気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

黒鋼の魔紋修復士8

ico_grade6_3
「男も女も命の重さには変わりないんじゃないかな?」
「……そういうセリフは、ふつうはもっと人道的な話題の時に使うものじゃありませんかね?」


あれー、なんかラブコメの香りがしますよ……?
1巻読んだときは、そっち方向には発展しないだろうなぁ、と思っていたのに。
ヴァレリアとディーが互いに距離を取ってぎくしゃくしている、という描かれ方は結構よかったんじゃないでしょうか。
ただ、この作品で言い続けてますが、ディーは好きなんですが、ヴァレリア苦手で……
恋愛色がそっちに向かうと、ちょっとなぁ……

だって、ヴァレリアあちこち酷いじゃないですか。ぐぬぬがコンセプトとはいえ。
今回もまた凄い失態しますしね。
最近まともになって来たかなぁ、と思ってきたところだったのに。
状況が状況で、ちょっと不安定になっていたとはいえ、下手打ったなぁ、という感じで。
本当にどうしてカリンが首席じゃなかったのかと。
アーマッドは神巫を働かせるなら、その辺の事情についても呑み込ませる教育した方がいいと思います! 
安定・安心のカリンの活躍を待ちたい。
ヴァレリアの言動は読んでいてひやひやするので。

しかし、1巻ごとのクオリティは高いと思うんですけど、どんどん風呂敷広がっている感じはしますよね。
あちこちで断片だけ描かれている、ネレイダの行動原理とかが結局よく判らないというか。
なんか秘密持っているみたいですし、ダンテとかと接触するとか色々動いてはいるみたいですがねー。
ディー達と間接的にしか関与していないから、そろそろ対面してもいいんじゃないかなーとか。

他にも気になっているのは、いくつかありますけどね。
前回逃げた、変態の姉の思惑もそうですけど。神話に関する考察もまた気がかりではありますか。
少し前にダメダメだったのに最後逆転とまでは言わないでも、なんか剣とか回収していた王子もいましたし。
そこの国に関して言えば偽りの神巫もいましたよね。逃げ延びてるだろうけど、再登場はいつだろうか。

アーマッドだけじゃなくて、それぞれの国の考えが入り乱れているのは結構凄いと思いますけどね。
イサークはイサークで食えない皇太子で、味方にしてると心強い面はありますが、今回ディーにやらせた任務とかも合わせると、しっかり黒いしなぁ。

しかし、振り返ると割とあちこちで撃ち漏らしているといいますか。
ディーと戦った相手は結構死んだりしてますけど、立場ある手前、監禁とかで済んでるんですよね…
ダンテとかもそうですけど。それがのちのちの禍の芽になってるみたいですけど、どーなることやら。

黒鋼の魔紋修復士8 (ファミ通文庫)
嬉野秋彦
エンターブレイン
2013-12-26

つれづれ、北野坂探偵舎 著者には書けない物語

ico_grade6_4
「悪くはない。でも、損なわれるものはある」
「何が、損なわれるんです?」
「私の我儘が。きっと、もっとも鋭利な一欠片が、僅かに削れて丸くなる」
「天才が――」
小林の表情は乏しい。
だが声が震えていた。感情的に。
「天才が、凡人に歩み寄らないでください」


作家と編集者の会話によって、幽霊にまつわる謎を解く物語、第2弾。
前回、2人に助けられた、小暮井ユキは大学に進学。
そこで聞いた幽霊の噂を、徒然喫茶に持ち込む。
作家と編集者の重い過去が少しずつ見えてきましたね。

演劇サークル「ラバーグラス」。
ある劇の練習を始めてから、幽霊の目撃情報が多発しているとのこと。
それは、このサークルに在籍していた先人が残した、シーンごとにバラバラになった、特殊な台本だった。
一人の才能ある人間に率いられて結成されたサークルは、その人物が亡くなることによって衰退した。
その人物が残した台本。
幽霊の謎と、台本の謎。二つが同時進行というよりは、色々と絡まっている感じですね。

前回は、何人かの幽霊と、それぞれの事件を扱いつつ、最終的に小暮井ユキの物語としてまとまったわけですが。
今回は、新しく出てきた幽霊、レイニーとラバーグラスの話に終始したかなー。
前みたいに別の幽霊がいて、その謎を解いているうちに最後の謎まで推理するという感じではない。
なぜか実際舞台に立ってますしね。
作家と編集者の過去について描かれていたりもしましたけど。

