気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

ソード・ワールド2.0ノベル 堕女神ユリスの栄光

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「僕は、自由な存在だ。ドラゴンとは、本来そうあるべき生き物なんだ。誰にも縛られず、誰も縛らない。人族や蛮族と違い、僕らは常に“個”でありたい。もちろん、欲しいものや、愛すべき相手はいるけれどね」
「ハーヴリーズ……しかし、それでは……」
「だから僕は、自ら君に封印されることを望むよ。いまの僕は。望まない者たちにいいように使われているだけだ。そんなことをされるぐらいなら、君の力に包まれて、いつまでも眠っていることを選ぶ……これも、自由のひとつだよ」

ノベル版完結巻。
ユリスがすごく女神らしい活躍をしていた、だと……?
まぁ、オチで結局堕女神なところを見せて安心しましたけど。
結局、なんか「いい話」だったことにして終わったかなーという感じ。
ザウの呪いも解けなかったし、評価とか諸々含めて、大体ジェダの手柄になっていて、ザウが得たものほとんどないじゃないですか。
仲間を得たんだ、だけで3巻分の危機とぶつかっていくっていうのは、個人的には微妙。 

相変わらず、規模の大きい災害が襲ってくる展開ですね。
ザウエル達の拠点にドラゴンの大群が襲ってくる、という驚き。
これはどうしようもないかなーってところを何とか対抗しようと気合を入れるのは良いんですが。
こんな時ですら、呪われているから、勘弁してくれみたいな扱いされてるのが気に食わない。
読んでいて、爽快感が足りない。
結局、ザウエルが主人公である必要はどこまであったのだろうか、とか思ってしまう。

ユリスの元カレを自称する、竜神ハーヴリーズが現れ、ドラゴンの群れ云々以前にザウエルの周囲が動いているんですよねー。
ただ、ジェラルディンとか、アリエルが、ザウエルをユリス取られていいの、みたいな感じでけしかけているけど、この二人にそんな空気あったか?
みたいな感じで、置いて行かれている感じが凄い。

拠点の街に、ユリスカロア最後の神殿が残っていた理由とかがあったのは良いですけど。
楽しみきれなかったなぁ、という感じ。


ウィザーズ・ブレインⅡ 楽園の子供たち

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――いいか、お前は生きなきゃならん。なにがなんでも生き続けろ。それでなんになるのかは、わしにもわからん。辛いだけかもしれん。苦しいだけかもしれん。この先どんなに頑張っても、いいことなんかひとつもないかもしれん。それでも生きろ。生きて、突っ走って、這いつくばって、そして笑え――


フリーの便利屋として活動している魔法士、ヴァーミリオン・CD・ヘイズ。
彼がシティに雇われ派遣されたのは、ヒマラヤ山脈上級2万メートルに浮かぶ、極秘の研究施設だった。
しかし、生き残ったシティも一枚岩ではないので、下手な場所に落ちて被害出ない内に、破壊してしまおうという意見が主流になる。
それに反対する一部が、ヘイズを雇い、攻撃作戦が開始される前に、情報を盗み出して来い、と侵入させられることに。

特殊な雲に覆われた世界。
その雲の中においては、情報制御が使えない。
だから、雲の上を飛ぶことのできる航空鑑定には限りがある。
一応、高性能な演算機関と、高速演算能力を備えた魔法士が居れば、雲の上行けるようですが。
魔法士なんて特に、イレギュラーが誕生することもあるぐらい、不安定なもので。
狙って開発できない技術。
今の世において、雲の上を飛べるのは、3対のみ。
シティ・モスクワに1対。シティ・ロンドンに1対。
そして最後の1対が、フリーで活動しているヘイズ。

自らの肉体を変化させて戦う魔法士《龍使い》を研究していた施設。
事前に得られた情報によれば、実験体には暴走の危険性があるという。
分からないことだらけの状況で、侵入した先で出会ったのは、4人の少年少女だった。
彼ら、彼女らの明るさに戸惑いながらも、交流していく。
その果てに得たのは、驚くべき真相だった。
世界そのものが危機的状況にあるなかで、あんな優しい場所が、ただそれだけであるはずもないか。

ヘイズがこんな世界でフリーで一人で生きていくには、結構甘い性格だよなぁ、と思います。
でも、彼の出自というか、経験的にあそこで手を差し伸べないのは、なるほど嘘だよなぁ、という感じで。
しかし、ヘイズがたまたま派遣されてきたからこそ助かったけれど、もし来ていなかったら。
必死の抵抗をしていた彼らの痕跡っていうのは、消されてしまっていたんでしょう。
だからこそ、これはある意味での運命だったのか、と。

