暦は約束だった
託された人達の夢でもあった
だから 叶えたかった
コミック版天地明察、最終巻。
多くの人から期待され、しかし失敗し。
普通なら挫折しそうな状況でも春海は折れず、あがき続けて。
その姿勢にはただ感服するのみです。
えんが子を為し、良いことがあったかと思えば。
闇斉が逝去し、春海にあとを託していき。
多くの縁をつないで、計算を続け、明察を導き出した。
正しい暦が出来て、おしまいではなく。
では、それを認めてもらわなくてはならない、と新しい戦いが始まり。
変り者の碁打ちが、見事に政治の世界を渡り歩き、天に手を伸ばして見せた。
その即席を、マンガとしてよく描いてあると思います。あぁ、いい作品を読んだ、とそういう気分。