気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

ソード・ワールド・ノベル 混沌の夜明けⅠ

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「わたし自身が行きたがっているのです。『混沌の地』を見たがっているのです。自分のしらないものを」

 

たしかTRPGにはまった後、イエサブあたりでセット買いしたハズ。

今では2.5までアップデートされたソード・ワールド世界ですが、2.02.5は同世界の別大陸舞台。無印と2.0は色々と変更が入ってたんいたはず。

リプレイなどで描かれてこなかった、西の「ケイオスランド」。混沌の地を舞台とするノベルだそうです。

 

アレクラスト大陸のはるか西にある未踏の地を探索せよ。

事実上の追放に等しい指令を、騎士プライア・ウルグは受諾して。

元冒険者で王に気に入られている存在が邪魔と思う勢力の横やりではありましたが。

プライア自身は知らない場所に赴く、それ自体に興味を持っていて。

 

神官や魔術師なども幸いにして参加はしていましたが。

植民を進めるため囚人を積み「恩赦」というあたりに、危うさがあると言いますか。

プライアと罪人をまとめて追放できればそれでよし、という思惑が透けてる。

騎士たちと船員と囚人とでバラバラになってしまって、成功する未来が見えないな……


子守り男子の日向くんは帰宅が早い。2

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「もう少しね。もう少し……自分に正直になる事にしたんだ」

 

夏休みに突入。

妹を可愛がって、時間を彼女の為に費やすことが常態化している日向。

自分のキャパを把握しているから、学校での交友関係を最小限にしていただけで、別にコミュニケーション能力低いわけでもないんですよねぇ。

 

キャンプに誘われて蕾と一緒に参加して。

「でも断然、こっちの方が面白そうだね」と率直に言いますし。

後輩の日和も参加して、行きの車内の気温高めなのは、笑った。

悠里が蕾の真似して背後から覆いかぶさる挿絵があったり、テニスコートでは日和と軽くプレイしたり。

ちょっと前からすると信じられないくらい充実した時間を過ごせてて、ちょっとほっとした。

 

今回は、初島霧子という歳上の女性との縁が出来て。

日向と蕾と似たような過去を持つ、「妹」で。彼女との交流で、日向が自分にさらに素直になれてましたしね。

兄妹仲が良くて楽しそうではありますが、それが負担になってしまう事もある、と。

蕾、可愛いから構いたくなるのはわかりますけどね。自分の時間をとってもいいんじゃないか、とそういうお話。

転機となる良いエピソードだったと思います。



子守り男子の日向くんは帰宅が早い。

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「長い目で見てみろ。今出来ない事があったとして、それがなんだ? 前に出来ない事があったとして、それがどうした? 出来るようになったらやりゃあいい」

 

他所の感想ブログの記事で気になったので購入。

部活に入らず、学校でも積極的に交流しないで他人事のように距離を取っている男子高校生、新垣日向。

彼の生活の重心は学校ではなく、自宅。さらにいうなれば、5歳になる妹に対しておかれていて。

 

父母も健在だけど仕事が忙しくて、帰宅が遅くなりがち。

祖父母が近くに住んでいるから、送り迎えなどは頼める。

そういったサポート体制があるとはいえ、高校生が妹の面倒を見るってのはかなり大変ですよ。

いっしょにスーパーで買い出しして、料理をつくって。お菓子ばかり与えるわけにはいかないから、優しい言葉で諭して。

 

妹の面倒を見ることに全力で、いいお兄ちゃんだな、と微笑ましくなりましたね。

で、買い出しに出かけたスーパーでクラスメイトと出会って。そこから、彼の生活が華やかになっていく。

彼を外に連れ出すのではなく、妹主体の日向の為に彼の家に遊びに行ったり、妹ちゃんと仲良くなったり。

出来る事には限りがありますからねー。無理のない範囲で、生活に幅が出来ていくのは良いですね。

 

実際日向って妹の面倒みてたから、結婚しても子供の面倒見てくれるだろうし、料理は女子が驚愕する腕前だし。優良物件なのは間違いありません。

悠里はまだ微妙に自覚できてないようですが。過去、彼の隣に居た相手との再会があったりと、これから楽しくなりそう。

あと「俺、今ここに必要なのこれ?」な雅君が好きです。



魔力の使えない魔術師4

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「……後悔しないのか?」

「するかもしれないな。だけどそれは、お前を失う事よりずっとましだ」

 

