気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

異修羅Ⅲ 絶息無声禍

ico_grade6_4

「くだらなくなんてない」

「……そうかよ」

「…………ハルゲントとの勝負なんだ……」

 

ついに、六合上覧が開始する第三巻。

関東に用語解説とか、黄都二十九官の名前一覧とか乗っていて楽しかった。

こういう設定部分が見れるのは個人的に好きなんですよね。

まぁ、私の嗜好を抜きにしても、修羅を擁立している面々の情報が整理されてるのは良いことだと思います。いくつか空席あるんですねー。

                                                                                                      

サイアノプみたいに、離れた地域で産声を上げた修羅なんかも居ますけど。

黄都からも警戒されている、最大の傭兵ギルドが作った国家、オカフ自由都市。

本物の魔王。そして魔王軍が居た場所に続く、最後の地。

前半は、この二か所の描写が多かったですねぇ。特に最後の地周りでは、過去編として本物の魔王に挑んだ「最初の一行」の描写もあり、本物の魔王の名前なんかも明らかになっていて情報量が多い。

 

名を広く知られた修羅達であろうとも震える、本物の魔王の在り方はただただ恐ろしかった。己の在り方を貫く、修羅達の様子を3巻まで読んでいたからこそ、怖さが増すんですよね……。

魔王の正体が明らかになっても。本当に、だれがこんな魔王を倒せたんだ、という謎が出てくる。物語の構成が巧みで、読んでいて引き込まれる。

 

今回当登場した修羅だと、黒き音色のカヅキが好きですねー。

「英雄として、世界への責任を果たさないとね」という客人の少女。

オカフ自由都市に対抗するため、黄都が派遣した銃使い。実際に腕利きを何人も仕留めてて、活躍っぷりが見事。彼女の名を冠した章の、終盤で出てくる修羅紹介文の演出含めて好き。

 

これまで裏で動いていた灰色髪の少年なんかも出て来てましたが。

自らは戦闘力がないものの、誰もが無視できない状況を整えるのが上手い、彼なりの戦い方があるのは結構好みですねー。修羅にも多様性の時代……

 

アルスを擁立したヒドウのポリシーも分かるし、名誉に執着するハルゲントのこだわりも嫌いじゃないんだよなぁ。

冬のルクノカという伝説を引っ張り出してきて、アルスと戦う舞台を整えて。それでも、彼は。ただアルスの輝きを信じ続けていた。


アルスはアルスで、冬のルクノカを通じてハルゲントの存在を見ていますし、なんなんだこの二人は……いや、好きですけどね、こういう関係。

ハルゲントは全くもって不器用で、時代遅れの官僚とされているのも無理はない感じですが。最後のあの慟哭は、中々刺さる。嫌いな人はヒドウみたいにとことん嫌いそうですが。
これだけ迫力ある戦いやって、まだ第二試合までしか終わってないとかどうなってるんでしょうね……

幼女戦記19

ico_grade6_3h

「後世の歴史家は 口を揃えて諳んじるだろう」

「今この時こそが――」

「帝国軍の進撃が 最も栄光に満ち溢れた瞬間であったと」

 

共和国相手に大打撃を与えた帝国。

どこもかしこも戦勝によるお祝いムード一色で……

実際、共和国首都へのトドメとなる作戦行動においても、目立った妨害行動はなし。

これは勝った、と。戦後の交渉準備を始めているのも、納得は出来る。

 

しかし、火種は未だにくすぶっている状態で。

共和国が抵抗を示さなかったのは、残った戦力を逃がし反攻の機会を掴むためでしたし。

アルビオン連合王国では情報部の失態や、先だってターニャ達と交戦した大佐が情報を持ち帰ってましたし。合衆国の参戦まで匂わされて……

 

かつての世界の知識でもって、ターニャだけが共和国の作戦に気が付きましたが……

これまで積み重ねてきていたディスコミュニケーションの発露、とでも言いましょうか。

本部と現場とで、意思疎通がうまくいかなかった結果、最良の結末は遠ざかってしまった。

もう最後、「この先の歴史は 地獄の晩餐の鍋を覗く 勇気を持つ者のみに目撃してもらいたい」と〆られているのが不穏でならない。



友達の妹が俺にだけウザい5

ico_grade6_3

「今はとにかく、俺のできることをしないとな」

 

彩羽との絡みもいつも通りありますが、今回は真白メインの話が多かったですね。真白の方が好きなのでこういう巻があるのは嬉しい。

 

