気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

電撃大王 2016年7月号 感想

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週刊少年ジャンプ No.26 感想

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ラストエンブリオ3 暴走、精霊列車!

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「――――此れよりッ!!! 第二十四回〝御門釈天ぶち殺す“裁判を開始する!!!

「ちょっと待って! それ裁判になってねえから!」

「クソうるせえ、被告は黙ってろッ!!!

 

太陽主権が絡んだ大規模ゲームが始まらんという時に……釈天はいったい何をしているのか。

焔たちも外界で苦労してたんだなぁ……とその一端が見えてちょっと目に涙が。

大体あの駄神のせいなんじゃないのか。

そして、十六夜や十二天が外で動き回っていましたが。まさか殿下に遊興屋まで外にいるとは。しかも、焔に接触してるし。怖いなぁ。

 

十六夜はプリトゥと一緒に前回外界で起きた『天の牡牛』絡みの調査に動いてますが……そこで、また厄介な相手と出会って。

プリトゥは十六夜の天敵と評していましたね。

しかしまぁ、『ラストエンブリオ』で十六夜今のところ良い所なしじゃないですかね。弟たちを助ける役回りぐらいしか成功していない。

 

前回の牛魔王や今回の廃滅者相手にも押されてますし。外界で存分に力振るえないとか相性の問題とか色々あるとは言ってもなぁ……

特に今回の廃滅者との問答で答えを返せなかったのは痛い。なんというかもっとスカッと活躍してほしいものですけど。

焔たちも金糸雀が拾ってきた特殊な才能を持つ子供、ではありますが。十六夜たちみたいに問題児ってほどじゃない。

 

確かに突飛なところがないとは言わないけど、割と常識人ですよね。十六夜に振り回されていたからかなぁ。

アルジュナやジンと接触して、苦労人な弟としてなんか意気投合してましたな……ジンはジンでやっぱり思惑あるみたいで。

彼がこのゲームで優勝させちゃいけないと思ってる勢力はどこだろうか。違う道選んだわけだし、ノーネームなのかなぁ、やっぱり。

 

キャラが増えて、状況がようやく動き出してきたかなぁってところで。伏線張りまくってる段階なんですよね。

これはこれで面白いんですけど……微妙に物足りない。いよいよ、次回あたりから本格的に動きそうです。

予告にはなんか色々盛り盛りで本当にそれ全部できるのかみたいな感じですけどねー。


近すぎる彼らの、十七歳の遠い関係

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「俺の方が、あいつとの付き合いは長いよ」

「……まあそうだな。でも、近いと見えないことってあるもんだぜ。そのへん、よく考えてみろよ」

 

母と二人で暮らす、サッカー部所属の学生、坂本健一。

仕事で家族が海外に行くという事で、一人残ることになった同い年の少女、和泉里奈と同居することになり。

一つ屋根の下、彼女と交流する中で、彼の心には何とも言えない悩みが生じているわけで。

 

学校が違うので、同居していることは少しの間は隠していられましたが。

生活圏が被っていることもあり、いつまでも秘匿できるわけもなく。

親しい女友達に見られて追及されたり。部活の試合を見学していった和泉を部活の友人が気にするそぶりを見せたり。

 

順当にイベントを消化していく中で、彼は自分が見えていなかったものを、正面から突きつけられるわけですが。

「そういうことだから」と、一方的に告げる幼馴染の少女、由梨子は健一よりもよっぽど男前ですね……

 

けど、健一からすればまだ自分の中の想いもはっきりと形になっていない状況で。内面がかなりグルグルしてるように思えますが。

あぁ、青春だなぁ、というか。

もどかしくて見てられない、とも思うのに目が離せない。

今後の展開が気になるので、ぜひとも続いてほしいものです。

和泉の心が何処かに向いているのか、とかも描いてほしい。

 

 

セブンスターズの印刻使い 3

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「意味なんてない。ただ俺はお前に言うだけだ。それでも俺は、お前を助けてやれるんだと。――お前がそれを求めてくれれば、俺はそれにこたえられるんだと」

(略)

「俺がお前を騙してやる。だからピトス、お前は、安心して俺に騙されろ」

 

タラス迷宮編、決着巻。

書籍化に当たって「火星」さんがちょっかいかけてくるシーンが追加されていたり、中々楽しかったです。

アスタがピトスと決闘する場面とか、結構好きなんですよね。

戦いに入るまでの前口上とか。あれを見ると魔術師が格好つけというのがよくわかる。

 

