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「人助けより、カズっちの方が、大事だよ?」
(略)
「100人を見殺しにしてカズっちが助かるなら、わたしは全力で100人を見捨てるよ」


転移して孤立してしまった、カズとミア。
使い魔で偵察して、襲撃を受けている町の様子を観察。
現地住人と接触します。言語が分からないのは、白い部屋でベンダーを使用して新しい魔法を取得して解決。
……魔物の言葉まで分かるようになって「魔王軍」とかいうありがたくない名称まで聞こえてきましたが。

介入する決意をした以上、行動は迅速に。
途中混乱もありましたが、情報収集も終え、街から辛くも脱出したと思ったらまた問題が起きて。
行きつく暇もないほど、ハプニングの連続ですね。
この作品、1日の密度が濃いからなぁ……
そうでないと生き残れない程、過酷な環境に放り出されてしまっていた、というのが原因ではありますが。

新たに現れた敵。
邪なる神々の尖兵、メキシュ・グラウ。
この世界の神話に語られるような存在まで現れだして。
難易度がハードとか通り越して、レベル1一週目でナイトメアな感じですけど。
流石にカズとミアだけでは打倒できない強敵。
ただ、彼らが街を調査したり、領主の取った行動だったりによって、時間は立っていて。
最高戦力を呼び寄せることに成功したカズたちがチームワークで打倒。

現地の一般市民ではなく、事情を知った権力者からの接触もあって。
3日目にしてようやく、この異世界への理解が深まってきましたが。
帯にも合った通り、滅亡に瀕しているなんて情報を得ても、困惑するばっかりといいますか。
まぁ、アレだけ魔物に襲われて一つの街がつぶされたりしているのが「平常運転ですが何か?」と言われるよりはよっぽど納得できますな。
……問題は納得できたところで、ピンチを脱出できてないというか、より大きな問題になって帰ってきたというところでしょうか。