気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

ファイヤーガール設定資料集 エクスプローラーズガイド

ico_grade6_3

「変に他人の気持ちを試すなよ。一緒に行きたいって最初から言えばいいだろ。それは別に恥ずかしいことなんかじゃねーよ」

(略)

「本当はその気があるくせにいったん断ってみたりして相手の本気をはかるとかさ、そういうやり取りは俺は逆に退屈だよ。お喋り好きな奴にとっては、そういうのもコミュニケーションなんだろうけどな」

 

タイトル通り、ファイヤーガールの設定資料集です。

2巻終了時点で判明しているキャラクター設定等が描かれています。

制服の初期案とか色々書いてあって豪華な感じ。

雨乃が星飛ばしてる率高くて笑ってしまう。

 

各校所在地と主な部員が掲載された地図があったので、夏の交流会でキャラ増えた後にコレ出してくれるのはうれしいなぁ。

そのほか探検部の設定ラフや、ほむらたちが辿った虚惑星のルートが掲載された地図なども乗っています。

あとは現時点での用語辞典なんかも乗ってましたが……ところどころネタが入れられているのは社風なのだろうか。

地獄弁当を残した元部長がどんな人だったのかとか気になるなぁ、ホント。

 

そしてすばる姫と鈴蘭が出会い交流する短編。

そして、青藍高校の面子それぞれのクリスマス模様などが描かれます。

ほむらがまた暴走していた感じというか……今回は空回りしてる感じでしたが。

東野と知り合いらしいサンタと出会ってましたけど、一体あのサンタは一体誰なんだ……

 

電撃4コマVol.248 (CLUBゲーム倶楽部) 感想

今回で電撃4コマ終了らしいです。
当初の予定では数号で終了の予定だったものが、好評だったため12年も続いたとか。
どうせここまでやったのなら後3冊だして250ぴったりでやめるとかでも良かったんじゃないかなぁ。
出版社側にも色々と事情はあったことかと思いますが。
このためだけに買っていた部分もあるので、ちょっと残念。
続きを読む

オーバーロード11 山小人の工匠

ico_grade6_3

 「……それではデミウルゴス主催のイベント、その時が来るのを楽しみにさせてもらおう」
 

今回は厚さの割にあっさりした展開だった気がします。

面白いは面白いんですけど、次回以降に向けた溜めの部分が多いように感じました。

帝国が属国となることになり……アインズは国の管理という重大事を処理できる自信がなく、現実逃避を始めて。

 

ドワーフ達の持つ技術。「ルーン工匠」なるユグドラシルになかった存在。

そうしたものに興味を持ち、ドワーフ達と友好的に交流しようとその国に踏み込むわけですが。

ドワーフ達は、クアゴアという同じように地中で活動する種族と争っている最中で。

アインズはクアゴアを蹴散らすから、ルーン工匠を魔導国へ寄越せと要求。

 

まぁ、アインズ自身はもっと丸い言い方をしてましたけどね。奴隷として扱うことはない

とか色々言ってました。

……アンデッドのいう事なんか信じられるか! とドワーフ達の会議は大荒れでしたが。追い込まれてるのに間違いはないので、アインズの手を取って。

 

しかし、本当にナザリック陣営の戦力が強すぎて、もう……

ドワーフ達をあと一歩のところまで追い込むほどの勢力になっていたクアゴア達の末路たるや。

……まぁ、今回一番残念だったのは、アインズに瞬殺されたドラゴンですけどね。

帯にあった「最強の種族」とは何だったのか……

 

知恵者デミウルゴスは今回のアインズの行動からも、裏事情を汲んだようですが。

一体どういう所まで影響が及ぶのか、とかその辺の解説は無く、ちょっと物足りなかったかなぁ。

アインズが与えたインゴットを持ち逃げしたドワーフの行先なんかも気になるところです。

 

