気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

カオスレギオン 聖戦魔軍篇

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「世に争いを起こさせるもっとも簡単な方法を知っているか、ジーク」
その男は言った。
「固い絆に、亀裂を走らせることだ。人と人が争うのは、絆を失ったからか……そうでなければ、争い合うことが、彼らにとって最後の絆だからだ」

かつての友で、今は反逆者として追われる身であるドラクロワ。
その友を倒すべく、追いかけている黒印騎士であるジークの話。

ジークとドラクロワの因縁をはさみつつ、現状を描いていこうとするから、若干テンポは悪いかなー。 
これが1巻目に来ているのはシリーズ読んでからだとどーかなーと思わないではないですが。
いや、この後も5冊くらいでるんですが、この巻で大体完結しているんですよね。
とりあえず、ドラクロワ打倒するところまで行きますし。

じゃあ残りの5冊何かいているのかといえば、此処に至るまでの過去の物語だったりするわけで。
従者として連れているノヴィアという少女の話だったり、ジークとドラクロワの過去の縁だったりが、より鮮明に描かれているわけですよね。
この巻も、シリーズも全体通して好きなんですけど、こういう構成にしたのはどういう意図なんだろうか、とか考えたり。いや、これはこれで良いと思うんですが、若干もどかしいものもあるといいますか。

キャラとしては、ジークが結構好きですね。
ドラクロワとジーク、それぞれの立場が代わってしまっても、ジークがドラクロワの事を「親友だ」と言っている場面。
ジークがしっかりと、理想を持っている場面とか、あちこち気に入っています。

アーシアはあまり好きになれませんでしたが、方向音痴なネタな部分は笑えた。 
いやまぁ、方向音痴とはまたちょっと違うんですけどね。
置かれた状況からして、ちょっと感覚が狂っていただけで。

「……なぜ、私達、この山をこえなければならなかったのでしょうか」
「分からん。おそらく、そこに山があったからだろう」
「……あ、ここ、ぐるぐる同じところを回ってますね。そうじゃないかと思ってたんです」
「それでも少しずつ目的地に近づいている。不思議な能力だな」


ジークとノヴィアが呑気というか、ここまで来るともう信頼関係ばっちりですねーというか。 

10年以上前の作品なんですが、面白さに変わりなし。
お薦めです。まー、古いから入手しにくいかもしれませんが。


アスラクライン2 夜とUMAとDカップ

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「彼女がいなくなったら……悲しい?」
(略)
「……だったら、もう、機巧魔神を使っては、だめ」


機巧魔神という存在、学校の暗部というか、生徒会の特殊性に巻き込まれていった智春たち。
今回も厄介ごとがやってくるわけで。
そういう星の元に生まれたんだよ・・・ま、色々騒動に巻き込まれていくのは、ある意味必然なんですがね。

新入生のオリエンテーション合宿。
そのイベントが行われる先で、UMAの目撃情報が?
悪魔と機巧魔神とかが居るならUMAだって居るかもしれない。
嘘くさいと思いながらも、合宿先にそんな噂があるなら調べないといけないと、調査に赴くが空振り。
全く手がかりなしってわけでもないですがね。
合宿前に手を打っておきたかったのに、それに失敗したという感じで。

結局合宿中も、湖に気を配りながら色々とやることに。
しかしタイトルからして想像ついたような気もしますが、なんとも阿呆な条件下で出現する存在もいたもんだというか。

情報が小出しになっている感じがありますよねー。
今回は悪魔と使い魔について。
悪魔が危険視されているわけっていうのも少しわかってきましたけど。
あちこちで、微妙な距離感が構成されていってるのがまた。
ごちゃごちゃしているというよりは、対処に追われてドタバタし通しという印象ですが。
嫌いじゃないです。


ソラログ 4

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「――――もういいの!!」
「私 ここにいるよ?」
「・・・うん よかった――――」


まぁ、王道の展開だよなぁ、と。
おおよそ先読みできますが、安定しているというべきじゃないかなー。
個人的には嫌いじゃないですよ。

義姉の思惑を振り切って、関係を強固なものとした麻生と光。
さて、最後の障害となるか、光の兄が、過去の柵をもって、麻生を弾劾しますけど。
それすらも、乗り越えていく二人はいい感じだなーと思いますね。

