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「さっきのぼくの言葉は正確ではなかった。いや、正確ではあるけれど、ぼくの考えの一部でしかなかった」
ジュリアンがふりむき、セシルの視線をとらえる。
「なによりも、ぼくはきみに、危険なことに自分から近づいてほしくないんだ」

セシルはセシルで秘密を抱えているという悩みがあって。
でジュリアンの方もその秘密を知っているという秘密を明かそうかどうしようかとそれぞれに思っている部分があるっていうのは中々。
しかしジュリアン。秘密を知っていて、悩む事情もある程度分かるからといって、セシルは「知っていることを知らない」だからともすると超おせっかいというか、心配性というか。
セシル的には男にこういう事を言う人なのか、と思われる可能性あるんじゃないだろうか。まぁ、友人としていい関係築いているから、問題ないようでしたけど。

今回は、都市伝説とか霊媒師とかを追っていく中で、ちょっときな臭い問題に繋がっているようで。
殺人床屋の都市伝説を記事にしようと行った先で説かれた謎。
ある家族の絆に関する謎は、セシルには結構来るものがあったんですね。
確かに凄くにぎやかな兄弟がいるからアレですけど、父も母もいないですからね。
片方「いないことになっている」人がいますけど、会えないことに変わりはないですし。

そして、もう一つの噂の霊媒師にまつわる事件。
今回のテーマは家族とか絆とかそういうものだったんですかねー、と思ったり。
霊媒師となれば当然イタコというか、亡くなった家族の霊を下ろして云々の話が出てくるわけで。

結局のところ、黒幕には逃げられちゃいましたし、どーなることやら。