『あなたには期待しています』
帯の文句にかなり驚いたんですが。
コミカライズはまだわかりますけど、ゲーム化とはいったいどういう事!?
アプリゲームとかだろうか。とりあえず政策決定という情報だけで、詳細不明なので続報が『ちょっと気になります。
五つの種族が争った大戦に人類が敗れた世界へ上書きされた。
その中でも抗い続ける人々は居て。
悪魔の英雄を倒し首都を奪還し、蛮神族の英雄を撃破し一時的な休戦を勝ち取った。
道程はかなり順調ですね。順調すぎる、とジャンヌが懸念するくらいには上手くいってる状況で。
ここで調子に乗らず、冷静になれる辺り、かなり優秀ですよね、ジャンヌ。
そして次の目的地を南のユールン連邦に定め出発。
聖霊族と戦い続けている土地ですが……そこに向かう途中、イオ連邦の中で幻獣族と出くわして戦闘をする羽目に。
悪魔の英雄を倒したのちも幻獣は現れていましたし、そもそも幻獣族の英雄がかなり怪しい動きをしているので、どういう思惑があるやら。
各種族の英雄たちも上書きの影響を受けていましたが、ラースイーエは影響が薄いというか、切除器官を従え、他の英雄にちょっかい出してるところを見るに、黒幕側っぽいですけど、そこまで単純なのかは気になるところ。
そもそも切除器官という存在そのものが意味不明ですからねぇ。他の種族のどれとも違う異質な存在。それをラースイーエが単独で用意できるかって言うと、疑問符が。
シドを預言者とした、今は力を失ったという神が今回登場していましたが……そんな感じの「何者か」がさらに後ろにいるんじゃないか、とか考えちゃいますねぇ。
実際、正史が忘れ去られたはずのこの世界で「シド」の存在を知っているらしき新キャラが出てきてましたし。
世界輪廻の上書きにはまだ秘密がありそうな雰囲気です。
西の連峰で鉢合わせるかも、と言っていましたし、ラースイーエとも対峙する事になるだろう4巻が待ち遠しい。