彩羽のウザ絡みにも可愛いが含まれていると知った明照。

良さを知ったからには独占するのではなく、共有したいと思うのが彼らしい。

クラスに友人を作らせようと画策を始めますが……

真白との偽装恋人関係が上手くいっていないのではないか、と月ノ森社長から追及されて。

 

監視の目を強めると言ってきた相手に対して、しっかりアピールするべく夏祭りでの偽装デートを計画。

当初は、彩羽と行こうかなんて話が合ったのを自分の都合でご破算にすることになってしまい、ちゃんと謝って筋通してるのは偉い。初手土下座の勢いには笑ったけど。

 

真白主導で計画が立案されていましたが……創作者の熱量が暴走して、なんか240Pくらいのデートプランを考えて来て。いやまぁ、実質はペラ2枚でまとまる量で残りは小説らしいですけど。どうしてそうなった。

まぁ、割とぽんこつな部分もある彼女の計画なので、抜けてる部分もまぁありましたし。

屋台の金魚すくいなどで躍起になってる場面もありましたが。概ね二人とも楽しんでいて何より。

 

ただ、子どもたちが青春してるのを、見物している大人組がなぁ。

仕事は出来るんだろうけど、お互いに毒親認定してたり、子どもたちへ茶々入れて来たりと見てると貴方達は……みたいな気分になる。

今回のデートみたいに、大人達の追及があってこそ発生するイベントもあるので善し悪しではありますけどねー。

 

真白とのデート、そして明照のある発言を聞いてしまった彩羽が悩みを得てましたが。これは答えが難しいというか。

先輩の事は好きで、真白のことも好きで。どうすればいいんだ、という状況。ここまで来るともう誰かは傷付くことになるとは思いますが、どう決着するのかは気になるところ。

友達の妹が俺にだけウザい5 (GA文庫)
三河 ごーすと
SBクリエイティブ
2020-08-06

ダーウィンズゲーム21

 ico_grade6_3h

「おかえりなさいカナメさん」

「ただいま」

 

ついにシブヤに帰還したカナメ。

とはいえ、あまりにも荒れ果てて別世界のような有様で……人の気配もない。

こちらに連れて来たGMも、「ここは間違いなくカナメの居た世界であること」や「大声を出すと危険だ」みたいな最低限の情報だけ与えた後に姿を消して。

いやぁ、わざわざ連れて来ておいて説明もせず放り出すとか、一体何がしたいんでしょうね本当。

 

アンテナが破壊されたのか、スマホも圏外で連絡が取れず。

レーベンズのアジトに足を運んでいましたが、ハンティングクエストでの爪痕は大きく放棄されていて。

別の世界に残して来たシュカ達の安否の方が確か、というのは中々に皮肉でしたけど。

荒廃っぷりを見て、仲間が奪われたかもしれないという心配をして。

なんとか連絡がついた時に彼が流した涙は、珍しく年相応に見えましたね……

 

晴れてレーベンズの仲間たちとの合流も出来てましたが。

ククリの世界と行われた前回の争い。あちらが「200年ぶりの雪辱」と言っていた辺りから、怪しくはありましたが。

時間の流れ方が違って、カナメたちが離れている間に5年も過ぎているというのは容赦がなくて、震えた。

 

スイが成長していて可愛さましていましたけど、素直に喜べないなぁ……レインがあまり変わってないのに成人してるとか脳がバグりそう。

此れを見ると、イノリやギョクト達みたいにククリの世界に残る決断をした面々は英断だったように思える。Dゲームから足抜けするって意味では、満点ではないか。

 

GM側も抵抗してないわけじゃなさそうですが、ジリ貧なのは意外。

シゲオも今や立派なGM側の兵隊になってるようで……不安定さにも磨きかかってませんか。これ絶対あとで問題起こすタイプの奴じゃん。

シゲオに比べるとオボロがまだ話し通じそうに思えるから不思議だな……

ここまで追い込まれて尚、GMが目指している『ダーウィンズゲーム』のクリアとは一体なんなのか。
メッセンジャーも来たことですし、ボチボチ明かされると嬉しいですけど。どうなるやら。


新約とある魔術の禁書目録10

ico_grade6_4
「……何だ、ちゃんと分かってんじゃん」

 

魔神オティヌスを止める。その為に行動していたはずだった。

けれど、上条当麻はあの繰り返しを経験してしまった。オティヌスを理解してしまった。

そうなれば、彼がオティヌスを見放せるはずはなく。彼女を救うための行動を開始する事に。

とりあえずの方針は決めたものの、詳細はなにも決まってなくて、オティヌス頼りという抜けてる辺りが彼らしいというか。助けてオティえもん……

 

