気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

問題児たちが異世界から来るそうですよ? 乙 3

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「待ってください危険ですって!! 何かの罠かもしれませんよ!?」
「黒ウサギ……もうわかってるね? 止められれば止められる程止まる気無くす」
「ですよね」

コミック完結。温泉回を挟んだ後、コミック版オリジナルのエピソードを一つ挟んで、終了。
一気に飛びましたね。ペストと白雪姫が仲間に加入した後、っていう想定なんで、メンバーが多い。問題児たちのドタバタ加減は健在で、そこは楽しく読みました。

ただ、最後の締めのエピソードがちょっと微妙に思えた。
ノーネーム本拠地に送られてきた、「主催者もルールも場所も不明」という異質な契約書類。
挑戦は受けて立つ、とばかりにゲームに繰り出すわけなんですが。
白雪姫がトリトニスの滝をトリトンスの滝って言ってる誤植あったし。……いや、それは本題じゃなくて、読み直してたらたまたま見つけただけなんですけど。
 
たとえば、関門として料理があって、そこで黒ウサギ、耀、飛鳥が料理に慣れていないって言ってるんですが……黒ウサギは知らないけど、問題児組は料理できるはずじゃないですか。
そういう短編があったでしょう。
で、ジンが指揮をとって料理作ってますが……これは純粋な疑問として、黒ウサギとジンが料理覚束ないっていうのはまずいんじゃないのか。
今までどうやってきたんだ。リリとか年長組がやってたのかなぁ。
黒ウサギは外でどうにか資金調達していたんだろうからアレだけど、ジンは多少はできてないと、他の子ども面倒見切れないんじゃないか?

あと、終盤の戦闘でハームズさんに敗因分析されていますけど……
ペストたちが仲間になった後、ヒポポカンプのレースで優勝した後、だというのなら、根性が足りないはずがないし、思考が浅いってのもちょっと納得がいかない。それと、ディーン、腕二本ない……? 龍と相対したときに腕壊してたと思うんですけど。
そんな感じでどうにも引っかかるというか、突っ込みたくなる感じがして、蛇足だったんじゃないかなーって思えてしまいますね。

地味に気になったのは、箱庭世界においても野球観戦っていう趣味は成立するのか……で、それはどんなゲームになっているんですかね。普通にルール通りやっていると、身体能力その他ですごいことになるんじゃないかと思うんですけど。『ゲーム』以外の娯楽ってあるのかなー。

バカとテストと召喚獣5

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「日本の諺にはこういうものがありますよね」
「何!? また余計な事を言うの!?」
「バカな子ほど可愛い、と」
「諦めろ明久。世界でこの人ほどお前を愛している人はいないぞ」
「待って! それは僕が世界で一番バカだって思われてるってことなの!?」

明久の姉が、明久の一人暮らし監査として送られてきた。
減点方式で監督される毎日。どうにか脱したければ、試験でいい点を取るしかない!
という事で、勉強に臨む明久。
まぁ、日ごろの行いによって、多くの先生から保健室息を勧められることになるんですが。
身から出た錆。

せめてもうちょっと人間らしい生活していればよかったのに。調味料だけで生きていこうとするから、こういう時に焦る。まぁ、逆に、そんな極限生活で生きていけて、姫路料理を乗り越えられる明久が人間の範疇かというと……姫路料理は本気で死が待っていると思うんですが。

とはいえ、勉強が出来ようとも常識がかけているあの「姉」だと明久の苦労もひとしおか。
まさか、バスローブ着用で外から訪問されようとは。
うん、アレは恐ろしい。世間の目的な意味で。

大量に減点を食らったので、その分だけ成績を向上させないといけない、ということになり勉強に励む明久。
Fクラスメンバーの家に放課後集まったりして、勉強しています。なんだかんだで、理由が付けば勉強しようとするんですね。ここまで切羽詰らないとしなかった、という見方もできますけど。

