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「距離が離れていても、春人がどこに向かおうとしても、私は一緒にいる。だから、迷わないで、怖がらないで、自分で決めた道を進んで」

 

アマンドで発生した大量の魔物による襲撃。

リオが、戦力が不足するところへ的確に動いたので、規模の割に被害は最小限になったのではないかと。

リーゼロッテの屋敷に踏み込む想定ではなかったので、フローラの拉致現場に居合わせて救助に赴けたのは運が良かった。

最も拉致の実行犯がリオの追いかけていた宿敵で……相変わらずのゲス野郎だったのは運がいいのか悪いのか。逃げられてしまったのは中々の痛手ではありますよねー。

 

フローラがリオとルシウスの会話から、ハルトと名を偽っていた彼の正体に感づいたようですけれど。

指名手配を受けている、という事もありリオははぐらかす方向に。フローラが、自分達の行いを改めて突きつけらてへこんでいました。

更には、活躍したリオの噂を聞きつけてしまった勇者サカタヒロアキも嫉妬してくるという厄介な状況。

ヒロアキの噛ませ感は嫌いじゃないです。同時に早くそのプライドへし折られないかなーとも思ってはいますが。

 

前回戦闘シーンが多かったからか、今回は全体的に静かな印象ですね。

事後処理と、あちこちでの会話イベントばかりでしたし。

とはいえ、話が進んでいないかって言うとそうでもなく。

WEBとは違う形で情報が開示されたり、それぞれの把握している情報に変化が出てきてるがいいですねぇ。

 

前世持ちだという話も、各地で行われて。例えば、ラティーファが美春に、リーゼロッテがリオに打ち明ける、というのはかなり大きな違いですよねぇ。

勇者お披露目の夜会前に、これだけの変化が出てるとなれば、夜会本番そしてそこからの流れも当然変わるでしょう。

コレがどういう影響を与えるのか。復讐の道を選び、孤独になろうとするハルトを、どうか引き留めてあげて欲しいものです。

精霊幻想記 8.追憶の彼方 (HJ文庫)
北山結莉
ホビージャパン
2017-08-31