気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

鮎原夜波はよく濡れる

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「俺の命がかかってるんだから、お前、少しは自分を大切にした戦い方をしろよ、って」

濡れれば濡れるほど強くなる。濡れ透けアクション、らしいですよ?
まぁ、この一文で想像できるであろうお話から、ほとんどずれずに進行していきます。
安定していますね。

水の性質を変化させる怪物ヴォジャノーイ。
それと戦う、濡れるほど強くなる装束『クローネ』を纏い戦う「ウンディーネの戦士」たる少女たち。
そして少女たちと妙な縁から出会う少年のお話。

ヴォジャノーイが変質させた水は「忌水」となり、溺れやすくなったり、車を引き寄せたりと、危険度が増す。
少女たちは、それを避けるために戦っている。
単純な異能モノとか、非日常の世界を描くのかと思ったら、うん、平行世界が出てくるとは思わなかった。
ヴォジャノーイによって、改変され切ってしまった、ほとんど水没した世界。
そして、その終わりかけの世界に生きるウンディーネの少女は罪滅ぼしと称し、ヴォジャノーイとの戦いをサポートしている。

悪くはないんだけど、展開が冗長というか、会話が微妙。
泳げることが当然で、泳げないことを悪いことのように会話が進んでいくのがなぁ。
妹が海で行方不明になった、っていうトラウマ物の経験を持っている奴が泳げないのはそんなに悪い事なの?
そりゃ、泳げたら、なんかの際に役立つかもしれないけど、泳げない人間なんてそれなりに居ると思うんだけどなぁ。
「ダサい奴」ってレッテル張られた中学時代の話とか、ミトと夜波の会話とか、主人公が泳げないことを気にしすぎていたりとか、どうにもその辺が個人的には気に食わない。

要素としては嫌いじゃないんですけど、料理のされ方が好みではなかった。
他のシリーズはそれなりに読めてるんですがね。たまにはこういうこともありますか。
 
鮎原夜波はよく濡れる (電撃文庫)
水瀬葉月
アスキー・メディアワークス
2013-09-10

異世界トリップの現実

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「生きてるのはもう私たちだけ。私は死にたくないの、あなただってそうでしょ?」
「あたりまえだろ」


トリップ先は、異世界の小さな村だった。
暗いよ! 鬱になるよ! という感じの作品になる予定だったそうですが、あまあまラブコメになった、とは作者談。
完結済みで、33部。本編が27話でおまけが6話。

人物名とかは無くて、私とか彼とか奥さんとかで描写されています。
そういうところも手伝って、やたらキャラが機械的に見えないでもない。

トリップ特典か、なぜか言葉だけは通じる。
しかし、神様に特殊な能力をもらったわけでも、選ばれた勇者ってわけでもない。
本当にただの高校生たちが小さな村に現れ、そこで生活している日常のお話。
実際に異世界に召喚されたら、こんなもんじゃないですかねぇ。
心優しい人に保護されたのは何よりで、運が悪けりゃ奴隷まっしぐらとかありそう。

女子の「私」の視点で進んでいきますね。
1話からもう「私」は、死ぬまでこの村から出ない、という決意をしています。
で、一緒にきた「彼」にも付き合ってもらう、と。
まぁ、この二人が、距離を縮めていくお話ですな。

他にも4人ほど一緒に来た人もいたけれど、彼らは、村の外へ飛び出していった。
商人さんに同行させてもらったそうですが、本来おとなしい野性動物にちょっかいだして亡くなったとか。
自分たちが物語の主人公にでもなったつもりだったのだろうか、と「私」は分析していますが。
友人と呼称している割に、かなり冷淡というか、淡泊に過ぎるんじゃないか、という感じ。

文章がどうにも合わないのと、「私」の視点も結構微妙。
分かりにくい文章ではありますね。
ただ、最終的にくっついて、イチャイチャする場面は、それなりには糖度ありましたかね。
「私」がオーバーヒートして、ベタベタしているのは不安だったことも影響しているのかなーとか思ったりして。

異世界召喚モノ読みたいって人がいたら、他の作品勧めるでしょう。
一緒に召喚されたモブことA君とかが、前述のとおり動物にちょっかい出したせいで、あっさり死んでしまうあたり現実的で、その辺は好きなんですがねー。
全体の流れも、嫌いじゃないです。ただ、文章が好かん、という話で。 

