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――この本を読んだとき、あなたは『賢者』へと覚醒する。


賢者に覚醒するというか、一周廻って悟ってしまうという方が正しいというか。
相変わらず頭おかしいなぁ!(褒めてる)。
まぁ、あらすじですら「編集部の狂気を感じる短編集!」と書いているあたり公認です。

カフェのネタとか、前編イラストなんですが、何やっているのかと。
まぁ、雑誌掲載時はカラーイラストで、なおさら何をやってる感が強かったものですが。
一発目の『白い虚塔』のお医者さんになろうは、シュールというか、そんなサイトで来ているならもっと早くに取り締まられるべきだっただろうオマエラ……

破壊力抜群だったのは出落ちな『大オーク』でしょうか。
このタイトルで著:野崎まどっていう時点で笑うしかない。
コメント機能が付いている電子書籍『ワイワイ書籍』も笑えましたが。
ただ、これ本文読めなくてすごくウザったいですよね。

全部の作品にツッコミどころがあって、ツッコミが追い付かない。
というか、もう読んでいるとゲシュタルト崩壊的に、ツッコミを入れる自分の方がおかしいのだろうかとか思い始めてヤバい。
個人的には1巻の方が好みのネタ多かったんですが、相変わらずのハチャメチャ具合は笑えました。

独創短編シリーズ (2) 野崎まど劇場(笑) (電撃文庫)
野崎まど
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2015-02-10