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「照明ならば、月で十分」
「喝采なんざ、似合いもしねえ」
(略)
「行くぞ、雪月花。俺たちの旅は、ここで決着(終わり)だ!」


夜会参加者も残り三人。
雷真とロキ、そしてマグナス。
今回はついに、ロキと雷真の戦いに決着。
それぞれ怪我を押しての戦いと、これまでの積み重ねがあって痛み分けみたいな感じですが。
夜会としては雷真が勝ったけれど、ロキが躊躇いを覚えなかったら彼が勝っていたようですし。
ただ、ロキの迷いの理由も、気持ちは分かるし、これはやはり長く続いて、しっかり描いてきた賜物ですなぁ。
……その分キャラが増えて、ちょいちょい描写散らばってしまいますが。

狂王が、夜会を黙ってみているはずもなく、彼が行動を起こしてますが。
なんとも面倒くさいというか、厄介な手を打ってくるなぁといいますか。
学園長とか、結構な強キャラなはずなのに、毎度制限かかったりとかで、良いところが……
というか、アリス絡みで良い所明らかになったら退場しちゃいましたからね。

日輪の目的が明らかになったり、雷真の刀の師匠雲雀のちぐはぐな行動が少し気になったりしますが。
マグナスが戦隊に語った「全て」はまだぼかされてますね。
それを聞いた火垂はちょっと揺れているようですけれども。
薔薇の関係者は本当周囲にたたる事しかしないなぁ、という感じで、大事になってますが。
騒動の裏側で、ついに雷真が、天全の前にたって。
毎度のことですが、雷真ボロボロなんですが、これでどうやって勝利をもぎ取ろうというのか。
仮に天全打倒したところで、狂王が暴れているし、薔薇は残っているしで、なんでこここんなに火種に事欠かないかなぁ、ホント。
赤羽一族の決闘、その決着が今から楽しみですなぁ。

機巧少女は傷つかない (15) Facing"Machine doll I" (MF文庫J)
海冬 レイジ
KADOKAWA/メディアファクトリー
2015-09-25