気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

ウィザーズ・ブレインⅢ 光使いの詩

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「……君がこの剣でどれだけのことを為したとしても、君の罪は決して消えない。君の剣はこれから先も数え切れないほどの命を奪い、悲しみを生むだろう。人は君を兵器と呼び、恐れるだろう」
祐一は、剣の柄をディーの手に握らせ、
「それでも戦え。罪も痛みも、すべて背負って生きろ。強さとは……たぶんそういうことだ」

ウィザーズ・ブレインの中でも一、二を争うくらい好きなエピソードですねー。
舞台はシティ・マサチューセッツ。
『黒衣の騎士』として、過去の大戦で活躍した、現存する中での最強騎士、黒沢祐一。
その元に、かつての戦友から届いた一通の手紙を元に、その年を訪れる。

マサチューセッツでは、壊滅したシティ・神戸とは違う形でマザーシステムを維持していた。
『ファクトリー』。
「一体で恒久的な使用に耐えるコア」というコンセプトではなく、「安価で大量生産が可能なコア」という思想。
数か月、時には数日で「壊れる」コアを生産し、使いつぶしていく。
・・・いったい、どれだけの魔法士がコアとなるために作られて、使いつぶされてきたのかを思うと、こみ上げてくるものがありますけどね。

大量生産の過程の中で、乱数として、希に特異な能力を持った魔法士が生まれることがあった。
現存するのは3人。
一人は知覚能力が発達した、クレア。もう一人は、今回は登場せず。
そして、表紙に移っている最後の一人が、ディー。デュアル No.33。
右脳か左脳、どちらか片方にだけあるはずのI-ブレインを両方に備えている規格外。
並列処理によって、通常の騎士が持つ弱点を克服した魔法士。

だが、能力が優れていても、精神面では未熟で、悩みを抱えていた。
人を傷つけることができない。
その悩みによって、多くの任務を失敗してきたディーに、与えられた新たな任務。
今、マサチューセッツでは正体不明の魔法士『光使い』が破壊活動などを行っていた。
『光使い』の追跡調査。
道中で、ディーは、セラという少女と出会い、少しずつ変化していく。

更に話が進むと、祐一とディーが交流を持ったりするわけですけどね。
祐一が先人として、「まだ人を斬るべきではない」と諭したり、色々と教えている光景がいい感じ。
ディーとセラは、何も知らない状態で出会い、そして最後には亀裂が入った状態で、そばにいることを選ぶわけですが。
何とも言えないというか、全てを背負っていく決意を決めたディーが格好いいなぁ、という感じでしたけど。

母親として、強さを発揮しながらも、少しだけ間違えたマリアも、嫌いじゃないですよ。
ディーの悩みを深して、セラにも暗いものを背負わせてしまったわけですが・・・あの思いが、努力が全て否定されるのは、悲しすぎるかなぁ、と思うので。
P291のイラストがまた。あぁいう時間がもっと早く訪れていればよかったのに、と。
そういう残念さはありますかねー。
でも、文句抜きで面白かった。

 


ソード・ワールド2.0リプレイ from USA 4 魔神跳梁―デーモンランブル―

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クリフ [運命変転]でひっくり返して、6レベル以上なので出目が+1されて20!
一同 (爆笑)!!
エリヤ こ、ここで使うのか!?
ウィスト 君は本当に馬鹿だな(笑)


第九話   『Death and Cowardice』
第十話   『Black White and Platinum』
第十一話 『daemon Rumbling』

九話は、スコットが凄く残念なNPCだったなぁ、という感じで。
そういう方向で作成されたキャラみたいなので、意図通りの方向で活躍していたと言えばそうなんですが。
正直イアンも浮かばれないんじゃないかってレベル。
冒険者となった以上、ある程度の覚悟は決めていたことと思いますが。
あのイベントは本当に必要だったのかなー、みたいな。
いつもとちょっと色合い違ったように思うんですよね。

