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「なぁに簡単な仕事だよ 単なるお届け物 君ら二人なら文字通り朝飯前だ」
(略)
「一体全体何をどうしたらこんな事になるんだ?」
「全くですよね!! こっちが聞きたいです」

表題マクロの決死圏が前後編。
そして、ザップとツェッドのとある一日が一話収録。
相変わらず、この街では毎日何か騒動が起きますなー。

レオの友人である、気弱で脆弱なリール。
異界の住人も様々ですなー。大概が強大だったので彼みたいな弱い種族もいるというのはちょっと驚き。
それにしたって、ボールキャッチしたら骨折するとか、それくしゃみしても骨折してしまうレベルの貧弱さなんじゃなかろうか。
……レオ以上によくも、この街で生きてこれてるなぁ、と感心してしまうんですが。

今回の騒動の種は、テロリスト病原菌。
小さくても巨大なものを脅かせる、という話ですが……
馬鹿なような、真面目な話。結果として、巨人が生まれてしまったわけだし、この街に常識ってものは……ないですよね、知ってた。
そんなものは毎秒更新されて破棄されるのがこの街でしょう。
よく人類死滅しないな……

個人的には、ザップとツェッドの話が好きですねー。
簡単な届け物を依頼された二人。
いつも通りザップが絡みツェッドが流して道を歩いているわけですが。
……この街でピタゴラ連鎖するとこうなるのかぁ。
武器屋に納品されるはずだった爆弾が盗まれ、たまたまその盗難犯と遭遇し、騒動が連鎖し空に舞う羽目になり、結果、魔導的な何かがいる金庫に閉じ込められるとか。
コイツラいったい何をやっているのかと。
空間を切り裂いて登場するという次元怪盗ヴェネーノが好きですね。
うん、確かに空間を切り裂いてます。物理で。嘘はついてない。あそこまで出来れば、それを謳ってもいいんじゃないだろうか。今回失敗していたけど。