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「なぜ立つか? 守りたいやつらがいるからに決まってるだろ!」
(略)
「仲間を守れない悔しさ。もう二度と味わいたくない……そうだよゼルブライト、たとえそれが、あんたには絶対理解できない理由だとしてもだ!」

天界に侵略した旅団、王立七十二階位特務騎士団。
その真意を測るべく、覇都へと赴くことにしたレンたち。
エリエスたちも、聖女を襲ったあの異質な精霊について調べるべく一緒に行動しています。
準備をしている時にエリエスがレンに語った精霊の姫について。
真天使という単語と、名前からしてS.I.R.E.Nに登場した彼女と関係ありそうですが。
この世界もつながっているんですね。細音ワールドは広大です。

しかしまぁ、踏み込んでみた覇都では、予想外の展開ばかりといいますか。
虚構精霊がここから来たというのがレンたちの知るところとなりましたが。
特務騎士団が抱えていた天使の法術すら無効化する技術の源泉、碑文の三賢者。
随分とまぁ、厄介な遺産を抱え込んでいるものですが。
アイツら、世間に火種巻くことしかしないんじゃないだろうか。
覇王本人についても、予想外といいますか。鍛錬もせずにあの強さは反則的でしょう。
剣聖とレンが接触したりと、イベントがあちこちに凝縮されていた感じがあります。

レンは、主要登場人物の中では弱い部類です。
けれど、三大姫に興味を持たれたり、高名な旅団のトップがそれぞれの理由から彼を意識したり、となんだかんだで自分の価値を少しずつ上げていっているようです。
今回は召喚によって、得た物もあるみたいですし、それがどう影響するのかも気になるところです。
一方で、独自の理論で行動している剣聖シオンの旅団。
彼らは女神に願って審問を使った移動とかをしたわけですが。その門を破壊できる何者かが暗躍してるようで。
厄介ごとの種が尽きない世界ですね、本当。