気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

問題児たちが異世界から来るそうですよ? そして、兎は煉獄へ

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『私は構わない、と言った。魔王とはその存在が既に不倶戴天の敵である。それは即ち、この世の全てを敵に回す者に他ならない。――――多勢の不利? ハッ、笑わせるなッ!! 個で群れを破れずして何が魔王か!!』


待ちに待った本編です。
正直いいところで引きになっていたうえ、短編を挟まれたので、並の展開だったら評価下げるつもりでしたが。
引き込まれてしまって、一気に読み終えると、もう何も言えないですよね……
文句抜きで面白かったですよー。
ちょっとページ数としては薄めで決着は次回に持ち越しってのが少し残念でしたが。
1冊にまとめようとするにはキャラ多いし状況も混沌としているしで、下手にまとめられるよりはいいですかね。
丁寧に作ってほしいものだと思います。
ただ、どこかの電撃の鈍器とまでは言いませんが、もうちょっと厚くても構わないんですよ、といいたい。

白夜叉のいる上層の様子も描かれていましたね。
斉天大聖を箱庭に招くことを条件に蛟劉焚き付けていたので、てっきり箱庭に来ていないのかと想ったら、斉天大聖登場してきましたね。
上層にいた、っていうことでしょうか。
箱庭の上層に位置する勢力が下層にそのまま下りれば、存在だけで、下層を揺るがす災害となりかねない。
そのため力を制限するというか、最適な形に変化させて顕現させるシステムもあるようで。
忉利天。月の兎たちが守っていたものって確かここにつながる天門でしたか。
上層には上層の思惑があるというか、何者かの陰謀がこちらにも到達しているようで、白夜叉が切れてましたね。
そこで「箱庭席次第一〇位」とか書かれていましたけど……これって、階層の位置なんでしょうか。
もしかして「白き夜の魔王」って二桁だったりするんですか。そうだとして、これより上がいるって箱庭怖い。

マクスウェルによる、境界門の破壊。
ウィラや耀にはどうしようもなく、救援に駆けつけた飛鳥も、境界を操る力によって飛ばされてしまう。
打つ手がなく、マクスウェルによる敗北の屈辱を受けている中、ついに救援が駆けつける。
あのシーンから盛り上がってきましたよ。

サラが、蛟劉が、レティシアが、ジャックが。
さらに別の救援が。絶対悪の御旗を倒すべく、集っていくさまは圧巻。 
ジャックや蛟劉が行方不明になっていたわけは、援軍を呼びに行っていたから。
それぞれが自分に打てる最善の手を求めて行動していた。
十六夜がジャックに言われた「貴方の獅子奮迅の健闘が、希望をつないでくれたのです!」 という言葉の通り、わずかだけど可能性がつながった。
決して十六夜が身体を張ったことは無駄ではなかったのだ、というのがいいですね。

一方で、まさかここであの人が出てくるとは思ってませんでしたよ。
クロア・バロン。金糸雀の遺言を十六夜に運んだ、旧ノーネーム所属の神霊。
瞬間移動の力を持つ彼がきてくれたことは、戦術の幅が広がるし、何より、旧ノーネームに所属していたという事実は、ほかの面々の心を奮起させる材料になるでしょう。
まさか猫耳ヘッドフォンがこうつながっていくとは思いもよらなかった。
それだけではなく、耀の父親、コウメイも動いているようです。
事情があって、耀には会いに行けない状態のようですけど……旧ノーネームの最高戦力も動いているというのは希望に他ならない。
たが、 コウメイの存在には不安が残るんですよねー。
実は死んでいて、クロアの能力で会話しているのかとも思ったんですが、それにしては、飛鳥たちこっそり回収したりマクスウェルに一撃加えたりと、実態はあるっぽい?
まぁ、不安といえばクロア自身にもあるんですけどね。
彼が耀に明かさなかった事実。生命の目録について。どうやって召喚されたかについて。
なんかクロアが全てを語った後に死にそうな予感がするんですが、さてはて。

ジンはジンで、魔王連盟の殿下たちと行動を共にしています。
まさかこの短時間で話をまとめて介入してくるとは思わなかった。
マクスウェルという監視役がいないうちにまとめてしまいたかったというのはあるんでしょうけど。
そして、マクスウェルと殿下たちも戦うことに。
裏切りの事実を持ち帰られるわけにはいかない、ということですが、マクスウェルが力をつけている事情。
彼が引き起こしたという未来の時間軸でのパラダイム・シフトがまさか、あの蕾につながろうとは。
アンダーウッドの救援の中にはコッペリアの姿もありましたし、どういう種を使っているのか、次回明かされるのを待ちましょう。

