気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

LaLa 2014年 5月号

LaLaの感想。続きを読む

ソード・ワールド2.0リプレイ Sweets④ きらめき魔剣はあきらめない!

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GM/ナカヒト 我には仲人するーー複数のものを1つにひっつける能力がある。
ストラール それがどうした、何と何をひっつけるんだよ?
GM/ナカヒト 嫁と婿殿だ。
PC一同 は?(ぽかん)


第十話   ひとつになって
第十一話 みんなの祈りを受け止めて

十話
GMが楽しんでいるよなぁ、という感じで。
時に楽しみすぎて誘導に失敗したりとかして、内心焦っているようですけど。
まぁ今回も色々と変な魔剣が出てきて笑えましたね。
ブリリオーとの東で巨大な怪獣が出たといううわさを聞く面々。
ソフィの家族が住んでいる街でもありますし、一行の目的地でもあります。
これは何とかしなければならないと、勢い込んで乗り込むわけですが・・・
情報の出す順番もあって、情報収集をすっ飛ばして、現地入りします。
なんだあの怪獣大戦争。

十一話
これまでの道行きを活かしたあの最終話のギミックは面白いと思いました。
パーティーを分断して、協力してくれる人を集めていく、とそんな感じで。
ブリリオート魔法学校の教授たちは、大分キャラが濃いけど、それでいいのか学生たち。
ま、それに毒されてというか類ともっていうか、学生たちも慣れたものですけどね。

ネタ魔剣だけでよくここまで続けたなー、という感じで。
そこそこ楽しみましたよ。

 

ソード・ワールド2.0リプレイ Sweets③ つきぬけ魔剣はぬけめがない!

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ギルロック 炎が鉄を鍛える。逆境が人を鍛える。楽な場所で全てを求めても何も得られぬ。お主が逆境に立ち向かい、何かを得ようとするのなら、ワシはそれを見守ると約束しよう!

第七話・外 彼女の故郷を訪れて
第七話・内 魔剣の心に触れて
第八話 都に巣食う悪を探して
第九話 ドラゴンの願いをきいて

第七話。
まさかのパーティ分断。
…だったらセッションも分断しちゃおう、というGMの判断がすごい。
で、魔剣の外組と中組とでバラバラに行動することに。
まーよくもこれだけ色物の魔剣を考えるもんだよなぁ、という感じで。

外に残った三人と中の二人の方向性の違いが面白かった。
外三人はどこかコミカルなんだけど、中の二人は結構シリアスなんですよね。
その辺の見せ方は面白かったかなー。
ま、外側がコミカルといっても、あの神官さんは、残念なことになりましたけどね。

第八話
少し前から暗躍していた黒幕を追いかけて調査をする一行。
リチェリという女の目的を探るためにいろいろと手を打っています。
先を読みすぎて、ボス登場シーンが笑えるシーンになってしまったという。
ま、そういうこともありますよね・・・

第九話
砦が落されるという事件が。
・・・まさか国側も、魔剣の力でお菓子の家にされた上で蟻型の蛮族に食われるとは夢にも思わなかったことでしょう・・・
砦を抜けた蛮族。魔剣を求めているのではないかと足取りを追うことに。
訪れた先には、ちょっとボケたドラゴンやまたしてもおかしな魔剣がいて。
そして、最後にはナカヒト暴走。どーなるかなー。

 

カタリベのリスト6

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「物語だもの 魔法だってあるわ」

完結ー。
因縁とかいろいろ含めて一気に回収して言った感じですかねー。
願いを具現化する白雪姫の義眼を持つ双子は、小鳥遊が抑えることに。

安部さんと黄金の鍵については、あれそんな伏線あったかなーとか思ったんですけど。
ラプンツェルが回収されてしまい、封印していた二人が解放されることに。
伯楽さんが、結構好きなんですけどね。
あぁいう飄々としたおっさんは、それなりに格好良く描かれたりすることが多いですし。
まー、いろいろと実験したり、嘘ついてあくどいことしている悪党ではありますけども。

りすとが道具を探していた理由。
秋常の祖父とりすとの関係。
黄金の鍵や、赤ずきんのカタリベの目的。
最後の黒幕はやっぱり獅子倉ですよねーといいますか。
暗躍していた事情を明らかにしたりと、おおよそ風呂敷はたたまれた感じはしますけど、なんか物足りない。
急ぎすぎたんじゃないかな―。 