十話は、PCたちの会話の節々に登場していた、番外編のPCがNPC出てきたりと、少しずつ描かれている場所が広がってきている感じ。
クリフがあわてている、いつもと違う面見れたのは面白かった。
あそこでダイスひっくり返すとか、後先顧みないというか、ロールと面白さ優先してますね。
それを楽しんでいるので、文句もないですが。
しかし、相変わらずパーティーの前ではおおよそ変態で残念なんだが、もはやそれに慣れてきた感すらある。

十一話。
GMが想定していた「無理に近い最善のルート」がどんなものだったのかは少し気になりますね。
全てに対処するには手が足りない様になっている、とのことでしたが、PCたちは鋭い洞察力を発揮して、次善の道まではたどり着きます。
これはこれで、上手くまとまっていると思うんですがねー。

次の巻は外伝をまとめたものになる予定だそうで。
まだ手元に無いのでその内手を伸ばす予定。
懐具合と応相談ですなー。


まんがタイムきららフォワード 2014年 4月号 感想

まんがタイムきららフォワードの感想。
 
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LaLa 2014年4月号 感想

LaLaの感想。


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ソード・ワールド2.0リプレイ from USA 3 竜魔争鳴―ラヴコンフリクト―

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アンセルム この子は災いを呼ぶぞ!
ウィスト ボクの親はそういって、ボクを軟禁したよ! 君だって剣を持たないという理由で迫害されて育ったんだろう! アンセルム、キミが今やっていることは、所詮お兄さんへの憎しみをその子供に転嫁しているだけだ! 君を迫害してきたヤツらと、どう違うっていうんだ! この子は、もう一人の君かもしれないんだよ!
アンセルム むっ――

卵を前にしたときの、アンセルムとウィストのRPが上手いなーと思いましたね。
GMの想定ではあそこは逆の立場になるかなーってことでしたが。
読者としては、こっちの方が楽しめたといいますか。その辺の誤差も楽しみにできるのは、TRPGの妙ですなー。
しかし、クリフが相変わらず、姫騎士萌えの変態なのに、時々格好いいから困る。

第六話 『Quarrel of a Drake and Nightmare』
第七話 『The Incubator』
第八話 『Love, Life, and Shadows』

GMが逆襲のために用意したキーワードは「卵」と「卑劣漢」。
いや、本当に卵ぶつけてくるとは思わなかったといいますか。
森のMAPで最短ルートで突っ切ったところとか、ある意味でGMとPLの信頼関係がしっかり構築されてますね。

さて、ひょんな縁で押し付けられたドレイクの卵を巡るシナリオです。
蛮族だから、生まれる前に殺してしまうのか。しかし、アンセルムがいるように、魔剣を持たないドレイクかもしれない。だったら、彼を仲間としているのに殺すのは正しいのか。葛藤をしているPCたちがなかなかいい感じでしたねー。
しかし、ドレイクとナイトメアって子供作れるんですね。いや、作ろうと思えばって話ですが、北沢さんに確認済みってことなんで公式か。
あーでも、これってウィストが人間生まれのナイトメアだからかな。 
なんのかんので人がいいから、卵を無事に孵すべく色々と手を尽くしていますし。

そして、しれっとミケがグラランとは思えない成長を遂げているんですが、どういうことなの。ナイトメアのウィストと並んでるようですけど。
まーウィストはウィストで、魔術特化で、前衛技能ないから伸ばしていないってのも……あるのかなぁ。

ついにアンセルムが竜化つかったりもしましたが。
その上でとる行動があれか。種族の誇りまで手放して、とか言われてますけどいいんですが、アンセルム。

ソード・ワールド2.0リプレイ from USA 2 姫騎士襲撃―プリンセスナイト―

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クリフ ただ、貴方が彼女達を仲間として大切に思ているのなら、せめて出ていく前に話はしておくべきでしょうね。
アンセルム そうだな……そうかもしれない。
(略)
クリフ アンセルム。近くに居ることで守れるものも、あるのですよ。……実は僕、経歴表で血縁者と死に別れていると出ていたので、その経験からこう言います。