しかし、明久は、点数が向上してきていても、バカなことに変わりはないんですよね。
……なるほど、こうやって、試験で点数は取れるけどバカ、っていうバカテス世界の成績上位者が出来上がっていくのか。彼ら彼女らは、明久ほど追い込まれる前に勉強をしているんだね、うん。
個人的に納得がいった。

バカとテストと召喚獣5 (ファミ通文庫)
井上 堅二
エンターブレイン
2008-11-29

バカとテストと召喚獣4

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「雄二! 雄二も何か反論しなよ! このままじゃ僕らは焼死体だよ!?」
「てめぇら……! やるならコイツだけをやれ!」
「雄二……ありが――違う! その台詞、よく考えると僕を売って自分だけ助かろうとしているだけじゃないか! 自分だけよければいいのかこのゲス野郎!」
普通は『やるなら俺だけをやれ!』だよね。あまりにも格好良く言うから、一瞬雄二に感謝しかけたじゃないか。

Fクラスのとっても楽しい異端審問会(=公開処刑と同義)からスタート。
雄二と霧島さんのやりとりもあるんですけど、雄二も大変ですね。うん。

美波が暴走して明久にキスをしてしまったことから、状況が混乱していますね。
『雄二よりも』と頭についていても好きと言われたことが嬉しいのはいい、けど明久のバカさを知っているんだから、自分でブレーキを……すみません、Fクラスにブレーキは基本的にありませんでしたね。

まぁ、そんな感じでクラス内で争いが発生している……隙をついて戦争をしかけられそうに。
Fクラスに対する武力制裁、という感じのようで。
雄二が、どうにか勝ち目のある方向へ持っていこうと画策していますが。
相手側も結構策を弄してきていますね。
勉強外、システム外での暗躍はどのクラスも結構やっていますけど、それでいいのだろうか。試験校とはいえ、自由度高すぎないか。

どうにかこうにか、Bクラスとかの上位ではなく、まだ勝ち目のありそうなDクラスとの戦争に持ち込むことができた一同。
明久の周りはちょっと危険な空気になったりしているけど、それでも、やるときはやるバカっていうのは、最後の一線を守れているという意味でいいんじゃないかと。

雄二が解決の為に打った手が中々アレでしたけどね。
さすが、明久。期待を裏切らないというか、残念なヒーロー。笑えるので、良いですけどねー。

バカとテストと召喚獣4 (ファミ通文庫)
井上 堅二
エンターブレイン
2008-05-30

レイン4

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「この先何が判明しても あの子が何者だろうと」
「俺はあの子を守り抜く」 

カバー裏が一番哀愁漂っているなぁ……
王都リディアの石工匠の嘆き。15~17話までまさか3話連続で城が破損するとは思わなかった事でしょう。内二回はレインが犯人ですからね……うん、頑張って。
さて、サフィールと決別して、戦いの道を選んだレインたち。
道中、隣国の将軍ジョウ・ランベルクとその国の王と対面することに。
レインとジョウが剣戟するシーンもあったりして、結構見ごたえはありますかね。

サフィールの無能ぶりに呆れたラフォリアさんが、侵攻を決定。
誰が敵で誰が味方か。
戦乱の大陸だってことをよく表現していますよね。

後は今回、怪盗ブラック仮面さんが大活躍で笑える。
宝物庫の宝奪ったり。立て看板したり。
ユーモアを忘れていないのは上に立つものとして、結構いいことなんじゃないかと。
まぁ、レイン、策を練るけど、あまり考えているイメージって不思議とないんですけどね。勢い任せな感じ。

稽古のシーンとかあって、残像が見えたっているセルフィーはやっぱりそれなりに腕が立つんですね。
セノアはこの間が初陣だったとはいえ、「残像すら見えなかった」組にいていいのか。いやまぁ、それがセノアのキャラ立てというか、個性というか。

そして本当に進行してきた隣国の軍隊にたいして、レインが何も手を打たないはずがない。
それによって軍を分けることになるわけですが。
実際の戦闘の様子は次の巻以降、ってところですねー。

レイン(4) (ブレイドコミックス)
住川 惠
マッグガーデン
2010-11-10

レイン3

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「各自 気を引きしめたまえ」
「我らの将と合流するまで 死なないように」