魔神オティヌスは、強大さ故に見逃されることはない。

ならば、その力を削いでしまえば良い。かつて彼女が捧げた右目を取り戻せば、魔神としての力は振るえなくなる。

……そもそも『妖精化』を喰らって死にかけで、魔神の力全くと言っていいくらいつかえないんですけどね。オティヌスにはタイムリミットがある。

世界が何度も滅び、ここへ帰って来たというのを信じてもらい、目を取り戻しに行くのには時間が足りない。だから、最優先目標の為に、デンマークへと飛んで。

 

そこから始まる、オティヌスとそれに与する上条当麻を撃滅せんとする、魔術と科学の尖兵たち。

ここまでやるか、と思わず唸るくらいのボスラッシュ。いやぁ、あれだけの面々敵に回したら普通片手の指じゃ足りないくらい死にませんかね。

身体を酷使しながらも、少しずつ前進している辺りは、凄まじいというほかない。

 

各勢力の思惑が噛み合ったり、知己がいたりでどうにかこうにか進んでる感じではありましたけど。

「まーた同じくだりを繰り返すのかよ?」のシーンは振るえました。……恐怖で。

当麻、説得するために言葉を尽くすことも出来るのに、身内相手だと失言しまくるよな……それだけ受け入れているというか、気が弛んでるんだろうな。

 

駆け抜けたその姿は、まさしくヒーローでした。

そのまま終わってもおかしくなかったというのに、終章でアレイスター・クロウリーがこの件に関して沈黙していた理由。

裏で動いていた事情が明かされましたが……なんであからさまな地雷を引っ張り出してるの。やめようよ……



新約とある魔術の禁書目録9

ico_grade6_4

「で、今さら何を埋め込まれた」

「きっと、お前の知らないものを」

 

上条当麻は、間に合わなかった。

オティヌスは完成し、「世界を滅ぼすか」と気軽に滅ぼせるほどの力を得た。

世界そのものが消えた虚無の世界。

当麻はその右手の特殊性故に、滅びた世界には含まれず、たった一人で魔神オティヌスと対峙する事に。

 

魔神相手に上条当麻が真っ向から戦って勝てる道理はなく。

それでも。自分一人しかいないのならば、元の世界を取り戻すために足掻こうとするのが上条当麻で。

オティヌスは神の力を使い、当麻の心を折りにかかる。

吹けば飛ぶような相手に対して、己が潰すのではなく、相手に潰れてもらおうとする辺りは神様っぽいというか。

 

その為に用意された舞台が、本当に容赦なくて笑っちゃった。いや、笑い事じゃないんですけど。

多くの事件に関わり、その右腕で人を救ったり、野望をくじいたりしてきた。

上条当麻は、ヒーロだった。

 

では、その彼がいたからこそ多くの事件は起きたのだ、と見方を変えてみたら?

そんな世界を再現して、当麻を放り込んで。これまで守ってきた人々、縁のある人々から迫害を受ける様子は結構堪えた。

「上条当麻」によく似た誰かが、彼の場所に入り込んだ世界があったら? エトセトラエトセトラ。

 

数多の世界を再現し、上条当麻を折ろうとした。

それでも止まらなかった彼の足取りを凍らせたのが、幸福だって言うのは皮肉と言うか。

正攻法ではありますけどね。絶望に抗い続けてきた彼だからこそ、あの世界は眩しく見えた事でしょう。

溜まりに溜まった鬱憤を吐き出す、あの見開きは、ヒーローなんかじゃない上条当麻自身の叫びであった。いやぁ、演出が上手い。その直前のイラストもいい感じでしたし。



あの日、神様に願ったことはⅢ beginning of journey under the bright blue sky

ico_grade6_3h

「酸いも甘いも、苦いも辛いも。悲しいも。経験のぜーんぶを大切な何かに変えられるのが、お前たち若者の“特権”だよ。遠回りしても、無駄なことに燃えても、帰ってきたときには持ってなかったものをその手にちゃあんと掴んでるものさ」

 

久しぶりのあのネ! 待望の夏編。

今回のヒロイン枠は、新聞部の名物コンビAzrueの片割れ、高峰瑠璃。

2巻で縁を深めた小金井を加えたトリオに変化して、名義もTwilightに変更となったようですけど。

あらすじで「高峰瑠璃になる前」と書かれてるので言ってしまうと、彼女は幼少期に親に捨てられ、親の親友であった相手に引き取られたようです。

 