アブソリュート・デュオ 1

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「盾は 人を守るものだ」


MF文庫Jから刊行しているラノベのコミカライズ作品。
原作は4巻まで刊行中。
入学試験からデュオのパートナー登録のところまで。

うーん、1巻はまだそれなりに楽しんで読んでたんですが。
最新刊読んだ後によむとちょいと微妙。
本編のイメージがついてきて、あまり集中できなかった感があります。

理事長の黒さとか、トラの素直じゃない感じとか。
透が迷っているところとか、ユリエの身体能力とか。
表現の仕方はいい感じではあると思いますが。
それなりにいいコミカライズ。

しかし、今見ると、ここまで守ることに固執しているのに、願いがなぁ。
早い段階で「アイツのようにはならない」と誓っていれば、主人公がもっと好きになれたように思うんですが。
巻を追うごとに、どうにも悩みすぎというか、動いてなさすぎというか、パッとしない印象が積み重なっていったんですよね。
多分、2巻以降は手を出さないんじゃないかなぁ。

アブソリュート・デュオ 1 (アライブ)
成家慎一郎
メディアファクトリー
2013-11-22

アブソリュート・デュオⅣ 黎明せし異能の境界

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「……でもな音羽。今日は護れたよ。大切な人を、護れたんだ……」


正直失速したかなぁ、という感じ。
というか、いつまでも同じ陣営、同じ敵を使いまわしていると、予定調和で面白くない。
そろそろ別の敵キャラ出せよ、と思います。
次回で第一部完、そして更にその次から第二部~ってことらしいですけど、読んでも一部完までかなぁ。

主人公が自分を「復讐者」と内心で思っている割には甘い。
これ結局最後には、仇の復讐対象すら許してしまうパターンじゃないのか。
いや、勘弁してくださいよ、って感じ。
盾使いだから、かつて大切なものを護れなかったから、他のものは護りたいと思う。
偽善ですね。それを自覚していればまだしも、こんな精神で「復讐者」と思ってるんだから笑える。

力の誘惑に負けたみやびを止める部分も、割とあっさりしていたかなぁ。
どうせなら一巻まるまる使ってしまえばいいのに。
みやびを止める⇒別の戦いを行う⇒みやびとデートイベントって流れは、真ん中の戦いが邪魔と言いますか。

真ん中の戦いも、敵陣営がどんどん小物化していった感が否めなくて。
いや、被害出てくるあたり、力的には上昇しているんですが、どうにも見せ方が中途半端。
学園側の思惑もよく判らないというか、どうでもいい感じになってきましたし。
なんか、上位陣営の会議がもたれていましたが、単語がくどい。鍵カッコ多用しすぎでしょう、という感じで。
これは悪い厨二感。
別のラノベで、こういう感じのいくつかの組織のトップが会議をするっていう感じのイベントありましたけど、もうちょっとスムーズだったかなぁ、と思います。
単純にやっぱり文章のくせとか見せ方の問題になるんじゃないかと。
 

この素晴らしい世界に祝福を!2 中二病でも魔女がしたい

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「いい女! ハーレム!! ハーレムってか!? おいお前、その顔にくっついてるのは目玉じゃなくてビー玉かなんかなのか? どこに良い女がいるんだよ! 俺の濁った目ん玉じゃどこにも見当たらねえよ! お前いいビー玉つけてんな、俺の濁った目玉と取り換えてくれよ!」


カズマ、魂の叫び・・・
ちょっと鬱憤がたまってたんだよ・・・

小説家になろう掲載の作品の書籍化第二弾。
イベントの入れ替えとかで、テンポを調整しているようですねー。
今回はイベント的には、「雪精討伐」、「ダストとパーティー交換」、「キールのダンジョン」、「屋敷ゲット」、「機動要塞デストロイヤー」の5つ。
ただ、オチが原作とは結構変わってきていましたね。
後書きに書かれていましたけど、「書籍版が本番」で「3巻からは書きおろしを多めに」していくようです。
うーん、嫌いじゃないんですよ?
ただ、1巻読んでから原作を完結まで読んで来たんですが、今のところWEB版の方が好きなんですよねぇ。
書きおろしが増えるっていう今後に期待、というレベルですな。
とりあえず次も買って判断します。

