気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち1

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エア 失礼な、わたしはいつもソラのことを考えてますよ。
ソラ あたしもお姉ちゃん、大好き。飾らない口調が好き。たまに、飾れと思う。

ソード・ワールド2.0に版上げされてから出たリプレイのようで。
新しい環境を紹介する意味も含めて低レベルスタート。
……新しく実装されるときにはこういう初心者向けのリプレイ一緒に出してほしいですよね、うん。
いや少し前に別のシステムで高レベルリプレイみたもので。楽しかったですけど、アレはアレといいますか。

閑話休題。
自分はTRPGはダブルクロスから入った人間なので、最初に読んだのもダブルクロスのリプレイなんですよね。
なので、トレーラーとかハンドアウトとかがない状態で話が進んでいくのはちょいと驚きってほどじゃないですけど、慣れないなぁ、という感じがします。
方向を最初に提示されない分自由度高いみたいですけどねー。

舞台はルーフェリア。
ここ50年ほどで発見され、最近になって周囲の国々と交流を持ち始めた国。
蛮族による大侵攻により、ルーフェリアの地方一帯は占拠され、国が分断されていた。
滅ぼされる直前だったこの国が無事だったのは、蛮族に生贄に捧げられようとしていた少女が、騎士神ザイアによって小神に引き上げられ、国の守護神となったから。

そんな国にやって来た冒険者2人と、そこで知り合った二人の新米冒険者たちの冒険を描いたリプレイ。
人間の少年とルーンフォークの従者、エルフの姉と、ナイトメアの妹がPCですね。
第一話「ご飯を美味しくする方法」
第二話「静かにゆっくり寝る方法」
第三話「空から国を見る方法」

の3話を収録。
街になじむために細々と依頼を受けて、宿屋に入り浸っている、と。
突然いなくなったコボルドを探しに行ったり。
丁重に弔ったはずの死者が墓から出てくるという村に行ってみたり。
一山当てたもと冒険者の商人に商品届けたりといろいろ。
口調は荒いというか、口が悪いけど、結構人がいいPCたちがワイワイやっていく雰囲気は結構好きです。
主従と姉妹っていう関係のPCなので、そのつながりでの会話とかも割と愉快。

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。
開設からまだ二か月もたっていないブログですが、ある程度来てくれる人もいるようで、ありがたい事だと思っています。

・・・挨拶より先に既に、年変わってからの投稿が3件あるのは・・・ご愛嬌とでも言いますか。
今年も、去年と変わらず、つらつらと感想を投稿していくつもりですので、よろしくお願いいたします。

ふたりの恋愛書架  2

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「…好きになった理由があったとしても 好きでいることに理由は必要ですか?」
「俺も最初はさびしくて本を読み始めました。…でも」
「好きでいるうちに理由でさえちっぽけなものになるんだって 俺は思ってます」
(略)
「…そうだな」
「好きなものは好きだから…仕方ないことだな」


シリーズ完結刊。
結構面白かったと思いますよ。
画が所々でちょっと微妙に想えるところもありましたけど。
絵柄というよりは、全体的な雰囲気が気に入っています。
ただ、お互い家族に問題を抱えていて、歪になった二人が、より添っている、とそういう構成であるからには、佳奈子の家族だけではなく、秋生の問題にも触れてほしかったかなぁ。

俺にはまだ愛なんてよくわからない

そんなことを想いつつも、佳奈子の事を想える秋生は良い人ですね。
しかし、「愛なんてわからない」と言いつつも、しっかりと締めるところは締めているといいますか。
・・・父親相手に啖呵切れるあたり、自覚していないだけで、もうそれは愛と言ってもいいのではないかと。 

