気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

キノの旅 the beautiful world 1

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「だからといって旅を止めようとは思わない 旅をするのは楽しいしね」

(略)

「それに……」

「止めるのはいつだってできる」

 

アニメ化も決定した人気シリーズのコミカライズ。

その一作品です。いまあちこちでキノのコミック連載してますよね-。

一番最初に単行本が出たのがコレだと思いますが、だからか大体原作1巻のエピソードじゃないですかね。

 

「人の痛みが分かる国」と「レールの上の三人の男」、「大人の国」。

プロローグ・エピローグまで乗っていて「森の中でb」と「森の中でa」が掲載されています。

巻頭のカラーページに『「大人の国」よりねつ造 文/時雨沢恵一』って見開きのエピソードがあって。

あぁ、こういう未来があったとしたら。それはそれで幸せだったんだろうなぁ、と。

中々良いIFを見ました。面白かったんですが、ねつ造って。原作者なにしてるんですが……原作者だからこそできた芸当って話でもあるんですが。

 

閑話休題。

結構丁寧に描かれているコミカライズだと思います。

私が一番最初に自分で買って読んだラノベが『キノの旅』だったと思います。

なもので、終始懐かしくてならなかったですねぇ。

 

「人の痛みが分かる国」の人々は、計画的に近隣の国に分散して住むとかすれば良かったのでは……?

ただ薬の効果が、万が一にも子に遺伝したら大騒ぎだしなぁ。緩やかに衰退していくしかないのか。

「レールの上の三人の男」は、別々の仕事をしている三人の男の話。それをただひたすらに何十年も続けている、と。何処かで疑問に思わなかったんだろうか。

ずっと仕事を続けてきてたら、風邪くらい引いたでしょうし、そうしたらどこかのタイミングで別の男に出くわしたりしそうなものですが。

 

とまぁいろいろ言っていますが。

疑問のすべてが明かされるわけではないですけど、キノの旅路の中で、独特な文化や思考とかが描かれているのは、読んでいて楽しいんですよねぇ。

よくもまぁ、これだけ様々な国のアイデアが出てくるなと尊敬します。



女神の勇者を倒すゲスな方法2

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「それに、信じてもらえないかもしれないですけど」

(略)

「みんなと仲良くできたら、リノはそれが一番嬉しいです」

 

とりあえず前回の下種な敵、ヒューブは先日の騒動の責任を取る、と言う方して司教の位をはく奪されて、禁固刑となってました。

しかしまぁ、教会勢力も一枚岩ではないというか、ヒューブを見て予想で来てましたが、いい感じに腐ってる気配が。

 

トップの教皇がそろそろ死にそうで、その下にいる4人の枢機卿がその座を狙って争っているとか。

教会の総力をまとめれば、魔王も倒せると枢機卿たちは思っているようですが……権力争いのせいでままならず。まぁ、そんな中である枢機卿の秘蔵っ子をとりあえず迎わせるという事になってましたが。

……戦力の逐次投入は下策だと思いますけどねぇ。

 

次なる勇者は、聖女と称される凄腕の魔法使い。

アリアンも名前を聞いたことがあるような有名人だったようですけれど……

大規模な術式で魔王を狙撃するも、失敗。次の手として、近隣の国にある魔力を溜めて置けるアイテムを使おうとするわけですが……

 

その国の民から魔力を奪い、翌日には回復するからまたために来いとか言ったり。治療の手段を持っている神殿が治療を行わないとか言い始めたり。

打つ手が悉くゲスいというか……反感を買う者ばっかりで、よく今まで教会勢力生き残ってるな、って感じしかない。

それでよく聖女とか呼ばれてるな、という。

創設期には神殿以外の治療の知識がある人々を潰し、神殿に頼らざるを得ない構図を作ったとか聞くと、どうしてそのタイミングでたたいておかなかったんだ、と思いますがねー。

 