優しい場所にいたファンメイが、厳しい現実を知り、その中でどう過ごすのか。
外に出ることを選んだからには、負けないでほしいですねー。
最新刊まで読んでいると、とりあえず、その願いはかなえられているのですが。
色々と切羽詰まった状況で、あの明るさには救われます。
新刊でちょっと世界に変化が訪れそうな勢いですし、そこから先、どうなっていくのが本当に気になります。


武装伝奇RPG 神我狩

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神殺しの武器を持つ〈カミガカリ〉となり邪神〈アラミタマ〉を討て!!

ということで、武装伝奇RPGだそうですよ。
まぁ、異能バトルもののTRPGだと思えば間違いはないでしょう。

ただ、カミガカリがアラミタマを倒すとか、結構和風な世界観なのかなーとか思ったんですけどね。
〈称号〉っていう他のゲームでいうクラスみたいなものがあるんですが。
それがアークスレイヤーとかドラゴンキャリアとかダークハンターとか、横文字でなんか笑った。

判定についても少し変わった方式が採用されてますねー。
ダイスコントロール・システム。
セッション開始時にある能力値の上限分、通常のロールとは違う形でダイスを振り、それを別に管理する。
で、通常のロールをしたときに、出目をそのプールしているダイスと交換することができるわけですね。
だから出目が、2・6で、目的地に1足りない。そんな時手元のプールに3のダイスがあったら、2と交換することで判定を成功させられるわけですねー。
ただ能力を使う時に、そのプールしているダイスを使用する場合もあったりするので、がむしゃらに入れ替えると戦闘で大変なことになりますね。
奇数ダイスを1個とか、5のダイスを2個とか色々種類があるので、自分のキャラクターに必要な出目はいくつなのかとか考えながらプレイする必要があるっていうので、そこは面白そうだと思いましたけど。

週刊少年ジャンプ No.12 感想

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魔法科高校の優等生 1~3

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「評価してほしいなら実績を示すのが先 魔法以外で評価されたいなら 魔法以外で実績を示すべきよ」
「平等じゃないから評価を上げろというのは 高い評価を受けている人たちの実績にぶら下がっているようでなんだか嫌な感じを受けるわ」


電撃文庫で刊行している『魔法科高校の劣等生』のスピンオフ。
妹の深雪とAクラスの雫とほのかの描写が多いですねー。
ただまぁ、ちょっとオリジナルは入っているけれど、おおよそ原作準拠で、入学式編が描かれているからなぁ。
で、劣等生本編のほうは、そっちでコミカライズされているから、新しさがない分、読んでいてだれる。

コミック版だと、それぞれのキャラの描写が深くなってる分面白いとみることもできるけど、原作よりも感情表現が多くなっててなんか温度差があるなぁ、と思ったりしますね。 
だって達也、感情表現がほとんどない醒めた精神出ることに、作中で設定づけられているじゃないですか。
1話で、オリジナルのエピソードが入っているんですが、そこで達也があわてているというのが理解できない。
原作で遠距離に居ても問題ない、みたいな感じでばらけて行動したりしていたじゃないですか。
で、護衛対象じゃなくて、護衛である達也の方が襲われたりしてましたけど。
ブラコンな深雪視点なので、達也が超輝いて見える。

そして2巻。服部、一瞬で負けすぎ。
別視点で進む展開は嫌いではないですけど、なんだろう、微妙にテンポが悪い気が。
クラブ勧誘週刊のA組の二人の話。
で、風紀院とした活動している達也が襲撃されているのを見て、二人も裏で動いてたようです。
無理すんな、と正直思うんですがねー。
この時期からエイミィと知り合って、行動を共にしていたようですよ。

スピンオフにしては、うまみが少ないというか、新しい情報っていうのが乏しい。
ので、どうしてもパッとしない印象の方が強くなってしまいますねー。
絵としては嫌いじゃないんですが。
今Gファンタジーで連載している横浜騒乱編のコミカライズよりは好みです。

魔法科高校の優等生 1 (電撃コミックス)
森 夕
アスキー・メディアワークス
2012-10-27


魔法科高校の優等生 (2) (電撃コミックスNEXT)
森夕
アスキー・メディアワークス
2013-07-11


魔法科高校の優等生 (3) (電撃コミックスNEXT)
森夕
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2014-02-08

