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なら、俺は俺の役目を限界まで……限界を超えてもやってみせる。

 

――勝利の可能性を掴んでみせる。

 

小説家になろうの書籍化作品。

知人からオススメされて、書籍化決まるちょっと前から読み始めてたんですが……面白くて、つい当時の最新話まで一気読みしてしまいました。

ダイブ型MMORPGを主な舞台として、たまにリアル側のエピソードが挟まることもありますが。

 

発売から瞬く間に一大ムーブメントとなったゲーム。

主人公は、その時期受験生だったため、その波に乗れず……大学受験を終えてようやく、ゲームを始めることに。

何をするのも自由、というこのゲーム。善人になろうが悪人になろうが、運営は咎めない。

 

……運営も、何がしかの目的をもってこの世界提供している感じですからねぇ。

プレイヤーに与えられる「エンブリオ」という、個人個人に合わせて変化・進化していくアイテムが肝のようですが、この辺り本編でもまだ明確にはなってないので気になるところではあります。

 

……兄の着ぐるみが思ったよりリアルで驚いたとか、マリーが予想以上に怪しかったとか、イラストつくとイメージ変わる部分もありますねぇ。

ログイン初日から高難易度のクエストに遭遇して。

先行して始めていた兄の手助けも得て、そのクエストに挑戦する事に。途中追い込まれて、ギリギリの状況でエンブリオを覚醒させて撃破。

その後も、色々とイベントに巻き込まれていきますが……厄介ごとに巻き込まれても、折れずに立ち向かう強さがあるのがいいですよねぇ。

 

WEB版の方で後に彼につくあだ名がよくあっていると思います。

発売に際して、ツイッターの方で色々やっていたり、PVが作られたりとHJ文庫としてもかなり力が入っている感じがするので、このまま順調に続いて行ってほしい所です。