少しだけ明かされた、金糸雀の過去。
まさかあれだけ自由に生きてきた、快活な人の始まりがあんなところだったとは。
西側のフロアマスターが???なのはなんでかなーと思っていたんですが、そういう事情か。
ディストピアの魔王については、倒したみたいな話してましたが、まだ復興していないのかな。
クロアが格好良かったんですけど、どういうことだろうか。変態のくせに。

あと気になっていた、耀の「ノーフォーマ―」にも触れられていましたね。
自分という存在をなす霊格は、親から受け継いだもの。名と命。
その片方が不安定な存在だったから、「何物にも成れない者」という恩恵が刻まれていると。
読んでいて思ったのは、耀が医療が発達した未来においても寝たきりだったのは、単に、そういう事情から自分の霊格が摩耗していたから、ってことなんですかね。
金糸雀も霊格が摩耗して、身体が耐えられずに死んだみたいな感じだったと思いますし。
自分の霊格を確立できていない耀。生命の目録の謎もそのまま。
ここは、耀が自分の霊格を確立させて成長する方向ですかね。「龍の純血は誕生でなく発生する」って話もありますし、そっち方面に進んでいくんだろうか、と勝手な予想をしてみたり。

そして今回も掲載されていた「白夜叉先生」のコーナーがまた面白かった。
境界門、箱庭の三大問題児、南の階層支配者アヴァロンについて語られています。

次回で、連盟旗編とアジ・ダカーハ編が決着。残り2冊で第1部終了予定だそうで。
決着する話と、5巻みたいな、終わった後の様子で1部完結ですかね。


問題児たちが異世界から来るそうですよ? YES! 箱庭の日常です!

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「黒ウサギが張り切ってるが……どうする? 俺的にはかなり眉唾もののゲームだぞ」
「白夜叉のゲームが胡散臭いのは今さらよ。どんな酷い真相が待っているにしても、参加してみなことにはわからないわ」
「……オチがつくことは前提なんだ」

短編集ー。
本編がいいところで短編はさむとか鬼だなぁ、と正直思うんですけど。
あの状態からおあずけくらうとか勘弁してくださいよ。
短編は短編で面白かったですけど、本編はよ。
しかし、あとがきを見るとなんかスランプに入っているみたいで、大変なのですかね。

「箱庭のとある日常」
WEB初出。
ノーネーム本拠地の東側に現れた、ちょっとした脅威に問題児たちが立ち向かう話。
干ばつを起こす神獣がやってくるそうで。
黒ウサギは、それにかこつけて、水を販売することで、ノーネームの利益にしようと企みます。
そのために、神獣の情報を問題児に集めてもらいに行くんですが……
まー問題児が予想通りに動くはずもなく。
ごめん、神獣倒してきちゃった、という場面は笑った。黒ウサギお疲れ。
問題児たちも、無駄に約束破ったわけではなく、ちゃんと理由があったわけで。
そこで得たギフトというか道具はなんか影響してくるんですかね。
耀がユニコーンのギフトを得た場合、どんな能力発現するのかが少し気になる。

「黄金盤の謎を追え」
アニメBD特典。
白夜叉が主催する、ギフトゲームに参加したノーネーム。
クイーン・ハロウィンの配下とか
十六夜が二人にひざまくらしている挿絵とかはのほほんとした―。
この三人は独特の距離感というか、変わった親近感みたいなものがあって、その絆のあり方が結構いい感じですね。
しかし、十六夜と顔無しに接点があったんですねー。
ウィル・オ・ウィスプが実施したリトルゲームが、ひどい罠だなーと。男性参加者に合掌。

「キャンドルとオムレットとゴーストタウン」
WEB初出。
アンダーウッドに至るとき、耀と飛鳥が挑んだ、ウィル・オ・ウィスプのゲームの話。
アーシャをからかうときの二人が輝いて見えるわ……
耀の悩みを飛鳥は知っていたわけですなー。
一人で抱えていたわけじゃないっていうのはいいですね。十六夜がかっさらっていったわけですが。