あとはレイニーが一体何を考えているのか、が気になる処。
十一年も前から後継者を探しているレイニー。
今回は、ラバーグラスの創始者、宵野ランの話であり、レイニーの話もありました。
心酔したファンっていうのは、時に恐ろしいものですね。
そして、今なお残りレイニー。紫の指先ともなんか関わってそうですが。
続きは3月予定だとか。楽しみですねー。

 

つれづれ、北野坂探偵舎 心理描写が足りてない

ico_grade6_4
「バッドエンドなんてありふれているさ。現実にも、物語にもな」
「だとしても、ですよ。もし仮にこの世界が、当然のようにバッドエンドで満ちているのだとしても、です」
雨坂は目を細めた。
「そんな結末、認められるはずがない。小説家というのはね、この世にささやかな希望をみつけるため、物語を創るのです」


気に入っている「サクラダリセット」の筆者の新作と言うだけで買う価値はある。
中々面白かったですよ。

「徒然珈琲」には二人の探偵がいる。
元編集者で、お菓子作りが趣味の佐々波。
天才的な作家だが、いつも眠たげな雨坂。
2人とも青年~中年あたりの男性ですが、腐れ縁で分かり合っている感じが、結構楽しい。

ある謎があるとき、彼らは、互いの本文を全うする。
つまり、編集者と作家というそれを。

「坂道を上る、同じワンピースを着た二人の女性について」
と、グリーンジャケットが言った。
「貴方なら、どんな物語を想像しますか?」
(略)
「じゃあ始めよう、ストーリーテラー。お前はどんな物語を創った?」


と、プロローグから少し引用しましたが。
こんな感じで会話が始まって、作家が話の筋を語る。
編集者は、展開に違和感があるとか、いろいろ突っ込んで質問し、それに作家が応えていくという流れ。
本当に、一つの話を作っていくかのように、謎を解いていくっていうのは中々面白いと思いましたよ。

ただまぁ、あらすじで誤解されそうというか、びっくりネタで、幽霊が出てくるのは注意、かなぁ。
日常系ミステリなのかと思っていたら、幽霊の話になっていて少し驚いた。
作者の持ち味の、優しい結末、透き通った世界、そういったものは健在なようで、個人的には楽しく読みましたけどね。

元編集者と、作家の話がするすると流れるように進んでいくので、読みやすかったかなー。
途中で別行動したりしていますが、結局最後には合流するっていうのもいい感じ。
続刊も決まっているようで、二人が追い求めるものがどんな結末へとつながるのかが楽しみ。

 

RPF レッドドラゴン 第六夜(上) 夢幻回廊

ico_grade6_5
エイハ ありがとうございます。……情報がちゃんと、わたしに都合のいいように伝わるようにしないと(一同爆笑)。
婁 俺でもここまでは言わねえ!
FM プレイヤーが今必要なことを完璧に把握しているがゆえに、発言がかえってひどくなるという例ですね(笑)。
スアロー もはや、ひどいとかひどくないとかじゃない!


もうこれぞクライマックスという感じで、ゾクゾクしますね。
追加のスタッフも含め、野球ができるほどの人数で行っているとか。
極めつけは、あの細工ですけども。

今回は最終幕ですが、決戦前という事で、劇的な変化っていうのはないですかね。
契りの城が出てきた時点で、戦争じみた大規模戦闘がおこるのは分かっていましたし。
それぞれの道が別れた以上、実際に敵対するのも予想の範疇ではあります。
「わくわく天稜ランド」のスタッフと婁さんが息ぴったりで笑えましたけど。
だから、今回の展開は予想外というよりは予想以上、というのが正しいですかね。

大規模戦闘を乗り切ってそれぞれの決意がより強いものとなる。
分かたれたはずなのに、それでもお互いを理解してる部分があるのは皮肉というかなんというか。
まー恋する魔神さんはいっそ読みやすかったりしますけども。
それでも、あのFMにした「質問」についての反応は恐ろしいものがありました。
本当に、恋する魔神というか、一直線というか。
赤の竜の残留思念もこの人にだけは与えちゃいけない能力が与えられるという事を明らかにしますし、どー寸のこれ。下手すると本気で婁さん一人勝ちだぜ……?

