「……うん わかった」
「そばにいるね」
WEB楽園で公開していた三組のカップル中心のストーリー。
「制服の恋人」4~7話。
『あまあま』でも登場していた愛ちゃんと、家庭教師だった先生のお話。
夏のある日、長袖長ズボンに日傘。日焼けしたくないといいつつ「先生のお誘いだから」と外に来ている愛ちゃん健気―。
途中の喫茶店に立ち寄ってますが、他のシリーズで出てた店ですねー。こういう遊び心は大好きです。
高校生になって、先生との距離感の変化に戸惑っているようですが……なんだかんだ幸せそうで何より、って感じですなー。年齢差はありますが、作中では一番健全なカップルなのでは。
「こいはやみ」6~9話。
他2作が幸せそうなカップルですが、こちらは一転、まだまだ迷いの中にある少年少女の様子が描かれてますなー。
仲良し6人組の中からカップルが1組出来て。それで関係は変わってしまった。
早々にくっついた二人ではなく、残りの4人のお話がメインなんですよねー。
恋人になった小岩井と速水は、未だに一線を越えてないそうですが……初心だなぁ……別に他と競ってるわけじゃないんだから、ゆっくり行けばいいと思いますけどねー。
恋人同士になったことは祝福するけれど……思いが敗れた男女もまた確かにいて。
更には、その思い敗れた方の二人に気持ちを寄せてる、同性が好きな男女もいて。
想いの矢印が一方通行ばかりで、中々に危うい状況だったのでは、って感じですが。
思い敗れた二人も、いつまでも失恋を引きずらずに別の相手を探しに行ったりしてますが……それでさらっと相手を見つけてくるあたり大塚も要領良いな……
旭は中々ダメージを受けて、同性好きという事情を知ってるから、と鳥居の隣にいることを選んでました。
どんどん関係が変化していく中で、どこに着地するのかは読めないなぁ。
「夜にとろける」4~7話。Specialと、同じキャラが出てる「春の引力」も掲載。
同じバイト先の歳の差カップル。
一番進むところまで進んでる感じがします。
ひたすらに糖度高くていちゃついてばっかりなので、砂糖吐けそう。
いやまぁ、悩みが無いわけではないみたいですが……何とかなりそうな判り合いっぷりですからねー。幸せなのは良いことです。