「異邦人と月ウサギのお茶会」
書下ろし。
異邦人のお茶会第二弾。
今回は黒ウサギを交えての話になっています。
十六夜用の命令権は結局行使されたのかな。
される前に十六夜が降参したように見えるんですが、さて。

「スティムパリデスの硬貨」
『ザ・スニーカーpremium』初出。
毒を吐く怪鳥をめぐるゲーム。
怪鳥を狩るために毒矢を持ってきた連中を、ゲームクリアの為に追い払う三人。
色々と思わくがあるわけですけどね。
しかしまぁ、久しぶりに問題児が無双しているといいますか。
本編だとなんだかんだ悩んだり、格上が出てきたりと、こうも一方的なゲームになることないですからね。

「教えて! 白夜叉先生!~舞台裏番外編~」
あとは巻末の舞台裏番外編ですか。
「ギフトゲームと〝恩恵”」、「〝疑似神格・金剛杵”」、「〝疑似神格・帝釈槍”」、「〝月海神殿”」。
「〝正体不明”」、「〝威光”」、「〝生命の目録”」、「箱庭の世界」。
「最強種」、「魔王」、「魔王アルゴール」、「〝燕尾服の魔王”」、「人類最終試験」。
これらの項目について白夜叉の視点から解説がされています。
まだわからんこともあるなーって項目も多いんですが、割と重要な情報出てたんじゃないだろうか。
アルゴールさん、本来の神格があれば箱庭三大問題児の一角なんですね……  
結構面白かったので、またやってほしいですね、このコーナー。

 

大学を卒業して

卒業式やら、記念パーティーやらが中旬にあったんですよね。
でも、3月中は名目として学生でいられました。
しかし時間は流れるの早いもので、もう4月なんですよねー。
アルバイトで繋ぐ日々がやってまいりました。
あー、全部エイプリルフールの嘘だって言えればいいのに、残念ながら、避けようのない現実だったりするわけですよね。

4年間あったのに、何やってたのかなー、と自問自答したくなる程度には心残りがあるような。
たらればの話に意味はないですが。
でも、仮にやり直しがきくとしても、同じ行動するのは目に見えてるんですよねー。
本ばかり読んで過ごした時間に悔いはないですよ。
自分のことを車に例えたことがあるんですけどね。
自分が車で、本がガソリン。ないと動けない 、みたいな感じで。
高校の頃の後輩からは、読書中毒ですね、と評されましたがまさしく。
そればっかりは、多分変わらないというか、変えられないものだと思っているんで。 
ま、嫌な記憶より良い記憶のほうが多いので、充実していた時間だったのは、間違いないです。
そういえるなら、問題ないかな、と思って目先の問題と戦っていかないといけないんですよねー。



追記:
適当に思い出というか愚痴というかのごった煮を、プライベート記事で投稿してます。
認証のパスは、大学時代所属していたサークルの略称になっています。
大学の友人がこのブログみているか、知らないんですけどね。
なんとなくこぼしたくなったんですよ。続きを読む

電撃4コマ Vol.190 (家族ゲーム感想)

電撃プレイステーションVol.563の付録の感想―。

今回は本誌のほうで気になるゲームはないかなー。
テイルズの続報がちょっとだけ乗っていたりとかはしますけど。
個人的にはアトリエシリーズが気になっているんですよね。
ただ、いくつか出ているからどこから手を付けていいものか迷ったり、時間がないからなぁ、と先送りしたりして、結局シリーズに手を付けていない状態なもので。

鈴城芹さんの『田舎なう。』は今回は部屋の話。
『PSO2』には、ゲームで部屋の設定してベッドやらいろいろおいてコーディネートできる機能があるそうで。 
で、友人と比べて雑多な配置になっていようです。
あまり得意じゃないので、室内の描写は最低限にしてるそうですが、 部屋に何を置くかとかもキャラ付けに仕えたんじゃないかなーとかおもっているとかなんとか。続きを読む

問題児たちが異世界から来るそうですよ? 暴虐の三頭龍

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――理と利の為に、同士との義を置いてきた。
置いてきたものを取り戻すためには証明が必要だ。
瓦礫の山河を乗り越え、地獄を掻き分けてでも、奪いに行けるのかどうかの証明が。