エピローグで、エンリの様子が描かれていましたが……

ンフィーレアと結婚したみたいですねぇ。それは喜ばしくはあるけれど。

「義祖母と共に行っていたポーション開発から手を引いてもらって、人が増えた分将来必要になるかもしれない薬の貯蔵に回ってもらってる」という一文が微妙に気になる。

アインズがンフィーレアに価値を見出していたのは、ポーション開発の方にこそあったと思うんですが。祖母の方がやっているから、何とかなるのかなぁ。

 

ルプスレギナが最後、ちょっとエンリに不穏な話を振っていましたが……

いやまぁ、ルプスレギナの態度からして確実に虚報だしなぁ。デマを流して膿を出すつもりなんでしょうか。

次回予告「アインズVSヤルダバオト」って……マッチポンプにもほどがあるというか。

一体これでデミウルゴスは何をしでかすつもりなんですかねぇ。

 

LaLa 2016年11月号 感想

LaLaの感想。続きを読む

ファイヤーガール2 「白嶺の幻肢虎」 下巻

ico_grade6_3

「弱くてもいいんだよ。私は東野くんが泣いたって、ちっとも変だなんて思わない」

(略)

「……弱くてもいいなんて俺には出来ねぇよ。無理だ。そんな自信、どこにもねぇよ」

 

探検部の交流イベントSAから無事に帰ってきて。

夏休みの終盤にほむらは東野と遊びに行ったりしています。

彼の想い人である先輩に婚約者がいるなんて情報が出たりして。気落ちしている東野は前回、操られて探検部の仲間を襲ったこともうっすらと思い出してきているようで。

ほむらのお気楽視点に誤魔化されがちですが、彼は彼でかなり重い物背負ってるよなぁ。年相応にはっちゃける場面もあると言えばあるんですけど。

 

そして、下巻にしてようやく虚惑星のすばる姫の元へ。

他校との共同ミッションとして、新たなキャンプを作りに行くことに。

鼎は色々と重要な事知ってそうなキャラではありますが……かなり危ういキャラでもありますよねぇ。

一人で動く場面もあるし、他を顧みない部分も見られるし。

現実を見てるというけれど、足元見えてなくて落とし穴に落ちそうな感じがします。

 

すばる姫との交流も進み、地形情報などを教えてもらったりしてますが。

姫としても一から十まで教えてくれるわけではなく。下手に知ることで危険が生じると慎重になってる故なんですけどね。


そして、今回のミッションが開始。

雪が降る虚惑星での遠征。そりを使ったり、流氷を渡ったりと季節ならではの装備が整ってるんですねぇ。

日吉坂と青藍の合同任務でワイワイ楽しそうです。

 

そして遂にタイトルにいた幻肢虎も登場。魔法を使う虚惑星の固有種だそうで。

鼎が暴走したり、一年たちが先走ったり、転移する罠に引っかかったりと今回下巻だけでもかなりハプニングに見舞われてますな……

まぁ、雨降って地固まるというか、幸いにしてこの騒動をきっかけに稲荷が戻ってきてくれそうですから良かった。先輩方も不器用ですな……


週刊少年ジャンプ No.43 感想

週刊少年ジャンプの感想。続きを読む

ノロワレ参 虫おくり

 ico_grade6_3h

「別に責めちゃいない。己が大人だとも言わんよ。ただああいったものは、子どもの立場からは見えにくいというだけだ。そして疑問を抱かず大人になると分からなくなる。それが濃縮されると、ああなる」

 

元々救いとは縁遠いこの作品ですが……

今回はまた一段と救いがないというか、救われていい相手がいないとすら思えてしまったと言いますか。

現人が嫌っている「田舎の風習・俗習」。それを煮詰めたかのような事件が今回は起こるわけですが。

 