蛍火さんとか、秋常の祖父とか、残念だった・・・
結構いいキャラだったと思うんですがねー。


UQHOLDER!2 

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「けれどわれらUQホルダー 人の理外れた人間以外の徒党 我らは常に――」
「人の世からはじき出され蹂躙され 忘れ去られる者達の側に付く」


不死者の集団、UQHOLDER!。
入団テストを受けて貰う、ということになっていますが。
死なないだけあって、時間間隔がすごいおかしくなってますねー。
8年以内に出てこられたら、合格といわれて刀太たちは、地下に落とされる。

同じように落とされていたらしい、不死人に鍛えられたりして、そこを脱出します。
まー、期限よりかなり早く片付けて評価を受けるっていうのはお約束ですよね。
落とされていた不死人が、組織のリーダーで、雪姫(エヴァンジェリン)の怒りを買って落とされているとか。
秘蔵の酒とつまみを食べたら、冗談で落とされたようですね。
組織としてみて行動がちぐはぐっていうか、時間間隔が適当になってるよなぁ、という感じで。

あとは、刀太がナンバー7で、九郎丸がナンバー11っていうのは、どういうことだろう。
欠番になったところを適当に埋めていっているのか、不死者の特徴でわけたりしているのか。

しかし、刀太がなんか、直情的というか、行動力ありすぎというか。
ネギみたいに、苦悩している様子がないからか、なーんかあまり好きになれないですね。
本当に、続きだと知っていなかったら切っているかもしれない感じ。
随分と荒廃しているようですけど、一体全体何があったんでしょうね。

3巻はちょっと様子見ようかなー。
こんなこと言っていると、打ち切りになって、せっかくの続編だけど、真相には触れられなかったよ、という流れになりそうで怖いですけど。

魔法アプリのほかに、不死人対策とかも充実していて、大分変化があるのは確か。
さてはて、どーなることやら。


氷結鏡界のエデン13 楽園現奏―エデン・コード―

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「さっきの楽園の話をしましょう。愛とは、想い人と共に同じ道を歩み続けること。ならば、楽園とはすなわち、その道のつながる未来以外に何があるでしょう」
「…………」
「シェルティス、あなたは帰る場所がある。だから私はさっき、あなたがとっくに楽園をみつけていると言ったんですよ」 


氷結鏡界のエデン、完結。
終わってしまったなー、という感じがします。
面白かったですけど、イリスと同じでもう1冊くらい書いてもよかったんですよ、みたいな空気が。
それぞれに見せ場があって、楽しかったんですが、怒涛の展開過ぎて、ちょっと物足りないというか。 
もう少しじっくり書いてくれてもいいんですよ、みたいな。
最初からこんなこと言っていますが、さすがの大団円、という感じで、楽しく読みましたよ。

ユミィとイグニドの対峙。
もう一人のユミィとして、三年前の、今ではイグニドしか知らない事件。
言われてみればその通りですよね。
ユミィとシェルティスの付き合いの深さから言って、そういう行動をとるのは、間違いではない。
そこが分岐になってしまったというだけで。

巫女であるユミィ。異篇卿となったユミエル。
実像と虚像。
二人の対峙は、避けられぬものであったし、必要であったんでしょう。
「わたしだってユミィだもん」と彼女は言いましたが。
シェルティスを助けたいのか、信じるのか。
最奥でエデン・コードを発動させるというのはシェルティスの独断みたいなものでしたが。
ここでユミィが知ったことで、独りよがりの選択ではなく、二人での約束とできたのはよかったですかね。

あちこちで、描かれている戦場。
巫女と千年獅の第1位は予想通りだったんですけど、その二人が健在なのはなんでなんだろう。
特に、千年獅の剣帝さんは、いつ浮遊大陸に戻ってきたんだろう。
アルビレオの料理長もなんか普通に救援やってましたが、先代の千年獅がなんで料理人やってるんだ……
ユメルダ教官が普通に強かったですね。

あと、ツァリについて少し触れられていましたけど。
ユトが現在の姿で、ツァリが未来なんですね。一つの時間軸上に現在と未来が同時に存在しているそうですが。
てっきり、現在と過去が重なっているんだと思っていましたよ。
ツァリがらみでいえば、紗音も謎な存在だよなぁ。
色々と知っているようですし、「向かった世界が判明した」っていう言葉からしても謎度高まっているというか。
 
