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「魔術師だろうがそうでなかろうが、人にとってエゴは絶対だ。いかなる善行も悪行も、それが本当に他人を救ったか、はたまた傷つけたかなどしれたもんじゃない。だが、それが誤認だろうが誤解だろうが、自分が辿り着いた生き様だというのなら胸を張れ。自分のための戦い挑むなら、せめて独善で他人も染めてみろ。(後略)

そうしなかったのだから、お前は負けたのだと。

そうできなかったのだから、お前は這いつくばっているのだと。

 

エルメロイ2世の葛藤。

人間は成長するのかどうか。繰り返し学習することで、能力が伸びることはあるだろう。

けれど、人生の岐路は幸運や偶然に左右される。ならば本質的に成長する事などないのではないか。少なくとも、自分は成長はしたと感じていない。

 

グレイが思い起こしていた、ロードとの出会い。

灰色だった存在が、弟子として外に出た時の記憶。

始まりにこのエピソードを持ってくるあたりは、ズルいなぁ。2世の必死さが、彼の願いに向けるひたむきさが、より強く感じられる序章でありました。

聖杯戦争について触れる時。自身の願いについて語る時。かの王の影響が2世の言動に現れていますから。

 

エルメロイ教室の古参のメンバーとともに調査することになって。

スヴィンは2世の信奉者みたいですが、フラットはFakeと同様に引っ掻き回す天才で。

現役の生徒でも双璧とされる彼らの戦いぶりが見られたのは良かったですね。

まぁ、さすがに歴戦の魔術師や冠位を相手どるのは難しかったようですが。

 

襲撃をかけたアトラム・ガリアスタ。

依頼を受けてエルメロイ教室の敵に廻った蒼崎橙子。

イゼルマの魔術師と、二人の君主。黄金姫と白銀姫。

色々な思惑が入り乱れた、一触即発の状況で、どうにか会話できる程度に毒気を抜くとか、さすが2世と言いますか。手札の使い方が上手いですよね。

 

そして彼が、今回の事件に対しての推測を語りだすわけですが。

……結局あの冠位の魔術師が愉快なだけの一人勝ち、ってところなのかなぁ。

アトラムの狙っていたある呪体の行方が明らかになったときには、これでこそ蒼崎橙子と思うと同時、「何してんだこの人……」とも思いました。

イゼルマが呪体を得るためにつかった資金はどこから来たのか。解離城の時のように裏で動いている勢力があるのではないか、という考察が出てましたがそのあたりは次回以降明らかになっていくと信じます。

次回はまた夏予定とのことで。今から待ち遠しい。