敵が評判良くないから、リノをアイドル化してついでに無償で治療を行う事で評判を上げようとプロデュースしてますが。

聖女がそれを叩き潰しに動き……真一が切れて、いつものゲスな手というか外道な方向に堕ちていきそうですが……

それを止めたのも、リノで。いや、本当彼女はこの作品の癒しですね……

真一たちの行動がうまくハマって、味方してくれる勢力も出来ましたが。さて、コレをうけて協会はどう動くやら。

失敗から学んで団結されると厄介そうですけど……そこまで理性残ってるかな……



ふたりべや4

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「ネガティブになっててかすみちゃんからの抱きしめを堪能し忘れたからもう1回!!」
「はいはい もう寝るよー」

 

高校の下宿で同室になった桜子とかすみ。

彼女たちも三年生になったので、大学受験の為に色々とやっています。

学校の夏期講習に参加したり、オープンキャンパスに行ったって話も出てますねー。

桜子は首席って事もあってかなり余裕ありそうですが、かすみの方が大変そう。

 

後輩たちともいつも通りに交流がありましたねー。

特に三年を送る会とかもないとかで、受験という一大イベントはありましたが……まぁ、概ねいつも通りの雰囲気。

桜子の友人たちも何とか合格できたようですし、一安心。

 

桜子とかすみは、大学進学後もルームシェアするつもりのようですが。

仲良しですね、ホント……

かすみのバイト先の人に桜子が「いつも迎えにくるストーカーちゃん」呼ばわりされてたのにはちょっと笑った。

かすみにもまぁ、間違ってないと思われているあたり桜子……スペック高いけど所々残念ですよね。



聖剣使いの禁呪詠唱20

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(私は弱い)

でもそれは、敗北宣言ではないのだ。

弱くとも戦いようはあるのだ。

 

敵の侵攻にさらされた亜鐘学園。

難敵を退けたと思ったら次がやって来るんだから、本当に容赦有りませんね……

斯波亮が、ランクSだった彼がいかにして背教者になったのか、という過去が描かれていましたが……

なるほど、かつての母校を「蜘蛛の巣」と称したのも納得できると言いますか。

 

駿河安東が、陽の娘と呼ぶ救世主を見つけ出すために、画策してきた。

その為に異端者を用いて、計画的に襲撃を続けてきていた。

最初期に救世主として目覚めた斯波はその渦中にあって、共に戦った仲間を失ったり、大切な相手との別離を経験させられたりしたわけで。

そりゃあ、心も歪むだろうな、という感じですけれど。

 

何より大切なものがあって、それを取り戻すために、それを失うきっかけを作った相手の下について動き回るって言うのは、また壮絶ですな……

ただまぁ、黙って使われ続けている訳はなく、何やら斯波とネリー、田中先生の三人で駿河安東の計画とは別の行動をとるつもりみたいですけれど、さて、どーするやら。

駿河の出した捕縛命令など知ったことか、と逃げの手を打ってましたしねー。

とりあえず、駿河安東はとっとと地獄に堕ちたほうがいいんじゃないかな……としか。諸悪の根源じゃないか……



ソード・ワールド2.0 ラクシアゴッドブック

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「己が魂を穢れさせ、いかに肉体を変容させようとも、知恵なきものに勝利は得られんよ。そのこと、きっちりと教育してやるわい」

 

ラクシア世界における神々について記された一冊。

新種族として、神の使命を受けて受肉した彫像の種族である「センティアン」が登場。

神から与えられた使命を果たすと彫像の姿に戻るとされている種族で、使命を与えた神のプリースト技能を取得するとか。

また、一風変わったデータが追加されたなぁ、って感じですけど。

 

神々がどの剣によって神格を得たのか。いつ頃神格を得たのかが一目でわかる時系列表とか。

神々の相関図とかもあって中々楽しい。

そして、第二部は「語り継がれる神話」と題し、各神殿に伝わっている神様のエピソードだとかが色々掲載されています。

ライフォス、ダルクレム、キルヒアなどが神格を得る場面。神々の争いが起きてからの一場面などなど、中々興味深い話が多かったですねー。

 