イグニドも、つらい戦いをしていましたよね。
素性を明かせず、かつての仲間とも道をたがえて、シェルティスのために。
それでも異篇卿という場所を得ていたのはよかったですねー。
一人で戦っている場面に、応援として駆けつけるという展開は熱かった。
……あれ、マハさんいますね。てっきりあそこで、死んでしまったものかと思っていましたけど。
ちゃんと救いを得られたようでよかったです。

シェルティスとアマリリスの会話も興味深いですねー。
細音ワールドの根幹が少し明かされた感じ?
沁力、名詠式、魔笛、旧約召喚……これらは、並列する世界ごとに呼び名が違う、セラの波長を利用したものであるそうで。
……セラ、結構重要な人物だったんですね。 

来月には完全新作も予定されてるようです。
謳い文句を見るに、ついにネクサスが関係してくる世界の話ですかねー。
これまでのシリーズで、ちらほらと名前は出てきていましたが、どんな世界なんでしょうか。
今から楽しみです。


新ソード・ワールドRPGリプレイ集1 進め!未来の大英雄

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GM どんな判定でも、サイコロの出目がどっちとも1だった場合、自動的失敗だよね。
イリーナ この犬頭、ただのコボルドなんかじゃないわ! ヒース兄さんの魔法に耐えて、戦士の訓練を積んだ私の攻撃をかわし、なおかつ当ててくるなんて……もしかしたら邪悪なデーモンかもしれない! みんな油断しないで!(笑)
ガルガド いや、どっからどう見ても貧相なコボルドじゃろ。


第1話 振り向けばコボルドがいる
第2話 どっちの依頼ショー
第3話 お屋敷の怪談

秋田みやびGMの原点、というか出発点。
もともとは、グループSNEの受付や会計業務をやっていたそうで、TRPGのTの字も知らなかったレベルだとか。
日常のゲームや、新作のテストプレイに引っ張り出されていくうちに、適性を見いだされてリプレイ執筆に至ったとか。
そんな経緯があったとは知りませんでしたねー。
新米女神とか七剣刃とかどのシリーズも好きなので、こうして引っ張り出されていなかったらあれらを見ることができなかったと考えると、よく引っ張り出してくれた、と思います。

1話。
なんとなくパーティーを組んだ5人のところに依頼が。
というか冒険者の店で管を巻いていたところに来た依頼人のところに、売り込みに行くんですけどね。
坑道にコボルドが立てこもっているから、どうにかしてくれ、と。
GMが情報を出そうとしているのに、失敗して、臆病なボスが逃げ出したのには笑った。
情報の渡し方ってなかなか難しいものがありますよね…
新人GMのリプレイだと、どこかで同じようなミスをしているように思います。

2話。
高級料理店と、その近くに開店した大衆食堂。
どっちがうまいかで騒ぎとなり、料理対決で決着をつけようということに。
冒険者の店が多く、PCたちも依頼を求めてふらふらしていますが二つの店に二つの依頼が。
高級な店の店主から、相手の使っている不思議な食材の調査。
大衆食堂のほうから、情報を隠すために収集に行くときの護衛。
どちらを選ぶか、というギミックが仕込まれています。
選ばなかったほうにはNPCの冒険者がついて、PCサイドの調査に来ていたりと、ネタは面白かった。
途中で、大衆食堂側の食材の種が明かされますが・・・おいおい、ゲテモノ好きでしたか。
なんとなく、高級料理店の店主が食べてわからなかった未知の素材ってことで予想していた部分はありましたが。

3話。
かつて名を挙げた冒険者の一人である祖父が亡くなった。
遺品を整理したいが、高利貸しが家に来ていただとか、幽霊がでるとか問題が起きているようなので、その解決を孫娘が依頼に来る話。
祖父と母親は、結婚相手に関して意見が合わず、母が駆け落ちした経緯もあるようで。
どちらも不器用だったんだなぁ、という感じでしたね。
あの屋敷に残っていた幻影とかも、もの悲しさがありました。
まぁ、最後は、その屋敷に移り住むことになって、すべてが失われたわけじゃないっていうのはよかったかなー。

秋田さんのリプレイは、個人的に読みやすいですねー。
好みに合っている感じがします。
楽しみました。


問題児たちが異世界から来るそうですよ? あら、魔王襲来のお知らせ?

