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「……許して、あげます」

 

上下巻に分かれてるから、下巻出るまで我慢しよう……と思ったはずだったんですが、気が付いたら読み終えてました。

……つい手に取って、つい冒頭に目を通してしまったのがいけない。読みだしたら止まらなかった……

 

第五次聖杯大戦への参加を諦めたエルメロイⅡ世。

順調に冬木の土地では、聖杯戦争の準備が進んでいるようで。

既に何騎かは召喚されたらしい、なんて話も聞こえてきてます。

時計塔でのエルメロイ教室の風景とかも描かれてて、賑やかで楽しそうだなぁ、とは思いました。

渦中にいる講師としてはたまったものではない気もしますが……あの二人のじゃれ合いは茶飯事でしょうし、多少は慣れてきてるんだろうか。

 

そうして時間が流れる中、ついにグレイの故郷について、エルメロイⅡ世と彼女の出会いについて詳しく紐解かれることに。

聖杯戦争で勝ち抜くための手がかりを求めて訪れた辺境の墓地。

それを管理するブラックモアの一族と、近くの村にある変わった掟。

その村に滞在した当時にも事件は起きていたようですが、その謎は明らかになっておらず。

真相を明かせと迫られるわけですけれど。

 

タイプムーンワールドについては、実のところあまり詳しくないので、アトラス院の院長は、また癖の強い輩が現れたな……ぐらいしか思わなかったんですが。

もうちょっと手を広げてみたいところですが、中々。いつか月姫リメイクとか出たら手を出すかな……

……今軽く調べたら発表十周年とかになってるみたいですけど。いつか、出るのかなぁ……

 

もうなんか全体を通してグレイが可愛くて辛い。

悩みを抱えて、自分を見つめ直そうとしてる場面から始まって、終盤「大事な事がもう一つあります」って言う所とか。ぽかぽかぽかとしてるシーンとか。

最後の最後で明らかになった、呼び出された彼については本当に驚くほかなかったと言いますか。今から下巻が楽しみで仕方がない。