シリーズ完結巻。

ルルリア側のエピソードから。

なぜあの場面に神子が乱入してきたのか。

神官長が出張って来た状況についてもふれられましたが……

 

最終的に、状況を悪くするだけ悪くして退場しやがったあたり、本当何しに来たんだ感はありますね。

神殿の背景とかが分かったぐらいしか良かった事ないのでは。

トップが消えた事で、事後処理はいっそ楽だったかもしれませんがねー。

事態が収拾してからユリスたち側とダイチ達側のそれぞれの状況を描写してくれたのは良かった。

 


魔力の使えない魔術師3

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「自分の嫁に言う台詞くらい自分で言え。――俺の答えは、こうだ」

 

神子の手によって操られたユリス。

幸いそれによってみゆき達を傷付ける事はありませんでしたが……

ユリスを相手にしている間にみゆきは何者かにさらわれてしまって。

不穏な動きをとる神子を無視できないし、魔王を放置するわけにも行かない。

 

オルトの母親が先代の神子だとか言う情報も出て来て。

神子の思惑が逆に分からなくなった感もありますが。

オルトの故郷で待つという神子の様子を窺ってから、魔の森に入ることに。

そこでルルリアたちとは別行動をとって、ダイチは魔王の正体を薄々察し迷いながら進む。

道中では、トリスがついにユリスの秘密に切り込んで兄弟腹を割った会話をしたりしてました。あの場面結構好きですね。

 

ダイチの予想通りの相手が魔王城では待っていて。

即討伐って空気でもなくなり、対話するシーンになっていたのは、まぁ展開的には予想できた話ですね。

対話で片が付く状況になったかもしれないのに、乱入して来る輩が居て。

つくづくろくな行動とらないなあの神子……



上流学園の暗躍執事 お嬢様を邪魔するやつは影から倒してカースト制覇

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「疑問に思ったことがあったのなら何でも聞きなさい。疑問を解決せずにいることは人として最も怠慢な生き方よ」

 

政財界のトップの子息・令嬢が通う星人学園。                                                                   

エリート層が主人となり、一般生徒が執事として侍る。

父が株で失敗し、祖父に引き取られた結果その学校に通う事になった主人公が、主人となった少女の為に奮闘する話。

 

元々使用人の家系として、名が知れた一門でもあったようですけどね。

本人のスペックもそれなりに高いけれど、何でもござれの超人ではない。

結構綱渡りな部分とかもありますしね。

年始にやってるバラエティ番組の「芸能人格付けチェック」とか好きな人は、気に入るんじゃないですかねぇ、みたいな感じでした。

 

あらすじに買収・脅迫なんでもあり、と書いてあったり。

実際に使用人たちもナイフや拳銃で武装していたり、厄介事の種には事欠かない感じですが。

学長しかり、他の学生しかり、チョロイ部分があるというか。

いやまぁ、主人の財力とかその辺の札も使って交渉してはいますけどね。校則の変更とかサクッと決めてる場面には笑った。

ラノベらしいラノベって感じでした。


地下室ダンジョン~貧乏兄妹は娯楽を求めて最強へ~

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「ねえおにい、ちょっとダンジョン潜ってみない? たしかモンスター倒すと肉とかも手に入るんだよね。節約だよ、節約」

 

WEB未読。

ダンジョンもの、いくつも出ているのは知ってるけどあまり読んだことはなかったので、ものは試しに購入。それなりに読みやすい感じにまとまってます。

現代地球の各地にダンジョンが出現して。中では火気や電子機器が使えないなどの問題と、内部に住まうモンスターが外に出てくる場合もあって大騒ぎ。

 

そんな世界で生きる兄妹が主人公。母が亡くなり、父が出奔って。特に父のゲスさが酷い。

ボロ家に住んでましたが、そこの地下にダンジョンの入り口が出来て。

臆せず探索に突入するあたり若さがある。一応出来る範囲で準備とかしてましたけどね。

彼らなりに安全マージンを取りながら、トライアンドエラーで進んでいって。

貧乏で娯楽の類も少ないから、時間潰すのにはちょうどいいって言うのも、まぁ、あるようですけど。着実に進み、気がつけばかなりの実力者に。

 