一方で、エイハと忌ブキの方でもドラマがありましたね。
竜殺しを殺したいエイハ。それを知らされていない忌ブキ。
「背中を押すわ」と語り、「愛している」と云う。
エイハ、迷いがないんですよね。寿命が短いという事も関係しているようには思いますが。
度々言っている、「順番」。それが根幹にあり、優先するものが決まっているから、ぶれないんですよね。
しかしそんなエイハに迷いを差し込んでくるあたりFMも手が込んでいるといいますか。
スアローに「下衆め!」とか言われてましたけど。

そのスアローも、子供好き? というか「育っちゃう系」とか色々おかしな言動振りまいていましたけど。
根幹が語られるに至って、なかなかすさまじい価値観というか、重たいものを抱えているんだなぁ、という感じで。
呪いについて明かされた場面でも想った事ですけども、スアローはスアローで怖いし、でも格好いいですよね。

そして禍グラバ。
エイハから、人の命のかかわる取引、彼女の「順番」について明かされる。
赤の竜に、唯一取引を持ちかけられず、友として見守ってほしいと言われた人物。
正直、禍グラバの戦闘能力がどれほどあるのかさっぱりわからないんですよね。
いやドリルとガトリングガン抱えているのは知っていますけど、具体的なデータとしてどこまで戦えるのか。
それぞれ一騎当千というべき、驚異の中、一体どういう行動をとっていくのか、一番読めないのってこの人なんじゃないだろうか。

それぞれに譲れないものがあるから、ここに至るのは変わらなかった事でしょう。
何処に着地するのか、楽しみでもあり、怖くもあります。


影執事マルクの手違い

ico_grade6_3h
「大丈夫です。人間は、諦めなければなんとかできるものです」
「そうは見えな……いや、そうだ。諦めるな。な? 生きてりゃいいこともあるさ」


マルクのキャラが結構好きですねー。
最初の郵便屋さんとのやり取りとか結構好きですよ? 
しかし、今見るとイラストでナイフ2つと拳銃1つ持っているように見えるんですが……
郵便屋、拳銃2つとナイフ1つ使ってたんじゃないですっけ。
マルクは、何のかんの言いつつ執事がお似合いだと思いますよ、マルク。

契約者、という異能持つ存在がいる大陸。
彼らは精霊と契約し、異能を使う。ただし、それには対価が必要となる。
能力をもって視界にあるものを灰と化す魔眼を得た少女は、同時に全てのものが灰色に見えるようになった。
影を操り、触れたものを停止させる異能を得た青年は、日の光に拒まれるようになった。
対価を払っている分、色々と奇抜で目立つ行動を取ったりすることになりますが、荒事とかもめ事とかそういう方面では、契約者の能力は活用されてます。

マルクも契約者として、ある屋敷に住まう契約者を殺すように依頼される。
しかし、帰り内に会い、なぜか、その屋敷で執事として雇われることに。
過去、波乱万丈の生活を過ごしてきたこともあり、色々と小技を身に着けているというか、執事結構転職なんじゃないか、みたいな感じでしっかり働いていますね。
苦労しているんだよな、マルク……と傍から読んでいると、報われなさに涙でそう。
契約者として苦労して稼いだ財産を失ったりしてますし、不幸の星の元に生まれているような感じもしますが。

まーそんなマルクが、執事として頑張っている様子はなかなか見ものですかね。
契約者として戦う場面も中々。
結構好きなシリーズなんで、また読み返して感想を適宜あげてこうかなーと思います。


ダブルクロスThe 3rd Edition リプレイ・メビウス③ 1秒でも長くキミといよう

ico_grade6_5
GM:「本当は、死んだ人は生き返らないし、瞬間移動も、鉄骨を銃弾で弾き飛ばすこともできない……そのせいで、救えないことがあっても、仕方がないんだ。世界って、本当はそういうものなんだと思う」
紅:……うん。
GM:「でも、今のあたしにはその力があるし、力があるのに使わないっていうのも、無理だからさ。間違った世界で、間違ったまま……それでも、少しでも、正しいと思えることをしていくしかない、って思ってる。」


リプレイ完結刊。
いやぁ、相変わらず面白かった。
秋雨さんが前回の最後、凄い行動に出て、実はラスボスになるんじゃね? みたいな展開でしたけど。
なんとかPCとして参加できてよかったです。
GMと事前に相談して、色々と手を打っていたみたいですしね。

秋雨が助けようとした妹、時雨。
戦闘能力という意味ではなく、心が強い少女だったんだなぁ、と。
秋雨が「裏切り」を働きましたけど、その気持ちが分かる感じで。
兄妹の関係が良かった。
紅が愛も変わらず、突飛な言動を繰り返していましたが、しっかり悩んでいるようだったのはいい感じ。
助けられる可能性に賭けることは悪い事なのか。
そのために全力を注ぐことを、悪と断じていいのか。
ループを繰り返した中では、完全に否定もし切れないといいますか。悩ましいところですね。
 