「WEBの改悪だ」っていう意見が作者以外のところに飛び火したりもしたそうで、作品が下げられるそうですね。
12月10日予定だとか。
WEB版に興味ある方は速めに見ておいた方がいいかと。

普段パーティーを組んでいる3人が残念系女子なため、エリスさんがまっとうすぎて泣けてくる。
うん、常識ってこういう事だよね、と思いました。死んでるけど。死んでるけど。
死なないと常識もった女子に出会えない主人公って・・・
いやまぁ、転生モノで安易に俺TUEEEにならないで、いろいろ工夫しているのは結構楽しいですけど。
ウィズも常識的ではあるけど、貧乏店主で、商売の才はなくて困るタイプの人だし。
今回はあちこちで活躍していましたけどね。

個人的には、ダストとのパーティー交換のイベントが一番好きですね。
カズマはいつもあのドタバタの中でもちゃんと「あの」3人をまとめているんだなぁ、という感じで。
ダストは本当にお疲れ様です。
めぐみんは言動こそ間違いなく中二病ですけど、これは紅魔族の特性だから・・・
3人のメンバーの中では、めぐみんが一番好きですかねー。
爆裂魔法に関わらなければ、常識的な方だし。
逆にアクアはなぁ。無茶な指定で連行されてきたとはいえ、何やってるんですか女神さま、って感じで。
浄化のシーンは女神さまっぽかったけど、オチつけるあたりさすがの芸人様、というか。
WEB版のアクシズ教徒は本当に怖かった。色んな意味で。

「い、いえその……。アクシズ教団の人は頭のおかしい人が多く、関わり合いにならない方がいいというのが世間の常識なので、アクシズ教団の元締めの女神と聞いて……」

というウィズのセリフは改定されていなかったので、あの酷さ(褒め言葉)は健在なんでしょうけど。
さてはて、次回どうなるか、ですね。


 

殺戮のマトリクスエッジ

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「質問か。確かに、それも言葉だ」
「なら、お前は人間だ」


電脳都市、トーキョー・ルルイエ。
ここは人体と電脳を融合させ、いつでもどこでもパソコンを使用できるようにした世界。
人体に対する機械との融合 
都市型の設備と合わせて使うことで、常時使用することが可能になり、日常生活の行動も「コマンド」 と呼ばれる選択肢によって、選ぶことができる。

どの国家にも属することのない、電脳都市。
電脳を取り入れる手術を受け入れれば、だれでも市民になることができ、様々な恩恵を受けることができる。
ただし、この年には一つの噂がある。
人が持つ電脳を狙って喰らう化け物が居る、と。
ホラーと呼ばれる存在が公にはなっていないものの存在し、それを退治する掃除屋も存在する。

クトゥルフとパラノイアを混ぜたような世界と言いますか。
 埋め込まれた電脳が「幸福ですか?」と聞いてきても俺は驚かないぞ、と思いましたけど。
どっちの色が強いのかといえば、電脳で管理されただけに、パラノイア的な世界だったりするのかなぁ、と思ったり。
まぁ、クトゥルフもパラノイアも、何となくしか知らないので、印象でしかないんですけど。

掃除屋としてホラーと対峙している主人公は、世にも珍しいソロの掃除屋。
危険性やら対策の手間の問題から、通常はチームを作って行動するものだというのに。
そして、ある日、ホラーを倒した現場で、銀髪の少女を拾う。
そこから運命は回りだし、都市の真実を突きつけられることに。

まぁ、はたから見ていると、大体わかるよなぁ、という感じでしたけど。
ソロで活動している主人公には隠し事があるんですが、それも結構早い段階で分かるものですし、最後のシーンまで明らかにしないからといって特に驚きはない。
都市の事情としても、これは裏にこういう側面有りそうだよなぁ、とか思っていたら、実際ありましたし。

ネタもキャラもストーリもそこまで悪くはないと思います。
ただ、見せ方がちょっと微妙で、全体失速させている感じ。
楽しくは読んだので、2巻でるようなら買いますねー。

