やっぱり心臓の鼓動は聞こえない
だけどこの子は泣いている この子は生きている
「・・・ミカ お前は魔女になれ」
「ワタシはお前のことを何も知らん お前がどこから来てどこに帰るのかさっぱりわからん」
「・・・でもお前がここに来たのはきっとなにか意味がある」
ミカの旅の始まる前。
心臓が止まった状態で「魔女」に発見されて。
彼女の保護の元、ミカは「魔女」として知識をつけていった。
魔女という仕事に誇りをもって中立であった彼女ジュリア。
最初に彼女と出会えたことは、幸福であったんじゃないだろうか。
その後、五百年を、長い旅路に費やしたとして、支えにはなったはずだと、思いたい。
リッカ、どうして料理は作れるのに、薬は爆発するんだろうか。
……でも、ミカの魔女としての知識を伝えて覚えていてくれるってのは彼にしかできない。
だから、頑張ってほしい所です。
リンゴ農家の収穫の手伝いをした、旅人たちの話。
一つの約束のために旅をつづける少女。
「終わらない旅をすることよりも」
「この約束をせずに生きたかもしれないことを思うとそちらの方がずっと恐ろしい」。
ミカは最後、どんな顔をして彼女の話を聞いていたんでしょう。
彼女は約束を果たしてましたが、ミカの約束が果たされるのはいつの日か。
竜の子のエピソードは、結構ほっこりしましたねー。
ああいう子もいるんですね。ルミエールしかこの世界の竜知らないしな……
そしてニナとロルがまた登場。
どことも知れぬ暗闇の中で話していますが。
ニナの叶ってしまった間違った願い、そしてミカの残っている願い。
一体、何の話をしているんでしょうかね。かなり気になります。