「すっごい難しいことだけど 友達になれない人なんかこの世にいないと思うんだ」
「今は無理でも」
8巻のメインイベントは体育祭。
覇気のない生徒会長仙石の選手宣誓からスタート。
いつものメンバーが東西に分かれて競い合ってますが、緩―い西軍に対して、やる気満々な東軍の温度差。
……そして東軍で一人ダウナーな仙石が笑える。
堀と綾崎が同じレースで走ってましたが。
お互いのイメージの差がひどいなぁ。
特に綾崎の堀のイメージが「立ちふさがるものなぎ倒す」アマゾネスみたいな感じで。……結果としてハードル蹴散らしていったからあながち間違ってないのがまた。
けど、宮村が声出して友人たちの応援をしたり、と積み重ねで変わってきている姿がみえて、和みました。
……東軍の迫力は所々怖かったですけど。
堀が人気者なので、それと付き合っている宮村をよく思わない男子もいるようで。
……まぁ、堀は肩たたきが粉砕系な女子なので、油断してるとやられる危険性が。
半端な気持ちで好きになるんじゃない、と彼氏に遠い目で思われているあたりはさすがというかなんというか。
宮村が卒業アルバムを捨てずに良かった、と思えるようになったり。過去の因縁がある相手と仲良くなろうとしたり、どんどん変わって、世界が広くなっていってますね。
青春しているなぁ、という感じで読んでいて和みます。