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ケイト:〝……これは僕の戦いだっ、手をだすな!”
永斗:ケイト、だったな。そいつはもう友達じゃねえ。
ケイト;〝ちがうっ! 敵だが――友達だ!”


ダブルクロスThe 2nd Editionのリプレイ。
プレイヤーに田中天さんがいる時点で笑える。
この人に暗殺者をやらせたらアカン。主に腹筋的な意味で。
うっかり逮捕される伝説の暗殺者とか、一体どういうことなのかと。
決める時は格好いいけど、普段が普段だからなぁ……差し引きでマイナス?
あぁいうロールプレイは楽しそうですけど、ツッコミ役がいないと、色々と大変そう。
TRPGに手を出し始めたころに読んではいたんですが、記事は書いていなかったので再読ついでに。

面白かったですよ。
日常と非日常のバランスが絶妙で。これぞダブルクロスという感じです。
最新のリプレイとか読んでから見ると、このリプレイは、書き方が結構小説に近い印象を受けますね。
判定の結果を書くよりも演出の方に力入ってる感じが。 
かわたなさんの演じるケイトが本当に「主人公」っていう属性が付いてるようで、こういうロールプレイには憧れます。
P142あたりからの会話とか、よくもまぁスラスラでるものだと。
実際ダブルクロスのPC1らしさがあるんですよね。
シンドロームもキュマイラと肉体変異系だし、その力を疎んで戦いからは離れようとしているし。

そしてこのリプレイでは、色々と最新版でも生き残っている設定というかキャラクターとかも出てきているわけで。
PC4人は最新のサプリメントとかにも掲載されていますしね。
永斗の戯言で生まれたような、常に名前が変わる情報屋というのも、ネームレスと言う呼称で乗ってたと思いますし。
あぁ、ここが全滅支部長の起点なのかと思うとなんか生温かい目で見守りたくなる。