狭い村だからお互いの事はよく知っている。だから、よそ者を嫌う。排斥する。

村社会であるが故、それを見てみぬふりをするものが居て……実力者が行っていることを真似する者も居る。

そうして追いやられて、命を絶った者の呪詛が、その村には残って。

相変わらず、恐ろしい文章を書くというか、怖い雰囲気を作るのが上手いなぁ、と。怖いけれど、先が気になってついページをめくってしまう。

 

夢人が現人に語った「子供からは見えにくい」もの。それは確かにあるのだろうなぁ、と思いました。

間違いに気付けず歪み続けた果て。

夢人は呪い返しの儀式が失敗したときに、「……許さない、というわけだな。良いものを見た。被害者の呪いとはかくあるべきだ」と言っていましたが。

これほど憎しみを募らせた被害者たちの怨念の強さに圧倒される。

 

前回の事件から現人はオミコサマの卵、文音との接点が出来ていたようです。

日高のお見舞いの帰り道を同じくする感じだとか。最もオミコサマ見習いとして、下手に関わったことに謝罪など出来ない文音は、現人から話を聞くだけというなんとも迂遠な接触をしてるわけですが。

二人連れ立って歩いているところに夢人が現れたりするからなぁ……彼らは彼らで夢人被害者の会でも立ち上げればいいんじゃなかろうか……

ノロワレ 参 虫おくり (電撃文庫)
甲田学人
アスキー・メディアワークス
2013-09-10
 

ファイヤーガール2 「白嶺の幻肢虎」 上巻

 ico_grade6_3

「――虚惑星だけが現実だなんて、思い込んだりするんじゃないぞ」

 

時は夏休み。

恒例行事らしい全国の探検部員が一堂に会するイベントが今年も行われることとなり。

当然ほむらや東野たちもそれに参加するわけですが。

地球との位置関係から転移できる環境に違いがあるため、活動内容がそれぞれの探検部でかなり異なっているのは興味深かったですねぇ。

 

キャラが一気に増えたので正直ちょっと把握しきれなかったんですが。

そうしたイベントに参加しつつ、ほむらたちはかつて青藍高校の探検部にいたものの過去の事件で部を去ってしまった先輩稲荷直の事を気にかけていて。

学校自体に来ていなかったという話ですが、夏休み前に学校に顔を見せた、という噂が聞こえて。

……それで実際に会いに行ってしまうあたり一年生たちはフットワーク軽いなぁ。

 

まぁ、先輩二人は意固地になってるからこうやって無遠慮に引っ掻き回してくれる彼らが居なかったら、稲荷が動いてくれることもなかっただろうし、良かったと言えるか。

……失敗したらそれはそれで問題という、結果オーライな状況ですけどね。

 

探検部の夏の集まりは各学校の活動内容の報告を行うもので。

やはり虚惑星人を発見したというのは、かなり注目されていたというか……あまりに大きい発見すぎて横入りっていうか横取りされそうな状況でしたが、何とか直近で防いで。

ほむらの行動見てるとホント冷や冷やしますね……

今回は稲荷との交流や、他校との接点がメインの前振り回でしたねー。タイトルの幻肢虎が空気すぎて笑った。


セーブ&ロードのできる宿屋さん~カンスト転生者が宿屋で新人育成を始めたようです~

ico_grade6_3h

「もー、あれはひどい拷問だからやめた方がいいっていったじゃん」

(略)

「プロなんだから心に傷を残さない修行にしようよ」

「うーん……そんなに駄目かなぁあの修行」

「アレクは人の心がわからないからねえ」

 

小説家になろうの書籍化作品。

原作一章の「ロレッタの『花園』制覇」と二章「モーリンの『屋敷』侵入」を収録。

イラストが可愛くていい感じですねー。表紙にちゃんとブランとノワもいるのが家族経営の微笑ましい風景に見えて騙されそうになる。

……この一家、この世界で最強に近い戦力保持してるから今は微笑ましくても下手に地雷踏むとただ死ぬよりも恐ろしい目にあうんだなぁ……

最初の変換が「最恐」だったけどあながち間違ってない。

 