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「貴女は魔王としてギフトゲームを開催しました。今後、多くのコミュニティに狙われることになるでしょう。魔王として戦って戦って、そしてやがて――必ず没します」
「必ずな」
「…………」


十六夜たちの所属する「ノーネーム」は、箱庭の東側に拠点を置くコミュニティ。
その「ノーネーム」に北側の火竜誕生祭への招待状が届く。
東のフロアマスターである白夜叉からの依頼にかこつけて、ウサギを放置して北側へ。
問題児の所以というか、そこで、「捕まえられなきゃコミュニティ抜けてやる」っていうのはさすがというかなんというか。
3人とも本当に息ぴったりですね。

十六夜の策略もあって「打倒魔王」を掲げることになったノーネームですが。
タイトルからしてわかりきっていますが、2巻にしてさっそく魔王のギフトゲームに挑むことになろうとは。

「無関係な魔王と敵対するやもしれん。それでもか?」
(中略)
「それこそ望むところだ。倒した魔王を隷属させ、より強力な魔王に挑む〝打倒魔王”を掲げたコミュニティ――どうだ? 修羅神仏の集う箱庭の世界でも、こんなにカッコいいコミュニティは他に無いだろ?」

と、自分の楽しさを優先しているようで、十六夜結構いろいろ考えているんですよね。
 
そして、少しずつ箱庭世界についても説明がされていきます。
箱庭の大きさが、想像以上のものであることだとか。
今回は、北のフロアマスターが世代交代するということで、フロアマスターについても触れられてましたね。
秩序の守護者であり、下位のコミュニティの成長を促すための制度。
箱庭内の土地の管理や、昇格のための試験などの役割を持ち、魔王が現れた時には戦う義務を負う。
それらの義務と引き換えに、膨大な権力と、最上級特権である「主催者権限」を与えられているそうですよ。

問題児同士、息があっている三人ですが、十六夜と飛鳥はここで目的を得てましたね。
いつか、自分たちのコミュニティの農園を復興させ、主催者としてハロウィンのゲームをする。
この三人が主催になってゲームをするとどんな展開になるんだろうなぁ、と読んでいるこっちとしても少し気になったり。
まー、本編最新刊のあたりだと、まず生き残れるかどうかの瀬戸際なんですけどね、彼ら。

十六夜と黒ウサギが、一回分の命令権をかけたゲームをやったりしてました。
これ本編で使うギミックになるのかなーと思っていたら、十六夜の得た、黒ウサギへの命令権って、短編で消化されたみたいですよね。
あとは、地味に気になったところといえば、飛鳥フォレス・ガロとのゲームで使った十字剣、ちゃっかりもらってたんですね。ギフトカードから召喚してるし。

強力だが、使い勝手の悪い能力を持つ飛鳥が終盤活躍したのはよかったですねー。
十六夜はそもそものスペックが段違いなうえに、知識もある。
耀のギフトは、多くの友人を作れば、その分組み合わさって強力になるし、幻獣などからは特殊な力を得られたりして、汎用性も高い。
飛鳥の能力はチートではあるんですけど、十全に力を発揮できる状態ではないんですよね。
ギフトを支配するギフト、威光の方向性を決めた以上、支配できるものがないことには話にならないわけで。
今回、そこを解消できる相棒を得られたのは、よかったんじゃないですかね。
「一曲所望するわ」の部分は、プライドが見えてよかった。

あとは、相変わらず十六夜のチートっぷりが愉快。
この人本当人間の範疇に収まっているんですか、って所がまた。
ウサギはウサギで、参加制限されるだけのことはあるんだなぁ、と言った感じでまたいい感じに盛り上げてくれましたが。


問題児たちが異世界から来るそうですよ? YES! ウサギが呼びました!

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『悩み多し異才を持つ少年少女に告げる。
 その才能を試すことを望むのならば、
 己の家族を、友人を、財産を、世界のすべてを捨て、
 我らの〝箱庭”に来られたし』


こりゃいいや、と読了後思わずつぶやきました。
面白かったです。修羅神仏の属する箱庭という世界。
そこで行われるギフトゲームのために招かれた、「問題児」たちの活動を描く物語。
招かれた三人ともが、チートじみた能力持ってて、一人でも十分主人公出来そうな感じです。
それが一つのチームに三人。だが、それがいい。
まぁ、そのチートじみた能力も原石なので、これから磨かれていく感じですけどね。

ほとんどすべての動物(幻獣も含む)と言葉を交わし、交流によって能力の一部を得る、春日部耀。
霊格の劣る相手に口にした行動を強制させる威光の持ち主、久遠飛鳥。
そして、石を第三宇宙速度で投げたり、種族的に格上の存在を圧倒したり、敵の能力を打ち砕いたりと、一言で何ができるって言えない、破格のスペックを持つ逆廻十六夜。