あれ、クリフが格好いいぞ。どういうことなの。
これで普段から姫騎士言ってなければ、完璧なのに……
普段がアレだから、たまに真面目だと光るみたいなこと言っていましたが、それにしたって普段がアレだと……

第三話 『Princess Night』
第四話 『Assasin's Shadow』
第五話 『Counterstrike!』

姫騎士とタイトルにある通り、第3話、姫騎士の話です。
ベーテGMが、「姫騎士とは何か」を考えてその答えが提示される話。
……最適解を敵でだしてどーするの、みたいな展開もありましたが、それはそれで笑えたので良し。

しかし、ウィストが居なかったらこのパーティーは空中分解しているんじゃないだろうか。ドレイクのPCを混ぜたメンバーでの冒険ということで、蛮族と人族という関係についてのやり取りとか、中々面白いですね。
ナイトメアとダークナイト。ウィストが、「ああなっちゃいけないボクだから」と振り切ったところはよかったなぁ。
後ろでクリフが姫騎士姫騎士言ってなければ……

そうやって敵側で出てきた姫騎士を何とか捕えて情報を得ようと画策したり、それを仕留めに来た敵を倒したりしています。
で、功績あげてきているし、蛮族軍っていう問題もあるしで、ついに、三派閥ある街のトップ会議に連れて行かれることに。
トップが認めてくれるのはありがたい事だけれど、柵も増えて行動しにくくなるかもなーとか少し思いました。
最初にも一部引用しましたが、クリフとアンセルムが真面目に会話しているシーンは格好良かった。油相撲は酷かったけど。

飛べない蝶と空の鯱 ~蒼の彼方より、最果てへ~ Ⅲ

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「道標は示された。目指す先が見えているうちは、人はそれほど迷わないものだ」

シリーズで言うと6巻目。「蒼の彼方より~」の3巻目。
そして、空の門編、完結刊。
どーでもいいですけど、このタイトル表記はどうにもわかりにくいんですけどもね。
ちゃんと第三部でますよねー? 後書きで触れられていないのがなんだかなーと思いますけど。

ともあれ本編。なんか、ポールマンが凄い格好いいんですけど、どういうことなんだろうか。
変わり始めて、ようやく歩き始めたところだったろうに、あぁなってしまうのか。
それで状況が切り替わったから、安らかな顔だったんでしょうけど。
熱かった。漢だったよ、ポールマン。
一気に好感度上がった感じ。

しかし、今回は本当にポールマン回だったといいますか。
ハイリッヒから情報を得たのもそうですし、そのあと、ノイという重要人物と出会って、ザックスを辛くも撃退してますし。
「傀儡師として参る」、と啖呵切るところも格好良かったですしね。
まぁ、そのあと持ち前の力でもって少し状況かき回してましたけど、結果的にそれがいい方向に動いた部分もあるからなぁ。
ジェシカも以前の因縁は、再開した時に許していて。だけど、毎回ポールマンがふがいないから、態度があーなっていたとか言ってましたね。
これから、だっただろうに。

シュネーとヒルダが人類超越した怪獣大合戦してましたけど。
ウィルとジェシカも対人戦においては結構な実力ですし、敵陣営幹部のザックスとかビルギットも強いキャラクターです。
しかしまぁ、この二人は本気で次元が違うって言いますか。
シュネー、いくら組織の総帥だからって、レプリカ全部持っているとか、チートにもほどがある。
そのシュネーに押されながらもなんとか状況を維持できているヒルダも相当ですがね。
――次元が違い過ぎる、とウィルたちが思うのも仕方ないっていうか、事実ですしね……
おっかないにもほどがある。
ヒルダとシュネーの間に結構、気になる会話とかしていましたけどね。
七つの鍵が世界を滅ぼした話とか。
そもそも最初の方に、霧妖についての真実とかも明らかになって、世界観がどんどん明らかになってきている感じはあります。

