ico_grade6_3h
「私が目指した平和はみんなが笑顔でいられる平和よ」
「犠牲を必要悪と断じて友達を泣かせた事実に目をつぶる」
「そんな平和のために私は戦ってきたんじゃない」


わりと良作のコミカライズ。
今回は原作2巻の鈴乃の正体が勇者に発覚するところから、魔王様が勇者を助けに行くところまで。

どのキャラも生き生きしているので、楽しく読めるんですよね。
猿江さんが挨拶に来たときのちーちゃんのふくれっ面とか。
買い物終えていきいきしている鈴乃とか。
芦屋と鈴木さんの初対面のなんやかんやとか。
丁寧に描かれているから、安心して読めますね。

原作の最新刊で魔王に豆腐メンタルと評されていた勇者さんですが、このシーンでは格好良かった。
ちゃんと友人を護ろう、って自分の意思で行動している感じがしましたね。
しかし巻を追うごとに悩みが増えて、豆腐メンタルが露わになっていくわけですが。
原作の次の巻では、どうにか取り返していってほしいものですな。

巻末には、ニートこと漆原の生活模様が描かれている「ニート、労働に挑む」と色々考えてあたふたしているちーちゃんが可愛い「女子高生、デートに備える」が収録されています。
ちーちゃん、魔王さん好きすぎないか、と思いますが。
うん、そこが魅力というか、こんな女子高生がそこらにホイホイいても困りますけどね。
女子力高くてちゃんとヒロインしている感じがします。
魔王さんそろそろ結論出せばいいのに。