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「そこで、この場を以てトーラス・シルバーの解散を宣言します」

 

達也こそがトーラス・シルバーだと、暴露する映像が流れて。

それに対抗するために、達也も行動を開始。ひとまず、トーラス・シルバーは個人ではなくチームであるという事を開示し……

かねてより温めていた、恒星炉を用いたプロジェクトの発表をして、注目を集めていました。

 

「ディオーネー計画」は、責任がある立場に居る魔法師にとって、反対するのが難しい理想を唱えたもので。

裏の事情を知っていれば、それに乗れるはずがない、という計画でもありましたが。

四葉がその事情を知って、達也の支援をする動きを見せているのに対し、世間の風当たりが厳しいからなぁ。

雫の父親とか裏の意図を察している人もいる中で、視野が狭いキャラも多くて。その温度差が致命的な状況を招くんじゃないかと心配になりますねぇ。

 

魔法協会の会長職にある十三束の母親がかなり苦悩している様子は、本人とその周囲はかなり胃を痛くしたこととは思いますが……

あちこちで暗躍してる連中が居る中で、「そんな権限がない」と無茶ぶりに頭を悩ませている姿は、常識的な大人の姿という感じがしてちょっとほっとした。

……どんどん無理難題積まれていって、こう、お見舞い申し上げたい感じでもありましたが。

 

実際無理がたたって倒れてしまったようですしね。それで十三束がかなり冷静さを欠いて、達也に合わせろとか言い始めて……

大人が裏事情に気付き対策を取ってるのに、これまで近くにいた学生に足を引っ張られ層というのは、何というか……達也のスペック的に仕方ないことかもしれませんが、どうもすっきりしませんね。

 

達也を追放しようとしていた勢力は、ディオーネー計画に引き込めなくなりそうだという事で、暗殺も視野に入れて動き出してて。

各国の思惑が入り乱れてて、もう戦争待ったなしなのでは……とか思えますけどね。ギスギスしすぎだろ、この世界。