「……だから、僕は、貴方の言葉を信じます。誰かの希望になれるように努力します。そうするためにはスウさん、あなたの力が……存在が必要なんです」
ルビーアイの組織への強行偵察、そこからの戦闘。
ミノルたちは何とか生き残ったものの、屈折者小村スウが意識不明の重体になってしまう。
かなりのダメージを負っていましたが……それで敵が手を休めてくれるはずもなく。
また新たなサードアイ寄生者が登場。
陸自の別隊がとある場所の調査に乗り出し……全滅。
一方でミノル達と交戦し言葉を交わした、リキタイザーにも何やら変化が生じていましたが。
……陸自の別隊を壊滅させたサードアイ寄生者は、ルビー側の人間でもないという不穏な情報が出てきて。
あちらも一枚岩ではない感じがしますが……厄介な能力持ちがそろってるんですよねぇ。
正直予想外だったのは、小村スウの意識回復が今回盛り込まれていた所ですねー。
1巻分くらいは眠り続けてるかと思いました。まぁ、意識が回復しただけで、まだ復帰は出来なそうな感じですけど。
それに伴ってミノルの防御殻の謎がまた増えていましたが……アレは結局どういう理屈で効果を発揮しているのやら。
別隊を襲ったサードアイ寄生者が、ミノルも襲撃し……一先ず敵が逃走してましたが、また複雑な効果を持った能力者と言いますか。
これまでの常識が通じない部分があるのは厄介ですね。コードネーム「刺撃者」と呼称されていましたが、ルビーもジェットも見境なしってあたりは恐ろしい。
正体も判らぬまま逃げられて、その上で目をつけられた感じがありますから、また引っ掻き回しに来そうだなぁ。
ルビーの組織だけでも難敵なのに、第三勢力まで出てくるとか状況が落ち着きそうにありませんねー。