 

ノーゲーム・ノーライフ5 ゲーマー兄妹は強くてニューゲームがお嫌いなようです

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「ねぇフィー、あらゆる物事に通ずる――目的を達成する方法、知ってる?」
「・・・・・・はい?」
「予測し、予想し、準備を整えて、挑み――そして失敗するのよ」
「……失敗、するのですか?」
「ええ、失敗した理由を検証、対策、準備して挑みーーまた失敗」
「…………」
「これを――無限回繰り返せば、できないことはこの世にないわ」 


合間にエルフ組、フィーとクラミーの話が差し込まれています。
こっちのコンビも中々頑張っているというか、かなり暗躍しているようで。
近いうちに、エルヴン・ガルドにも手が伸びそうですねぇ。
この二人も結構好きなので、今回描写があったのは素直にうれしいです。

3種族制覇を謳った空は、天翼種の都アヴァント・ヘイムに乗り込む。
そこで出会った天翼種はかつての大戦の記憶を引きずっていて。
あの「鬼ごっこ」は中々楽しかったですね。
比翼連理とはこのことか、といいますか。
まさしく二人で一人の「  」(くうはく)の活躍を心躍らせながら読んでました。

一方で情報を集める、いづなとステフ。
いづなも空と白の同類、ゲームに特化した人材だっていうことが明らかになったといいますか。
空と白みたいに、言語を2人よりは時間かかったようですが覚えてしまうっていうのは流石の才能。
今後成長していった先が楽しみといいますか、末恐ろしいというべきか。
愚王と呼ばれた先王が本当に優秀すぎて。
よくもまぁ、あれだけの情報を集めていたよなぁ、と思います。

天翼種のゲームでページをだいぶ使っていたので、女王ちゃんと起こせるのかと少し不安になりましたが、そこはそれしっかり解決していましたね。
しかし、まさかの解決方法というか、これはヒドイ。
800年の長い時間。こんな理由で滅ぼされかけた2種族はたまったものではないでしょう。
実際、海棲種も最後はノリノリでしたしね。
あと、ジブリール。夢の中だからと言ってはしゃぎすぎといいますか。
あれが「大戦」のほんの一幕にすぎないというのなら、どうやって序列下位の種族は生き残ったのか。
不思議でならない。
というかアレですら序の口で、さらに上位がいるんだからこの世界頭おかしい。

そしてプラムの正体と、まだ隠されていた目的も明らかに。
いや、なかなかの策略家だったんですね。しかしまぁ、汗舐めるために土下座するのをみると、その凄さも薄れるといいますか。
吸血種、大丈夫なのか、コレ。
女王の魅了、プラムの魔術。それらの異能も通じなかった空と白、二人の絆に脱帽。
これ、本当に割り込む隙間とかないんじゃないですかねぇ。

人類種が最弱ゆえに生き残ったとされていたことにも疑問が提示されてきましたね。
次回予告もなんか気になる感じですし、早く世みたいです。
しかし、作者さんの事を考えると・・・もう少し後でもいいので、どうか休んでくださいと言いたくなる。
いや、ホント体は大事にしてください。
 

ノーゲーム・ノーライフ4 ゲーマー兄妹はリアル恋愛ゲームから逃げ出しました

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「強者の天敵は弱者だが、弱者の天敵は強者じゃない――より弱い者だ」
「馬鹿と自覚してる馬鹿は――自分が賢いと思っている馬鹿より、よほど手強い」 


吸血種と海棲種。
血を吸うことによって成長し、しかし相手に病気をあたえる種族。
海中でしか生きられず、女性しか生まれず、繁殖に他種族の男性を要するものの、絞りつくして殺してしまう種族。 
『十の盟約』で縛られた世界において、生存条件的に「詰んだ」種族。
ならば、詰んだ者同士で手を組み共生しようと吸血種は考えた。
だが問題は、海棲種の「馬鹿さ」加減だった・・・!

