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どんなに願っても

会えない

私は私に会えない

 

いつも通りの安定したキノの旅でした。

口絵はキノとエルメスがたわいない幸せを語らう「幸せの話」。

もう一つは、犬は危険だからと首輪をつける国を訪れたシズたちの話。

……ティーはするっと手りゅう弾出すのを控えような……

 

「美しい記憶の国」はいったいどんな国だったか気になるなぁ。

そして「天才の国」のあとに「秀才の国」を持ってくるあたり相変わらずブラックジョークがお得意というかなんというか。

「守る国」は真相が明らかになった後の掌の返し具合がいい感じですね。人間って罪深いというか、あの教授さんがよくもまぁ隠しおおせたってところがすごいな。

計画が出た時点で国を出ていれば完全犯罪だったんじゃないのかなぁ、とか思うんですが。

 

今回の話の中では「戦えない国」が好みでしたね。

理由をつけて戦わないようにしている国々の話。

魚が意外とお茶目というか可愛かった。……旅の道連れとするにはちょっといろんな意味で邪魔だろうけど。

 

「贋物の国」は国中が騙されている話。そんな中から本物に並ぶものが出てくるんだからこの世界は面白いというか。

「助けに来た国」はひさしぶりな気がするフォトたちの話。

これはどうしようもないというか、長い時間が経ってなお、彼らが離れた仲間を忘れていなかったと証明する話。

そして、機会を得た時に躊躇わなかった話でもあるので、仕方ない……けれど、良い話でも合ったんだと思います。

 

15周年になったとか。長いなぁ。

自分で初めて買ったライトノベルが確かキノの旅でしたよ、自分。

変わらず楽しめるシリーズという事で、いつまで続けられるかは分かりませんが、続く限りは購入していきたいものです。

そして、15周年特別企画あとがき短編とはいったい……

キノの旅 (19) the Beautiful World (電撃文庫)
時雨沢恵一
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2015-10-10