そんなわけで今回は過去編と、解決編というかエピローグというか。
兄貴はちょっと思い込みで突っ走りすぎというか。
まー、それだけ大切にしていたってことではあるんでしょうけど、冷静であることもまた大切だと思うんですよ。

光と静香が妙な仲良しになっているのが個人的には面白かった。
なんだかんだであそこもお似合いというか息ぴったりですね。

巻末の短編の方が気に入ったんですけどね。いやー、騙された。
 「メロドマラマティックライブラリー」。
ちょっと噂になっている司書には、しれっと不真面目というかしたたかな面があって。
優等生な少女が引き込まれていく流れは中々。それだけでもいい感じかなーと思っていたんですが、オチがまたよかった。 
 

ソラログ 3

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「役に立てなきゃダメなんですか? 好きでそばにいたいんです」
「だから…あなたに同情もしないし 脅しにものりません――――」

光と麻生がそれぞれに思い合って、距離を縮めているのがいいですねー。
その想いがあるから、いつも以上に明るくなっている光も可愛いですし。

義姉が動き出して、光を遠ざけようと画策します。
まぁ、本人に正面から宣言する辺りは、堂々としていていいんじゃないでしょうか。
裏でこそこそ噂流して悪評流すとかよりは好感モテますよ。
2人とも、別種のものではありますけど、ちゃんと強さをもっているんですよね。
光は光で、自分の見た麻生を信じているから、言葉には反発する。
麻生は、大切だからこそ、義姉が光を利用するな、とけん制する。
中々良い演出だと思いますけどね。

不安にさせたお詫びに、綺麗な星空の元へ。
話さないっていうのは減点ポイントかと思いますけど、「…晴れてなかったんだよ… さっきまで」といっているコマがいい表情しているので良し。

「意地悪? どれが?」と言ってしまえる光の強さというか、「あきれた能天気」と評された心のありようが、良いなぁ、と思います。
ヒロインの性格次第では、あの持て囃されている様子をみて、「違う場所に断つ人間なんだ」と距離を取るイベントになりそうですけど。人ごみ掻き分けて踏み込んでいくとか流石。



ソラログ 2

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「……昔 俺 大事な人を守れなかったから――――」
「俺が怖かったんだ “怖がらせた” “こいつも離れてく”って―――――…」
「怖くなんてない」
「はじめから そうじゃなくてもなんでも・・・ 麻生くんだから私ここにいるんだけどなあ」


光と麻生が少しずつ距離を詰めて言っているのがいい感じ。
前巻の最後で倒れた光が、保健室で目覚めるところから。
光は、麻生が一緒に行動していた、女性。それが義姉であるとしり、心を落ち着ける。
落ち着けるっていうのは少し違うか。
もやもやしていたモノが吹っ切れたと思ったら、今度テンションハイになってきてますしね。

番外編として4.5話も収録されています。
そこでは、麻生の別の身内として叔父さんも登場。
料理が凄く残念な感じがしてますね。モザイク付きとか。
猫拾って来たりと優しいいい人っぽいですけどねー。
しかし、麻生がでかいのかしれんけど、猫小さすぎないか。
いや、生まれたてだと結構小さかったし、あれぐらいのもいるのかなー。

2人が順調な一方で、それぞれの兄と義姉は、各自の思惑を持って裏で協力しようとしていたり、と。
光が倒れたあたりからなにかありそうだなーという感じはしていますけど、記憶障害、ねぇ。
まぁ、見るからに何かありそうというか、麻生との過去に関係あるんだろうなーって流れですが。
なにやら障害となりそうですけど、どーなりますかねー。


ソラログ 1

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「人は見たいようにしか見ないもんだ 勝手にいわせとけばいい――」


空が好きな少女、光。
悪い噂が付きまとう少年、麻生。
流れ星を見に行った先の公園で少年と出会い、少女は彼に興味を持つように。
噂だけで判断せずに、踏み込んでいって、その姿をちゃんと認めてあげている姿勢が快い。

光が結構物怖じしないというか、タフだよなぁ。
噂されている相手にずけずけ踏み込んでいって、なんかなじんでしまう。
この辺は彼女の人徳というか、正確によるものかなー。

麻生は麻生で、良い奴だよなー。
自分が悪い噂立てられているのを知っていて、他の人が自分に巻き込まれて悪い評判立てられない様に、遠ざけて。その姿勢がまた悪い噂を呼んでいる、と。
この辺、噂ってのは怖いですよね。形ないから、壊しにくいし、下手に否定して回っても逆効果だし。
噂全てが悪いってわけじゃないですが、こうやって良い奴に悪評が立っている、っていうのは残念な類に入ると思いますがね。