親同士では話が済んでいて。責任を放棄する相手とは縁を切ることになったようですが。

子どもだった彼女には、呑み込めなかった事もあって。引き取られてから10年以上、彼女の中には答えが出せない問題が残り続けていた。

82日の誕生日に、義父とは毎年約束をしているけれど、それが守られた試しはなく。

夏休みに入っていたこともあり、彼女は家出を決意した。

それとばったり鉢合わせている辺り、叶羽も色々と持ってるよなぁ……まぁ、星冠紋が関わって居る以上、必然ともいえますが。

 

ちょうど叶羽自身も、父親との関係を見直そうとしていて、踏み出せないでいたタイミングだったというのも大きいんじゃないでしょうか。

家出を止めず、自分も手早く荷物を纏めて彼女についていくことに。

祖父に根回しを頼んだり、碧からの連絡に答えたり。ちゃんと連絡をとって、騒ぎが大きくなりすぎないようにしてるのは良いですが。

 

まぁ、割と無茶をしてるなぁと思わなくはない。でも、二人には今時間が必要で、結果としては良い方向に作用してましたから、一件落着と言うか。

電話をした時に、叶羽の祖父が言っていた、「そんなもんさ。だから、その後輩の女の子の為だけじゃなくて、きっとお前の為の旅にもなるよ」という台詞が格好良くて好き。

 

今回は大人組も、概ねしっかり保護者してて良かったですねぇ。概ねとか言ってるのは一人責任を投げた役者がいたからですね……。

あと、高峰父がある一日だけ続けていた不器用な気遣いとかは、もう少しうまい事できなかったのかと思わなくはない。それで不信感抱かれているんだからなぁ。

かつての問いかけに対して真摯であろうと、答えを瑠璃に委ねたみたいに、打ち明けてしまっても良かったんじゃないだろうか。絶縁したことになってるから、はっきりとは言えなかった部分もあるんだとは思いますけど。

 

巻末には、叶羽の姉と白い神様がかつて何を行ったかが描かれる「プロローグ」が収録されていましたが。

売上的な問題で続きは難しいようです。ひとまず第一部完、となっているようですが。

碧のエピソード読みたかったなぁ……想定だとその前に黒乃のエピソードが入る予定だったとかで、道のりは遠い。

先生としては熱意はあるし、たくさんの応援があればあるいは……みたいな状況のようで。割と好きなシリーズだったので、シーズン2はいつかみたい。


新約とある魔術の禁書目録8

ico_grade6_3h

「頼む。あいつら『二人』を助けるために、お前達の力を俺に貸してくれ」

(略)

「「任せて」」

 

積読消化。

魔神オティヌスの最終目標、彼女の力を完全なものとする『グングニル』。

グレムリンの起こして来た事件は、全てこの槍のためであり……

彼女が「魔神」であるために、成功と失敗の確率はつり合い、対抗勢力はその喉元に必ず迫る。

トールに変装し内部に潜り込んだオッレルス以外にも、各国首脳陣がグレムリンを潰すべく行動を開始。

 

そして、決定的なカウンターに成り得る「右腕」を持った上条当麻が放っておかれるはずもなく。

レッサーとレイヴィニアが接触して、彼を戦場に叩き込もうとするわけですが。

登場方法と言うか、潜入方法が力技過ぎていっそ見事と言いたくなる。えぇ、もうちょっとこう、真っ当な手段なかったの……?

敵の拠点を割り出すまでの猶予時間に、なぜか水着を見に行ったりしてる辺りは当麻クオリティというか。

シリアスになるところだと思っていたのに全力でコメディやってて、腹筋に来た。

 

各国のトップが手を組んだ中で、学園都市が沈黙してるのは不穏だよなぁ。

そしてグレムリンの拠点を掴んだと思ったら、敵もしっかり対策をしていて、良いバランスになってました。

突然、渦中に放り込まれた一般市民の皆様方は本当にご愁傷様ですって感じではありますけど。

 

