気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に適当に読んだ本の感想などを上げていってます。 ラノベ中心になる予定ですが、コミックとかWEB小説とかTRPGのサプリメントとか、とりあえず自分が読んだものの感想を端から書き連ねていく感じですかね。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦

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「お前は、いったい何者なんだ」

「あなたは、いったい何者なの」

 

科学力を有する帝国と、魔女の国と呼ばれるネビュリス皇庁。

この二国は永い争いを続けていて。

前線で戦うメンバーの中には、その戦いを止めたいという希望を持っている者も居て。

帝国側の最高戦力、使徒聖にまで上り詰めたものの、捕えた魔女を逃がしたために降格処分を喰らった少年、イスカ。

魔女の純血種として戦線を押し返している氷禍の魔女アリス。

 

最初は戦場で出くわした二人ですが、その後、中立都市で何度か出くわし、素の表情を見ることに。

偶然で何度も遭遇して。オペラを見たり、レストランでばったり会ったり、同じ画家が好きだという事が発覚したり。

プライベートな部分で、どんどんと距離を縮めていきますが……それぞれの立場があり、対話した結果、共に歩むことは出来ないと判断。

 

決裂するか、という時により厄介な状況になって、協力し合う事に。

お互いの理由を譲れなかっただけで、思想としては分かり合えないわけではないんですよね、この二人。不器用なだけで。

国の上層部は、二人を上手い事利用する腹積もりのようですけど、果たしてどうなるやら。

緊急事態に協力できる関係を維持して、この世界を変えていっていくれれば痛快ですけど。



霊感少女は箱の中3

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「それでだ、もしおれがこう言うことで柳の不安がいくらか減るなら――――俺は今までお前を見てきた結論として、はっきり言おう。お前はできる」

 

まず、この巻を読み終えて最初につぶやいたのは「続き物だったか……!」でしたよね。

目次をよく見れば最後が「終章」じゃなくて「間章」になってる時点で明白ですが。

その辺りすっ飛ばして本編読みに行ってしまったので……

 

三年総代の荻童を通じて、ロザリオ・サークルに依頼が持ち込まれて。

どの学年も総代は食わせ者って感じですが、三年のコイツが一番厄ネタなのではないかなぁ。

ロクでもないことしかしない感じがします。

 

今回彼から持ち込まれた依頼は「被服準備倉庫」の幽霊に悩まされている女子生徒のものでしたが……

調べていくとその女子生徒を追い込んでいたのも荻童自身、という質の悪さ。

まぁ、彼女自身上手く周囲と交流できなくて、孤立しがちだったって言うのもあって、荻童に従ってますけど。

 

卑屈すぎて、何とも言い難いキャラです。妹の調が快活だって言うのも姉として思う所があったんでしょうけど。

調は、姉を荻童から離したいと思っているけど、多分姉の方はそれを望まないんだろうなぁ。

その辺りのすれ違いが、次巻での肝になりそうな感じです。交霊を行った結果、柳の方に霊障が発生しているので、その辺りも気になりますが……あー、続き、早く出ないかなぁ。



魔法使いの嫁9

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「私はここで あなたをぶっとばさないといけないんだ」

 

チセを蝕む呪い、それを正攻法で解くのは難しく。

エリアスは他の身体に呪いを移そうとしましたが……チセが抵抗して。

カルタフィルスの誘惑に乗り、逃走したわけですけれど。

そもそものトラブルの原因、竜を攫ったのがコイツだからな……

 

エリアス達の頭を冷やす意味でも、距離を取る必要はあったでしょうけど、目先の危険から逃げたら、さらに厄介な場所だった、という雰囲気。

お互いに呪いを抱えているチセとカルタフィルス。お互いの体の一部を移植し合う事で、二つの呪いによって均衡が保てるのではないか、とか中々に狂った発想ですが。

そこで足を止めない辺りチセも歪んだ部分あるよな……というか、彼女は自分を大事にしなさ過ぎるのが、問題だよなぁ。

 

そして、ここにきて明かされたチセの過去。

彼女の母と、父と弟の話。両親がそろっていた時は、まだ幸せだった。

チセの母もチセと同じような体質だったようで、色々と悪戯をしでかす輩が周囲をうろついて居て。父が守りを担当していたようですが、何故か彼女たちの前から姿を消して。

それ故に、チセは最後一人になってしまった、と。

 