この巻、アニメに合わせて刊行させたんでしたっけ、確か。
 オリジナルアニメブルーレイ同梱版とか出ていましたし。
同梱版とかは一足先に出てますし、その関係もあってか、ちょっと急いだ部分もあるんでしょう。
何が言いたいかって、あの盛り上がった最後のシーンから続く本編があったかと思ったら、後半まさかの短編集なんですよね。
本編の盛り上がりは、期待通りなんですけど、後半かなぁ。

いや、短編は短編で質は決して悪くないですよ。
ほのぼのできていい感じです。
だけど、短編は短編でまとめてほしかったなぁ。
本編が間に合わないんだったら、もういっそ短編集という形にしてほしかった。
生殺しだ・・・・・・・
 
そういえば、白夜叉が蛟劉を代理に置いたはずなのに、巻頭マップでいまだに東のフロアマスターが白夜叉なんですね。
南も不在になってますし。
西側が全く描かれていないので、いつか描いてほしいものですけど。
南は不在って書いているのに西が???なのがすごく気になる。

本編関係ない感想が長くなりましたが、さておき本編。
プロローグは金糸雀の話。一回倒れて入院したところ。
十六夜は原因不明の病気といってましたが、金糸雀曰く、霊格そのものが摩耗して体に限界がきているそうです。
外界で無茶をしたから、ということで。それが十六夜に集結しているんですけどね。
ここでの会話がかなり気になるといいますか。
飛鳥と耀の能力分析はそこそこ進んでますし、そろそろ十六夜の謎も解かれてほしいところ。

魔王アジ=ダカーハが現れ、壊滅した都。
十六夜は致命傷を負い、最後の時間をもって、同士を逃がそうと試みる。
しかしまぁ、魔王は魔王で魅力的だと思っていたら、ここでまた強烈なものが来ましたね。
魔王としての正義、彼の掲げる旗。悪一文字に賭けるもの。
最悪に転がって行ってるように見えますが、それでも、敵が格好いい。
特に、最後の宣言はしびれましたね。

『(前略)――それはもう、天災とは呼べない。世界が一丸となって滅ぼさねばならない巨悪である。故に我が総身、我が悪一文字こそ、あらゆる英雄英傑が到達する最後の巨峰…………!』
(中略)
『踏み越えよ――我が屍の上こそ正義である…………!!!』
 

十六夜によって逃がされた耀も飛鳥も、それぞれ、助けに行きたいけれど……という葛藤を持ちながら、今できることをそれぞれやっています。
避難民の誘導とか、頼まれた黒ウサギを安全なところに運ぶこととか。
そこを襲撃されるわけですが、憤りを感じている状態の二人に突っかかるとか無茶するな、という印象。
二人とも、戦い方がこなれてきたというか、力を使いこなしてきてますよね。
耀のほうはなんか最後、すごいことになってましたけど、あれどーなるんですか。
 
そして短編。
十六夜たち問題児の交流を描いた『異邦人のお茶会』。
アンダーウッドで巨竜を倒した後、ヘッドフォン問題の顛末とか話してます。
しかし、あの息の合い方でまだ三か月程度の付き合いだっていうんだから、これから長く付き合っていくと、すごい組織作れるんじゃないかなー。生き残れれば。

そしてアンダーウッドで起こったもう一つの事件を描く、『リリの大冒険~働かざる者食うべからずと偉い人は言いました~』。
ここで十六夜たちは、パラドックスゲーム、成功方法が確立されていないトラップゲームを解決したりするわけですが……
コッペリア助けられてさ、彼女が旗を持っているのだったら、そこで連盟作ったらまずかったのだろうか、と少し思ったり。

 

問題児たちが異世界から来るそうですよ? 落陽、そして墜月

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「悪であれかし! 魔王とは秩序と二律背反する、世界に生まれた膿だ! 故に生来の魔王は大聖や蛟劉のようなチンピラ連中とは違う! 世が正しくあるために、世を律する絶対悪! 俺様はこの〝混”一文字の誇りにかけて! 災厄の末席を担うものとしてッ! 己の生き様に、何一つ恥じることはないッ!!」
(略)
「…………〝悪であれかし”。それがお前の霊格そんざい)の全てか?」
「そうだ。魔王は不退転。混世の王は討たれるまでが王道だ」