佳奈子さんの父親は愛に生きて、妻を亡くしたときに娘を手放してしまった。
父親自身は「自分の世界から追い出した」と言って佳奈子の先輩は「愛とやらにとり憑かれた男」と評していましたけど。
共感はしたくない類の、どうしようもない親であることは確かでしょうね。
6冊目に出てきたおじいさんが「男としては共感できる部分もあった」と言っていました。
ただ一人を愛し、喪ったことを受け入れきれなかった。なるほど確かに、ある意味では愛に生きてるんでしょう。
そこで立ち止まってしまっただけで。
愛した相手は亡くしたが、残った娘だけは護らないとと決心すると、これは良い父親であれたのかなぁ。
全く違う話ですけど、年下に誑かされて負けてしまうのは血筋なのか、父も佳奈子さんも。

「何度でも開いてしまう 読んでしまう本」
「あなたは私にとって――いつまでもそういうものなんです」


佳奈子さんの母親の哲学と言いますか、好きな人観といいますか。
結構いいなぁ、と思いましたけど。
自分が読書家というか活字中毒じみているような存在で、愛着の有る本もいくつかあるので、何となくわかるように思いますが。
ふと、手持無沙汰になった時。何となく息抜きしたいとき、ちょっと手を伸ばしてしまう本っていうのはいくつかあります。
系統が違う本だってあるんですけど、なんとなく、手放せないというか、手に取ってしまう。
そういう大切なものであったと言うのは、わかりました。
なんのかんの言いつつ、佳奈子さんの両親はお似合いで、だからこそ片方が欠けたときに全部壊れちゃたんですね。
そこから生じた歪さがこの物語を構成している。
人間だれしも完璧に、美しくはあれないと思いますけど。
そういう歪さが結構好きでしたよ。
ま、最初にも書きましたが、佳奈子さんサイドの話しかなかったのは少し残念ですけど。


ふたりの恋愛書架 1

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「我々は本というものにとり憑かれた被害者だよ」
(略)
「吐き出せない願いと思いを表現し消化する方法を我々は本に求める」

わりと気に入りました。
本が好きな二人の恋物語。
家を出て行った父親の残した古書店を始めたばかりの女性、佳奈子。
読んだ本の全て語句からページまで全て記憶する少年、秋生。 
家庭環境などで歪な部分を持った二人の交流がなかなか。
とりあえず秋生の特殊能力がほしい。

佳奈子の方が年上で、「自分が欲しているものをくれる相手」だと認識した秋生と距離を詰める。
というか、どっちも本とばかり向き合っててコミュニケーション能力かけてるから、あちこち突飛。
いきなり結婚を申し込まれようとは、彼も想像していなかった事でしょう。

「あんたが好きになったひとが 言った言葉をあんたは信じられないわけ?」


秋生、本の虫として生きてきた割には、周りにいい友人がいますね。
坂本さんは、秋生の友人というよりは、その友人である太一の友人なんですけどね。
「恋する伊藤君しか知らない」って言ってますし。
深い付き合いじゃなくても、こうしてアドバイスしてくれるあたり坂本さんいい人。

 特別編1冊目のエピソードで、秋生が「この装丁は2刷・・・いや紙の触感からすると初版か」みたいに判断しているんですが、何しているのこの人。
本が好きってレベルじゃないっていうか、微妙に怖い。
本の語句全て覚えている、っていう記憶力からすれば普通なのかもしれませんけど。
 

WORKING!! 12

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「俺の事なんか気にせずぶつかってきなよ!」
「相馬… ……そうだな」
「お前はもっと苦労した方がいいよな」
「(轟さんの前でもこんなに雄弁ならいいのに)」
 
小鳥遊家のお母さんが襲撃してきた前回。
自宅に帰ってきて息子の様子を見に来た―深夜でしたけど―のを襲撃っていうのもどうかと思いましたけど、姉全員撃沈しているあたり、あれは襲撃って言っていいと思う。
しれっといなかったことにされていたお母様なだけはあるといいますか。
あのアクの強い小鳥遊家の姉3人が、ノックアウトされているというか。
なずな、その人はちょっと真似しちゃいけないような。
うん、素質的には、一番近しいものがあると思うけど、その先にすら行けてしまいそうだから、思い直せ。
 