海中に棲み水精に親しむという特殊さがあるからこそ、序列15位をあたえられているものの、「馬鹿の代名詞」とでも言うべき存在らしく。
ゲームで引き分けることによって共生しようとした吸血種の意図を見逃し、大勝利。
共生どころか、明確な上下関係を生じさせてしまった阿呆さ加減。
いやぁ、大戦を生き残ったのもすごいですけど、この2つの種族が「今」まで生存してきたっていうのも中々の快挙なんじゃないでしょうか。

まぁ、緩やかに衰退していた2種族ですが、本気で崖っぷちに立ってしまったため、吸血種のプラムは空と白に助けを求める。
ゲームにおいては無双する二人ですが、リアルではめっぽう弱いわけで。
状況を変える一手『眠り続ける海棲種の女王を起こせ』というゲーム。
その条件が「リアル恋愛ゲーム」であると知ったときの反応が、さすがというかなんというか。
作中でなんども「愛ってなんだ」と問いかける姿がまた愉快ですな・・・

女王の夢に干渉し、空の意識を反映させた「学園を舞台として恋愛ゲーム」に挑む一行。
三十人の嫁が居るという衝撃の事実が明らかになったいのが先陣を切りますが、何アレ怖い。
下半身に忠実過ぎる、ドン引きする暇も与えない土下座押し。
何をどうするとこんな戦術を編みだそうとするんだろうか。「先手必勝」って。
いやこれ以上ない先手、これ以上ない驚きではあるだろうけど。
ある意味、漢ではありました。

しかし、この2種族、ただの「馬鹿」でもないようで。
相変わらず後半張られていた伏線を回収していく様は見事の一言。
勝ちでも負けでもなく「中断」という手段を持って、2種族にチェックを賭けた空と白。
それで満足せず、さらなる手を打とうっていうんだから、すさまじいですね。
相変わらずの面白さでした。


この素晴らしい世界に祝福を! あぁ、駄女神さま

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あらゆる回復魔法を使えるアークプリーストに、最強の魔法を使うアークウィザード。
そして、鉄壁の守りを誇るクルセイダー。
それだけ聞くと完璧そうな布陣なのに、これから苦労させられる予感しかしなかった。


小説家になろうに掲載されていた作品の書籍化。
書籍化にあたって、一部展開やらなんやらに変更がはいっているそうですね。
掲載されている方読んだことはないので、どこが違うのかとかは分からないんですが。
近いうちに掲載されている方にも目を通してみようかなーと思います。
・・・と思って2巻発売したついでにちょっと覗いてみたら12月10日で削除するらしくて、超特急で読む羽目に。
1巻、もうちょっと早く読んでればよかった・・・

ある事故によるあっけなく死んでしまった主人公。
しかし、目を覚ますと目の前に女神がいて「異世界にいかない?」と怪しい勧誘をしてきた。
何か一つだけ特典として物を持ち込むことができるそうなので、主人公はその女神を指定して、異世界へと転生する・・・。

死因がちょいと情けなかったり、能力値が低くて最弱職にしかつけなかったりして、女神にはからかわれる。
しかし、女神は「特典」の代わりについてきた代わりに割と使えないポンコツで・・・。
カエルに食われるし、キャベツには泣かされるし、主人公に言い負かされボロボロになるし。

とりあえず仲間を募集してみれば、やってきたのは、レベル低いのに、燃費の悪いネタ魔法に手を出して地雷のようになっている魔法使い。 
防御に全振りしたせいで攻撃が全く当たらない、「動く盾」状態の上にドМで殴られたりして喜んじゃう女騎士。
ちなみに女神は、上記の他にも問題を起こしたりとか、無駄に宴会芸スキルをとっていたりと、なかなかポンコツ。
・・・ダメだこいつら、早くなんとかしないと・・・ってレベルでずたぼろですね。

しかし、「転生を拒まれる」ほど荒廃しているようにも見えないんですがね。
主人公たちが色モノすぎるせいもあるかもしれませんが。
魔物もいる、魔王軍も確かに存在している。
ただ、魔王軍の幹部が、主人公たちの拠点近くに引っ越してきたときには「レベル低い奴の集まる街だから放置していた」と言ったりしていますし。まぁ、別の目的合ったから手を出してるほど暇じゃなかった、ていうのもあるでしょうけど。
ひっそり生きていくことぐらいはできたりしないんだろうか。
あと、死者を才能か武器をあたえてこっちの世界に何人か送っているんだったら、とっくに魔王とか退治されていてもよくないか。
みんながみんな主人公みたいに、のんびりと過ごしているわけでも無いだろうに。
まぁ、いくらか不満はあるんですが、おおよそ愉快な世界だったと思います。
続きが出たら買いますねー。




