ico_grade6_3
「いいとも、君の望みを叶えよう! インドラは君の為に持ってきたんだ!」


いや、さすがの設定量と説明のくどさ。
魔法科読んでて耐性で来てなかったら投げていたかもしれない。
丸々序章な感じで、今回はかなりパッとしないというか、メリハリが足りないというか。
一度落選したというのもむべなるかな。
ま、個人的には嫌いじゃないですよ。

中身は要素を抜き出すと、超能力と巨大ロボと宇宙。
ロボものはそんな詳しくないですけど、とりあえず宇宙に行く印象。
まぁあれだけの技術があって宇宙進出出来てないって言われる方が嘘くさいから仕方ないのだろうか。

資源争奪戦の果てに、無数の都市国家として分裂した世界。
ゲリラやテロによって、交通や通信インフラはダメージを受け政治機能は麻痺し、人々は要塞化した都市に閉じこもるように暮らしていた。
都市にしか人々は生きていないのかといえばそういう訳でもなく。
テロリストやゲリラとの疑いをもたれた人々などは排斥されて都市の外で細々と生きていた。
ま、そういう背景もあって都市の人と、外側の人とでは諍いがあったりと面倒な状況なようで。
これからどういう展開になっていくのかは気になるところですが。
後書きにもありますが、文章で巨大ロボものはなかなか難しいところもあるでしょうし、さて、どれだけ面白く描けるかっていうのが肝か。

ドウルマスターズ (1) (電撃文庫)
佐島勤
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2014-07-10