迷宮の奥には、アスタの師匠。時間の魔法使いがいて。

メロが先行して、彼と対峙していましたが。天災と呼ばれる彼女であっても、遊び相手にすらならないレベル。

この世界において魔術師の位階は、如何に多くの魔術を上手く使えるかで決まるので、位階高いからって必ずしも強いわけじゃないんですが。

 

流石に魔法使いは別格ですな。しかし、本人居ないところでアスタはかなりボロクソに言われております。

仮にも主人公なのに……そろそろ「趣味:吐血」とかになりそうな主人公ですけど。

なにしろWEB版で描かれた過去のエピソードで、呪われる前から骨折したり吐血したりしてるのが明らかになったからな……哀れな。

 

そして最後に、今後重要な位置にたつ少女がアスタを訪れて。

魔競祭も近づいてますし、今後の展開が楽しみですねー。書籍版の加筆もいい感じですし、このまま続いていってほしい所。



電撃4コマVol.240 (CLUBゲーム倶楽部) 感想

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うちの娘の為ならば俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。3

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「ラティナが……っ、とうとう……っ、反抗期に……っ!」

 

ある意味安定の、酷いコメントであった。

 

デイルの故郷までの旅を終え、クロイツへ帰ってきた二人。

お土産を配り歩く中で、帰路の様子が描かれます。

行きの滞在で仲良くなったマーヤは、やはりかなり大変だったようで。

獣人族の彼女は、ティスロウでラティナが村の犬やら幻獣すら手懐けたことを、雰囲気で察して。

要するに慕う相手に自分以外の匂いが付いてるのが気に食わない、とラティナにくっついていて。この辺は動物の縄張り争いみたいなものかなぁ。

 

魔力が強いとその性質が強く表に出るので、髪や眸に特徴が出る、って話がでて。

それが表に出ているキャラクターとして、『薔薇姫』なんかも出てきましたね。

元々デイルの友人の知人でもあって、情報は知っていたようですが。

その後、交流する展開になってくるからなぁ。彼女が巻き込まれた災難は、まだ解決したとも言えないですし、なんか嫌な予感するなぁ。

 

ケニスとリタの子どもも無事に生まれて。

ラティナも順調に成長しています。デイルの仕事仲間であるヘルミナにからかわれたり、彼女を苦手に思っている姿もかわいらしいものでしたが。

ラティナ、ちゃんと成長してるんですよねぇ。親バカなデイルに彼女の言葉が届くのはいつになるやら。

 


微熱空間1

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「私たち 今姉弟っぽいかなぁ」

「どうだろうなー…」

 

親の再婚によって、同い年の姉弟となった二人の話。

お互い「弟ができる」「姉が出来る」と聞いていたため、印象の違いに困惑したり。

そもそも、同年代の異性と上手く交流できず。

進んだと思ったら、同じだけ戻ってしまったり。

 

いやぁ、いい感じにもどかしいですなぁ。

下手に年齢が近すぎるから、距離感を上手く計れてない。

一方で、長い間一人でいた親が再婚すること自体は、めでたいと思っているもんだから難しいよなぁ。

 

今のところは、亜麻音の方がしっかり家族であろうとしてる感じ。

……というか男子に対しての警戒心が、実は薄いというか。親友も不安になるだろうなぁ……

逆に直耶の方は、家族とか姉としてではなく、異性として見て心乱れている様子がありありで。

コレが恋へ発展していくのだとしたら、自覚するのは直耶のが早そうですが。

亜麻音がその時どういう反応をするのかが今から楽しみではあります。

 


高度に発達した魔法は神の奇蹟と区別がつかない

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「兄さんは、がんばってるよ。わたしは、知ってる。アレミアさんも、ケーネさんも、みんなが知ってるから。だから、元気出して」

 

かつていくつもの種族が滅びるほどの大戦が起きた世界。

ある一人の英雄の尽力によって、迫害されていた魔族も市民権を得て、平和な世界を実現し順調な技術発展を遂げていた。

主人公たちが通う魔道学院もその一つ。千年の時間をかけて、大戦のころより発展した技術を学べる、学府。

 