 

聖剣使いの禁呪詠唱5

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『――だから俺は戦い続ける。……苦しくても、困難でも、必ずやり遂げる。
 ……自分の言ったことには、責任をとる』。


なかなか痛快でしたね。
我が身一つでロシア支部に戦争を吹っ掛けることにした諸葉。
イギリスのエドワードから、右腕のAJを貸してもらい、ロシア支部の幹部を沈めていく。
・・・AJ居ない方が諸葉の怪我少なかったんじゃね? ってシーンがちらほらありましたけど。
まぁ、最終的にはAJさん活躍というかしていたからその辺で帳消しに・・・・・・

失敗には死の報いを、という雷帝の方針に反発しての戦争の為、諸葉は自分に制限をかける。
「誰も殺さない戦争」。
夢物語のようなそれを、諸葉は実際にやり遂げる。
いやまぁ、「諸葉に敗れた失敗」に対して「雷帝が死を与える」っていうケースはいくつかありましたけど。

ロシア支部、過酷なまでの実力主義って言いますけど、あのペースで幹部処断してたら、組織として成り立つだけの人員が残らないんじゃないだろうか。
孤児がいくら多くいるからってその全てが「救世主」ってわけでもないだろうし、また目覚めたところで能力が秀でているかははっきりしないだろうに。
恐怖政治と言ってしまえばそれまでなんですが、破たんしているその構造でよく今まで生き残って来たなぁと本気で思います。

しかし諸葉が戦いなれてきていて怖い。
Aランクの敵と相対しても楽勝だったり、8対1での戦いに勝利したりとさらっと無双してますね。
あと、ドレッドノートっていうSランクを呼ばないと・・・ってレベルの「異端者」を一撃で葬ったりとかやりたい放題。
ロシア支部の穏健派二人にも随分好意を持たれたようですし、その内爆ぜればいいのに。

そして、ついに最終決戦の場においては、雷帝の13行の禁呪が駆使され、更には子どもを切り捨てる酷い戦術を持って諸葉を追い詰めます。
まぁ、それでもある程度は戦えていたりするあたり、おっかないけど。
しかし、その段にあたって、差が生じたのはそれぞれの理念の差というべきか。
諸葉の危機にあたってAJが、静乃が、サツキが、実働部隊の面々が、救援に駆けつける。
こういうピンチからの逆転っていうのは好きなシチュエーションです。
・・・諸葉、そこまでピンチだったかなぁっていうのは思いますけど。

そして、雷帝の禁呪に対し、諸葉も禁呪を行使。
氷の禁呪は一応使用禁止されてたろ、と思ったら今度は2つ目の水の禁呪を駆使するとか。
日本支部を無視して戦争はじめたから、最後は無視して禁呪使うのかと思ったら、別の呪文ですか。
あといくつ禁呪持っているのか、いっそ楽しみになってきました。
そして圧倒的なまでの諸葉の力に、雷帝よりも諸葉が怖い、とロシア支部の面々は逃げ出す。
最後の挿絵は、こう本当に数巻前で高飛車に振舞っていたあの人ですか、みたいな感じで一気に老け込んだ印象。哀れ雷帝。
 
さて、次回はなにやらフランスの黒魔のSランクが来るようですが。
これまで、雷帝しか第8階梯を使えなかったといわれているという事は、あのSランクのシャルルさん、実は火力がないんじゃなかろうか。実力隠しているのかもしれないですけど。
まぁ、Sランクの会議においては凄い速度で発動していたので、それが武器の一つではあるんでしょうけど。
さてはて、今度こそSランクの面目躍如となるのか。
・・・どーせ諸葉劇場な気もしますけど。ま、楽しみに待ちます。

聖剣使いの禁呪詠唱<ワールドブレイク> 5 (GA文庫)
あわむら 赤光
SBクリエイティブ
2013-11-15
 
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