クロックワーク・プラネット 1

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榎「いやいや、恩師の受け売りだけど、『設定は作中で語れ。じゃないと読者は驚かない』というのがあってね。あえて設定書というものは作ってないんだよ」
椿「原作サイドである僕まで驚かせてどうしたいんだ君は――・・・・・・ひょっとしてさ、他のintial-Yシリーズの設定ってあったりする?」
榎「え、あるよ。全機」
椿「よーし、今すぐテキストに起こそうか、な! ホントに困るからそれ――!」


原作が好きなので購入。
リューズの中身(歯車)とか、都市の歯車の様子とかが書かれていて満足。
特に歯車な都市の様子っていうのがあまり想像できていなかったんですけど、あの見開きは結構インパクトありましたよ。
アレは凄い。しかし、別の疑問としては別の都市に異動するのって結構大変なんじゃないかなーとか思いましたが。
歯車として回転しているなら、陸路ではいけないだろうし。短距離用の飛行機とかヘリで移動するんだろうか。
絵としてのインパクトもありますし、アレを成し遂げた『Y』っていうのがどれほど変人だったかもよく判るというものですよね。
まぁ、地球を歯車で再現するっていうのが既に阿呆な試みなんですが、それを成し遂げるための歯車とかってどうやって作っていたんだろうか。
都市を載せられる歯車があるってことは、それを作るために、それよりも大きい「製造の道具」とかが必要になるんじゃないか。
いや、リューズとかのトンデモ能力使うと案外解決できてしまうんでしょうし、実際解決して、成し遂げた空こそ、歯車で再現された世界っていうものがあるんですけど。

ただ、リューズの修理の風景はちょっとなー。
歯車抜いちゃいけないんじゃないのか。修理風景ちょっと変更入ってましたよね。
機構好きの変人だけど、素人だからもっと手間取っていたじゃないですか。
なんかあっさり終わってしまった感じがあって、何とも言えない。

ところどころ違和感があるんですが。
まー、その分良いところもあるので、そこの温度差が解消されると良いんですがねー。

そして原作者2人が、対談式で1Pの後書き出してるんですが、こんなとこでまで共食い披露しなくても。いや、面白かったですけどね。


カオスレギオン0 招魔六陣篇

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「ただし、一つだけ条件がある」
「は、はいっ。なんでも守ります」
「守れそうにない場合は、すぐに放り出す」
「は……、はいっ」
「俺に、お前の墓を掘らせるな」
その言葉に、ノヴィアはかっと胸が熱くなった。そして今度こそ、即答していた。
「はいっ。絶対に!」

カオスレギオンの番外編というか過去編というか。
ジークとノヴィアの出会いから、ノヴィアが従士になっていくエピソード。
母親から万里眼の力を譲り受け、強大な力を使いこなせず、盲目となったノヴィア。
かつての友であった、ノヴィアの母の頼みにより、危地にかけつけたジーク。

「特にあのブランカという馬鹿が傑作だ」
とジークが言うシーンが何となく気に入っています。
ノヴィアが少しずつ、ジークに近づいて行っているのが、いいなぁ、と思いましたが。 

ジークがかつて四人の従士を連れていたこと。
その全てが死に、二人に至っては、ジーク自身の手で切られている。
そうした事情を聴いて尚、ジークについていこうというノヴィアは健気というかなんというか。

あらすじには「無垢な魂と孤独な騎士が出会う時、二人の運命は激しく動き始める!」と書かれていますけど。
まさしくそんな感じですね。
ノヴィアはジークの行動を見て、ジークについていけば、盲目になった眼も開くかもしれない、と考える。
一方のジークはジークで、ノヴィアを大切にしているんですよね。
何も教えないとか、手段は色々間違っていると思いますけど。
そうしてすれ違ったりしながらも、二人が距離を詰めて、しっかりと騎士と従士として信頼関係を作ってるのは中々。
妖精のアリスハートも、ともすれば重くなりそうな空気を引っ掻き回してくれる清涼剤としてはいいですねー。


 

カオスレギオン 聖戦魔軍篇

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「世に争いを起こさせるもっとも簡単な方法を知っているか、ジーク」
その男は言った。
「固い絆に、亀裂を走らせることだ。人と人が争うのは、絆を失ったからか……そうでなければ、争い合うことが、彼らにとって最後の絆だからだ」