その女子寮が……なぜか千年前の大戦の渦中へ転移してしまって。おまけに、状況把握もろくに出来ていない転移直後に攻撃してきたのは、後に大戦の英雄となる人物で。

そうしなければ死んでいた……とはいえ返り討ちにしてしまって、今からタイムパラドックスが怖い。

主人公は重度のシスコンで、妹の様子を心配して女子寮に忍び込んでいたため、転移騒動に巻き込まれた男子。

唯一かと思いきや、別口で忍び込んでいた男子がもう一人いて。どちらも重要な役回りを果たしていくことになるんですが。

 

救国の英雄を倒したことを転機に、既に色々と歴史とは異なる展開になってます。

滅びるはずだった都市が生き延び、そこと交流することになり。なかなか強かな女性と知り合ったりと、イベントも順調に展開。

この転移事件を起こしただろう、黒幕たちの影も描かれていましたし。これからどうなっていくのかが気になる作品です。

他レーベルでのシリーズが打ち切りっぽかったので続いてほしいところですが、どうなるかなぁ。

 



その無限の先へ4

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「違うだろ。なんであんたが諦めるんだよっ!! 後輩が追い抜ていくのを笑ってみてるんじゃねーよ。先輩なら先輩らしく、先に行って待ってろよ!!」

その言葉は、先に進むと決めてなおどこかで諦めていた心の深い場所に、痛烈に響いた。

「俺達はすぐに追いつく。追いついてやる。〝あいつ“に辿り着いてやる」

 

WEB版でも気に入っていて何度も読み返している、新人戦が描かれています。

書籍化の改稿によって、いくつかシーンが加わってますね。

 

ダンジョン篭もりでの修行により、グワルから手ほどきを受けて。

新人としての成長で見れば100点以上だが、アーシャに勝てるかって意味では1点以下というような評価されてましたが。

挿絵でのサージェスのインパクトが全体的にひどい。ヒュージ・リザード戦では普通にできる人みたいな感じだったのに、新人戦でのアレは……ひどい(褒めてる)。

そりゃアーシャさんも固まるよ。むしろ初見で固まらない人いるのかよ……

 

綱が治療室に転送された後、「謎ギフト」に絡みそうな過去を回想していますが……彼の死因、失われている死ぬ数年前の記憶。

追加されていた「あいつに辿り着く」という言葉。未だ本編でも明らかになっていない、黒幕について伏線張られてる感じですねぇ。種明かしが今から楽しみです。

 

オマケに、短編と描き下ろしの中編も。短編はトマトさんが遠征してオリ主さんに会うアレなので良いですが。

描き下ろしのストーリーはダンジョンマスターとその仲間たちのエピソードで、かなり興味深いものでした。

 

いや、ダンジョンマスターたちの印象変わるな。

ダンマスが限界だって言うのは、ユキと逢った時から言われていましたけど、ダンマスの仲間も、同じ時間を過ごしているだけあってかなり歪んできてる様子です。

水の巫女。迷宮都市の領主。ダンマスの妻。多くの肩書を持ち、WEB版でもほぼ描写がない那由多についても触れられていて。

 

ダンマス以上にヤバい状態だとは。彼女が動き出したのって、やっぱり自分と同じことをした存在について知ったからかなぁ。

アーシャさんたちの両親って元ダンマスのパーティーなんですねぇ。夫の方は今も参加しているようですけど。

他にもダンマスの奥さんの名前とか、経歴なんかも触れられていたりして。

綱の出身地の事情についても、裏側暴露されてましたね。綱が去った後に崩壊したのか、現存してないなんて情報もしれっと描写されてました。

色々と新発見が多い読み応えのあるサイドストーリーだったと思います。

 

後、コレを読んで分かる新人戦のひどさ。

WEB最新話でされている無茶ぶりが難易度7なのに、新人戦難易度10だったのかよ……ダンマスが流星衝使うように誘導していたこともあったし、無理ゲーだったのは間違いないようで。

 

可能性が0ではないってだけで、奇跡の連発が前提という、ほぼ達成不可だろそれという課題。まぁ、綱達はダンマスの想定以上に食らいついて、影響を広げたようですが。

最初にハードル上げておけば、覚悟もしやすいという思惑もあったようではありますが。

これがバレたら綱達に殴られそう……いや、まったく聞かないですけど。どうか、綱達には見事駆けあがってダンマスどつけるぐらいに成長してほしいものです。

その無限の先へ (4) (MFブックス)
二ツ樹五輪
KADOKAWA/メディアファクトリー
2016-05-25
 
プロフィール

ちゃか

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