カルタフィルスの過去も明らかになっていて、これもまた救いがない感じではありましたが。

チセが彼を止めてくれたのは、まぁ、良かったのかなぁ。

エリアスが、自分のやり方が間違っていたとやり方を見直してくれたり、魔女や、アリスやレンフレッドといったこれまでつながりのある面々が助力に来てくれた場面はシリーズものの醍醐味みたいな感じですねぇ。

 

最後事件がひと段落した後、師弟がそれぞれの思いをぶつけてる一コマ「だーかーら×2」が笑えた。

その前の出かける時のやり取りも中々愉快でしたけど。一先ず、騒動がひと段落して何よりです。

魔法使いの嫁 9 (BLADE COMICS)
ヤマザキコレ
マッグガーデン
2018-03-24


神域のカンピオーネス2 ラグナロクの狼

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「さらばだ、旅の仲間よ。ひとときの戦友にして、不倶戴天の宿敵であるはずの男とその供たちよ。願わくば、何処かで再会したときにも、友のままでいたいものよな!」

 

1巻の最後で、絶対あの人だ……とは思っていましたが。

案の定、ヴォパン侯爵が登場。いやもう、相変わらず好き勝手やってるな、この御仁。

しばらく死んでいた、ってのは多分魔王内戦時の時の事だと思いますが。肉体が滅び、魂が消滅寸前に行ってなお滅びず。

どうにか踏みとどまって、力を蓄え、転生したと。一部の権能を失ったとも言ってましたが。いや本当カンピオーネってどうやったら死ぬんだ、コレ。

転生までされたらお手上げじゃない?

 

飄々と生きている蓮がこれまでの神殺したちとはまた雰囲気が違って、見ていて楽しいですねぇ。

日々を楽しく生きているというか、何があっても動じないタフさがあると言いますか。

発生した特異点を解消した際使った出口は地中海のシチリア島とつながっていて。

蓮達は、つかの間のバカンスを満喫していますが。

梨於奈はあくまで日本に属する霊鳥の化身で、即座に帰国せよと日本のお偉いさんたちからの指示が出ている様子。

彼女はそうした上とのやり取りや柵をうざいと感じつつ、日本と深いつながりと持つがゆえに他所に所属を移すのもはばかられる、と。

 

ジュリオが中々愉快な提案をして蓮も乗り気なのにはちょっと笑いましたね。

これまでの同作者の主人公とは違う個性を持ってるなぁ、蓮。肉食系という意味では『クロニクル・レギオン』は相当でしたけど、征嗣ともまた違う感じの積極性というか。

しかし、彼の性格とステラの能力故ではあると思いますが、神々とも気安く交流しているあたりは大物ですねぇ。

 

神話世界で起きたトラブルを解消して、地上に迫っている災厄を未然に防ごうとしているわけですが。

……これが仮にドニとかがこの世界に来たら、神様連続斬りとか初めて、権能がとんでもないことになりそう。侯爵がそういう事しないかって言うと、全くそんなことないですけど。

今回だって、北欧神話の世界とつながって、フェンリル解放して暴れまわって、ラグナロクまでのカウントダウンを加速させたわけですし。

絶対また横やり入れてくるんだろうなぁ、と思うと。破滅予知の時計を管理しているジュリオの神経がもう少し細かったら絶対倒れてるぞ、コレ……。



週刊少年ジャンプ No.20 感想

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学戦都市アスタリスク13 群雄雲霞

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「純粋な夢を追ってこの場へ立つ相手には、相応の敬意を持って対するべきだよね」

 

色々な思惑が入り混じった状態で開幕した、個人戦のフェスタ、リンドブルス。

本来出場するつもりがなかった綾斗も、『処刑刀』の脅迫により出場せざるを得なくなり、実力派揃いの大会となっていましたが。

ここに至るまでキャラが増えてきたこともあって、中々のお祭り騒ぎですねぇ。

 

今回は予選という事で一戦一戦のボリュームは少なめでしたが、レスターVSイレーネみたいな綾斗達から少し離れたキャラの描写があったのは良かったかなぁ。

暗躍している連中は居るけれど、そうした裏事情を知らない生徒たちにとってやはりフェスタは重要なイベントなんだって言うのがよくわかる。

だからこそ、綾斗達には頑張ってほしい所ですけれど……どうしても後手に回ってしまってますので、どうなるかちょっと心配な部分はありますねぇ。

 

クローディアたちも情報を集め、マディアスが『処刑刀』だと気付いたり、綺凛が金枝篇同盟の下で動いているパーシヴァルと一戦交えたりしていました。

更には、そうした情報をやり取りしていた英士郎を引っ張り込んだりしていて、対策に励んではいますけど……

二連覇を達成しているオーフェリアの事情なんかも気になるところです。トーナメントだと因縁があるユリスが彼女と戦うには、途中で綾斗を撃破しないといけなくなる状況でしたし。