ティエラ王によって、ウィルの父についての情報が少し出てきたりもしてましたし。
最後には、ウィルが空において、ジェシカの模倣ではなく、自分の空を飛ぼうと苦心していた姿がまたよかったですねー。
帯にもある文句が中々光っていたと思いますけど。

「飛んで、空の鯱。きっと、空の王にも届く」


やっぱり、この二人は一緒に飛ぶ姿がお似合いですよ。

それはそれとして、ウィルとジェシカのいちゃいちゃぶりが留まるところを知らないんですけど。
いいぞ、もっとやれ。
イスカとレンが別行動をするみたいですし、一歩ふい込んだ二人が、ヒルダ伴っているとはいえ、事務所に二人ってやばいんじゃないのかなー。
今回のジェシカみたいに無駄に意識して、告白する前の方が恋人のようだったという喜劇を演じそうな予感がしますけどね。 

 

黒鋼の魔紋修復士8

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「男も女も命の重さには変わりないんじゃないかな?」
「……そういうセリフは、ふつうはもっと人道的な話題の時に使うものじゃありませんかね?」


あれー、なんかラブコメの香りがしますよ……?
1巻読んだときは、そっち方向には発展しないだろうなぁ、と思っていたのに。
ヴァレリアとディーが互いに距離を取ってぎくしゃくしている、という描かれ方は結構よかったんじゃないでしょうか。
ただ、この作品で言い続けてますが、ディーは好きなんですが、ヴァレリア苦手で……
恋愛色がそっちに向かうと、ちょっとなぁ……

だって、ヴァレリアあちこち酷いじゃないですか。ぐぬぬがコンセプトとはいえ。
今回もまた凄い失態しますしね。
最近まともになって来たかなぁ、と思ってきたところだったのに。
状況が状況で、ちょっと不安定になっていたとはいえ、下手打ったなぁ、という感じで。
本当にどうしてカリンが首席じゃなかったのかと。
アーマッドは神巫を働かせるなら、その辺の事情についても呑み込ませる教育した方がいいと思います! 
安定・安心のカリンの活躍を待ちたい。
ヴァレリアの言動は読んでいてひやひやするので。

しかし、1巻ごとのクオリティは高いと思うんですけど、どんどん風呂敷広がっている感じはしますよね。
あちこちで断片だけ描かれている、ネレイダの行動原理とかが結局よく判らないというか。
なんか秘密持っているみたいですし、ダンテとかと接触するとか色々動いてはいるみたいですがねー。
ディー達と間接的にしか関与していないから、そろそろ対面してもいいんじゃないかなーとか。

他にも気になっているのは、いくつかありますけどね。
前回逃げた、変態の姉の思惑もそうですけど。神話に関する考察もまた気がかりではありますか。
少し前にダメダメだったのに最後逆転とまでは言わないでも、なんか剣とか回収していた王子もいましたし。
そこの国に関して言えば偽りの神巫もいましたよね。逃げ延びてるだろうけど、再登場はいつだろうか。

アーマッドだけじゃなくて、それぞれの国の考えが入り乱れているのは結構凄いと思いますけどね。
イサークはイサークで食えない皇太子で、味方にしてると心強い面はありますが、今回ディーにやらせた任務とかも合わせると、しっかり黒いしなぁ。

しかし、振り返ると割とあちこちで撃ち漏らしているといいますか。
ディーと戦った相手は結構死んだりしてますけど、立場ある手前、監禁とかで済んでるんですよね…
ダンテとかもそうですけど。それがのちのちの禍の芽になってるみたいですけど、どーなることやら。

黒鋼の魔紋修復士8 (ファミ通文庫)
嬉野秋彦
エンターブレイン
2013-12-26

つれづれ、北野坂探偵舎 著者には書けない物語

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「悪くはない。でも、損なわれるものはある」
「何が、損なわれるんです?」
「私の我儘が。きっと、もっとも鋭利な一欠片が、僅かに削れて丸くなる」
「天才が――」
小林の表情は乏しい。
だが声が震えていた。感情的に。
「天才が、凡人に歩み寄らないでください」