2巻までで原作1巻のエピソードが終了して、ここから、第2部の開始ですねー。
隣国シャンドリスが動き出したり、サンクワール国内でも、騎士登用試験を開始したりと色々動いています。
しかし、どんどんキャラが多くなっていくなぁ。原作はコレの比じゃないですけど。
巻頭、もう(生活状況的に)あとがない状態のセルフィーが、あれだけ大荷物抱えていた状態から、レインの気配察して抜刀しているんですよね。
実際に登用試験にも合格していますし、セルフィーって若さの割には結構スペック高めなのかなーと再認識。

レインのかつての知り合いガサラムも配下に加わり陣営が厚くなっていきますね。

「見るからに頑固そうな熊まがいの中年だなんて聞いてないぞレニィィィ!!」
「見るからに頑固そうな熊まがいの中年がお待ちだと聞いたら将軍にげるでしょう」
「おうよ!!」

っていうレニとのやりとりには笑った。

で、王女様のお披露目パレードをやって、お約束のように暗殺者の襲撃。
……コミック開始した時点から数えても、レインに関与した密偵・暗殺者で命落としているのって、もう三ケタに乗ってるんじゃないかなー。ユーリは幸運だったね。

そしてサフィール上将軍が国の乗っ取りをもくろんでうごきだしますが、すげー小物。いやー上将軍がこれだけ小物で、王様も愚王で、よくこの国今まで持っていましたね。
サフィールが小物な分だけ、ラルファスの格好よさが際立っていい感じ。
あと、地味にギュンターもいいキャラで好きなんですよねー。

カバー裏のラルファスが……哀れと言うか、本当に日ごろからレインの無茶ぶりに付き合わされているのに、お疲れ様です。

レイン(3) (BLADE COMICS)
住川惠
マッグガーデン
2010-05-10

レイン2

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「レニはあれでいざという時は強いから平気だ」
「……涙目だけど」
「「「それはヤケクソというのでは」」」

シェルファと朝の散歩に出かけた先で、刺客を倒すレイン。
しかし、この作品、暗殺者の登場率多くないですか。
しかも大概が「手は打ってあります」「連絡がつかなくなりました」とかそういうパターン。
危機感を煽ろうにも、レインが強いから、もう少し絡め手で行かないと、戦力消耗するだけだと思いますがねー。

で、ラルファスと合流して、敵の戦力を打倒しようと動き出す。
七千で四万を相手にしろっていうのは無茶ですよね。
だからこそ、いろいろ小細工とか策を練って、戦意を失わせようとするわけで。
作戦会議をしたときに、大軍を相手にする方法を全部やる、と言うレインの実行力は恐ろしいなぁ。

で、あっさりラスボスっぽかったレイグル王が出てくるんですよね。
死闘を演じて、とりあえずは痛み分け、かなぁ。
しかしこうして因縁が出来た割に、決戦が遠いんですよねー。
いや、10巻まででて、色々とイベントこなして話は進んでいるんですが。丁寧に描かれていると言えばそうなんですが。

レイン(2) (BLADE COMICS)
住川惠
マッグガーデン
2009-10-10


レイン1

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「将軍はやめに謝った方が良さそうですよっ」
「その通りだレニ! たのんだぞ!」
「外道!!」

剣と魔法が支配する世界。
北の大国が各国に侵攻を始めている、戦乱の大陸。
主人公のレインは、南西の小国、サンクワールに属する大将軍。
とはいっても、実力こそあるけど、口は悪いし、余計な事言って相手怒らせるしと、傍若無人な感じはしますが。
自分の道を曲げることはしませんし、仲間を助けようとする心はあるんですよね。
いくら愚王とはいえ、あっけらかんと謁見の間で挑発するのはどうかと思いますが。

25歳のレインが16歳の少女について聞いた時、ラルファスが「それはちょっと幼すぎやしないか」って顔に書いてるんですが……
貴族では珍しくないんじゃないかなーとか思うんですけどね。
まぁ、レインはもとは平民で、武勲で大将軍になってるですが。