一方で、国は国で情報を元に色々と対策を取っていて。

自衛隊のチームで探索したり、テストケースで民間から選考をしたりして。

ダンジョンから得られる資源を期待して、門戸が開かれる事となっていましたが……一方で深部での犠牲者については情報を伏せたりと、政治の黒さもあったり。

公認の最強パーティーは、バランスこそいいけど、もう少し頑張りましょうって感じですかねー。

ユニークボス相手に危険な状況になってましたし。たまたま兄妹が見てなかったら死んでたろ。

 

2人チームで動いてる兄妹、二人とも本来は後衛職ってこともあって安全マージン多く取ってるとか色々条件は違いますけどね。

一般公募で資格を取って、ダンジョン資源の換金を目指している兄妹の将来に幸あれ。先に進みすぎてるから、彼らの抱えているアレコレ放出できるのもうちょっと先になりそうですけどねー。最後、ちょっと収入があったのは何より。


死んでも死んでも死んでも好きになると彼女は言った

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「支倉の夢のおかげで、俺の夢も叶ったんだ。感謝してる」

 

タイトルとあらすじから予想できる流れを外さない。

そういう意味では、「買ってみてから失敗したと嘆く」事は無いので誠実。

というかあらすじで大体描かれているので、細部はこうやって詰めていくのねー、みたいな見方になってしまった。

 

何度死んでも君を好きになる、という彼と彼女の関係については切なくも良い感じにまとまっていたと思いますが。

帯文の「今世紀、もっとも泣けるラブコメディ」というのはハードル上げ過ぎた感。

 

夏祭り実行委員に参加して、祭りで打ち上げられる花火の構成を変えたいと少女は言って。

市から予算が出て、構成についても指示が入っているので簡単ではないと花火屋の息子は言うものの。彼女の熱量に振り回されて、最終的にはそれを叶える。

青春モノだし、恋愛要素もあるけど、コメディはそこまで強くないかなぁという印象。


ソードアート・オンラインオルタナティブ ガンゲイル・オンラインⅢ セカンド・スクワッド・ジャム〈下〉

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「よしっ! 行くよっ! ピーちゃん!」

 

いやぁ、中々に厚い。

500ページ超えのラノベはそこそこ珍しいのでは。いやまぁ、同じ電撃には1000ページ超えてくる化け物も居るのでアレですけど。

展開も熱いので、大満足。

 

ピトフーイ達が活躍している裏で、レンも当然ながら動いていて。

最短距離を通るために、ドームに踏み込んだら、内部はジャングルになっていて。

視界が最悪の状況で内部にいる三チームが結託しているという状況。

対ピトフーイ用の札を切る羽目になったとはいえ、2人で3チームを壊滅状態にするあたり凄まじい。

 

SHINCの方も、エムの盾対策を用意して、仲間を盾にすると言うゲームならではのトンデモ戦法を披露してましたが。

いやぁ、あれには驚かされました。第三回があるとしたらなんらかの対策が取られるのでは?

色々な助けもあってピトフーイに迫るものの、彼女は彼女で傑物で。気圧されてましたが、最終的に吹っ切れて勝利に突っ走る様は見ものでした。


ソードアート・オンラインオルタナティブ ガンゲイル・オンラインⅡ セカンド・スクワッド・ジャム〈上〉

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「頑張りますから期待していてください。“約束”――、忘れないでくださいね」

 

第二回、スクワッド・ジャムの開催が告知されて。

スポンサーが変わり、今回の出資者が大盤振る舞いをした結果、割とにぎわって開催されることとなったようですが。

第一回優勝者のレンは、特に出場するつもりもなかったものの……

「第二回スクワッド・ジャムの夜に人が死ぬ」という訴えを聞かされて。

ピトフーイを打倒する事でしか、それは止められないという事でしぶしぶ出場する事に。

 

それとは別にリアル割れして、第一回で戦った女軍人アバターの少女たちと仲良くなってたのには少しほっこりした。

いやあぁ、前回の動画をみて「どうやって殺した」のか考察する部分もあって、言葉だけ拾うと物騒極まりない会話もありましたが。

上手くなって次は勝つっていうのは、ゲーマーとしては正しいのでは。

 

今回エムはピトフーイ側の為、友人にコンバートしてきてもらって、なんとか2人チームで参加。

まだ不慣れなタッグなため、トラップ二引っかかったりもしてましたが、その後敵を殲滅するんだから恐ろしや。

まぁ、合同チームの襲撃を軽く蹴散らしてるピトフーイ陣営も怖くて仕方ないですけどね。レンあれを倒さんとならないのか……


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