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「戦いってのは止めを刺したやつが偉いんじゃない。倒したのはあくまで結果であって、それに辿り着くまでの道が一人じゃなければそれは全員の勝利だよ」


小説家になろうの書籍化作品。
もっとも、主人公の年齢が下がったりなど改変が多いみたいですけど。
原作は書籍版読んでからあらすじを読んだだけでまだ本文読めてません。
時間が足りなくて。割と書籍版楽しめたので、WEB版もその内読みたいです。

書籍の方のあらすじを見ると、転生して~とありますけど、別に死んでないから召喚されてとか言ったほうがただいいんじゃないのかなぁ。
普通に暮らしていたら、足元に光が飛んできてそれを踏みつけてしまったら魔法陣が……という流れなので。
異世界に迷い込んでしまった、とかもうちょっと何とか言えなかったんだろうか。

どことも知れぬ場所に転移されて、ちょうど魔物と戦っていたおっさんと少女に助けられて。
いや、主人公も例によってチート持っているので手助けしたりしているわけですが。
一日一回、不可思議な力をもったカードをドローできて、それらをストックして、任意のタイミングで発動できる。
普通のファンタジー世界の中で一人だけカードゲームやってる変人がいますよー、という感じ。
ま、この気楽に読める感じがなろうだよなぁ、といいますか。

なろうの王道であるのは間違いないです。
それと分かっていれば大分読みやすい範疇かなぁ。
ただ帯には「美少女に好かれ」とか「パラダイス」とかあらすじに「激動の人生」とかあるのは煽りがすぎないかなぁ、という感じ。
嫌いではないので、刊行が続くようだったら、2巻も買います。
ただ最近はあまりストックたまっていないような作品の書籍化とかも出てきているので、そのへんがどうなのかなぁ、と思わなく和ないんですが。

ワールドオーダー (ヒーロー文庫)
河和 時久
主婦の友社
2014-12-27