密偵のユーリが結構可愛い。
コートクレアス城に謹慎なレインと戻ってきたときの顔芸とか、あちこちいい感じの描かれ方してます。
コミカルな部分も多いんですけど、ラルファスがギレスに向かって叫ぶシーンも鬼気迫るものがあったりと、見せ方が上手い。そこそこ良質なコミカライズ、かなぁ。

原作がレインの俺TUEEEモノなので、それが嫌いな人には勧めにくい作品ですけど。原作は文庫化もしていますし、これで興味持ったら読んでほしいかなー。割と好きなんですよね。
ただまぁ、刊行ペースがあまり早くないっていうのが難点ですが。
他の作品色々刊行しているから、その作業に追われている部分もあるんじゃないかなー。とりあえずレイン完結させませんか、って一読者としては思うんですが。

レイン 1 (BLADE COMICS)
住川 惠
マッグガーデン
2009-05-09

聖王剣と喪われた龍姫 Ⅰ

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「お前が何者だろうと知るか! 目の前で殺されたりなんかしたら俺の気分が悪いんだよ。それだけだ。お前が厭だっつっても勝手に助けるからな。もう文句はきかねえ。あきらめて助けられてろ!」

あちこちで説得力が微妙に足りないかなーというような感じ。
あと、詰め込みすぎ、ってのもあるかなー。
大筋でいうと、記憶喪失の少年と、迫害された種族の少女。
二人が出会った時に、叛乱の狼煙があがった、とまぁそんな感じなんですけど。
 
一冊で因縁ができすぎてる。
記憶喪失の少年がつまり主人公なんですけど……幼馴染と決別して、なんか思考凝り固まった保安局の局員に恨まれて、で、エピローグでさらに上乗せ、と。…どれか一つでよかったんじゃないかなぁ。

龍血統が、捕まっているっていうのがよく判らんのですよね。
膨大な霊力を持っていて、それで飛べるというのなら、飛んで逃げればいいのに。
一時的でも〈魔銃〉の効果範囲外の高度にも逃げられるようですし。そもそも〈魔銃〉を持っていなかった、龍血統が繁栄していた時代においてなら、逃げるのはなおのこと容易だったんじゃないかと。
あとは煮炊きのための火を熾す道具だったり、雨を降らせる道具があるんだったら、武器が無いはずがないと思うんですけどねぇ。農作物の敵は、野性の獣だと思うんですが。それを追い払う工夫もあったはずなんじゃないかと。
ロジオンが得た剣は、汎用性もないし、象徴的な意味合いが強いんで、微妙なところでしょう。
あとは、文字を持たずに、そこまで繁栄できるんだろうか。絵画によって残された情報もあるようですけど、それが出来て、日常の用途に〈神具〉を使う頭があるなら、文字位ありそうなもんだとおもうんですけどね。

あとは、あれだけ理性なく暴れた末に、ドミートリィが生きているのが不思議でならない。
全員殺してしまって、亡骸に、いったい何がしたいんだよ、お前らは……とぼやくぐらいの方がまだよかったんじゃないかなぁ。

さて、叛乱の狼煙はあがり、少年少女は行動を開始しましたが。
道行きは……あまり気にならないかなぁ。続きが出ても、手を出さないような予感がします。

聖王剣と喪われた龍姫I (ファミ通文庫)
三門鉄狼
エンターブレイン
2013-12-26

A*D-ANGEL'S DOUBT- 天使の嘘2

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もし本物そっくりの偽物が 本物よりも美しく見えてしまったなら
それはぼくの目が正しくないという事なのだろうか


鉱石の街が案外長引いてますね、という感じ。
気ままな諸国放浪しているフォースたちはまだしも、ロレンスはこんな長期にわたって進路変更の上、一つ所に滞在していていいのだろうか。
あまり進路変更できない行程だったんじゃないのー、みたいな感じが。