最後は、各神様のプリースト技能について。

格言だとか、シンボルだとか、神聖魔法だとか乗っております。

中々個性的な魔法もあって、読んでいて楽しかったですねー。SWはプレイヤー2回くらいしかやったことないので、もうちょっとやってみたいなぁ。



文豪ストレイドッグス13

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「何だと? 貴様殺されぬ身を笠に着て……この作戦後に虎絨毯にして遣る」

「五月蠅い「禍狗」! 作戦が終わったら「殺せ」以外の芸を教え込んでやる!」

(この二人……こんなに仲が悪くて何故一緒に潜入を……?)

 

敵のアジトが判明し、そこに潜入することになりました。

指揮は太宰。そして、肝心の潜入するのが……敦と芥川。

どちらも攻撃力のある異能持ちですから、それぞれの陣営から単騎で放り込むなら確かに選ばれやすい立場でしょうが。

よりにもよってこの犬猿の仲の二人をコンビにするとは。太宰は本当愉快な作戦立てるな……

 

アジトに入り込んだ後、情報を得る為に取り押さえた敵の前でコントじみたやり取りを繰り広げていたあたりは思わず笑いました。

敵にすら「何故一緒に潜入したんだ」と思われるコンビ。お前等何しに来たんだよ……

あと花袋のハッキング、よくウィルス異能者の位置分かったな。バイタル管理してるって話でしたからその辺りからデータ引っ張り出したんだろうか……?

 

ウィルス異能者を発見するも逃げられ、他の異能者に道を阻まれて。

これまでの経験を活かして協力プレーに走る場面は中々良かったと思います。

敦の異能の思わぬ効果まで判明したわけですが……この辺りが懸賞金賭けてまで探していた理由になるんだろうか。

 

途中危ない場面もありましたが、なんとかウィルスの異能は解除され。

敵首魁の身柄も確保に成功していました。……随分な騒ぎになった割に、終わり方があっけなさすぎるので、多分またそのうち出てきて因縁つけてくるんだろうなぁ……

 

そして場面は変わり。

国木田は、追跡中に死なせてしまった少女の殺人容疑で拘留中。

乱歩が敵の偽装に気付けていれば、少女が死ぬことも無かった、と敵の情報操作を行っていた「隠滅屋」を探しに出てますが。

あの隠滅屋もなんか小物の匂いがするなぁ……コイツラに引っ掻き回されたのかと思うと、ため息が出そうですね……



理想のヒモ生活9

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「部隊が任務を遂行できなかった時、そこに存在するのは、多数の『無能な一般兵』と一人の『普通の隊長』ではない。多数の『普通の一般兵』と、一人の『無能な隊長』だ。

さて、エラディオ大隊長。貴様の部隊は見事、任務を完遂できるかな?」

「無論ですッ!」

 

双王国へやってきたゼンジロウ。

それを狙ってブルーノ王が退位を宣言し、ゼンジロウも他国の王位継承騒動に巻き込まれていくことになるわけですが。

ゼンジロウは、割と頑張って取り繕っているけれどあくまで日本人なんだよなぁ、というのがハッキリ示された話でもありましたねー。

 

可愛い息子が政治の材料とされそうになったことに怒りを覚え、どうにか状況を動かそうとアイデアをひねり出していましたが。

帰国後にアウラからは問題提起されていましたけれど、息子を絡めた脅しが有効だ、と示してしまったのは後々に響きそうでもありますが。

ま、その辺をしっかりアウラがフォローしようとしてくれてますし、夫婦仲も変わらず良好のようですからこのまま上手く国のかじ取りをしてほしい所。

 