さてはて、恋愛ムード漂うワグナリア。
今回は、相馬にまったく信頼されていない、超絶ヘタレな佐藤さんが、ついに…!
胃痛で一週間仕事を休みました(結論)。
いや、ヘタレを拗らせた、片思いの権化な佐藤さんがついに行動を起こしたっていうのは一番のイベントでしょう。
その結果胃痛で休むっていうのはどうなのか。さすが佐藤さんというか、それでこそ佐藤さんというべきなのか。
一番最後の、幸せになったんだから胃薬は…っていう相馬に「多めに買っておこう…」っていうあたりは流石だと思いましたけど。
 
その影響もあって、今度は小鳥遊と伊波の方に焦点が移るんですかねー。
もう付き合っちゃえばいいのに、って感じがしますけど、この二人。
暴走気質が表に立って、そういえば、小さい物好き拗らせた変態と、反射的に殴る人だったとか、そろそろ薄れてきてた。
どっちか踏み込めばそれで終わりそうな気もしますけど。
とりあえず一周回ってさらに変になってしまった小鳥遊を元に戻すためにも伊波さんどうにかしてください。
 
さて、最後微妙に不穏というか多少びっくりするような終わりでしたけど、どうなるんですかね。

WORKING!! (12) (ヤングガンガンコミックス)
高津 カリノ
スクウェア・エニックス
2013-12-25

 

グランクレスト・リプレイ ライブ・ファンタジア 天災魔法師と竜を駆る姫君

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全裸の男:ふむ、私は目を開く。するとカタリナが見えるじゃないですか。
カタリナ:は、はい。
全裸の男:――一目惚れ、するわけじゃないですか。
カタリナ:なぜ!?(笑)
全裸の男:ワタシにだってわかりませんよ、そんなこと。
オルカ:ヒドイ返答だ……!

グランクレストRPGの初リプレイ。
ルールブックと同時発売で、人気クリエイターを集めた、豪華なリプレイ……なのは間違いないんですが。
ルルブ1と同時発売のリプレイで、レベルが15スタートってどういうことですか。ちょっと一回データ見直しましたよ。知らない情報がなんかたくさん出てきました。
新しく作っているシステムで、せっかく作家さんとかクリエイターを招くなら、その創造に枷をつけたくないから、好きに作ってくださいといった結果のようですが。さてはて。
ルルブ1で5レベルまでってことはルルブ2では10レベルまででしょう。いきなり上級のデータまで採用してませんか、これ。
楽しいは楽しいんですが、最初のリプレイとしてはちょっと取っつきにくいんじゃなかろうか。

参加者は、賀東昭二、深見真、石踏一榮、深遊の4人
全裸で登場する魔術師ヌル、拷問を得意とする国の暗部に属するマルタ、変身怪人で勢いでしゃべれなくなってしまったオルカ、変わったペットを飼っている姫であるカタリナ。
なんか混ぜるな危険な臭いがしますが、それでもしっかり話作っていくのはさすが。

TRPG初心者である深遊さんに、深見さんが教えた言葉が、まぁ、確かにと言いますか。リプレイ読んでいると、結構裏読める部分もあると思いますけど。

「いいですか。TRPGでは――GMの言うことを鵜呑みにしてはいけません」
「まぁ、それは言いすぎですが。バックストーリーを想像しながらプレイするのも楽しい遊びですね」

イベントものと言いますか、ある種のお祭り企画なので、MF文庫Jからもリプレイがでて、こちらの話とも関係してくるようです。
しかし、グランクレスト世界で『ライブ・ファンタジア』と『ライブ・ファクトリー』っていうのは、どうなんでしょう。同盟と連合関与してくるんですかねぇ。

