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「人は見たいようにしか見ないもんだ 勝手にいわせとけばいい――」


空が好きな少女、光。
悪い噂が付きまとう少年、麻生。
流れ星を見に行った先の公園で少年と出会い、少女は彼に興味を持つように。
噂だけで判断せずに、踏み込んでいって、その姿をちゃんと認めてあげている姿勢が快い。

光が結構物怖じしないというか、タフだよなぁ。
噂されている相手にずけずけ踏み込んでいって、なんかなじんでしまう。
この辺は彼女の人徳というか、正確によるものかなー。

麻生は麻生で、良い奴だよなー。
自分が悪い噂立てられているのを知っていて、他の人が自分に巻き込まれて悪い評判立てられない様に、遠ざけて。その姿勢がまた悪い噂を呼んでいる、と。
この辺、噂ってのは怖いですよね。形ないから、壊しにくいし、下手に否定して回っても逆効果だし。
噂全てが悪いってわけじゃないですが、こうやって良い奴に悪評が立っている、っていうのは残念な類に入ると思いますがね。

「―――――そっちからきたらなにされても文句言えないぜ?」
「うん でもそばにいたいと思ったから ん~ 周りのことは言いたい奴には言わせとけってことで!」


その悪い噂にひかなかったのはいいなー。
なんとなく、心温まるものがあります。

噂には怯えないけど、実際なんか綺麗な人と行動しているところを見て、引いてしまうのも中々。
悪いことではない、けど。もやもやするっていう様子は青春しているなーって感じですが。
さて、最後にすこし動きがありましたねー。