会話のやりとりも、個人的には結構ツボですね。
ウサギと三人の漫才じみた会話の息の合い方もいい感じ。
ちょっと1巻にしては急いだ感もしますが、十分楽しめました。
しかし、黒ウサギは誰から、問題児たちを召喚するギフトをもらったのだろうか。
主催者の言葉が一瞬有るけど、白夜叉ではなさそうな。
これだけの能力を持った存在を召喚するとなると、相応の能力が求められますよね。

箱庭の世界では、、誰もがコミュニティに所属しないといけない。
まぁ、一部の能力持った存在たちは、箱庭の外に出て自分たちの国を作ったりもしているようですが。
さておき、基本的にコミュニティは所属するべき場所。
そのコミュニティを作るためには、対外的に名乗る「名前」と掲げる「旗印」が必要になる。
十六夜たちを呼んだ黒ウサギの所属するコミュニティは、しかしその誇りともいうべき、「名前」も「旗印」も箱庭の災厄、「魔王」という存在に奪われていた。
そのためその他大勢という蔑称である「ノーネーム」と呼ばれている。
これ以上ないほど崖っぷちですが、三人はそれぞれの判断で、ノーネームに属することに。

この1巻で魔王配下のコミュニティに属する下種な敵を倒し、階層支配者である白夜叉に試され、そのうえで、格上のコミュニティのゲームを簡単に攻略してしまう。
いや、簡単にとはいっても一応作戦たてたりはしてますけどね。
イベントが次々展開していって駆け足かなーとも思いますが、慣れると面白い。

これでもかってぐらい設定を盛っているんですが、それがうまく作用している例ですかねー。
個人的にはすごく楽しみましたよ。


魔弾の王と戦姫8

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「以前にも言ったと思うが、泣くことは決して恥ずかしいことではないのだ。誰かを想ってならば、なおのことな」


今回はティグルが船から落ちて行方不明になった後のエピソード。
まー、どうせどこかで出てくるんだろうとは思っていましたけど、再登場もバレも早かったかなぁ、という印象。
主人公不在の状態で進んでいく物語は、二人の戦姫、サーシャとエリザヴェータが海において、魔物トルバラン率いる海賊と戦う話。
戦姫たちもそれぞれに魅力があって、主人公と並び立つ、主役級のキャラクターだと思います。
特に、サーシャの戦闘シーンや、エレンとの友情、最後の挿絵など、魅力が余すことなく描かれていたといえます。

しかし、なーんか物足りない。
結構好きなシリーズなんですが、主人公不在だと、なんかテンポが悪いなぁ、という感じがして、どうも読むのが遅くなりましたね。
 
エリザヴェータも、なんかいけ好かない性質の人なのかと思っていたら、案外いい人?
というか、苦労性の人なんだろうなぁ。
戦姫というシステム上、前任者と比べられることも、特に多いだろうし。
役目を放棄したように見える、とオルガのことを嫌っているようですけど、腹を割って話せば案外仲良くなれるんじゃないだろうか。
戦姫がそれなりの権力があるといえど、不在の期間がどうしても生まれる手前、官吏側にも言い分ややり方、権限や思惑などがあるわけで。
ひょっこりであった、弓に秀でた記憶喪失の若者を傍に置こうとしたら、前任が云々、一芸だけで引き上げるのはどうかだの、いろいろといわれているわけで。
その立場にふさわしくあろうとして、わがままも許されないっていうのは、少しかわいそうかなーと思いました。
初めての我儘がなんかすごい火種になりそうな感じもしていますしね。
ただまぁ、エリザヴェータは、トルバランが指摘していましたけど、なにか怪しいものと契約しているようで。その辺がどう響いてくるか、だよなぁ。

あとは、鎌持つ戦姫、ヴァレンティナ。
絶対黒幕こいつだろう、みちいな感じがするんですけど、さてはて。
王位継承権をめぐって、いろいろともめごとが発生しそうというか、もうことが起きてしまった感じがありますけど。
王様もいったい何を考えているのか。
あの王は、結構得体がしれない部分ありますよね。
何を考えているんだか。

今回ティグルを助けた声、魔物とは何なのか。
話は動いているんですが、明かされていない謎が結構多いよなぁ、という感じです。
そろそろ魔物とは何なのか、知りたいところですけど、まずは国内の状況を落ち着かせるところまでいかないと、話進まない気がしますねぇ。

魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉8 (MF文庫J)
川口 士
KADOKAWA/メディアファクトリー
2014-01-23
 
プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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