「なにをしようと全部自分がやりたいからやるんだ」
「その結果だれかを助ける形になったとしても自分がやりたいからやったんだってな」
「――そう思わないと 報われなかった時に他人を恨むようになる」
ニコの身体を直すために立ち寄った街で、悪魔に襲撃されるヨハンナ。
メフィストフェレス復活を阻もうとする教会の手のようですが……悪魔の復活を阻止するために、別の悪魔の協力を得る、って本当になりふり構わないって感じですな。
ヨハンナがなんで、メフィストフェレスのゲームに乗っているのか、なんて話もぽつぽつ描かれました。
「――馬鹿な悪魔を殴りつけにいってやる理由には十分だ」。
自分の中に折れることのない芯がある、彼女の強さが見ていて心地よいですね。
……傷つくこと前提で行動したりするから、周囲の人々はかなり大変そうですけど。
オルガ大主教が本当、手段を選ばない人ですねぇ。
ヨハンナが「他人にやらせて一人おきれいな場所で偉そうな口をきくな」とばっさり切り捨ててくれたのはちょっとスカッとした。
メフィストフェレスは封印されねばならない、とオルガは主張して。聖都には元々首が封じてあったようですが、パーツが残り2個…首と片腕になった時点で腕も回収して聖都に封じたとか。
コレ、聖都に連行されたヨハンナが脱走できれば、一気にパーツ2個揃えて大逆転なのでは……下手に纏めずばらけさせておけよ……
いやまぁ、バラしておいたところ、個別に回収されて現状に至ってるわけで、残りを一か所にまとめて防衛戦力整えるのは間違ってはいないのか。
過去のエピソードが描かれたりしていましたが……次回5巻で完結とのこと。果たしてメフィストフェレスは何をしたのやら。今から楽しみです。