ico_grade6_3

何かを諦め、捨てるということを自分で選ぶのだ。確かに持っていたものを放すことは、怖い。それを失ってしまえば、自分からどんあんいおおきなものが欠けてしまうのか、想像すら難しい。

けれどそれが、その怖さを乗り越えることが、今の僕には必要だと気づけた。

 

迷宮街に歌姫なる存在が来訪する事になって。

ユウも事情をよくわかってないので、アイドルのコンサートツアーみたいなものかなぁとか思われてましたけど。

来訪は3か月くらい後だというのに、歌姫目当ての観光客が増えて。

普段は閑古鳥が鳴いていることもある喫茶店にもお客さんが流れ込んできて。

 

そして同時期に学院でもトラブルが発生。

教授が実験で失敗し、校舎を吹き飛ばしたとか。死傷者は出なかったそうですが……失敗で校舎吹き飛ばすとかどんな実験してたんだ。

余波で寮にも被害がでて、残っていた学生を安全の為に退去させることに。

その中にはリナリアも含まれていて……歌姫騒動で宿が取れずに難儀していた彼女にユウは喫茶店の一室を貸すことに。

元々は酒場だったこともあり、二階に介抱用の部屋とか色々あったみたいです。

 

同棲じみた状況ですが、混雑している喫茶店の手伝いなんかもしてもらってるし……もちつもたれつ?

アイナの暴走もあって途中メイド喫茶になったりして、商人から商談を持ち込まれたり、リナリアの過去、彼女の両親について知る事になったりしてましたが。

そうした変化の中で、ユウが決断を迫られることに。ただ、目の前に用意された者から選ぶのではなく、ユウ自身が考えた上で答えを出したのが良かったですねぇ。

 

今回はノルトリの出番が少なくて残念ではありました。気だるげな彼女の雰囲気は、観光客でにぎわって状況が変化しているという状況と温度差あるから仕方ないかもしれませんが。