そして、正直フレーバーな情報出すキャラなのかと思っていた眠木先生についにスポットが当たります。
まさかあぁいう展開に持ってこようとは。
いや、羊坂さんは、なんかしてきそうだなぁ、とは正直思っていましたけど。
紅と一緒で、ループ関連で命を拾った存在、という事になりますしね。
その関与の仕方がちょっと予想ななめ上に言っていたのが驚きではありました。

三馬鹿と称されていたらしい、珠樹、伊武、宇津木。
いや、裏切りの連続で、まとめ役になった珠樹のだめさとかは輝いていたと思いますよ。
あれが本物の前衛バカってやつなんだろうか。
伊武と宇津木も中々いい性格をしていたので、その辺が清涼剤になっていて、シリアスになりがちな雰囲気を緩和してくれていましたね。
しかし、宇津木は、魔眼をデコるとか新しい価値観を持ちこんでくれましたね・・・
キャラクターとしては正しい・・・・・・のだろうか。どうしても面白くなってしまう。
締めるところは締めてくれるいいNPCでしたけどね。

紅が、最後までなんちゃってスパイでしたけど、主人公であったなぁ、と。
懐に入り込んで、なんとなく力を貸してしまうっていうのは転生の素質なんでしょうかね。
そういう紅と親しくなった、アンゼリカのロールも今回は光っていた。
秋雨に協力して、有ることをしようとしますが、最後には覚悟を決めて、行動に移すっていうのは、良いシーンだった。

後は、墓守も今回は素直に格好良かった。
前回の混乱しまくって、パニックになっている状態もまた面白いと言えば面白かったんですけど。
今回は素直にマスターエージェントの風格があると思いましたよ。
ループに入った時に、秋雨と会話しているシーンとか、あれは、秋雨と墓守だからこそのシーンだったよなぁ、という感じで。
もしあそこに出てきたのが紅だったら、全く別の描かれ方になっていたはずですしね。
そして、墓守のプレイヤー田中天氏は、リプレイ終わった後に文庫にして50P相当の墓守とネズミを描いた夢小説を描いたようで・・・・・・なにやってるんですか。
とりあえず公開は予定されているそうなので、それを楽しみに待ちます。


ソード・ワールド2.0ノベル 堕女神ユリスの栄光

ico_grade6_2h
「僕は、自由な存在だ。ドラゴンとは、本来そうあるべき生き物なんだ。誰にも縛られず、誰も縛らない。人族や蛮族と違い、僕らは常に“個”でありたい。もちろん、欲しいものや、愛すべき相手はいるけれどね」
「ハーヴリーズ……しかし、それでは……」
「だから僕は、自ら君に封印されることを望むよ。いまの僕は。望まない者たちにいいように使われているだけだ。そんなことをされるぐらいなら、君の力に包まれて、いつまでも眠っていることを選ぶ……これも、自由のひとつだよ」

ノベル版完結巻。
ユリスがすごく女神らしい活躍をしていた、だと……?
まぁ、オチで結局堕女神なところを見せて安心しましたけど。
結局、なんか「いい話」だったことにして終わったかなーという感じ。
ザウの呪いも解けなかったし、評価とか諸々含めて、大体ジェダの手柄になっていて、ザウが得たものほとんどないじゃないですか。
仲間を得たんだ、だけで3巻分の危機とぶつかっていくっていうのは、個人的には微妙。 

相変わらず、規模の大きい災害が襲ってくる展開ですね。
ザウエル達の拠点にドラゴンの大群が襲ってくる、という驚き。
これはどうしようもないかなーってところを何とか対抗しようと気合を入れるのは良いんですが。
こんな時ですら、呪われているから、勘弁してくれみたいな扱いされてるのが気に食わない。
読んでいて、爽快感が足りない。
結局、ザウエルが主人公である必要はどこまであったのだろうか、とか思ってしまう。

ユリスの元カレを自称する、竜神ハーヴリーズが現れ、ドラゴンの群れ云々以前にザウエルの周囲が動いているんですよねー。
ただ、ジェラルディンとか、アリエルが、ザウエルをユリス取られていいの、みたいな感じでけしかけているけど、この二人にそんな空気あったか?
みたいな感じで、置いて行かれている感じが凄い。