あとは、データを組んでいる最中だったからか、結構遊び心満載ですね。記憶喪失のキャラが、記憶を取り戻すチャートがあったり、能力に不慣れなキャラが成長する判定があったりと、結構ネタは多い。個人的には記憶取り戻すチャートがひどい(褒め言葉)と思いました。ちゃんと関係ない記憶まで仕込んでいるあたり、芸が細かい。

 さて、MF文庫J側のリプレイでは、一体どんなイベントが起こりますかね。ちょっと楽しみ。

グランクレストRPG ルールブック1

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アトラタンという戦乱の大陸を舞台にする新作TRPG

新作とは言っても、富士見ファンタジア文庫から『グランクレスト戦記』、『グランクレスト・アデプト』。MF文庫Jから『メイジ・オブリュージュ』と、既に小説によって描かれている世界ではあるんですけどね。

 まぁ、そういう小説も含めて世界観を描いていくっていうのは結構好きです。

ただ、ルールブックとしてみると、ちょっと読みにくい。そもそも左開きの文庫っていうのがあまりないですしねー。小説を読んで、ある程度世界観知っているから、読めたっていう部分があるかなぁ、と。

 あと、結構誤植があるので、なんだかなぁ。サンプルキャラクターのデータで、『解毒薬』の解説が『文字を書くのに使用する』だったり、『マイナーで使用、ダメージを〈炎熱〉に』だったり、あからさまに違うんですけど。

 

混沌という災害が大陸に広がり、それを消し去る『ロード』。混沌を操作し、魔術を扱う『メイジ』。混沌をその身に宿し、猛威を振るう『アーティスト』の3つのクラスがあります。

で、クラスとは違うスタイルっていうものも。これは、ロードと一口に行っても、自ら武器をもって戦うロード、民を護るために力を用いるロードと、色々な種類が居ることを表すデータですね。
 

ロードのスタイルは、前衛に起ち自ら武器持つ『セイバー』、防御や防衛に特化した『パラディン』、仲間の支援や敵の妨害を行う『ルーラー』。

メイジのスタイルは、地水火風の元素を操る『エレメンタラー』、生命の神秘を説き貸す『ヒーラー』、時空魔法を専門とする『プロフェット』。

アーティストは、混沌によって不死に近い肉体を得た『アンデッド』、隠密能力を得た『シャドウ』、狙撃能力特化の『シューター』、体を人外のものへと変化させる『ライカンスロープ』。

アーティストだけ4つで、残りの二つは3つ、なので合わせて10のスタイルが掲載されていますね。小説とかで使われていた召喚魔法だとかいろいろは、1月発売予定の『ルールブック2』で追加されていくんですかねー。

ちなみに、魔法のデータは5レベルまで掲載。6レベル以降の魔法は、『ルールブック2』になるとか。あとは、その後のサプリメントになるそうですよ。

 

戦乱の大陸という事もあり、個人対個人のみならず、戦争用のルールもあります。マスコンバット。さまざまな部隊や、士気といった要素もあって、面白そうではあります。ただ、データ満載過ぎて、運用は結構大変そうだなぁ、という感じ。


クラスの一つが『ロード』、すなわち君主であることもあり、国を運営することもできます。そのためのデータだったり、管理用のシートもあるので、国を持って、大規模戦闘とかしてほしいんじゃないだろうか。

小説で結構よさげな世界だとは思っているので、いつか実際にやってみたいですねー。 

グランクレストRPGルールブック 1 (富士見ドラゴンブック)
矢野俊策/チーム・バレルロール
KADOKAWA/富士見書房
2013-12-20
 

ユグドラシルの果実1~3

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「ウサギと亀の話! 私アレが大好きなんです」
「……先を行くだけが物事のすべてではありませんよ 後ろを歩き地を固める者も必要でしょう?」
「1歩1歩 確実に ね」