作家と編集者の会話によって、幽霊にまつわる謎を解く物語、第2弾。
前回、2人に助けられた、小暮井ユキは大学に進学。
そこで聞いた幽霊の噂を、徒然喫茶に持ち込む。
作家と編集者の重い過去が少しずつ見えてきましたね。

演劇サークル「ラバーグラス」。
ある劇の練習を始めてから、幽霊の目撃情報が多発しているとのこと。
それは、このサークルに在籍していた先人が残した、シーンごとにバラバラになった、特殊な台本だった。
一人の才能ある人間に率いられて結成されたサークルは、その人物が亡くなることによって衰退した。
その人物が残した台本。
幽霊の謎と、台本の謎。二つが同時進行というよりは、色々と絡まっている感じですね。

前回は、何人かの幽霊と、それぞれの事件を扱いつつ、最終的に小暮井ユキの物語としてまとまったわけですが。
今回は、新しく出てきた幽霊、レイニーとラバーグラスの話に終始したかなー。
前みたいに別の幽霊がいて、その謎を解いているうちに最後の謎まで推理するという感じではない。
なぜか実際舞台に立ってますしね。
作家と編集者の過去について描かれていたりもしましたけど。

あとはレイニーが一体何を考えているのか、が気になる処。
十一年も前から後継者を探しているレイニー。
今回は、ラバーグラスの創始者、宵野ランの話であり、レイニーの話もありました。
心酔したファンっていうのは、時に恐ろしいものですね。
そして、今なお残りレイニー。紫の指先ともなんか関わってそうですが。
続きは3月予定だとか。楽しみですねー。

 

つれづれ、北野坂探偵舎 心理描写が足りてない

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「バッドエンドなんてありふれているさ。現実にも、物語にもな」
「だとしても、ですよ。もし仮にこの世界が、当然のようにバッドエンドで満ちているのだとしても、です」
雨坂は目を細めた。
「そんな結末、認められるはずがない。小説家というのはね、この世にささやかな希望をみつけるため、物語を創るのです」


気に入っている「サクラダリセット」の筆者の新作と言うだけで買う価値はある。
中々面白かったですよ。

「徒然珈琲」には二人の探偵がいる。
元編集者で、お菓子作りが趣味の佐々波。
天才的な作家だが、いつも眠たげな雨坂。
2人とも青年~中年あたりの男性ですが、腐れ縁で分かり合っている感じが、結構楽しい。

ある謎があるとき、彼らは、互いの本文を全うする。
つまり、編集者と作家というそれを。

「坂道を上る、同じワンピースを着た二人の女性について」
と、グリーンジャケットが言った。
「貴方なら、どんな物語を想像しますか?」
(略)
「じゃあ始めよう、ストーリーテラー。お前はどんな物語を創った?」


と、プロローグから少し引用しましたが。
こんな感じで会話が始まって、作家が話の筋を語る。
編集者は、展開に違和感があるとか、いろいろ突っ込んで質問し、それに作家が応えていくという流れ。
本当に、一つの話を作っていくかのように、謎を解いていくっていうのは中々面白いと思いましたよ。

ただまぁ、あらすじで誤解されそうというか、びっくりネタで、幽霊が出てくるのは注意、かなぁ。
日常系ミステリなのかと思っていたら、幽霊の話になっていて少し驚いた。
作者の持ち味の、優しい結末、透き通った世界、そういったものは健在なようで、個人的には楽しく読みましたけどね。

元編集者と、作家の話がするすると流れるように進んでいくので、読みやすかったかなー。
途中で別行動したりしていますが、結局最後には合流するっていうのもいい感じ。
続刊も決まっているようで、二人が追い求めるものがどんな結末へとつながるのかが楽しみ。

 
プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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