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「いえ、世の中には好きで嫌われる父親なんていないと思ってください」

元いた花街へ帰還した猫猫。
しかし、壬氏のお付きとして外廷に出仕することに。
結局場所が変わっただけでやっている事って変わってないんですよね。
気になった事があって色々ちょっかい出してみたり。
毒につられてフラフラしてたり。無茶ぶりされて解決してみたり。

今回一番笑えたのは、P113の挿絵でしょうか。
壬氏を他人に変装させるために猫猫が化粧している場面。
ちょっと悪戯心発揮して紅をさしてみたらそれはもう破壊力抜群だったとか。
……それみた猫猫たちの反応が面白いんですけどね。

羅漢の過去。
取り戻せない失敗をして、そこから反撃した男の話。
最初から欠落を抱えていて、ようやく埋められると思った時に失って。
猫猫への対応の仕方は、もうちょっと頑張りましょう、って感じですけど、あの過去知ると嫌いにくい。
最初登場したときには嫌なヤツだなぁ、と少し思ったものでしたが。

猫猫の出自とかについては明らかになってましたが。
外廷に来てますが、後宮の妃たちとの絡みも健在で。
いや皇帝喜んでいるならいいんだろうけど、猫猫、それは大丈夫なのか。
気になるところ多いですし、この絵師さんの絵好きなので、この調子で刊行進んでいってほしいものです。