ユグドラシルというMMORPGが流行している世界。
その中で活躍した才能は、現実世界へと反映されることもしばしば。
歌の才能を見出されたプレイヤーがメジャーデビューしちゃったり、といろいろあります。
主人公の光希は、そんなユグドラシルで、数多くのプログラムを公開して名を馳せた。
しかし、その時に使っていたアバターを封印していたのだが、ある日、ユグドラシル内に異変が起きて。

ゲームを巡るあれこれの話。
少し前のマンガなんで、最近はやりのゲーム内に閉じ込められて~とかはないです。
なので、普通に現実世界で学校に通っている場面とかもあって、ほのぼのできる。
3巻で完結しているんですが、まぁ、打ち切りのパターンかなぁ、という感じ。
結構、世界観とか、キャラクターとか面白いと思うんですが、終盤駆け足だったり、語り切れなかった部分があったりと、面白いんですが、読了後ちょっとモヤモヤしますねー。

元老院ってどういう基準で選ばれているんですかね。
有名になったパターンを、メジャーデビューしたティールと、プログラムの天才ファントムの2例しか知らないのでよく判らない。
齋藤さんは会社社長だからかもしれないけど、ベルヴィブって結局なんであそこ居るんだろうか。
いや、元老院以外の面々もあの会議閲覧できてたからそれかもしれないけど、司会やっていたキャラとかも名前知っている風だったから、元老院メンバーだと思うんだけど。

主要キャラは、プログラムの才能を持ちながらそれを隠す光希、その幼馴染。
2人がゲームで知り合った、アヲイという少女。
住まいが近いという事で、3人はリアルでも顔を合わせて交流していく。

じりじりと焦らせつつ、事態を進めていく。
シリアスパートと日常パートがいい感じに合わさってるから読んでいて面白い。

全体的に面白いけど、こう、駆け足展開過ぎて・・・。
その中でも上手くまとめてると思うんですけどね。
サブで一瞬だけ出てきたあのキャラたちはどうなった、とか言いたくなる感じがしてもどかしい感じが。
割と好きなだけに、なおのこと残念。

ユグドラシルの果実 1 (電撃コミックス)
睦月 れい
メディアワークス
2006-07-27





ユグドラシルの果実 2 (電撃コミックス)
睦月 れい
メディアワークス
2007-04-27





ユグドラシルの果実 3 (電撃コミックス)
睦月 れい
メディアワークス
2008-01-26
 

サモンナイトU:X〈ユークロス〉 黄昏時の来訪者

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過ぎたことはやり直せないし、後から都合よく改編することだってできない。
少しでも自分の望む結果に近い未来を手に入れたいのならば、その一瞬一瞬に、最善をつくして生きていく以外の方法はない。

さて、前回最後襲撃を受けたミコトですが。
その襲撃に対する対応の情景と、そこに至るまでの物語。
正直言うなら、面白くは、なかったかなぁ。
文章書いている人が、好き勝手書いているような、印象。

ギブソンとミモザの結婚式、そしてそこに集まる歴代のキャラクターたち。
ゲーム本編では描かれていないけど、確かに繋がりがあるだろう人とか、色々いますしね。
こういうシリーズ間を超えた交流の風景っていうのは中々楽しく読みました。
1とか2なんてプレイしたのPS版でしかも結構昔なんで薄れている部分がありますねー。
プレイし直そうかなぁ。うろ覚えですが、ギャラリーとかがなくてEDの絵が視られないから、やり遂げた感じがないんですよねぇ。シリーズで最初に3から入った人なんで、どうにも、物足りない。
PSPの3・4では夜会話も見られるようになったんで満足ですが、1と2はDSだからボイスとかも削られてるらしいですし…
まぁ、ゲームの話は脇に置いておくとして。歴代のキャラがあちこちに出てくるのは面白いと思いますよ。