拠点の街に、ユリスカロア最後の神殿が残っていた理由とかがあったのは良いですけど。
楽しみきれなかったなぁ、という感じ。


ウィザーズ・ブレインⅡ 楽園の子供たち

ico_grade6_3h
――いいか、お前は生きなきゃならん。なにがなんでも生き続けろ。それでなんになるのかは、わしにもわからん。辛いだけかもしれん。苦しいだけかもしれん。この先どんなに頑張っても、いいことなんかひとつもないかもしれん。それでも生きろ。生きて、突っ走って、這いつくばって、そして笑え――


フリーの便利屋として活動している魔法士、ヴァーミリオン・CD・ヘイズ。
彼がシティに雇われ派遣されたのは、ヒマラヤ山脈上級2万メートルに浮かぶ、極秘の研究施設だった。
しかし、生き残ったシティも一枚岩ではないので、下手な場所に落ちて被害出ない内に、破壊してしまおうという意見が主流になる。
それに反対する一部が、ヘイズを雇い、攻撃作戦が開始される前に、情報を盗み出して来い、と侵入させられることに。

特殊な雲に覆われた世界。
その雲の中においては、情報制御が使えない。
だから、雲の上を飛ぶことのできる航空鑑定には限りがある。
一応、高性能な演算機関と、高速演算能力を備えた魔法士が居れば、雲の上行けるようですが。
魔法士なんて特に、イレギュラーが誕生することもあるぐらい、不安定なもので。
狙って開発できない技術。
今の世において、雲の上を飛べるのは、3対のみ。
シティ・モスクワに1対。シティ・ロンドンに1対。
そして最後の1対が、フリーで活動しているヘイズ。

自らの肉体を変化させて戦う魔法士《龍使い》を研究していた施設。
事前に得られた情報によれば、実験体には暴走の危険性があるという。
分からないことだらけの状況で、侵入した先で出会ったのは、4人の少年少女だった。
彼ら、彼女らの明るさに戸惑いながらも、交流していく。
その果てに得たのは、驚くべき真相だった。
世界そのものが危機的状況にあるなかで、あんな優しい場所が、ただそれだけであるはずもないか。

ヘイズがこんな世界でフリーで一人で生きていくには、結構甘い性格だよなぁ、と思います。
でも、彼の出自というか、経験的にあそこで手を差し伸べないのは、なるほど嘘だよなぁ、という感じで。
しかし、ヘイズがたまたま派遣されてきたからこそ助かったけれど、もし来ていなかったら。
必死の抵抗をしていた彼らの痕跡っていうのは、消されてしまっていたんでしょう。
だからこそ、これはある意味での運命だったのか、と。

優しい場所にいたファンメイが、厳しい現実を知り、その中でどう過ごすのか。
外に出ることを選んだからには、負けないでほしいですねー。
最新刊まで読んでいると、とりあえず、その願いはかなえられているのですが。
色々と切羽詰まった状況で、あの明るさには救われます。
新刊でちょっと世界に変化が訪れそうな勢いですし、そこから先、どうなっていくのが本当に気になります。


武装伝奇RPG 神我狩

ico_grade6_3
神殺しの武器を持つ〈カミガカリ〉となり邪神〈アラミタマ〉を討て!!

ということで、武装伝奇RPGだそうですよ。
まぁ、異能バトルもののTRPGだと思えば間違いはないでしょう。

ただ、カミガカリがアラミタマを倒すとか、結構和風な世界観なのかなーとか思ったんですけどね。
〈称号〉っていう他のゲームでいうクラスみたいなものがあるんですが。
それがアークスレイヤーとかドラゴンキャリアとかダークハンターとか、横文字でなんか笑った。

判定についても少し変わった方式が採用されてますねー。
ダイスコントロール・システム。
セッション開始時にある能力値の上限分、通常のロールとは違う形でダイスを振り、それを別に管理する。
で、通常のロールをしたときに、出目をそのプールしているダイスと交換することができるわけですね。
だから出目が、2・6で、目的地に1足りない。そんな時手元のプールに3のダイスがあったら、2と交換することで判定を成功させられるわけですねー。
ただ能力を使う時に、そのプールしているダイスを使用する場合もあったりするので、がむしゃらに入れ替えると戦闘で大変なことになりますね。
奇数ダイスを1個とか、5のダイスを2個とか色々種類があるので、自分のキャラクターに必要な出目はいくつなのかとか考えながらプレイする必要があるっていうので、そこは面白そうだと思いましたけど。

週刊少年ジャンプ No.12 感想

週刊少年ジャンプの感想。続きを読む
プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

アーカイブ
カテゴリー
最新コメント
記事検索