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「ユイ たしかに今触れるこの手は男かもしれないけど」
「お前はお前だよ」
「俺は こうやって手を貸すことしか出来ないけど そばにいるから」

高校進学。
佑太と結依、そして和馬の三人は同じ高校に進んで。
もともとは佑太と友人だったのに、本編で佑太と和馬の絡みが少なく見えるのはなんだかなぁ。
オマケで部屋に遊びに行ったり、悩みを相談したりとかは描かれていたので、書かれていない処では遊んでいるんでしょうけど、どうせならストーリーでも描いてほしい。

和馬と結依が同じクラスになり、また佑太は一人きり。
……始業早々から喧嘩しないと気が済まないのか、彼は。
いや中学でも高校でも、決して自分から売ったわけではないけど。
首を突っ込んでいったのは確かなわけで。体が女子だってことをもうちょっと意識して、だね……

入れ替わりが長期化して、それをどうにかすることばかりを課題としてきた二人。
夢を聞かれて、迷ったりする場面もあります。
ここまで長期化してしまうと、どうしたって「戻れないんじゃないか」という不安があって。
戻れた時に備えて近くにいて、情報交換もしていますが。
いざ戻った時、二人は結局違和感を感じるんだろうなぁ、と。
ここまで性格が変わっていない二人ならあるいは、本来の身体で溶け込めてしまうんじゃないかと思いますが。
もうちょっと時間経過による、慣れがあってもいいんじゃないかなぁ、とは思います。

和馬が本当にいいヤツすぎて、もう……
一方で、結依がその思いを自覚してしまい、これまで通りにはいかなそうですけど。
また最後に、不穏な煽りが入ってましたしね……これどういうゴールに辿り着くんだろうか。先が読めない。