双王国での駆け引きに絡んで、向こうの国の美少女たちとの交流もあったりしました。

滞在中の案内人として傍にいるルクレツィアなんかは露骨にゼンジロウとの距離を詰めようとしてる貪欲な面も描かれていましたが……

下手にアウラとの関係が良好な分、余りいい印象は無かったなぁ。フレア姫の事を受け入れると決めたばかりだし、ゼンジロウのキャパ的に後宮を拡大する余裕等ないと思いますし。

ちょっと蛇足だった感じがします。ここから後宮入りを果たそうとするとかなり道程は厳しいと思いますけどねー。どうなるやら。


君にしか教えない

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「自分を好いてくれてる好きな子をからかうのがこんなに楽しいとは知らなかったからなあ」

 

著者初のおねショタらしいですよー。

そういえば、これまでって男の方が年上ってパターンとか学生の恋愛が多めでしたか。

昔近所に住んでいた、年上の幼馴染。

当時から思いを抱いていたけれど、伝えることはできず。

時は流れ……少年が高校生になったとき、幼馴染は教師となって同じ学校に居て。

 

過去のエピソードなんかも織り交ぜながら、1巻でまとめられております。

千秋と一時付き合っていた詩織も結構いいキャラしてると思いましたがねー。

デザイン的には好み。まぁ、「他の人の事が好きでそれが報われない感じが良いと思った」というあたり、ちょっと厄介ですが。

うっかり千秋が明里と再会しなかったら、このまま詩織ルート入って、それはそれでうまい事まとまってたんじゃないか、みたいな感じはありますが。

 

年齢差と教師と生徒という距離感。

でも学校という場を離れれば、幼馴染という近い関係もあって。

じれったい二人の関係は、見ていて中々楽しかったです。

 

『あまあま』で登場していた女子二人も教師となって登場しているあたりファンサービスも有り。

今も仲が良さそうで何よりですねー。

アフターエピソードの中で、美咲の方はついに結婚する事になって同僚に報告したりしてましたが。今も壁殴り代行業必要になるほどいちゃついてるのかしら……


ジャンプSQ 2017年9月号 感想

ジャンプSQの感想。続きを読む

ソード・ワールド2.0リプレイ 竜伯爵は没落しました!2

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GM ルスコットは堂々としてますよ。「僕は愛に迷ったことはないね! ずっと一途だから、一本道だから!」

ロラン 愛に迷走しとっただろうが!(笑)

 

第四話「愛は魔剣を砕けるか?」と第五話「バジリスク家の魔剣騒動」の2話収録。

蛮族領の割に、平和で革新的だったドレイクの伯爵家ヴァルテック。

しかし、頼れる領主だった父は急逝、母は消息不明となり……PC1である跡取り息子ロランまで死亡する驚愕の展開に。

 

不幸中の幸いで特殊なマジックアイテムを借り受けることが出来、何とか行動しておりますが……半分ゾンビ状態ってわけで。

周辺とのパワーバランスの問題もありますが……流石にこんな状態で新領主として立つことは出来ないわけで。

何とか改善する目は無いかと奮闘する事になるわけですなー。

前回の大事件がかなりPCたちのトラウマになったようで、成長も軌道修正して回避を上げたり先制取れるようにしたり、セージ上げたりと手堅く守りを固めてきてますなー。

 

隣の領地の領主、ロスコットは蛮族にしては割と良識的な方だったようで。

息子が、ロラン母を結婚したい相手として連れてきた場面で雷を落とすとかいう場面もありました。

命こそ無事でしたが母親の方も、かなり不安定な状態になっていて。剣折れたりしてて、ドレイク的にヤバい。

ヴァルテックの領地が本格的にまずそうな雰囲気になってきてますなー。

                                                                                                                             

ロランの事情を何とかするために、ルスコットが把握していた魔剣研究所に言ってみたら魔剣の迷宮化していたり。

腕のいい鍛冶師お噂を聞いて多量に言ったら継承騒動に巻き込まれそうになったりとしていましたが、順調に解決へ向けて進んでる……のかな?



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ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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