ついに始まる魔王連盟とのギフトゲーム。
これまでのゲームと比べても最大の規模で、あちこちで戦闘が巻き起こる。

最初に乗っていた、黒ウサギの過去も、旧“ノーネーム”の強大さが分かっていい感じ。
というよりは、あの魔王に倒されなかった組織を滅ぼした魔王がいかに強大だったか、っていう怖さがありますよね。
黒ウサギは、名前とかないのか、そもそも月の兎はそういう記号を持たないのか「黒ウサギ」という名前なのかと思っていましたが。
名前をもらう前に、襲撃を受けてしまったようで。それから200年名前を付けなかったのだろうか。
まー、トラウマな過去とつながっているだろうし。
金糸雀がつけてやらなかったのかな、と思うのですが、種族的な文化とかいろいろあるものなんですかねー。

魔王連盟側のキャラも、筋が通ってていい感じですな。
グライアがやられキャラすぎだけど。
今回は十六夜と殿下のバトルと、ジャックと混世魔王の戦いが気に入りました。
特に混世魔王。
正直なめてた。十六夜から逃げ回るだけだった前回と比べれば、格段に魔王らしく、格好いい姿がそこにありましたよ。
敵ながらあっぱれ。幼子をさらうような悪であっても、己を高らかに誇る、その姿がすごい。
そしてそれと相対したジャックがまた格好良かった。

(魔王なんだわ……この敵も…………!)
(略)
己の悪行を悪と見定めたうえで強権をふるう暴君。己の魂と存在の全てを賭けて法律(ルール)を定め、世界にそれを強制させる力と覚悟を持つ王。

 
と、飛鳥の内心、地の文で触れられていましたが。
魔王が災厄でありながら、それぞれの主義主張があって、それを譲らないというところだけは確かで。
敵ですら魅力的に映るっていうのは、なかなか素晴らしいですねー。

一方で十六夜対殿下の戦いもまた扱った。
お互いに、相手を倒せるのは自分だけと理解していた。
だからこそ、切り札同士をぶつけて、戦いの趨勢に賭けた。
殿下は十六夜を仲間を根本のところでは信じられてないと分析し、十六夜は殿下を戦う理由を他人に預け生きていない状態だと断ずる。
どこか似ているようで、はっきりと違う存在なんですよね、この二人。
しかしまー殿下の存在っていうのは結構気になりますね。
生まれた時期、その能力。原典候補者という立場。
十六夜の謎に迫る、鍵の一つではあると思うんですけど。

ジンはジンで、自分なりに行動を起こしていましたね。
戦う力がないなりに、考えて、策を練って、それを実行する。
タイミング悪く失敗したようですが、彼が言った言葉、目撃したもの、それは重要な情報です。
とりあえず生きているようだから、どうか活用してほしい。
 
あちこちで盛り上がってきた、と思ったところで最後、一気に状況が変わるってのがまたすごい。
さて、状況は最悪に向けて加速していますが、その中でノーネームたちがどうするのか。
気になって仕方がない。

 

問題児たちが異世界から来るそうですよ? ウロボロスの連盟旗

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「間違っちゃいねえよ。身内でもない相手に、同情や善悪を押し付けてもしょうがねえ。――だがな。俺にだって、大事に守っているポリシーの一つぐらいある。コイツはその第一原則を真正面から破りやがった。捨てておくわけにはいかねえな」
(略)
「……お前の言うポリシーとは、幼子に手を出さないことか?」
「違う。俺はただ――強い力は、強い奴にのみ振るっていい――そう思って、今日まで過ごしてきただけだ」 

連盟旗編の序章と言った感じで。
箱庭の下層が仮称「魔王連盟」に襲われたことで、北側、サラマンドラの本拠にフロアマスターが集まることに。
ノーネームの面々も、二度、魔王連盟と戦ったこと。
元・魔王連盟のペストが陣営にいることなどを考慮して、この会議に参加することに。

会議前に会場入りして、観光したりゲームに参加したりしている面々。
しかし、都では今、神隠しが横行していたり話題は尽きない状況。
飛鳥が修理されたディーンを受け取ったり、最後の同盟相手との面通しがあったりと、イベントも着々と。

ペストとのコンビがいい味出してきているジンですが、今回は北側ということもあって、サラと行動。
まー、街歩いていたら、上からサラが降ってきたんですが。
その上、サラは魔王連盟のリンと殿下と行動を共にしていて。
ジンが、1巻の時から比べると成長しているよなぁという感じで、かなり頭回るようになってますよね。
もともと持っていた素質が、十六夜たちに引っ張られるように伸びてきた、というところでしょうか。
ノーネームの惨状ばかりが目の前にあって、そこから先を考えられていなかったのに。