「―――――そっちからきたらなにされても文句言えないぜ?」
「うん でもそばにいたいと思ったから ん~ 周りのことは言いたい奴には言わせとけってことで!」


その悪い噂にひかなかったのはいいなー。
なんとなく、心温まるものがあります。

噂には怯えないけど、実際なんか綺麗な人と行動しているところを見て、引いてしまうのも中々。
悪いことではない、けど。もやもやするっていう様子は青春しているなーって感じですが。
さて、最後にすこし動きがありましたねー。



ソード・ワールド2.0リプレイ Sweets② はりきり魔剣ははばからない!

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……というわけでビキニアーマーの乙女たちは、無傷でミノタウロスに勝利したのでした。これ、すごいね! 悲しいほどにね! いいのか、リプレイがこれで!(血涙)

GMの魂の叫びが……
出目が極端に悪かったから仕方ないね……
しかし、出目次第では、此処まで一方的な戦闘っていうのもあり得るんだなぁ。

GMの陰謀、というか引き起こされた強制イベントによって、全員が女となってしまったPC一同。
もっともそれは、PCたちだけじゃなくて、周囲の街などでも同じようで。
男に戻るというモチベーションがある二人が今回は燃えていたかなぁ。
しかしこのリプレイ、やたらと強制イベント多くないだろうか。まぁ、魔剣降らせたのはGMの想定外の方向に行って調査不十分だった部分もあるからアレですがー。

第四話 女ばかりになっていて
第五話 ビキニアーマーを着せられて
第六話 思い出の彼に再会して

の3話収録。
4話で、前回女にしてくれやがった魔剣を探しに遠出することに。
何とか魔剣を見つけたもの、随分変わったダンジョンをつくりだしているようで。
この魔剣ども、本気で制作者が責任を問て処分するべきだったんじゃないだろうか。

そして、魔剣をとりあえず手に入れたものの、男に戻す気はないという。
自分の理想なスタイルの持ち手が登場しないといけないと主張します。
持ち手の性別とスタイルにこだわるってどんな魔剣だおい。
魔剣の口から、この魔剣の出自というか、起源について触れられましたが、仲人魔剣の正体はまだ不明。他の魔剣とはちょっと違うっぽいけどどーなのかなー。

無事に男に戻って第6話。
今回もまた魔剣が大参事というか、パニックというか。
そういえば、結局おおよその方向で依頼は果たしたけれど……盗まれたバイオリンはそのままなんじゃななかろうか。
そしてまたGMの出目が輝いていた……残念な方向に。
さて、これ本当どうするんですかね。パーティー分断されちゃいましたけど。
で、黒幕の名前っぽいのが出てきましたが、ルクサーなの、ルクサーノなの、どっちなの?


ソード・ワールド2.0リプレイ Sweets① わがまま魔剣はままならない!

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ストラール 報酬が多ければたくさん寄付ができる。俺たちがしたことはどれだけ償っても償いきれない大事故だからな。だからいっぱい寄付をするんだ! 誠意とは金だー!!
ソフィ 言い切った……光の戦士が言い切った……!
GM (ストラール……涙)

随分癖の強い魔剣が登場してくるリプレイ。
笑えるといえば笑えるんですが……。
PCの一人が償いに走るロールプレイに出ているのが残念と言うか。
いや、PLは納得してやっていると思うので、それはそれでいいのかもしれませんが。
GMが面白がっているけど、申し訳なさを感じているのが微妙なところ。
遊びがあるのに、楽しさが足りなかったというか。

第一話 四つの星がまたたいて
第二話 不思議な夢に誘われて
第三話 邪念が山を食べていて

魔法文明時代に人工的に作られた石を用いた石像が中央広場におかれている地方都市アクセリナ。
そんな石像があるってことは、近くに魔法文明時代の遺跡があるのでは? と一時期冒険者でにぎわっていたそうで。
まー、それだけ集まって探しても見つからないから、今はブームが過ぎ去ったところ。
そんなある日、たまさかアクセリナの冒険者の店で出会った5人は、蛮族退治の依頼が巡り巡って、その地に眠っていた、魔導機械を起動させてしまうことに。
それで引き起こされた事件を、自分たちの責任だ、と追いかけて、解決していくという展開。

