「軽い気持ちで私の記憶に手を出したのならば」
「犯人には必ずその報いを受けてもらいます」
ドラマ化もしている西尾さんの小説、「掟上今日子シリーズ」のコミカライズ。
……まぁ本編の小説読めてないし、ドラマは見てもいないんですが。
小説の方は確か1巻買ったけど、積読の山に埋まってる気がしますね。
で、2巻以降は1巻読んでないから、と手を出さない間に4巻あたりまで刊行されているという。
時間が足りんなぁ……
閑話休題。
本編は、記憶が一日ごと……正確には睡眠によってリセットされてしまう忘却探偵、掟上今日子とあちこちで事件に巻き込まれ犯人の疑いを賭けられる青年、隠館厄介の物語。
……隠館の方は、まず真っ先に改名の為に行動するべきじゃないかな。多分疑われるの厄介って名前のせいもあると思うよ……苗字「隠し立て」だけどな!
まぁ、冤罪で疑われ続ける人生でも、歪まずに育ったのは誇っていいと思います。
今日子さんの特異体質が、物語の肝ではあるようですねぇ。
実際、彼女の事情を知っている相手によって、強制的に記憶リセットされる事件があったりしましたし。
少ない手がかりでも、うまい事犯人見つけるあたりは名探偵といって良い洞察力だとは思います。
コミカライズされているからか、西尾さんっぽさが少し薄れていた印象です。
この作品がもともとそういうテイストなのか判りませんがね……本編も今度読みます。