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「竜は人間のように死ぬことを恐れない いつだって悔いの無いよう生きられるだけ生きるものだから」
「私たちは何事も恐れない すべてはこの星のいきものに等しく与えられるものだと識っているからだ」
「生きることの苦痛も楽しさも 死ぬことの寂しさも悲しさも」
「それに私は十分生きた 竜にとっても長い・・・長い年月をね」
「次のいのちは 次の世代が引き継ぐ 君が悲しむ必要はない」 


羽鳥チセ。
オークションにかけられていた、帰る場所を持たない少女。
彼女を買ったのは、人外の魔法使い、エリアスだった。

「夜の愛し仔(スレイ・ベガ)」。
周囲の力を吸収し、魔力として蓄えるのに長けた才能を持つ存在。
同時に、妖精や怪異を引き寄せ幸運かあるいは不幸を周囲にもたらす存在でもある。
チセは、そのスレイ・ベガであったことも影響し、エリアスの弟子に迎えられる。
まぁ、エリアスとしては将来的には「お嫁さん」にしたいと思っているようですけど。

世界にあるルールを読み解き、自分の魔力で書き換える結果を導くのが魔術。
妖精などの人間以外の力を借り、ルールに干渉して結果を引き寄せるのが魔法。
「魔術」は体系だった、魔力を用いた科学。魔法は、何かに力を借りて起こす奇跡だと解説してる魔法使いもいましたね。

チセとエリアスの独特の雰囲気が結構好きです。
最初は振り回されるだけだったのに、アンジェリカのところに言ったときは、エリアス振り回してますし。
三話の竜のエピソードとかもよかったです。
魔法使いという異質な存在をうまく表現していたといいますか。
エリアスがお嫁さんとか新婚旅行とかいう割には、恋愛色は薄め。
まぁ、まだいろいろ背景にありそうだっていうのと世界観説明も合わせて、チセも弟子としての面が強いように見えます。
気になる終わりをしていますし、10月に出る予定の2巻が待ち遠しいですねー。

あとは、チセの周りをうろついているシルキーがかわいい。
神父が来た時にこっそりチセに差し入れしていたり、後ろに張り付いていたり。
カバー裏のシルキーちゃん日記とかも可愛かった。