異世界の記憶をもつ宿の主、アレクことアレキサンダー。

彼は「セーブポイント」を作る特殊能力を持っていて。彼が作り出したセーブポイントで『セーブする』と……死んでも、死なない。

壊れた武器などはそのままだが、経験などは持ったままセーブポイントで復活する。

 

そんな彼は新人冒険者を支援する目的を持っていて、修行をつけたりもするんですが……

これがまたひどいもので。

なろうで最初に読んだときは、酷すぎて一周廻って笑えました。

「セーブポイント」があるものだから、アレクが課す修行は死亡前提で。

死にもの狂いでやれば大抵のことはなんとかなる、という考えの下それを相手にも求めるからもう大変。

死んでも蘇るから、準備体操として崖から飛び降りて自殺してみる、とか言い出しますからね。

 

修行を受けに来るお客にはそれぞれの事情があり、だからこそ彼女たちは必死に修行に取り組んでいくんですが……

心を折りに行くのに躊躇が無いというか。ナチュラルで会話が通じていないというか。

原作の方では「人の形をしたモンスター」とかそんな感じで表現されたこともあったはず。

「店主が何を言ってるのかわからない」から味わい深いというか、後書きにもありましたがブラックジョーク的というか。

さらっと読んだのであれですがあまり加筆とかはされてない感じですかねぇ。そこはちょっと残念。イラストがいい感じだったので買って後悔はしてませんが。

次が出たら買います。


ファイヤーガール1 「虚惑星の魔法使い」 下巻

 ico_grade6_3

「誰だって弱さを持ってる。うちらだって完璧じゃない。お互いに支え合ってなんとかやってる。そんな弱さを認めて受け入れてあげなかったら、いつか一人になっちゃうよ」

 

魔法使い見習いとして探検部に参加する事になったほむら。

虚惑星で探検部以外の人を見たかもしれない、とかなり重要でヤバい発見をした彼女ですが、とりあえずは無事に帰還して魔法の練習。

色々ややこしくてうまく進んでないですけどねー。

 

ほむらがようやく資料と向き合って、虚惑星の情報とかも明かされてきます。

探検部の活動は、相応の危険が伴うため、適性が問われたり生き残るための技術が求められたりと大変。

危険があるのに学生の部活になっているのは、その惑星に足を運ぶために求められる適性が一定の年齢以上になると失われてしまうため。

だから部活という体裁でバックアップできる状況を整えるのが一番手っ取り早いみたい。

 

そしてほむらにとっての二度目のミッション。

未踏地域の踏破。まだ多い地図の空白部分を埋めるための行動。

いざその任務につこうとキャンプへ転送されたら、そこは獣に荒らされたと思しき痕跡があって。

さらにほむらが目撃した少女に襲撃を受けるハプニングも。

 

その襲撃によって頼りになる部長が攫われてしまい、一年生コンビは……無謀にも後を追う事に。結果としては二次遭難することなく、目的地に辿り着けたんだから、運が良かったなぁ、と。

……その前に襲撃受けてる時点で運悪いとも言えそうですがね。

先輩を助け出すことには成功したものの、今度は東野とはぐれてしまって。

 

顧問の先生もさぞ頭が痛かったろう。

部員が行方不明ってのもアレだが、その原因として虚惑星に住まう人との接触があったというんだから。

そりゃ騒ぎにもなるだろうなぁ、という感じで。

何とか近隣の学校から救助を派遣してもらえて、東野を救い、魔女との縁も結ばれましたが……一歩間違えれば誰か死んだり、調査官続けられなくなってもおかしくない事態で。

ギリギリ着陸した感じがあって、スタートがコレで大丈夫かとちょっと不安になります。

 

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
 コメント歓迎。ただし悪質と判断したものは削除する場合があります。

メールアドレス
kimama.tyaka@ジーメール なにかご依頼等、特別連絡したい事柄はこちらにお願いします。
メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