綾斗がユリスの事情を託されてオーフェリアと戦う流れになるのかなぁ……



ログ・ホライズン11 クラスティ、タイクーン・ロード

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「わたしは絡め取られたわけではなく骨休みをしていただけですし、彼は道に迷っていただけでしょうね」

 

かなり久しぶりの、ログ・ホライズン最新刊。

ゴタゴタしてて、刊行も止まってましたし、もうハラカズヒロさんのイラスト見られないかなーと思っていたので、続きが出てくれたのは嬉しい限り。

WEBの方の更新もゆっくり、けれど順調に進んでいって今はストックもある状態なので、刊行続いてくれるといいんですけど。

 

今回のエピソードは、行方知れずとなっていたクラスティが何をしていたのか。

そしてカナミ達の珍道中がどうやってクラスティと合流するに至ったのか、それが描かれていました。

記憶を失い、強力な呪いをかけられてもなお泰然としているクラスティは本当大物だなぁ、というか。

記憶に欠落があっても、思考を止めることなく手を打っている辺り油断ならない相手ですね。

 

というか、このサーバー移動のトラブルの際に「何か」を知って、「追憶の断裁」とか言う新技を会得してますし。

さすがは作者から「こんなヤツがアキバにいたらこの後襲い来る街の危険を全部ひとりで解決しちゃうだろう!」と中国サーバーに放り出されただけのことはある。

彼を敵に回した典災はご愁傷様です、というか。今は優位に立ってるかもしれませんけど、絶対手痛い反撃食らうだろ……手を出す相手を間違えたんじゃないかなぁ。

 

今回の話でポイントとなるのは古来種の立ち位置ですかね。

ゲームだった頃はPCたちの活躍を演出するためのNPCだった彼ら。大災害後の世界に在っては、彼らも必死に生きてアキバに、あるいは

いるのだ、というのが改めて描かれていました。

大地人とも違う、力を持った存在である彼らの揺らぎ。エリアスはカナミたち冒険者に輝きを見て、そして自身のあり方に悩み、揺れていましたが。

葉蓮仙女は典災に与し、色々と暗躍していたようですし。

 

エリアスの回想で色々と重要な情報が出てきていた、と言いますか。都市間転移装置が使用できなくなったのと、古来種の騎士団が姿を見せないのは同じ原因だったのか、というあたりが。

これをシロエが知れば、またぞろ頭を抱え込んだ後、上手い事活用してくれそうな気はするんですが、さてはて。

クラスティの因縁は解決されていない為、彼はこの地に残り、カナミ達は東征を続けるようです。カナミ達がヤマトサーバーに辿り着くのはいつになる事やら。

 



ヲタクに恋は難しい5

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「ちなみに今なるの新刊ってどんなカンジ?」

「まだネーム!!!」

 

カラーで二藤が同僚と交流していましたが。

途中まで必死に言葉を飲み込んでいたのに、最後ぽろっと本音がこぼれてしまったのが彼らしくて笑える。

 

夏祭りに浴衣で行ってるいつもの4人。

少しずつ変化が見られて、それを喜んでくれる相手が居るって言うのは幸せですね。

……その先輩、二人から「魔除け」扱いされてますけどね!

 

女子二人がコミケに向けた準備をしてるエピソードが笑えた。

写真が送られてきて、察する樺倉と成海の顔見て草はやしてる二藤よ……

「これでやっと本気だしてレイヤー沼にひきずり込めるわね」「許して」って言う女子二人の会話も笑えました。

日々楽しそうで、趣味を同じくする友人というのは貴重だなぁ、と思える話が多かったですねぇ。




魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?5

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「いいかオリアス。貴様には経緯を払っているが、人が人を救えるなんて考えは魔術師でなくとも傲慢だ。そいつがどうなれば救われるかなど、本人でもわからないんだからな」

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「そうと知りながら手を差し伸べることを諦められない者こそ、私は救いをもたらす者になれるのではないかと思っているよ」

 

着実に関係を深めているザガンとネフィ。

色々と不器用な二人は思いが通じ合っても、手探りで一歩一歩進んでいるような状況ですが、そこがまた見ていて微笑ましくていいですねぇ。

恋愛方面ではザガンの歩みはかなり緩やかですが……魔王としてはかなり堅実に実力を伸ばしてきているようで。

 