あと少し気になったのは、マクスウェルが神隠しの魔王の姿見えているところでしょうか。
子供にしか見えない魔王じゃなかったのか。
リンや殿下はともかく、マクスウェルはどう見積もっても子供じゃないと思うんだがなぁ。
魔王なら見えるとか、マクスウェルがそういう恩恵を持っているとか、そういう話なんだろうか。

コウメイの存在、箱庭世界について。
春日部の父が箱庭の内外を行き来していたのが、どういう能力なのか、っていうのが謎ですよね。
それさえわかれば、ノーネームの同士を助けられるかもしれない。
金糸雀と同様に箱庭の外に放り出されていたとしたら、ですけど。
ま、その辺手を抜かないだろう敵ですし、実際やっているんでしょうけど。
色々と十六夜が考察していますけど、鍵となるというか、情報を持っていそうなのはやっぱり「クイーン・ハロウィン」ですよね。
女王騎士である、フェイス・レスも結構な好キャラでしたし、ぜひともいつかは、その親玉にも出てきてほしいものですが。

ついにノーネームと魔王連盟が退治して、これからが熱くなってきそうな感じですね。
というか、巻末の舞台裏。
「十六夜はまだメインになってない」っていやいや、マジですか。
次回は、全面戦争となるらしいですし、楽しみですね。
十六夜の謎もそろそろ明らかになってくるのでしょうか。  

あとは今回忘れちゃいけないのは、ペスト回でもあったというところでしょうか。
エピローグで触れられていた、ペストの目的。
優しいんですよね。この目的果たされるとそれはそれで大変そうですが、どうか彼女が再び魔王とならないように願ってます。
ジンや十六夜なら、なんか奇策妙策思いつくかもしれませんし。

 

問題児たちが異世界から来るそうですよ? 降臨、蒼海の覇者

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「貴方は自分の血筋が自慢みたいだから。誇りであるその〝鷲獅子”と、〝龍馬”の血を――そのすべてを捻じ伏せて、貴方の誇りを打ち砕く……!」
友人の傷を嘲笑った償いとして。
血族という驕りを砕いてみせると、耀は告げた。


魔王のゲームをクリアした後ともあって、ちょっと穏やかな日常編。
盛大に行われている、アンダーウッドの収穫祭が舞台です。
まぁ、最期にはギフトゲームをやってますが。

ペストの斑梨販売時のやりとりが吹いた。
シャレになってないよ本当に。
最初のレティシアのメイド姿のイラストとかもよかったですねー。
しかし、読み直していて思い出したんですが、そういえば、ノーネームの地下工房で何か異音がするとか。
これ特に回収された覚えがないんですが、何が起きてるんですかね。
しれっと白夜叉のことにも触れられていましたが、本当に強かったんですね、あの人。

今回は西遊記ネタで、牛魔王が登場します。
登場といっても、手紙だけなんですけど。四桁に拠点を置く魔王ともなると、登場せずともすごい迫力といいますか。
あの手紙はなかなかいい演出でしたよねー。
南で十六夜たちが巨竜を対峙していましたが、本当に箱庭世界はまだまだ上がある、というのを実感できる感じがしました。

さて、主力がそれぞれのやりかたで祭りを満喫している一方で、ジンはリーダーとし行動しています。
十六夜がひな形を提示した、ノーネームの売り込み戦略。
それを次の段階に進めるための交渉を行うのですが……ジンも成長しましたねー。
うまく手札を隠し、優位に交渉を進めて、決着つけましたよ。
別のところではガロロが、飛鳥の能力について分析していたりと、日常とはいうものの、いろいろと話は進んでますね。

フェイス・レスもいいキャラだよなぁ、とか思いますが。
水着着用のレースで水着を切るとか容赦ないですね。
しかし、今回の見どころはやっぱり十六夜のバトルか。
ついに訪れた、十六夜より格上の敵との戦い。熱くて、格好良かったですね。
十六夜の星を揺るがす一撃を受けてなお無傷。
蛟魔王もいろいろと考えているようですね。正体不明の十六夜のギフトが明かされる日はいつ来るのだろうか。

 

電撃大王 2014年5月号 感想

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プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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