わない? と思います。
本当に辞めたいなら、やり方ってもんがあるだろうと思います。
野宿しながら、目的もなくふらふらと旅をしていて、金もなかったら、待っているのは「騎士を辞める」ではなく、単なる飢え死にだと思うんですが。

もう、コレ主人公、金剛寺さんでいいんじゃないだろうか。
裏社会の組織で使われていた子どもを助け、何人かには父と慕われている。
理念ではなく実を取った組織に属し、名門の当主の元で働いているけど、不当な扱いを受けている当主の子供については意見を呈したこともある。
そうした諸々が重なって、迷いを抱えている。
・・・金剛寺さんが真緒をさらう、とかそういう展開だったら、納得できるんですけどねぇ。

葉太朗がしたことと言えば、騎士を辞めようと思い旅にでる。
うっかり人助けをしてしまい、気に入られ屋敷に連れて行かれる。
そこで、自分の弟子と日々のしつけ役に追いつかれ、しごかれる。
そうした日々を何となく日常として受け入れてきたところに、理不尽な命令が下る。
それに反発し行動を起こすが、金剛寺にコテンパンにやられ、いいとこなしで帰って、グダグダになっていたところを叩き起こされ、何とか行動を起こす。
・・・こう、全体的にパッとしない。
 
主人公の意見で、うなずけるものって、葉太朗と真緒の父親が、父親としてどうしようもない、とそんな感じの事を言っているわけですが、それぐらいかなぁ。
どうにも最初から最後まで青臭くて。続きが出ても手は出さないでしょう。
 
 

文豪ストレイドッグス3

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「不幸の淵に沈む者に心を痛めるなとは云わん」
「だがこの界隈はあの手の不幸で溢れている」
「お前の舟(ボート)は一人乗りだ」
「救えない者を救って乗せれば――ともに沈むぞ」


国木田さんが、なんのかんのでツンデレというか、わかりやすいいいキャラですよね。
ちゃんとアドバイスくれるあたりとか。
救出しに来てくれるあたりとか。
後者は社長の鶴の一声があったから、ですけども。
カバー裏のコミックにも国木田さんの人の好さが表れている・・・
敦の服装の裏側にはあんな事情が・・・いや、分担も決めずに買いに行ったんだろうか。
下手すればズボンが二着とかになりかけていたり・・・?
流石にそこまでではないと信じたいが、無意味に手袋買ってきた人とかいるからなぁ・・・

さて、今回は新キャラこそ登場するものの、能力的には新しいものがなかったですね。
毎回どんな能力出てくるのかを楽しみにしているので、能力名だけ明らかになっている人々にはとっとと能力を使ってもらいたいところ。

マフィアに囚われた太宰と、当時の相棒であった中原中也とのやりとりが愉快。
太宰さん、どこでもそんな性格で生きてきていたんですね・・・
中也も、付き合いがいいから、からかわれてるって気付いているんだろうか。
まぁ、今回は性格の悪さで太宰の勝ちですかね。やり取りから見るに、毎回同じようなことしている気もしますけど。

社長に「褒めてやる」って言われて、テンションあがる乱歩さんが好きです。
あの人もあの人でいい性格してますよね。
75Pのぽかんとした表情がまたナイス。
個性的なキャラクターが多いので、中々に楽しんでいます。

しかし、敦が温いからなぁ。
主人公が、結構人情派というか、切り捨てられそうな相手に手を伸ばすっていうのはよくありますけど。
それにしたって芥川相手に「お前に勝てる」と宣言したりとか、無根拠に勢いで行動してない? って部分がちらほら。
自分の信念に従っているといいますか、自分を曲げないっていうのは長所にも短所にもなり得るもので、今のところ短所の面が強いように見えます。
なので、敦にはもう少し頑張ってほしいところ。
人虎に賞金を懸けていた外部勢力も出てきたみたいですし、これからもドタバタしていくんでしょうねぇ。
どんな異能を使ってくるのか今から楽しみです。


 
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