ビフロンスの起こした騒動でできた配下たちとの関係も良好なようですし。

ゴメリやキメリエスからもかなり信頼されているようです。

「王とは忠臣に褒美を与えるものだ」というザガンのあり方が、新参者の魔王ながら誇りが確かに感じられて清々しい。

なるほど。彼のこういう資質を、他の魔王との明確な違いを感じ取ったからこそ、ゴメリ達はザガンの配下になったのか、と納得できる情景でした。

そして関係が良好だったからこそ、ザガンは彼らに力を与え、それによってまたちょっかいを出してきたビフロンスに一泡吹かせられたんだから痛快でしたね。

途中、魔王三人がそろって会話から毒気抜かれた場面も中々笑えましたけど。

 

そして、ザガンの成長が描かれた一方で見逃せないのが今回表紙の二人。

シャスティルとネフテロス。聖騎士長と魔王の側近。

性格も立ち位置も全く違うような二人でしたが、今回この二人の交流が描かれて、仲良くなっていく流れが良かったですねぇ。

シャスティル、本当に職務中は優秀なんだなぁ。……途中誤解されるような言葉を使ったせいで、あらぬ恨みを買ってましたが、うん、多少ポンコツなぐらいが彼女らしいと思うよ……

 

しかしザガン一派が順調に勢力を拡大している一方で、ここの教会の保有戦力も順調に増加してますねぇ。

力を持ちすぎると、警戒されて、ビフロンス以外の魔王とか今回も少し触れられていた教会の暗部とかが本格的に手を出して来たりしないだろうか、ちょっと心配ですが。

この戦力で対抗できない相手ってのも早々いないでしょう。



精霊幻想記10 輪廻の勿忘草

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(前略)すごく無茶なお願いをしているんだってことは分かっている。もちろん私だって一緒に協力するけど、これが私のお願い。もし、もしそれができたら――」

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「私にとっての勇者はハルト君。できるお礼ならなんだってするよ」

 

WEBとは全く異なるルートを辿った、夜会編の決着。

夜会に至る前までも大分違う道程だったので、書籍版でどういう事になるかハラハラしていたのですが、リオが一人になってしまうような道を選ばずに済んで良かったと思います。

WEB版の方は、中々イラッと来る場面もあったので、本当に良かった。

 

リオが他の面々との交流を深めているのもそうですけど、貴久側の王女リリア―ナの行動もかなり勇者から距離が出来た対応になっていたと思います。

沙月と瑠衣は上手い事、自分の心と勇者としての立ち位置を踏まえて行動できているように思いますが……

弘明と貴久に関しては、順調に転がり落ちていきそうな予感しかしないなぁ。弘明は、うん、いい感じの噛ませムーブをしてると思いますけど。

 

今回、リオの事情を明かされたアキも心のバランスを欠いて病んだ感じになってますし、あの兄妹はヤバい……

それを想えば、あの二人に囲まれていた状態で雅人は良くもああ真っ直ぐに育ってくれたものだなぁ、と。

ハルトを慕い、兄貴が馬鹿だ、と指摘できる彼は、このまま順当に育てば一角の人物になれるのではないでしょうか。

このままこの世界で生きていくことになっても、剣士として名を馳せることが可能なのではないか、とか思います。

 

リオがあくまで「天川春人」ではない、という壁を崩さずにいたけれど。

これまでの彼を見てきた美春や紗月が諦めずに、近づいてくれたのには、本当ほっとしました。

アイシアが色々と動いていたのも、上手く作用した感じですねぇ。

しかし、貴久の暴走の結果がどうなるのかは、怖いですね。アキは兄の味方をするでしょうし。あそこまで思い詰めてるとなれば、リオの秘密を口外しない、という約束を守ってくれるかも怪しいし。

そうすると、精霊の民たちに悪影響があるんじゃないかなぁ、とか心配になってきますが。
公衆の面前で、リオが空を飛べるというのを披露したのも、結構な影響がありそうです。
少なくともガルアーク王国の国王はリオにさらに価値を見出すでしょう。
と、色々悩ましいのは確かですが、WEBのイラッと来た展開に比べれば、何とかなりそうな悩みですし。あの兄妹と和解できるかが一番の難題なんじゃないかな……

精霊幻想記 10.輪廻の勿忘草 (HJ文庫)
北山結莉
ホビージャパン
2018-03-30


プロフィール

ちゃか

 友人に「活字中毒っていうか読書中毒」と評される程度には本が好き。適当に感想を書いていく予定。リンクはフリーでコメントはご自由に。悪質と判断したものについては削除する場合があります。

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