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勇吾 だから、勝手なことだとは思うけど……お前には、笑っていて欲しいんだ。

「お前を、お前の笑顔を、俺に守らせてくれ」

 
 「サクセサー」、「セイヴァー」に至る超上級ルールを取り入れたリプレイ。
なので、もう最初から20レベルという、超高レベルでPCを作成しています。
サクセサーとセイヴァーに至るイベントも用意してあって、高レベルの見本という意味が強いですかねー。
基本クラスに合わせて3人PCという、リプレイでは珍しい形式になってますし。

第一話 「月の杯と継承者」
第二話 「黄金剣と救世者」
 
厳つい顔と態度から、周囲から危険視されている鬼塚勇吾。
アイギスに属するルーンナイト、レパルス。
忍者の里で育ち、勇吾の幼馴染の少女のもとに、師の指示で赴いた少女、矢車菊花。 
そして、勇吾の幼馴染で菊花の訪問を受けるヒロイン相当のNPC、計斗歩音。

主軸にあるのは、主人公の勇吾とヒロインの歩音の交流といいますか。
順調にイベント積み重ねている背後で奈落が暗躍しているという王道の物語ですね。
「月の杯」っていうレリクスが、少女のもとに持ってこられたりします。
大きな陰謀に巻き込まれるだけの理由を持った少女、ってわけですね。
まー、20レベルクエスターが傍にいる状態でわざわざ目的もなく少女を狙う存在もいませんか。

勇吾がしっかり主人公をやっている脇で……
レパルスの量産型っぷりが笑えるといいますか。
いや、格好いいシーンでは格好いいんですけど、どうしても、その時に演出で笑えるといいますか。

最後の決断は、そうするしかないのかな……とあきらめていたところでしたが、
エピローグで、ちゃんとその後が描かれていたのがよかったですね。