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「もうホントやだ 何でオレあんなの好きなんだろ」

「へ…へぇ…」

(柳はその人の一体何が好きなのかな……?)

「…でもやっぱりあいつじゃないとダメなんだよね」

 

カバーイラストは、5巻以来4冊ぶりの柳と九条のツーショット。

扉で柳が泣きながらガッツポーズしていて、本当彼は九条絡むと残念だなぁ、と和んだ。

 

鍵を忘れるという凡ミスで家に入れなくなった九条を、自宅に招いた柳。

思わず口からこぼれてしまって、自分の失敗とその後の九条の反応に、すごい表情していましたけど。

「こんこんとお前は間違ってると説教したい」けどその後が大変だから、と言葉を飲みこむ柳……

 

そして翌日家に押しかけて来た母に、お泊まりした九条を目撃されるというオマケまでついてくるんですが。

本当に不憫というか。もう早い所付き合って、報われてほしいような、このまま残念な彼を愛でていたいような不思議な気持ちになります。

(なんでオレ達つきあってないんだろう[錯乱])

とか考えている柳は見てる分には楽しい。

 

九条が思いを自覚して、柳に色々聞いてきますが。

……長い間片思いをこじらせた柳が変に鍛えられてるからなぁ。

「そんなのお前に決まってんだろ なんて今言っても確実に未来はない」と行動する前に負けている柳……お前は……

特別編で、昔の九条と柳の姿が描かれています。中学のバレンタイン、相変わらず柳が残念で安心します。