「君の――君たちの未来を選ぶ時だ」
見事カネヒラの異能の種を見破り、本体を見つけたカナメ。
狙撃を見事命中させますが……カネヒラもAランカー、簡単にやられてくれるはずもなく。
自らの異能で発動した分身を盾にして、弾丸を逸らすことに成功していました。
流石に腕に一撃貰っていましたが……負傷しても即座に離脱行動に入れる辺り、流石にイベントを生き延びて特権を得ているだけのことはある、って感じですねぇ。
まぁ、今回はカナメの方が上をいったわけですけれど。
そして、カネヒラの追撃よりもこの騒動の決着を優先し、信号弾を撃ちあげて。
保険屋に唆された連中は、カネヒラが負傷し逃げ出した――つまり自分たちの負けを突きつけられ、保険屋一派は降伏。
ゲーム内でかなり優位な状況を獲得しましたが――イベントはまだ終わらず。
そんな中で、この邑の守り神アラバキ様からカナメは呼び出され、衝撃の事実を明かされたりしています。
カナメ達とは別世界の、いうなれば「ダーウィンズゲームのGM」だった男。
何がしかの目的を達成するために動き、失敗し、力を失いつつある男。
イベント会場となっている島にアメリカ海軍が介入したり、GMの配下であるオボロとGMの思惑によりイベント勝者がカナメにされたりと、これまでとは違う雰囲気も出てきましたねぇ。
なるほど、ゲームはこれからが本番というわけだ。この調子で、ダーウィンズゲームの影響がどんどん拡大していくんだろうか。
……少なくともサンセットレーベンズは扶養家族が増えて、国家権力との交渉まで発生してややこしくなりそうな状況ではあります。
カナメたちは向かう所敵なしって感じですが、その快進撃を快く思わない連中も居て、他国のランカーを呼び寄せたりとか、正気を疑う行動をしてますが、さてどうなるやら。