かつての友で、今は反逆者として追われる身であるドラクロワ。
その友を倒すべく、追いかけている黒印騎士であるジークの話。

ジークとドラクロワの因縁をはさみつつ、現状を描いていこうとするから、若干テンポは悪いかなー。 
これが1巻目に来ているのはシリーズ読んでからだとどーかなーと思わないではないですが。
いや、この後も5冊くらいでるんですが、この巻で大体完結しているんですよね。
とりあえず、ドラクロワ打倒するところまで行きますし。

じゃあ残りの5冊何かいているのかといえば、此処に至るまでの過去の物語だったりするわけで。
従者として連れているノヴィアという少女の話だったり、ジークとドラクロワの過去の縁だったりが、より鮮明に描かれているわけですよね。
この巻も、シリーズも全体通して好きなんですけど、こういう構成にしたのはどういう意図なんだろうか、とか考えたり。いや、これはこれで良いと思うんですが、若干もどかしいものもあるといいますか。

キャラとしては、ジークが結構好きですね。
ドラクロワとジーク、それぞれの立場が代わってしまっても、ジークがドラクロワの事を「親友だ」と言っている場面。
ジークがしっかりと、理想を持っている場面とか、あちこち気に入っています。

アーシアはあまり好きになれませんでしたが、方向音痴なネタな部分は笑えた。 
いやまぁ、方向音痴とはまたちょっと違うんですけどね。
置かれた状況からして、ちょっと感覚が狂っていただけで。

「……なぜ、私達、この山をこえなければならなかったのでしょうか」
「分からん。おそらく、そこに山があったからだろう」
「……あ、ここ、ぐるぐる同じところを回ってますね。そうじゃないかと思ってたんです」
「それでも少しずつ目的地に近づいている。不思議な能力だな」


ジークとノヴィアが呑気というか、ここまで来るともう信頼関係ばっちりですねーというか。 

10年以上前の作品なんですが、面白さに変わりなし。
お薦めです。まー、古いから入手しにくいかもしれませんが。


アスラクライン2 夜とUMAとDカップ

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「彼女がいなくなったら……悲しい?」
(略)
「……だったら、もう、機巧魔神を使っては、だめ」


機巧魔神という存在、学校の暗部というか、生徒会の特殊性に巻き込まれていった智春たち。
今回も厄介ごとがやってくるわけで。
そういう星の元に生まれたんだよ・・・ま、色々騒動に巻き込まれていくのは、ある意味必然なんですがね。

新入生のオリエンテーション合宿。
そのイベントが行われる先で、UMAの目撃情報が?
悪魔と機巧魔神とかが居るならUMAだって居るかもしれない。
嘘くさいと思いながらも、合宿先にそんな噂があるなら調べないといけないと、調査に赴くが空振り。
全く手がかりなしってわけでもないですがね。
合宿前に手を打っておきたかったのに、それに失敗したという感じで。

結局合宿中も、湖に気を配りながら色々とやることに。
しかしタイトルからして想像ついたような気もしますが、なんとも阿呆な条件下で出現する存在もいたもんだというか。

情報が小出しになっている感じがありますよねー。
今回は悪魔と使い魔について。
悪魔が危険視されているわけっていうのも少しわかってきましたけど。
あちこちで、微妙な距離感が構成されていってるのがまた。
ごちゃごちゃしているというよりは、対処に追われてドタバタし通しという印象ですが。
嫌いじゃないです。


ソラログ 4

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「――――もういいの!!」
「私 ここにいるよ?」
「・・・うん よかった――――」


まぁ、王道の展開だよなぁ、と。
おおよそ先読みできますが、安定しているというべきじゃないかなー。
個人的には嫌いじゃないですよ。

義姉の思惑を振り切って、関係を強固なものとした麻生と光。
さて、最後の障害となるか、光の兄が、過去の柵をもって、麻生を弾劾しますけど。
それすらも、乗り越えていく二人はいい感じだなーと思いますね。

そんなわけで今回は過去編と、解決編というかエピローグというか。
兄貴はちょっと思い込みで突っ走りすぎというか。
まー、それだけ大切にしていたってことではあるんでしょうけど、冷静であることもまた大切だと思うんですよ。

光と静香が妙な仲良しになっているのが個人的には面白かった。
なんだかんだであそこもお似合いというか息ぴったりですね。

巻末の短編の方が気に入ったんですけどね。いやー、騙された。
 「メロドマラマティックライブラリー」。
ちょっと噂になっている司書には、しれっと不真面目というかしたたかな面があって。
優等生な少女が引き込まれていく流れは中々。それだけでもいい感じかなーと思っていたんですが、オチがまたよかった。 
 

プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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