仲人やりたいから、それ用のダンジョンを作る魔剣とか、誰得なんだろうか・・・
一方で、コボルドの種の限界を突破させている暴食の魔剣とかもありましたし、何を思ってそんな効果が・・・
まぁ、強力といえば強力なんですがねぇ。
そこそこには楽しみました。


サクラダリセット2 WITCH,PICTURE and RED EYE GIRL

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「貴方は、石に恋することができる?」。
(中略)
「最初の答えが間違っていました。きっと、石に恋することだってできます」


未来を見る能力を持ち、その能力故に個性を殺し、ただ危機を予測するシステムとして存在することを選んだ魔女を自称する女性。
そんな魔女が、ケイたちに接触してくる。
未来を予測するシステムよして生きる彼女には、死期が近づいていた。

魔女の問いかけに対する春埼とケイそれぞれの答えが中々いい感じ。
リセットされることもあって、淡々と進んでいくんですが、それがつまらなさには繋がらない。
描かれた世界が綺麗だなぁ、と思うんですよね。

断片として差し込まれる、ケイたち3人の過去が、喪われてしまったこともあり尊く思えてきますね。
ケイと春埼、そしてもう一人の彼女。
癖のある会話が、テンポよく進んでいく感じが結構好きですね。

一方で、魔女とは違う新キャラで、2年前の「悪人」であったケイに影響を受けた少女も登場。
自身が持つ能力を以て、少女は、春埼のリセットを奪うと宣言する。
少しずつ過去のエピソードに触れられていく感じが結構好きですねー。
大分今とはケイの印象が違って見えます。
  
死期が迫った魔女が、システムとなる前から願っていた、最後の時間。
それは勝手なことだとも思えるし、諦められないものでもあるとは思いますね。
そして、ケイが知った、喪われてしまった、猫のような彼女の真実。
取り戻すための方法も手に入れ、動き出しそうですね、という感じ。

サクラダリセット2 WITCH, PICTURE and RED EYE GIRL (角川スニーカー文庫)
河野 裕
角川書店(角川グループパブリッシング)
2010-02-27

サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY

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 「その程度の奇跡も起こらないような世界なら、きっと初めから言葉なんて生まれない」


多くの人が異能力を持っている街。
ただ、それをつかったバトルとかではないです。
ある意味で、戦っているというか、抵抗しているというようにも見えますけど。
普通に街の中に、そういった能力が自然と解けこんでいるようなイメージ。

まぁ、能力悪用する人もいるようで、管理局とかも存在するんですけど。
こういった設定だと、主人公が最強か、一見最弱だけど…みたいな展開になりそうですけど。
持っている能力が「記憶保持」っていうのはちょっと変わっていますかね。

まー、主人公の能力が小さなものでも、相棒の少女の能力が凶悪なので、差し引きゼロかなー。
「セーブ」した時点に時間を巻き戻す「リセット」という能力。
ただ、本人の記憶もリセットされるので、そのままだったら意味がない能力なんですよね。
何かを変えたくてリセットを使っても、その「何か」が分からなかったら、対処のしようがないですし。
だからこそ、主人公の能力が活用できるんですがねー。

何があろうと失われない記憶を持つ少年と、「リセット」と言うセーブした地点に世界を巻き戻す能力をもった二人の物語。単体だと意味がないけど、二人で使うことで意味を持たせられるっていうのは結構いいかなー。
他の人の能力だと、猫と意識を共有できるとか、遠くの相手に日時を指定して声を届けることが出来るとか、そんな些細な能力がほとんどですね。
まぁ、ちょっと反則じみた能力を持っている人も中に入るわけですけど。

「奉仕クラブ」という、能力を用いて事件を解決するクラブ。
強力な能力を持っていると監視がついたりするんですが、その監視を少し緩めるために、管理局に協力する制度みたいなものですねー。
主人公たちは通っている高校の奉仕クラブに属して、色々とやっているようです。
今回の依頼は、「死んだ猫を生き返らせること」。
そこから色々と膨らんでいくんですけどね。

言葉が澄んでいるっていうのは、良い表現なのかわかりませんが。
個人的には、そういう風に感じました。
絵と相まって、描かれている世界を綺麗なものだと思わせてくれる感じが結構好きです。

サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY (角川スニーカー文庫)
河野 裕
角川書店(角川グループパブリッシング)
2009-05-30

プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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