英理の兄、真理も登場してましたね。
まぁ、鉱石の街に来るわけじゃなくて、手紙を受け取る場面が描写されているだけですが。
そこで語られた「英理が友人として紹介した人物」っていうのも地味に気になりますなー。

英理がりくとにだいぶ興味深々なようですが。
確かに、のほほんとしているようで、時々なんかこわくなるような瞬間があるといいますか。
つかみどころのなさがすさまじいレベルだからなぁ。
細工の腕前の事もありますし、ある種の天才ではあるのかなー。
どんな背景があるのかは気になります。
りくととの会話をゲームに例えた英理の話は結構的を射ているものだと思いましたね。

「フォース かっこいいよね」
「今日はカワセミがヒマワリくわえたみたいなかっこうなんだよ」


・・・・・・それを格好いいといえるりくとくんが素晴らしい。
そんな独特な感性を持っているのに、目と記憶力と、そして細工が得意っていうのがなんともはや。

そしてりくと、飴細工もできるんですね。
・・・それで虫の飴つくるとか、才能の無駄遣いというか。
そもそもの出発点にフォースがGのつくアレを飴でつくったら美味そうに見えるのか、っていうのが合ったらしくて、それはちょっと無謀でしょうと思いますが。えぇ。 

 

A*D-ANGEL'S DOUBT- 天使の嘘

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「いいえ あれは桜の木です」
「他の人には贋物かも知れない でも私には本当の本物よりも こちらが」
「私の神が決めた『本物』なのです」

嘘桜という桜に似ているけれど、一年中咲いている花に関する寓話、それを元に詩人が詠んだ話の中の台詞。こういうのは結構好きです。ちなみに元になったのは、旅人を引き留めようとした女が男に「あの桜が散るまで」と嘘桜を指し、いつまでも散らずにまんまと騙されたって話です。それを、「私の神が決めた『本物』なのです」と綺麗なオチに変えてるのがいいですねー。

桜の話が最初に来ましたが、別に現代日本とかが舞台ではないです。
名門貴族の四男坊、フォース。彼はどんなド田舎でも「極楽鳥」のような華やかな装いをしている、型破りな存在だった。
その周りには、天然で細工の才があるりくと、主に暴言を振るうジズがしたがっていた。
この3人と、まっとうに社交界の人気者をやっている大富豪・ロレンス家の子息、英里とその執事の2組のお話。
主要キャラに男しか出てきていませんが、BLって感じはまったくないですなー。

「いずれも貴族ではないし 各階でも異端と呼ばれてもっぱら批判の的になっている人物だ」
「しかし 彼らの作りだすものは 確かに素晴らしい」
「彼らの 神に 価値がないと いったい誰が断言できるのだろう」

類は友を呼ぶというか、異端は異端を呼んでる感じですが、フォースの周りは、それぞれ自分の生き様とか主張を持っている人が集まっているんじゃないですかね。「極楽鳥」やっていますが、フォースってやろうと思えば結構な大物になれるんじゃ。いや、態度とかは既に大物の風格ありますけどね。ふてぶてしさとか。

諸国放浪の旅と銘打って、グルメツアーをしているお気楽なフォースと、興味を持つと行動起こさずにいられないロレンス。この二人のやりとりは見ていて楽しい。
ロレンスも、社交界でやたら人気っていう顔があるようですけど、手紙を面倒くさがるところとか、結構いい性格してるんですよね。
まぁ、どちらかというと、天然なりくとが一番好きなんですけどね。
ロレンスの興味も、一度見たものを忘れず、紙をもちいて巧みな細工を作るりくとに向いている部分もありますし。
りくとのダメ連鎖が、毎回楽しみです。ぶつかって因縁つけていた相手からも、最後には「呼び止めて悪かった」と言われるほどの不幸ぶり。
ロレンスには「わざとじゃないんですか」と執事に聞かれた時に、「これだけ捨て身のわざとなら もういいんじゃないかな わざとでも むしろ敬意を表すべきというか」と言われていましたね。
うん、濡れ慣れているとか、不幸とか、そういうレベルのあれじゃないと思いますけど。


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