ただ、気になるのは、ハヤト以外の1主人公たちの扱いとか、その辺。
こういう展開が面白いだろ? みたいな風情で、ちょっと萎える。
難敵だったボスが復活するとかは王道で悪くないと思うんですが、こう、そこからの展開が。
世界の在り方すら変えてしまった【狂界戦争】に至る話である以上、避けて通れない要素なのかもしれないですけど、主人公たちからの脱落者っていうのはあまり出てほしくはなかったかなぁ。
主人公たちって、色々と敵を否定したり、常識を説く割に、同じ状況になると同じように振舞ったりするんだよね。薄っぺらい。
挫折から立ち上がるっていうのも、王道ですけど、それにしたってなぁ、という思いからどうしても逃げられない。
4までのゲームは問題なく面白かったのに、どうしてこう自分の首絞めるようなことしてるのかなぁ。

…この感情を呑み込んで、続きが出るなら、次の巻までは買います。それで判断する。

サモンナイトU:X〈ユークロス〉 異境の異邦人

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「終わりにだって、その先はあるはずなんだ」
たとえ今日、この世界が滅んでしまったとしても。
形あるもの全てが、欠片も残さず消し去られてしまったとしても。
「想いの力は――絶対に消えたりしない」

ゲーム、サモンナイトシリーズの世界である、リィンバウムを舞台とした小説。
そもそもサモンナイトシリーズは1~4まで出た後、会社が消えて、続編でないと思ってました。
ただ、運よくというかなんといいますか、奇跡的にナンバリングタイトル、正式な続編である「サモンナイト5」が今年発売されたんですよね。
同じ世界であっても、違う時代、違う国が舞台で、前作までのキャラは番外編とかで特別出演する、といった形式を取っていたシリーズですが。
何と、サモンナイト5は、実に300年後の世界を描いているという事で。
召喚術とかのシステム、国家の情勢など、色々と変化しているというか、強制的に変えさせるような災害、【狂界戦争】なるものが「5」に至るまでの300年間にあったそうで。
ゲーム自体は、満を持して登場した、後継タイトルとしては、ちょっと力が足りなかったかなぁ、というイメージ。世界が変貌しすぎているのに、その断片についてしか触れられていなかったりと、不満点が多いです。
その空白の300年を埋める、【狂界戦争】について記されているのが、この小説版です。
まぁ、正確には、その周辺の騒ぎについて、ってことでまだ【狂界戦争】って言葉はまったく出てこないですけど。

最初に決戦前夜を描き、そこに至るまでの道筋を振り返る、という形式。
歴代主人公たちだったりが出てきたのは個人的には結構テンションあがるところ。
しかし、そこに至るまでに失ったものとかもあるようで、どういう事情があったのかは気になりますね。
断章として描かれた、歴代主人公たちのシーンに至るまで刊行が続いてくれることをただ祈るばかりです。
ゲームみたいに途中で消えていくとか、勘弁してほしいですけどね。

本編では、小説版のオリジナル主人公が、リィンバウムの因縁に巻き込まれていくという話。
1の主人公であるハヤトとかと同じ町に住んでいるミコトは、自分にのみ反応する「門」を使って、リィンバウムと日本とを行き来する生活をしている。
自分の出生というか、叔父との関係とか、いろいろ疑問を抱える中で、リィンバウムは心安らぐ場所であったようです。
ただまぁ、異世界を結ぶ門が反応するという時点で、只者じゃないのはもう当然と言いますか。
事件に巻き込まれるというよりは、隠されていた事実が明らかになり、事件の中心に放り出される、といったほうが正確かなぁ。

ミコトとその周りの…ぶっちゃけ小説版オリジナルのキャラクターは、そこまで魅力的にも映らないのですよね、なんか。
彼らの存在が、一体この世界にどういう影響を与えるのかっていう、【狂界戦争】に至るまでの道筋だけが気になるので、とりあえずこのシリーズは追いかけてみるつもりですが。
さてはて、どう転ぶかなぁ。


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