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「…生きなさい」

「生きて 生きて そしてお前達が最後まで生ききったら」

「その時きっと また会いましょう」

 

境界の魔女が歩いた、500年。

どれだけ歩いてもたどり着けなかった、彼女の故郷。

度々ルミエールの前に姿を現した、彼女の妹が隠していた事。

全てが明らかになる、完結巻です。

 

あぁ、そういう事だったのか、と。

どれだけ探し続けても見つけられないはずだ。

そして辿り着いてしまったからには、長かった旅を終わりにしなくてはならない。

答えを、出さなくてはいけない。

全くこの双子は。ミカもニナもお互いが好きすぎる、というかお互いを想いすぎるというか。

 

ミカがたどり着いてしまうという事は、ルミエール達との旅に終わりが来るという事。

死ぬために生きてきた彼女の生に、幕が引かれるという事。

彼女は生ききったのだ、と。知識をリッカに残し、願いを二人に託し、旅を終えた。

ルミエールが最後に言った「チェンジ」が悲しいし、切ない。

 

ともあれ、ミカとルミエール達の長い道のりは終わり、けれど終わらず続いてくものもある。

……リッカがいまだに爆発オチ引きずっているのには不覚にも笑いましたが。

他にも旅の途上で出会った人々のその後とかも気になるところですが。あの王女様はどうなっただろうか、とか色々。

けれど、少なくとも境界の魔女である彼女の旅は、報われたのだとそう信じたい。

……良い最終巻でした。