どれだけ言っても止まらないと理解して、インデックスが今回は当麻にくっ付いて来たり。

街中で見かけて事情聴取に来た御坂美琴までセットになって……

イラストにもなっていましたけど、当麻が彼女達に助力を求めるシーンは、かなり熱かったですね。

立ちはだかった敵を超え、なんとかオティヌスの下に辿り着いたと思ったらアレなんだから、容赦がないというか。リアルで追ってたら悲鳴を上げていたかもしれない……



EDGEシリーズ 神々のいない星で 僕と先輩のウハウハザブーン 下

ico_grade6_4

「――またいつか、共に同じ夢を見よう。今度は、現実に出来る夢を」


キャンプ場に到着して合宿編スタート。

明かせる範囲で事情を明かして線引きをしたり、トレーニングに勤しんだり。

純粋に楽しんでる感じがしてよいですねー。

90年代が舞台でありつつ、バランサーによって構成された環境と言うのがやっぱりシチュエーションとして強い。

 

当時は~ですが、○○年に新発見がありますとか普通に面白いですし。

神話関係なんかもあまり詳しくはないので、解説回が純粋に楽しい。情報量が多いので、飲み込むのに時間かかりますが。

知識神が二人いて、それぞれスタンスが異なって違った味わいになってるのも凄い。

 

思兼先輩が、神委から来たデメテルとアテナに対して、嘘を吐かずに騙して右往左往させているのは笑えました。

いやまぁ、知らない地域の電車とか迷いかねないのは分かる。下調べ大事。調べてなお迷う人はいますけどね。えぇ、そういう友人が学生時代にいまして……

 

閑話休題。

木戸先輩を交えてのテラフォーミング。水を創る方法論で、住良木が提案した方法が見事に穴をついているというか、ドッキリみたいな方法で笑った。

雷同達のイメージトレーニングにも付いていけてましたし、知識神の解説に対しても良い反応示す事があるので、住良木、わりと頭良いというか。発想力がある。

まぁ、その発想力を活かして、巨乳信仰をソッコで始めるので、えぇ。バランサーの猿呼ばわりも順当かな……みたいに思えてくるんですが。テンションの上下が激しい。

 

木戸先輩の真名と、住良木に対しての微妙な距離感についても事情が明らかになっていましたが。

距離を取ろうとする彼女の気持ちも分かるけど、それを良しとしなかった人類の行動はナイスでした。

他シリーズでもあった、連続した挿絵も良い感じでしたし。持っていた武装も痺れた。

テュポーンの持つ雷とか、えぇ。AHEADシリーズで見た事ある気がしますね……

そういう繋がりが見られるとやっぱり嬉しくなります。ウハウハですね。

歌姫島の支配人候補

ico_grade6_3

「俺は今でも頼りないですか?」                                                          

 

積読消化。

その美貌と才能をもって、多くの人を魅了する歌姫。

彼女達を管理するマネージャーとして奔走する、野崎忠哉はある日自分をトップ・ディーヴァにしろと訴える美少女と遭遇して。

その熱量に影響をうけて、自分を彼女の担当にしてくださいと名乗り出て。

 

採用試験を受けるためにレッスンの予定を入れて、不合格だった場合、費用は彼の給料から天引きと言う条件でしたが。それを受けた野崎もスカーレットも、中々に肝が太い。

スカーレットの真っ直ぐさに影響されて、自分も大きな目標を掲げる辺り、割と似た者同士なんでしょうね……

 

日本人ながら、わずか三年で異国の高級劇場で幹部になってる辺り、才能はそれなりにあるんだろうなぁ、という感じ。

客の顔とか言語とか道路とか。優れた記憶力に任せて、色々と詰め込んだ結果のようですけど。覚えるだけじゃなくてそれをしっかり活用してるんだから、やっぱりスペックそこそこ高いよなぁ……

人の顔覚えるの本当に苦手なので、そこは正直羨ましい。

 

最も、ここで務めるようになった原因は、誰かに麻薬の運び屋に仕立て上げられて、命が危うくなり逃げ出したから、な辺りとか。

中盤、うっかり重大な秘密を知ってしまった時とか、未熟な部分もありますけど。

あと覚悟を決めたら引かないので、危険に飛び込んでいくあたりもハラハラする。

 

各国のVIPとの交流を持つ、夜の蝶としての顔も持つ歌姫。

そんな彼女たちの悩みを解決しようと踏み込めば、闇が深い案件に触れるのはある意味必然なんだよな……

自分の仕事に誇りを持って、意地を貫き通した姿は中々の見ものでした。

あからさまに怪しい奴が、そのまま黒幕だったのは、まぁ分かりやすくて良かったかなぁ。


プロフィール

ちゃか

 新刊・既刊問わず、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。コメント歓迎。ただし、悪質と判断したものは削除する場合があります。当サイトはリンクフリーです。ご連絡等はコメントかメッセージよりお願いします。

メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